登場人物2 アルスラーン戦記@ウィキ


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

ルシタニア

主な王族(ルシタニア)

イノケンティス七世
[第1部]
王位には就いているが無能で、現実の問題を処理する能力は何一つ持たない。困った事があると全て王弟であるギスカールに押し付け、自分は何もせず神に祈るだけである。政治にも軍事にも関心が無い。敬虔な信徒であるため教えを守ってを飲まず砂糖水を飲む。タハミーネの美貌にほれ込み、信仰(異教徒との結婚はできない)と恋愛の板ばさみとなる。短剣で腹を刺されても致命傷とならないほどの肥満体。剣を振るった事など無く、馬にすら乗れぬ惰弱な王であったが、イリーナに刺されるもパルスの医師もルシタニアの医師もおざなりな治療しかせず、最期はヒルメスに処断されかかるも北の塔に集った者たち全てが彼への関心を失った隙に狂信に突き動かされ、アンドラゴラス三世を羽交い絞めにしたまま塔より墜落死し、「地上で最も惰弱な王が最も剛毅な王を殺害する」という離れ業をやってのけた。彼の遺骨はエステルが故国に持ち帰る事となり、そういう部分では幸せだったのかもしれない。
ギスカール
[第1部]
イノケンティス七世の弟。公爵。政治、軍事、両方ともに卓越した手腕を持つ。ルシタニアの実質上の最高権力者。兄であるイノケンティス七世より常に厄介な相談事を持ちかけられ内心では腹立たしく思っており、いつかは王位につきたいとの野望を持っている。マルヤムを攻め落とし第一次アトロパテネ会戦でパルスに快勝した。その後パルスの王都エクバターナも攻略して一時的とはいえパルスへの遠征を成功へと導いた。しかし最終的には第二次アトロパテネ会戦で、アルスラーン率いるパルス軍に敗れてマルヤムへと落ち延びる。一代の梟雄であり、パルス侵略の立役者という意味では物語上の悪役的立場である。しかし実際の所は、イノケンティス七世、ボダンを始め、周囲の常識外れの人間に振り回される、苦労性の常識人という描写が多い。
[第2部]
大戦後はパルスからマルヤムに落ち延び、ボダンによって捕らえられ牢につながれる。協力者を得て牢から助け出され、マルヤムで勢力を誇るボダンを破り(マルヤムの)王位に就く。後年、彼の興した王朝は、彼の挙兵の地にちなんで「ケファルニス王朝」と呼ばれる事になる。捕らえたボダンの処刑については「お前(ボダン)をいたぶる快楽をパルス人に与えてなるものか」(本人談)と言い放った。一方でルシタニアへの関心を全く失ってしまい、故国帰還を求める嘆願にも極めて冷淡な態度を示した(ボダンとの抗争中にルシタニアへの支援を仰ぐため使者を派遣するも、王族が不在となり政治がたちまちに崩壊したルシタニアで使者たちは疑われ攻撃された揚句、支援すら受けられなかった事への「恨み」とも見て取れる)。

主な聖職者(ルシタニア)

ジャン・ボダン
[第1部]
ルシタニア王国国教会の大司教異端審問官(インクイシチア)。イアルダボート教の教えを広めるためには焚書、虐殺なども平気で行う暗愚な狂信者。教会直属の武装集団である聖堂騎士団(テンペレシオンス)を配下に持つ。ギスカールの政敵であり狡猾な人物で、戦いに敗れても生き延びる不気味な存在。狂信一途の人物であり物欲は乏しい。聖堂騎士団の団長であるヒルディゴの死後、王室(王弟ギスカール)と教会(ボダン)との対立が激化し、配下の聖堂騎士団を率い、ザーブル城に立てこもる。ザーブル城での敗北後にパルスからマルヤムに落ち延びる。
[第2部]
マルヤムを実質支配し、イアルダボード教の総大主教となる。一時的に神聖マルヤム教国の教皇と称した。しかし同じくパルスからマルヤムに落ち延びてきたルシタニアの王弟ギスカールと対立し、自らの失言によって形成が逆転し敗北する。マルヤム各地を転々と逃げ回ったあげくに捕らえられ処刑される。
史実に同名の人物がおり、聖職者ではないが、作中のボダン同様の狂信者として知られる。
ヒルディゴ
[第1部]
ジャン・ボダン配下の聖堂騎士団(テンペレシオンス)の騎士団長。赤黒い鬚を持つ男で強欲な人物。マルヤム駐屯時は、50万人もの男女を奴隷として売り飛ばした。ルシタニア王室に対抗する為にボダンによって、聖堂騎士団ともどもパルスへ招聘されたが、密室で同衾の美女と共に不可解な死を遂げる(実は魔導師の仕業)。

