シュピーゲルシリーズは過去複数の出版社から漫画化されています。


オイレンシュピーゲル 漫画:曽我部修司 角川書店<角川コミック・エース> 全1巻

シュピーゲルシリーズ初のコミカライズ作品。オイレンシュピーゲル壱巻の内容を漫画化している。
「エースアサルト」で三号に渡って連載された作品だが、原作一話分の内容を月間連載一話分のボリュームに詰め込んでいるためダイジェストで省略されている部分も多い。
なお、涼月・陽炎・夕霧の三人のデザインは読み切り版の島田フミカネデザインを参考にしているようで、夕霧の髪型がツインテールになっている。(特甲デザインも初期フミカネ版に順じている)

オイレンシュピーゲル 漫画:二階堂ヒカル 講談社<シリウスKC> 全7巻

オイレンシュピーゲルを再コミカライズした作品。オイレンシュピーゲル壱巻から弐巻の<アンタレス事件>までを漫画化している。「月刊少年シリウス」誌上で2010年2月号~2013年2月号まで連載されていた。
原作一話分の内容にコミックス1巻分のボリュームを費やしているため、原作のストーリーがほぼ忠実に再現されている。また巻末オマケマンガ「なぜなにミリオポリス」で作品世界観が分かりやすく解説されているため、シリーズ入門編としてもオススメ。

スプライトシュピーゲル 漫画:さめだ小判 少年画報社<OURSコミックス> 全1巻

スプライトシュピーゲルを初コミカライズした作品。スプライトⅠの第一話~第四話までが漫画化されている。
作者のさめだ小判が原作者の別小説「カルドセプト」で挿絵を担当していた縁で漫画化が依頼されたものの、スケジュールの問題か打ち切りのように原作Ⅰ巻途中のエピソードで唐突な終わり方をしている。
またページの都合か登場人物や各話のストーリー展開もかなり省略・アレンジがなされている。
(雛が〝オーストリア史上最年少の爆弾魔〟と呼ばれているなど、あらためて読むとドキッとする内容も)
なおタイトルは原作のままであるが、表紙では「特甲少女スプライトシュピーゲル」とまるでロボットアニメのような副題がつけられている。

スプライトシュピーゲル 漫画:中嶋ヤマト 少年画報社<ヤングキングコミックス> 全3巻

スプライトシュピーゲルを再コミカライズした作品。スプライトシュピーゲルⅠからⅡ巻の<アンタレス事件>までを漫画化している。「ヤングキングアワーズ」誌上に連載されていた。
二階堂版オイレン同様、原作二巻分を漫画にしたものだが、編集部が先に連載が始まっていたそちらに追いつき〝アンタレス編を二誌同時展開する〟という無茶な方針をとったため原作の内容を大幅に改変しストーリー展開が強引に短縮されている。

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最終更新:2014年10月09日 21:32