三沢大地

GX最後の一人は彼、三沢大地。
TFシリーズ未プレイの人は「後半出番の無かった彼がなぜ?」と思うかもしれない。
実は彼、TF史上最もスタッフに愛されたキャラと言っても過言ではないくらいTFシリーズではネタにされており、TF3のストーリー等はぶっ飛びっぷりはある種の伝説になった。
Q.伝説って?A.ああ!
今作では愛されっぷりはややなりを潜めているが、キャラクター図鑑にその片鱗を見る事が出来る。

ストーリーは完全IFで、倦怠期になってしまったデュエルアカデミアに活気を入れるために三沢とプレイヤーが奮闘する。
ちょい役ながらも多数のGXキャラクターやTFシリーズキャラクターも登場してくれる。


使用デッキ

原作では複数のデッキを状況に合わせて使用した三沢だが、さすがに本作で戦闘直前にデッキを選択するようなことは出来ない。
そんな彼のデッキは「デュエル統一理論」と言う名前で、ハイドロゲドンやダイヤモンド・ドラゴン等のアニメで使用したモンスターがそろっている。
リトマスの死の剣士はOCG化されていないので、アニメを見た人にとっては懐かしく、OCGしかやって居ない人は驚くだろう。
魔法・罠はブラックホール、大嵐、死者蘇生と言った制限カード。リビングデッドの呼び声と言った強力なカードをそろえている。
しかしパートナーデッキのレベルはまさかの5とかなり低い。これは難易度普通で、街中で出会うモブと同じぐらい。
個々のカードはそれなりに強いのだが、デッキ全体で見るとバランスが悪く、それぞれのカードの効果があまり組み合わないのだ。
色々やりたいことを組み合わせすぎて総合力の落ちてしまった初心者の組んだグッドスタッフモドキ…と言った感じ
はっきり言ってパートナーの中でもかなり弱い。
とはいえ、さまざまなデッキを使い分けてきた彼に「これからずっと一つのデッキだけで戦え」なんて言ったらこんな感じになってしまう…のかもしれない。

ストーリー攻略

雑感

GXのデュエリスト全員に言えることだが時代の関係上、展開力に優れたシンクロ・エクシーズ・ペンデュラムと言った要素が無い。
DMに比べて多彩な融合召喚を使うキャラは増えているが、それでも環境が融合召喚一色に染まったりしたわけでも無いので、DM時代と同じように戦えるだろう。
そのため相対的に多様な召還方法の取れるプレイヤーの方が有利に戦える。

パートナーとしてははっきり言って弱い。
下級モンスターは自身を特殊召喚する効果を持つハイドロゲドンが三枚入っており、うまく行けば複数体並んでくれる。
が、沢山並べたハイドロゲドンを有効に使う手段がデッキに無く、その効果も相手モンスターを破壊したら発動と、攻撃力1600では発動は難しい。

他には墓地肥やしとドロー効果を持つマスマティシャンにデッキからレベル7通常ドラゴン族を召喚できるカーボネドンが入っているので、これを使ってドラゴン族召喚…
と行きたいが、肝心のレベル7通常ドラゴン族は攻撃力2100とアタッカーには厳しいダイヤモンド・ドラゴンが2枚のみ。
守備力は2800と高く壁にはなるが、わざわざそこまでして出すか?と言われると微妙なところ。

さらに他のモンスターはセンジュ・ゴッドやマンジュ・ゴッドと言った儀式サポートのモンスターがふんだんに入っており、儀式モンスターであるリトマス死の剣士の召喚をサポート。
と行きたいが、ただでさえ儀式モンスターは手札やフィールドの消費が激しく、なかなか場に出てくれない。せっかくのサポートモンスターたちもステータスが低く、
守る手段に乏しいのでサンドバッグにされて手札に儀式とモンスターがそろったのに召喚不可。なんて事も。
せっかく召喚したリトマスも戦闘破壊無効と言う強力な耐性があるが、攻撃・守備は0。
罠が表表示で存在すれば攻防3000とかなり強力なモンスターになるが、戦闘中もずっと表な罠と言うと永続罠だが安全地帯とリビングデッドが二枚ずつの計四枚。常に場にあるとは言いにくい。

魔法は上記に書いたように強力なものも多いが、悪夢再びは対象がリトマスのみ。強力な恐竜族をサーチ出来るはずの化石調査は対象がカーボネドンとハイドロゲドンというやや頼りない連中。
と、他のデッキなら強力なはずの魔法が軒並みデッキのせいで微妙な効果になってしまっている。

罠は一度無効化できたら同じ魔法を二度と発動させないという強力な封魔の呪印があり、強力な魔法を防げれば美味しいが、手札の魔法を消費してしまい、そして二度と発動して欲しくない魔法は大抵制限カード。

結果「下級モンスターを大量召喚」「上級ドラゴンの大量召喚」「儀式モンスター召喚」「魔法・トラップによる相手の行動の制約」とやりたいことはわかるのだが、それが多すぎてあらゆる面で微妙なデッキになってしまった。