主な将軍・貴族など(ルシタニア)

ボードワン
[第1部]
モンフェラートと並ぶギスカールの腹心の部下で、ルシタニアでは数少ない大軍を指揮できる将軍。ギスカールの切り札の一枚。ルシタニアの先発隊を率いてパルス軍と戦ったが、キシュワードによって討ち取られる。
モンフェラート
[第1部]
ルシタニアで最も高潔な騎士として知られる。ルシタニアでは数少ない大軍を指揮できる有能な将軍であり、ボードワンと並んでギスカールの腹心の将軍。ルシタニア人ではあったが、神の名の元に異教徒を殺戮・略奪することには懐疑的。聖堂騎士団に属していた弟を銀仮面卿によって斬殺される。ギーヴによって討ち取られる。
バラカード
[第1部]
ルシタニアの将軍でボードワンの副将格。トゥースの鉄鎖に顔面を砕かれ戦死する。
ファン・カリエロ
[第1部]
ルシタニアの将軍。男爵。モンフェラートの腹心。
ゼリコ
[第1部]
ルシタニアの将軍で子爵。国王殺害未遂犯となっていたイリーナ姫を救出した銀仮面卿(ヒルメス)が王都を離れる際、その追撃部隊の指揮官に任命されるが、ザーブル城向かう途中で待ち伏せしていたサームらパルス軍によって討ち取られる。
ルトルド
[第1部]
ルシタニア屈指の大貴族で侯爵。狂信的な言動をもてあましたギスカールに実質的に追放され、ダイラム地方に私兵三百騎を持って侵攻する。
[第2部]
ルージ・キルセ(紅い僧院)の街の囚人。パルス語が話せないために身元不明のルシタニア人として牢に収監されていた。
バルカシオン
[第1部]
ルシタニアの将軍で伯爵。60歳に近い老人。一人の人間としては尊敬に値する人物(ギスカール談)。聖マヌエル城の守備を任されるが、元々はルシタニア国立図書館の館長で、武将というよりは文官に向いていた。エステルの祖父とは旧知であり、彼女の後見役を引き受ける。突然の遭遇戦の際に判断が遅れ、聖マヌエル城へのパルス軍の侵入を許してしまう。落城の際、塔から飛び降りて自殺する。
クレマンス
[第1部]
ルシタニアの将軍。赤ひげの偉丈夫。まじめで信心深く、同じイアルダボート教徒に対しては親切で公正で気前が良く「正義の人クレマンス」と呼ばれたが、異教徒には徹底して残忍。チャスーム城の守備を任され、一時はパルス軍に対して攻勢に出る。しかし、ナルサスの詭計に嵌り、ダリューンによって討ち取られた。
プレージアン
[第1部]
ルシタニアの将軍。伯爵。サルハード平原の戦いで右翼の増援部隊の指揮を任される。猪突猛進な戦い振りで、一時はパルス軍を押し返すが、突如現れたアルスラーン率いるパルス軍によって逆撃にあい、ダリューンによって討ち取られる。
ペデラウス
[第1部]
ルシタニアの有力な将軍で騎士団長。伯爵。味方に対しても残虐な性格で、異教徒に対しては残酷さを自慢するほどの暗愚な人物。エクバターナにて立ち小便している時に怪死する(魔道師の仕業)。その死を憐れむ部下は誰一人としていなかったが、ボダンは報復に異教徒1万人を火刑にせよと主張し、占領政策に腐心するギスカールと対立する。
ルトルド
[第1部]
ルシタニアの貴族。侯爵。乗馬に黄金の鎖甲を着せ、自らも宝石や装飾品が多数付いた軍装をしていた。イスファーンによって自慢の甲ごと槍で突かれ戦死。ダイラム地方に侵攻したルトルド侯爵とは同名の別人か?
オルガス
[第1部]
ルシタニアの宮廷書記官。ギスカールの元で実務の処理にあたる。第二次アトロパテネ会戦にてダリューンによって捕らえられ、ギスカール捕縛の原因となる。

