ワタミ 「ワタミの介護」入居者死亡事故

87歳の男性入居者が死亡、不適切な介護
「ワタミの介護」が運営する介護老人ホーム「レストヴィラ元住吉」にて入居者の男性(当時87歳)が2006年に容態が急変し死亡した。男性の死の直前にワタミ本社内にて設けた家族と渡邉との会談の席上で、渡邉は男性の家族に対し「1億欲しいのか」と放言した。男性の死後、遺族はワタミを提訴した。横浜地方裁判所は「ワタミの介護」側に約2160万円の支払いを命じる判決を出した。横浜地裁は、男性が死亡した原因は施設側の不適切な介護に起因する細菌感染と敗血症によるものと認定した。遺族は、渡邉の「1億欲しいのか」という放言によって精神的に大きな傷をこうむり、それを忘れることはできないだろうと語った。

74歳の女性入居者が溺死・隠蔽、警視庁が捜査
2012年2月16日午後、東京都板橋区にある「ワタミの介護」の「レストヴィラ赤塚」にてパーキンソン病を患っていた女性(当時74歳)が、入浴中に死亡した。女性は、パーキンソン病のため身体が不自由であったにもかかわらず、浴室内で一時間半以上放置されたのち、浴槽内で鼻から下が水につかった状態で発見された。警視庁高島平警察署は業務上過失致死容疑で捜査を始めた。司法解剖の結果、死因は溺死であった。この女性は2009年にパーキンソン病と診断され、2010年末に同施設へと入所した。2012年1月ごろから、パーキンソン病による身体の不自由のため、施設内にて転倒を繰り返していた。だが職員は、入浴中に一度も女性の様子を確認しなかった。事故当初、施設側は遺族に対して「10分間、目を離した間に心肺停止になった。病死の可能性が高い」などと説明した。しかし警察の捜査によって施設側の説明は虚偽であることが判明したところ、施設側は一転して「ほかに入浴者がおり、手が回らなかった」などと釈明した。女性の長女は、施設側の介護体制の杜撰さを指摘し、そのような施設に母親を入所させてしまった自身の判断について哀痛と悔恨の弁を述べた。

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最終更新:2014年10月21日 01:03