何でも出来るようで何も出来ないデッキなので、改造しない限り特に相性のいい・悪いといったデッキは存在しない。
むしろどんなデッキでも「やや相性が悪い」となるだろう。


手っ取り早いパートナーデッキ改造

さて、上では散々弱い弱いと酷評してきた三沢デッキだが、その原因は「やりたい事が多すぎる」の一言に尽きる。
なので、そのやりたいことを少し絞ってしまえばいいのだ。

方針としてはお気に入りがマスマティシャンとカーボネドンなので「通常ドラゴン族を多数召喚するデッキ」に特化する。
お気に入りは事故とあきらめて「リトマス死の剣士をとにかく生かす」方向に変化させるとよさげ。

前者はプレイヤーもドラゴン族主体であれば大きなシナジーを生み、後者は比較的プレイヤーのデッキを選ばないデッキタイプとなる。

プレイヤーが1枚でも所持しているカードはパートナーのデッキに3枚投入できる。
どのパートナーでも言えることだが「限定的過ぎる」魔法・罠を汎用性の高いものに差し替えるのが良い。

切り札の登場を防ぐ奈落の落とし穴、無制限カードになった聖なるバリア―ミラーフォース―、罠・魔法破壊のサイクロン等は役に立ってくれる(いずれもGOLD SELIESに収録されている)。これはもうテンプレ。

変わりに外すカードの候補は上記二つのタイプどちらでもメリットの薄い化石調査。消費の激しく、使いどころの難しい封魔の呪印あたり。

モンスターはドラゴン族を目指すならダイヤモンド・ドラゴンは抜いてホーリー・ナイト・ドラゴンやエレキテル・ドラゴンと言ったレベル7以下の高攻撃力の通常ドラゴンなど。
龍の鏡とF・G・Dなんかを組み合わせればマスマティシャンで墓地に落としたドラゴンから融合召喚なんて面白いことも出来る。

リトマス主軸で行くのであればダイヤモンド・ドラゴンを抜いて、耐性持ちやある程度のステータスを持った比較的場持ちの良い下級モンスターを入れてやれば儀式召喚のリリース要員を確保しやすくなる。
儀式サポートモンスターは全員レベル4なので、レベル4エクシーズを数枚入れればリトマス以外でも戦えるバランスの良いデッキになる。

連携強化

ドラゴン族中心で行くなら自分もドラゴン族中心のデッキにしてしまおう。
レベル7通常モンスターにこだわらなくても、ドラゴン族中心のデッキであれば自分のドラゴン族サポートカードが三沢のカードに使えたり、二人のドラゴンでF・G・D召喚なんてことも出来る。

リトマス中心であればリトマスのサポートに特化したカードがあるわけではないのでそこまで相性の悪いタイプと言うのは少ない。
しいて言うなら、ロックバーンのような味方の行動まで妨害するデッキタイプで無ければある程度の相性は維持できる。
それでも連携を深めるならリトマスのリリース要員になれる場持ちの良いモンスターと、リビングデッドのような永続罠を少し増やしてやろう。

三沢は弱い。しかしそれは進む道を迷っているだけ。
何でも出来そうで何も出来ない。ゆえにプレイヤーが道を示せばきっとそれに答えてくれる。
後は最強のタッグを目指してつき進もう。

コメント

デュエルアカデミアを全裸で疾走して伝説に名を残す方のコメント等があればとうぞ
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  • ハート1(最大)の時の大会は、直接三沢と対戦なんだな。 TF6と同じ仕様で、勝ってもパートナ成績の負けが1増えるね -- (名無しさん) 2015-04-06 01:12:44
  • 永続罠に注目して三沢のデッキの永続罠を増やし場に並べさせ、プレイヤーは忍者ウリアデッキにすると安定する。デモンズチェーンやスクリーンオブレッドならCPUでも上手く使ってくれる防御カードなので気持ちよくデュエルができます。・・・TF6公式レシピのあの人のやり方だけど。 -- (名無しさん) 2015-03-25 18:30:55
  • マスマティシャンでカーボネドン落としてラブラドライドラゴンに繋げるのはかなり強力。構築次第ではアルティマヤも呼べる。 -- (名無しさん) 2015-02-27 16:16:11
  • ゲームオリジナルカードが主軸というのは中々難しいものがあるね、あとそんな伝説にはなりたくないです。 -- (名無しさん) 2015-02-19 05:22:38
  • 使用デッキの項の1行目洗濯になってる -- (名無しさん) 2015-02-15 15:39:32
  • あえて上級を入れず通常チューナーでやってみたがシンクロエクシーズ融合何でも出てくる見てて楽しいデッキなった。裏デュエル大会でも勝ち抜けたが墓地肥しにライロ(ライデン)使ってたからデッキ切れだけが心配だったな。 -- (名無しさん) 2015-02-08 02:30:10

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最終更新:2023年08月06日 12:29