主な騎士など(ルシタニア)

エステル・デ・ラ・ファーノ(エトワール)
[第1部]
アルスラーンと同年齢の少女。14歳。男装してエトワールと名乗り、騎士見習としてバルカシオン伯の下に従軍する。熱心なイアルダボート信者である。唯一アルスラーンに対等に接するキャラである。他のルシタニア人と同じように、異教徒であるパルスの人間に対しては憎悪を抱いてもいたが、アルスラーンと行動を共にするようになって考えを改めるようになる。
[第2部]
大戦後、帰郷して女騎士(セノーラ)の叙勲を受ける。17歳。ギスカールにルシタニアに戻ってもらうようにマルヤムまで直訴しに行くが、逆にギスカールの罠にはまって、パルス経由でルシタニアに戻ることになる。赤い僧院(ルージ・キリセ)の町でルトルド公爵を連れて帰ろうと言い出すが、彼の暴走によって脚に重傷を負う。
紆余曲折を経てアルスラーンとの再会を果たすが、傷が悪化して瀕死の状態にあり、ドン・リカルドらの今後をアルスラーンにゆだね、彼に看取られながら短い一生を終えた。死亡時には19歳。
オラベリア
[第1部]
ルシタニアの騎士。ギスカールの指示で銀仮面卿を追跡してデマヴァント山へ向かったが、地震に巻き込まれてドン・リカルドら同行者を悉く失う。
[第2部]
マルヤム国王ギスカールの下で大臣に匹敵する信任を受けている。使者としてミスルへ向かい、パリザードを拾う。イラクリオンにてルシタニア本国からの陳情団に帯同していた、旧友ドン・リカルドに再会する。
ブラマンテ
[第1部]
ルシタニアの騎士。第二次アトロパテネ会戦でメルレインに討たれる。
オルガノ
[第1部]
ルシタニアの高名な騎士。クバードの剛槍で討ち取られる。
ジャコモ
[第1部]
ルシタニアの高名な騎士オルガノの弟。クバードの剛槍で討ち取られる。
モンテセッコ
[第1部]
ルシタニアの騎士。第二次アトロパテネ会戦でジムサに討たれる。
ゴンザガ
[第1部]
ルシタニアの貴族。男爵。
フォーラ
[第1部]
ルシタニアの騎士。ゴンザガ男爵の弟。
デ・モーラ
[第2部]
ルシタニアの老騎士。マルヤム国王となったギスカールへの陳情団の団長。エステルの祖父の友人。道中に病に倒れ死去。
ドン・リカルド
[第1部]
ルシタニアの騎士。30歳。騎士オラベリアの友人で、ギスカール公爵の命を受けた僚友に同行したものの、大地震に巻き込まれてデマヴァント山で行方不明となる。迷い込んだ地下で「恐ろしいもの」を見てしまい、髪も鬚も真っ白なる程の恐怖で記憶を失う。その後近くの村に保護され、白鬼(パラフーダ)と呼ばれていた。公正な性格で異教徒に対してもそれほど偏見を持たず、銀仮面一党と単身対峙するギーヴを見て思わず、多勢に無勢であり騎士道にもとる、助勢せずともよいのか?とオラベリアに問いかけた。大戦後はエステルと共にルシタニアへの帰路に着く。
[第2部]
バラフーダを参照。

