血液透析を勉強するのにおすすめの本、教科書、書籍をご紹介します。
研修医・レジデントの方にとって血液透析は重要だけどもなんだか敷居が高い、難しく感じてしまう治療の一つだと思います。
しかし腎臓内科や救急部ではぜひ覚えておきたい分野です!
また、透析の知識は腎不全保存期のマネージメントにも通じるところがありますよ。
■レジデントのための血液透析患者マネジメント 第2版
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血液透析の本でわかりやすいといえば、まずこちらを思い浮かべる方も多いのでは!!
とにかく透析の最初の一冊として定番かつおすすめの本です。
もはや初学者にとって鉄板の一冊でしょう。
わかりやすくかみくだかれた文章、HDとはなにか、HDFとの違いは何か、ECUMとは?から始まり
臨床上で使う細かい知識まで絶妙な塩梅で盛り込まれています。
ドライウェイトの決め方は?IVCの評価の仕方は?β2ミクログロブリンの意義は?などなんとなくぼんやりしてた部分も
はっきりと、非常に易しく説明してくれます。
二色刷りのレイアウトも整理されていてわかりやすく、しかもこの手の本としては非常に薄く、鉄板どころか伝説に近い(?!)一冊だと個人的には思っています。
大人気の一冊です!
■マンガで学ぶ透析療法
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オーベンの患者さんへの病気の説明が、下手な授業よりもわかりやすいと思ったことありませんか。
私は学生時代によくそう思っていました。
授業はあんなにわかりづらいのに、ポリクリでついた先生の患者さんへの説明は異様にわかりやすいときがある。
私たちにもそうしてくれたいいのにな~~と感じていました。
この本は患者さん向けにかかれた透析についてのマンガの本です。
そんなわけで、とってもわかりやすいです。
導入の一冊としてイメージをつかむのにとってもいいです。
たとえるならば、山手線は皇居を取り囲むように円になってるんだよ、ってことを聞いてからそれぞれの駅を覚えたほうが位置関係が
把握しやすいようなものでしょうか。入門としてぜひ読んでおきたい本です。
逆に、患者さんにはやや難しいような気もします・・・笑
★血液透析を勉強する際のおすすめの本の組み合わせと読む順番
・血液浄化療法に強くなる〜やさしくわかる急性期の腎代替療法・アフェレシスの基本から、ケースで学ぶ状況・疾患別の実践的対応まで
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図がとてもわかりやすく,透析全般を扱っている本です.
ビギナーで,透析に関して何を読んだらいいかわからない場合おすすめします.
図を用いて初心者でも抵抗なく,さらさらと読み進めることができます.
また,アフェレーシスについても触れられています.
・Dr.ジンゾーの透析療法の初歩―Medicalコミック
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最近わかりやすい医学書が増えていますが,その中でも特に珍しい,漫画の本です.
しかしながら現役の腎臓内科の先生が描かれており(!)漫画であるメリットを生かして非常にわかりやすい本に仕上がっています.
医学書としては安価であり,気になったらいかがでしょうか!