このページにはトップページの数学的な内容の要点だけまとめます。
 

 

1. 掛け算順序のはなし(その1)

小学校の教科書では,その導入時に,掛け算の式を

 一つ分の数 × いくつ分=全体の数

と書く,と説明されている。その説明を引き摺って話している間は

 6×3=6+6+6

なのであって,左辺は3+3+3+3+3+3を意味しない。だからこそ

 6×3=3×6

という交換法則に意味があるのである。(そうでなかったら,交換法則は

 3×6=3×6

という自明(X=X)な式と何も変わらない。つまり法則でも何でもない)。

 

 

2. 21÷7のはなし

21÷7の答えを求めるには九九の何の段を使えばよいですか?

(こたえ)7の段

当たり前。

 

 

3. 掛け算順序のはなし(その2)〜総数をあらわす掛け算の式のはなし

問題:饅頭3つがのった皿が5皿あります。饅頭の総数をあらわす式を「一つ分×いくつ分」の形で掛け算の式で書きましょう。

という問題があったら,その答えは

答え)3×5

これ以外にありえない。

5×3でも正解という主張はマチガイ。交換法則が成り立って

 3×5=5×3

だから,5×3でも正解という主張はトンデモ。

 

注1)『交換法則が成り立って

 3×5=5×3

だから,5×3でも正解』という主張は算数的にも数学的にも論理的にもトンチンカン。「交換法則を証明する前であろうが,証明した後であろうが」そういう事情には無関係に頓珍漢。

最終更新:2014年06月25日 00:38