その他(ルシタニア)

ベラスコ
[第2部]
デ・モーラの死後に、マルヤム国王となったギスカールへの陳情団の団長になった。

シンドゥラ

主な王族(シンドゥラ)

ラジェンドラ二世
[第1部]
シンドゥラ国王カリカーラの庶子で、異母兄ガーデーヴィと王位をめぐり争っていた王子。25歳。ガーデーヴィと違い民衆に対しては気さくな性格で親しまれている。その後本人曰く「ほんのちょっとだけ」(実際はほとんど)アルスラーン率いるパルス軍に手助けしてもらい王位に就く。難事においては躊躇無く厚かましい態度でアルスラーンへ泣きつくくせに、都合が悪くなると裏切ることもいとわない利己主義者。ただ、その策謀がことごとくナルサスに見抜かれていたので大事に至らずにすんでいる。それでいてアルスラーンの事を「我が心の兄弟」と呼ぶ厚顔ぶりのため、パルス陣営ではアルスラーン以外に彼に好意的な人物はいない。が、害意を抱かせるほど極端に憎まれているわけでもない。ある意味作中最も「人間臭い」一面ある人物と言える。
[第2部]
大陸公路周辺諸国の中で、もっとも手のひらを返すことに長けているといわれる抜け目のない国王(ラージャ)。28歳。国王としては水準以上の名君で、軍事・内政・外政にも相応の有能さを兼ねており、ナルサスも認めているほど。民政にも心を配っており、陽気で気さくな人為から、家臣民衆の支持も高い。弱い民衆に対しては決して騙したり裏切ったりしておらず、悪評高い抜け目無さについても、実は彼なりの信念がある様子。むろん内政面での名君ぶりは他国者としては知った事ではなく、相変わらずパルスの武将には人望が無く、借金を返さずさらに借金を申し込む人のことを「ラジェンドラ三世」と呼びはじめる武将もいる。
ガーデーヴィ
[第1部]
シンドゥラの王子。ラジェンドラより1ヶ月年長の異母兄であり、政敵でもある。かつてはマヘーンドラの娘サリーマをめぐる恋敵でもあった。貴族育ちの為世間知らずで、目下のものへの心配りができない為、民衆には人気が無いが、各地の領主や諸侯からの支持がある。ラジェンドラに言わせれば、正妻の子であり長男でもある彼が王太子として正式に立てられなかったのは、ガーデーヴィがラジェンドラよりはるかに見劣りするからだという(事実、父王もそれに類する事を述べている)。槍術投槍)を得意とし、バフマンとマヘーンドラを死に至らしめた。
カリカーラ二世
[第1部]
シンドゥラ国王。まだ52歳だったが、あやしげな強精剤を大量摂取した結果、突然倒れて昏睡状態に陥ってしまった。彼が王太子を冊立しないうちに倒れた事が、ラジェンドラとガーデーヴィの争いの一因となっている。二人の争いのさなかに目を覚まし、公正な態度で争いを収め、ガーデーヴィの今後を憂いながら没した。

主な将軍など(シンドゥラ)

