わ行

Y資料
U-TIC機関、接触小委員会が探す、故ヨアキム・ミズラヒが遺した研究資料の事。劇中では、モモの深層記憶の中にそのデータがあるとされているが、定かではない。
台詞から推察するに、プロジェクトゾハルに欠かせないものであるらしい。(ep1)

稀代の天才、故ヨアキム・ミズラヒ博士が残した研究資料のこと。
この資料はヨアキムにとってモモの真相領域に封印されたと言われている。
アルベドが手に入れた資料の断片的な内容としては、旧ミルチア宙域へのU.M.N.転移ゲートの解除や天の車の操作方法などがあった。
しかしながら、Y資料は深層領域のさらに下にある無意識領域の最下層、ウーヌスムンドゥスまで縦断して存在しているという見解があり、
ヴィルヘルムとテスタメントが欲している内容はそこにあるとされている。(ep2n)

故ヨアキム・ミズラヒが遺したゾハルに関する研究資料と言われており、ミルチア紛争時にヨアキムの手によってモモの深層意識に封印された。
実際には、遥か太古の人間により記された神の言葉が記録されたデータであり、
ヨアキムはこれらの言葉を解析することで様々な研究成果を生み出すことが出来た。
その中の情報の一つに15年前に閉ざされた旧ミルチアへのU.M.N.転移コードが記録されており、
このコードを手に入れることが出来れば、再び旧ミルチアへゲートジャンプが可能となるだけでなく、
旧ミルチアに眠るオリジナルゾハルを手に入れることが可能となる。
その為、U-TIC機関と連邦政府はこのY資料をめぐっての激しい奥防戦を繰り広げることとなり、モモの確保のために全力を注ぐこととなった。
モモは接触小委員会に保護された後、第二ミルチアのU.M.N.管理センターにてY資料のプロテクト解除とサルベージが試みられたが、
アルベドの策略により解析は失敗。データの外部への流出を招き、ミルチア宙域での局所事象変を引き起こす結果となった。(ep3)
このY資料にはプロテクトとして、KOS-MOSとシオンのイメージが浮かんでいたが、それに関しての描写がなく、
あれが一体何だったのかは不明。
アルベドやバージルが「そういうことか」と言っているあたり、何かに関連がありそうだが、何処にも繋がらなかった。
エピソードⅡでは、プロテクトよりもアルベドのトラップの方が強く描写されてしまっているし、
エピソードⅢの過去では、実際に当事者であるヨアキム・ミズラヒも、ケビン・ウィニコットもそこに居たにもかかわらず、
Y資料について特に触れられることはなかった。


惑星アタリア
星団連邦所属の惑星の一つ。
ヴォークリンデの遭難宙域から比較的近い場所にある惑星。
セニルへの転移コラムの中継点。(ep1)

星団連邦所属惑星の一つで、各方面の惑星への中継地点となる小規模惑星。
人口はさほど多くなく、どの惑星からどの惑星に行くにもほぼこのアタリアを中継するため、住民より移動者の人数のほうが多い。
気候もよく住み心地もいいが、大抵が権力者の別荘地区画となっている。旅行者用に宿泊地区画も設けられているが、利用料は驚くほど高い。
おおよその人間は目的地へ向かうためのU.M.N.転移コラムの中継点としてこの惑星を訪れる。(ep3)


惑星アブラクサス
地球圏崩壊時に脱出を果たしたある集団(オルムス系勢力の影響を受けた集団と推測される)が、定住の拠点としたミクタム星系の第四惑星。
それらの集団は連邦法に属さない独自の国家を形成、移民船団国家の設立を宣言するが、後に連邦の勢力下に編入される。
T.C.4300年代には人口23億人を超える惑星国家となったと言われている。
また、連邦に帰属した後も人口のうち67%が純粋な移民船団国民の末裔であったという記録が残っている。
T.C.4500年代に移民船弾の本団が歴史の表舞台に姿を現すと、惑星の領有権を巡って星団連邦との間に絶え間なく紛争が発生することになる。
しかし、T.C.4600年代半ばに移民船団内において穏健派のユリウス18世が教皇の座に就いた以降は連邦政府との間に融和政策が進み、
続くセルギウス14世が教皇に就任するまで、両者による分割統治が続くこととなる。(ep3)


惑星アリアドネ
ゾハル エミュレーターの実験によって消えた連邦に属する惑星。
人口約十五億人。
U-TIC機関の擁する実験施設があった。
矯正処置後、アンドリューが身を置いたのもこの星である。(ep1)

15億人が住んでいた惑星で、U-TIC機関の実験施設も置かれていた。
U-TIC機関によるゾハルエミュレータの連結実験で局所事象変異が起こり、惑星そのものがグノーシス化するに至った。(ep2n)

人口は約15億人で、緑豊かな区画と、企業や研究施設が乱立する区画、そして一般市民の居住区画に分けられる中規模惑星。
企業区画には人口植物業界を中心に展開する企業本社がある。
惑星の緑豊かな区画はこの企業による人口植物が占めており、新種の花などは主星圏の住民に向けて発売されている。
中でも独特の青い花びらを持つ「アリアドネフラワー」は大人気の商品である。
しかし、それらに隠れてU-TIC機関―オルムスの擁する実験施設も存在していた。
アンドリューの指揮下、その実験施設内で行われたゾハルエミュレーターとの連結実験は局所事象変異を引き起こし、惑星アリアドネは消滅及びグノーシス化してしまう。
後にその事象は惑星アリアドネ消失事件と呼ばれ、その調査にヴォークリンデは出動したのであった。(ep3)