マヘーンドラ
[第1部]
シンドゥラの世襲宰相(ペーシュワー)。国政では安定した業績をあげている。三角形の黒いあごひげが特徴的な中年。娘サリーマをガーデーヴィに嫁がせており、ガーデーヴィ派の重鎮である。神前決闘の結果に異議を唱え、錯乱したガーデーヴィの投槍により命を落とす。
プラダーラタ
[第1部]
シンドゥラのガーデーヴィ派の将軍。偃月刀を操る屈強の戦士。カーヴァリー河を越えたアルスラーン・ラジェンドラ連合軍を迎え撃つが、ダリューンによって討ち取られる。
ゴーヴィン
[第1部]
シンドゥラのガーデーヴィ派の将軍。グジャラート城の城司。ラジェンドラ派と連合を組んだパルス軍に夜襲をしかけるが、ナルサスの奇計に嵌り失敗する。ダリューンの投槍によって討ち取られる。
ターラ
[第1部]
シンドゥラのガーデーヴィ派の将軍。グジャラート城の副城司。ラジェンドラ派と連合を組んだパルス軍に夜襲をしかけるが、ナルサスの奇計に嵌り失敗する。ファランギースに討ち取られる。
プラケーシン
[第1部]
シンドゥラのガーデーヴィ派の将軍。グジャラート城の副城司。巨体を持ち大刀をふるう。ダリューンによって倒される。
ダラバーダ
[第1部]
シンドゥラのガーデーヴィ派の将軍。カーヴェリー河を越えてパルスに侵入するが、キシュワードによって一刀の元に敗死する。
クンタヴァー
[第1部]
シンドゥラのラジェンドラ派の将軍。神前決闘の判決に異を唱え、逃亡したガーデーヴィの隠れた先の密告を受け、彼を捕える。シンドゥラ王位継承戦役終了後、シンドゥラのパルス軍への援軍の指揮官となる。ラジェンドラの計略によってパルス軍に混乱をもたらすはずが、ナルサスに見抜かれ討たれる。
プラージヤ
[第2部]
シンドゥラの将軍で、王宮警備隊長を務める。ミスルの使者として来訪し、ラジェンドラ二世の説得に失敗すると彼を害そうとした「右頬に傷のある男(シャガード)」を取り逃がす。国王殺害未遂犯を取り逃すという重大な過失にも関わらず、ラジェンドラ二世は彼に罰金を課したのみで、王者の寛大さ(と同時に、未遂犯に殺された兵の遺族に見舞金を支払っており、その損失補填を行う抜け目なさ)を示した。
アラヴァリ
[第2部]
シンドゥラの将軍。国内を掠奪する正体不明の仮面兵団討伐の軍を率いるが、ほぼ一撃で粉砕され敗走する。
パルー
[第2部]
チャンパの城司を務める文官の老人。侵入した賊によって城壁より突き落とされ死亡。
パルバーニ
[第2部]
シンドゥラの将軍。コートカプラ城の城司。侵入してきたチュルクとの戦いで戦死。
ナワダ
[第2部]
シンドゥラの将軍。コートカプラ城の副城司。チュルクの将軍シングと壮絶な一騎討ちの末に戦死する。
ナタプール
[第2部]
シンドゥラの大臣で重臣。
アサンガ
[第2部]
シンドゥラの宮廷書記官。小肥りの若い男で、宮廷に仕えて間もなく、ラジェンドラの性格をあまり知悉していない。
バリパダ
[第2部]
主としてシンドゥラの東方国境を守ってきた将軍。35歳。「カリムガングの戦い」でシャン族を打ち破り武名をとどろかす。東部国境が安定したため国都ウライユールに呼び寄せられた。将来のシンドゥラ国軍総司令官候補とされる。

その他(シンドゥラ)

バハードゥル
[第1部]
神前決闘(アディカラーニャ)でガーデーヴィの代理戦士として指名された男。身長2ガズ(2m)を超える巨漢で、知性の欠片も見られない、まさに野獣である。ラジェンドラによれば「と同じ」で痛みを感じるという事がなく、死ぬまで戦うという。あまりの凶暴性ゆえか鎖につながれていたらしいが、ラジェンドラの代理戦士となったダリューンに対抗すべくガーデーヴィによって解放された。激闘の末、ダリューンに討ち取られる。
サリーマ
[第1部]
シンドゥラの世襲宰相マヘーンドラの娘で、「ラクシュミー女神の落し子」と呼ばれるほどの美姫。ガーデーヴィ王子の妻となる。
[第2部]
ラジェンドラによってチュルク王妃とすべく、チュルクの貴族カドフィセスとの政略結婚をもちかけられ快諾する。

マルヤム

主な王族(マルヤム)

イリーナ
[第1部]
マルヤムの内親王。国王ニコラオス四世と王妃エレノアの娘で、姉ミリッツァがいる。白く秀麗な顔立ちで、黄銅色の髪をしている。眼病によって視力を失っている。パルスを脱出した後マルヤムに滞在していたヒルメスと幼い頃に交流し、互いに好意を抱く。ルシタニアのマルヤム侵攻で両親と姉を失い、マルヤム王家唯一の生き残りとしてパルスに逃れ、紆余曲折を経てヒルメスと再会する。
[第2部]
ヒルメスと共にチュルクに滞在し幸せな生活を送るが、病を得て妊娠中の子とともに病死する。
ミリッツァ
[第1部]
マルヤムの内親王。国王ニコラオス四世と王妃エレノアの長女。ルシタニア軍襲来時に、妹イリーナとともにダルバンド内海の西北岸にあるアクレイヤ城に逃げ込む。2年の間籠城を続けるが、内通者によって落城し、イリーナを脱出させた後に塔から身を投げる。

主な貴族・騎士(マルヤム)

コリエンテ
[第2部]
ルシタニアの支配下になったマルヤムの貴族。伯爵(後に侯爵)。ボダン派であったが、ザカリヤ野の戦いの最中配下の軍二千を率いてギスカール派に寝返る。ギスカールがマルヤムの政権を握りケファルニス朝を開くと、トライカラ侯爵と勢力を二分するほどの権力を持つに至る。
ランチェロ
[第2部]
伯爵家出身の騎士。長男であったが母親の身分が低かったため、家督は弟が継いだ。立身出世のためにトライカラの城塞に幽閉されたギスカールの救出を試みる。しかし土壇場で同志のウェスカに密告され、ボダンに処刑される。
ウェスカ
[第2部]
騎士。能弁で才覚がある。ランチェロと共謀し、トライカラの城塞に幽閉されたギスカールの救出を企てる一味に加わっていた。ボダンに影で通じており、ランチェロを密告して処刑されるも、ランチェロの愛人に殺害される。
アリカンテ
[第2部]
ルシタニアの支配下になったマルヤムの貴族で伯爵。ボダン派に組し、トライカラの城守を務める凡庸な男。ギスカールを逃亡させてしまい、ボダンの怒りを恐れてウソの報告をするが、のちに露見しこの責を問われボダンによって処刑される。
カステロ
[第2部]
アリカンテ伯爵の甥。跡継ぎがないアリカンテ伯爵家の相続権を持っていたが、伯爵家に男児が生まれたため相続権を取り消された。ランチェロと同じように立身出世を狙いギスカールの脱獄を助ける。ギスカールがマルヤムの政権を握りケファルニス朝を開くとトライカラ侯爵として権勢を振るう。

その他(マルヤム)

ジョヴァンナ
[第1部]
マルヤム王宮の女官長。頭髪は白いが、肌にはつやがあり、姿勢も正しい。気力や知恵も十分にありしたたかな60歳くらいの女性。内親王イリーナとともに、舟でダルバンド内海を使いマルヤムからパルスへ脱出する。

ミスル

主な王族(ミスル)

ホサイン三世
[第2部]
ミスルの国王。39歳。禿げ上がった頭と肥満体で風采は上がらないが、国王としての手腕はそれなりに持っており、周辺諸国の列強が争っている間にも出征せず、ひたすら内政に集中し国力を温存していた(ただしヒルメスの評では、これといった善政はしていない)。
自国の奴隷制度を守るため、またパルスから来た「右頬に傷のある男」の献策もあって政治方針を変更し、奴隷解放を宣言したパルスへの外征を開始するが撃退され、宿将カラマンデスを失う。その後、その「右頬に傷のある男」をヒルメス王子に仕立て上げて、パルスを手中にすべく陰謀を巡らせるが、謀略家としての手腕はいささか中途半端であった(謀略面で支える家臣もおらず、またクシャーフルと名乗ったヒルメスをヒルメスに仕立て上げようと目論むほど)。平凡な日々の中でかつてヒルメス王子に仕立て上げようとした「右頬に傷のある男」に面会しようと思い立ったのが彼の命運の尽きであり、結局は「右頬に傷のある男」の暴発によって横死する。
サーリフ
[第2部]
ミスルの王子で、母親は平民出身で後ろ盾がなく、しかも病弱な為、後宮の片隅で母子でひっそりと暮らしていた。ホサイン三世の急死後に、グーリイと客将軍クシャーフルの推挙により、8歳でミスル国王に擁立される。