惑星アリアドネ消失事件
惑星アリアドネが消失した事件。
アンドリューが陣頭指揮したU-TIC機関の連結実験により、ゾハルエミュレーターが局所事象変異を起こす。これによりアリアドネは惑星ごとグノーシス化し、その後シオン達の眼の前に現れることとなる。(ep2n)

T.C.4765、U-TIC機関は惑星アリアドネの施設でゾハルエミュレーターの連結実験を行っていた。
しかしゾハルエミュレーターの暴走事故によって局所事象変異が発生、アリアドネは15億という民とともに跡形もなく消滅する。
連結実験がアリアドネで行われることとなった経緯は不明だが、指揮を執っていたアンドリューが過去にこの星で偽りの夫婦生活を営み、
殺人を繰り返し、幾度と無く人格矯正施設に収容されていたことから、あえてアリアドネを殉教の地に選んだとも推測できる。
惑星が消失する直前、地上ではすさまじい暴風が発生し、オーロラのような光が幾重にもわたって空に連なる現象が確認されている。
脱出できた宇宙船はU-TIC機関が所有する船を含めても極僅かであったとされ、その後アリアドネは宇宙空間をさまよい続ける聖堂船タイプのグノーシスと化した。(ep3)


惑星カリオカ
国家レベルでの支援策が充実しているため企業や大学の研究施設が多数誘致されている惑星。
ヴェクター・インダストリーも第一、第三開発局の研究施設を幾つかこの地に建設している。
中でも一型OS設計部(KOS-MOS開発計画の前身)研究室はKOS-MOSの奪取にを目論んだアンドリュー率いるU-TIC機関により
襲撃され、ケビンらしき人物が渡した起動コードによるアーキタイプの暴走という悲劇の舞台となった。(ep3)


惑星ケルティア
星団連邦所属の惑星の一つ。
スパイスシスターズのコンサートが開催されている惑星。(ep1)

フィフス・エルサレムの近隣に位置する惑星。直径は約21500km。
惑星開発には木の遠くなるような時間が費やされたとされているが、現在は温暖で広大な土地に60億もの人々が生活を営んでいる豊かな惑星である。
ケルティアは、マシューズが惚れ込んでいるスパイスシスターズのジュリアとクロエの出身惑星であり、
現在デビュー一周年を記念して大規模なライブツアーが開催されている。(ep3)


惑星ザバロフ
ザルヴァートル派の勢力が根強い惑星で、ユーリエフ・インスティテュートが解説されている。
ヨアキムと別居したユリ・ミズラヒはサクラと共にこの惑星に住んでいた。ミルチア太陽系に近い太陽系に属するため、
ミルチア紛争時は星団連邦治安維持派遣艦隊の拠点となった。(ep3)


惑星セニル
星団連邦所属の惑星の一つ。
アンドリューの台詞から推察するに、U-TIC機関に関係ある施設があるとみられる。(ep1)

空が常に厚い雲に覆われており、その天候のために一般市民が住まう住宅区画は少ない。
惑星全土の土地価格が低いため、中小企業の本社や支社、研究棟などでうめつくされている。
それらを隠れ蓑にしてU-TIC機関が秘密裏に研究を行う実験施設が存在している。
その為、ヴォークリンデ遭難後、エルザに救出されたアンドリューが向かおうとしていた。
ミルチア紛争勃発の原因の一端を担っている容疑で、星団連邦からテロ組織として認識されているU-TIC機関は、
その追求を逃れるために地下に潜伏していった。しかしその勢力は衰えず、多くの惑星に施設が存在している。(ep3)


惑星テセドア
星団連邦に属する惑星の一つ。(ep1)

テセドア自治州政府の主星。直径12500km、重力比1.02。星団連邦政府主星から最も遠い宙域に位置する惑星だが、
第一一七海兵師団とよばれる連邦軍に所属する海兵隊を持つ。
しかし、巡洋艦ヴォークリンデによる惑星アリアドネの調査を行っていた同海兵師団テセドア方面軍には、アンドリュー等のU-TIC機関の人間が潜伏していた。
この事実から、テセドア政府、及び軍部にもU-TIC機関の残党がはびこっている可能性がある。(ep3)


惑星ミクタム
惑星アブラクサスの現在の名称。
惑星名に恒星の名称が付けられるようになった本当の理由は不明だが、
ミクタム星系に人類の居住可能な惑星が第四惑星の他になかったためという説が一般的である。
移民船団本団の出現後、事実上の領有権が移民船団国家に移行すると、一般的な惑星名がアブラクサスと変異していく。
しかし、T.C.4667ヴォイジャーによる巡礼会議襲撃事件以降、ゾハルの暴走を危険視する星団連邦の監視が強まることによって、
アブラクサス内での領有権のバランスが崩れ始める。
最終的には、アブラクサスの領有権は完全に星団連邦に移行し、連邦法に基づく惑星国家として認知されると同時に、
惑星名は星系由来のミクタムにするとの正式な宣言が行われた。(ep3)

 

最終更新:2014年09月28日 21:10