主な将軍など(ミスル)

マシニッサ
[第2部]
ミスルの将軍。28歳。髪も瞳も口髭も黒々としており、肌は赤銅色に焼けた長身の人物。ミスル随一の勇名を馳せる程、戦場では有能で、駱駝と馬との高低差で若干有利ではあったものの、大陸公路最強の誉れ高いパルスのダリューンと三十合に渡って戦いつづけた。ただし大局的な視点に欠けるため、ホサイン三世からの信頼を得るに至っていない。性格は強欲で猜疑心と嫉妬心が強く人望が無い。ミスルの陰謀を知ったザンデを騙し討ち同然に殺害したため、それを知ったヒルメスの憎悪を受ける。そのため、後に宮廷で起きた事件に乗じた「客将軍(アミーン)」クシャーフル(本物のヒルメス)によって「国王殺害の共犯者」に仕立て上げられ殺される。
カラマンデス
[第2部]
ミスルの先王以来から数々の武勲をあげている宿将。髪も鬚も灰色がかった老将。ミスル軍を率いてディジレ河を越えてパルスへと侵攻する。ダリューンとの一騎討ちで討ち取られる。
グーリイ
[第2部]
ミスルの宮廷書記官長。痩せた男で水気が無い容貌から陰では「歩くミイラ」とも呼ばれている。宮廷の歴史や諸事に通じており、クシャーフルの称号である「客将軍(アミーン)」は彼が故事に基づいて提案したもの。ホサイン三世の急死後は摂政として国政を取り仕切ることとなる。
(ギランの)シャガード
[第1部]
パルス人。ナルサスの旧友で、アルスラーンに従うことを決めた後はエラムを彼に預けようと考えていた。かつては共に奴隷解放の理想を語り合った仲であったが、いつしか偏向して奴隷制度を肯定するようになり、更に海賊と謀ってギランを劫略しようとする。しかしナルサスの計略にはまり失敗。逃亡を図るが告死天使(アズライール)の爪にえぐられて右頬を負傷し捕らえられる。アルスラーンが彼に下した判決は、1年間、奴隷(ゴラーム)として実際に惨めな生活を体験させることであった。
[第2部]
右頬に傷のある男。ナルサスへの復讐に燃え、素性を隠した上でミスル国王を語らってパルス侵攻を企てるが失敗。次いでシンドゥラへ赴き、ラジェンドラ二世に反パルス同盟を呼びかけるが拒絶される。その後、ホサイン三世の企みに荷担し、ヒルメスの偽者「黄金仮面」となってパルス侵略の旗印となるが、その際に顔を焼かれたことでホサイン三世を恨んでいる。食事の際に出された羊の骨を武器に、ある日気まぐれでシャガードの元を訪れたホサイン三世を人質にとり、これがミスル及びヒルメスにとっては大きな運命の変転ともなった。
クシャーフル
[第2部]
「客将軍(アミーン)」の称号を持つパルス人で、ミスル国内の亡命パルス人部隊を率いる。正体はパルスの王子ヒルメス。クシャーフルの名は、英雄王カイ・ホスローの子でありながら王位につけなかった王子に由来する。ミスルの客将として、アシュリアル地方の盗賊退治などの任務をこなし、ホサイン三世からの信頼を得る。引退を申し出ていた南方軍都督カラベクの後釜として就任する予定であったが、ホサイン三世の急死後は事実上ミスル軍の最高責任者となる。
クオレイン
[第2部]
アクミームに住むパルス人。パルスのフゼスターン地方の貴族出身だが、アルスラーンによるパルスの奴隷解放によって財産を失いミスルに渡った。ミスル国内の反アルスラーン派パルス人の3人の有力者の一人。元貴族という身分にこだわるだけの尊大な男で、「客将軍(アミーン)」クシャーフル(本物のヒルメス)の指揮下に入ることを拒否したため、彼に一刀のもとに斬殺される。パルス国内にいる反アルスラーン派とも連絡を取っていたとされる。
カラベク
[第2部]
ホサイン三世の時代の南方軍都督(キャランタル)。老齢の為、引退を願い出る。息子が3人いる。
ビプロス
[第2部]
ホサイン三世の時代の南方軍都督カラベクの次男。アカシャにナバタイ軍の奇襲があった際に、カラベクの命により脱出し王都への救援を求める使者となる。
テュニプ
[第2部]
ホサイン三世の時代の南方軍都督カラベクの長男。40歳。肩幅がひろくずんぐりとした体型の男。王都アクミームで起きた混乱に乗じミスル国の乗っ取りを実行する。
ザイード
[第2部]
クシャーフル(ヒルメス)隷下のパルス人部隊の大隊長。ミスル南方軍との第一峡谷での戦いで戦死する。
フラマンタス
[第2部]
クシャーフル(ヒルメス)隷下のパルス人部隊の大隊長。大きな声を持ち、パルス人には珍しくミスル語に長ける。客将軍府でのミスル南方軍との戦いで戦死する。
アドリス
[第2部]
クシャーフル(ヒルメス)隷下のパルス人部隊の大隊長。王宮で発生した反乱の最中に、反乱首謀者であるにシャガードに顎の下を斬られ戦死する。
ラッザーク、セビュック
[第2部]
クシャーフル(ヒルメス)隷下のパルス人部隊の大隊長。客将軍府でのミスル南方軍との戦いで戦死する。
ウニタ
[第2部]
客将軍クシャーフル配下のミスル人部隊の部将で、ミスル南方軍との第一峡谷での戦いで額に矢を受け戦死する。
シャカパ、エサルハド
[第2部]
客将軍クシャーフル配下のミスル人部隊の部将。

その他(ミスル)

ラヴァン
[第2部]
パルス出身の商人。口が達者で抜け目が無い。ヒルメスに雇われて情報収集を行ない、多くの重要な情報を彼にもたらす。
フィトナ
[第2部]
ナバタイ東王国からミスル国王へ献上された若く美しい娘。「孔雀姫(ターヴース)」の称号で呼ばれる。パルス人。レイラ、パリザードと同じ銀の腕輪を所有する。クシャーフル(ヒルメス)とともにミスルを手に入れるべくホサイン三世を誘惑し策動する。
ヌンガノ
[第2部]
ミスル後宮(ハレム)の黒人宦官。ナバタイのさらに南の出身。宮廷で起きた事件がきっかけでフィトナに忠誠を誓う。
ギルハーネ
[第2部]
サーリフ王子の生母。サーリフ王子の即位に伴い王太后となる。

チュルク

主な王族(チュルク)

カルハナ
[第2部]
チュルクの国王。元々はチュルクの宰相であり武将であったが、王族の娘を娶り副王を経て即位した。ずば抜けた長身の人物。有能ではあるが陰険で猜疑心が深く、部下には能力よりも忠誠心を要求する性質。亡命中のヒルメスを使ってパルス侵攻を企図するが失敗し、精鋭の軍団を失ったうえヒルメスには逃げられてしまう。自らは天険の要害である王都にあって動かないことから、『チュルクの穴熊』と渾名を付けられる。魔軍によるヘラート襲撃時において、地下牢にて魔将軍イルテリシュとの一騎打ちの末に戦死する。
カドフィセス
[第2部]
カルハナの従弟。近親者を王位を脅かす者とみなすカルハナによって警戒され、居心地の悪い思いをさせられていた。

カルハナから長女の婿に指名されるが、同時に身一つでパルス軍の包囲下にあるチュルク軍と合流し、パルスを撃退するという無理難題を押し付けられ事実上チュルクを追放される。 その後パルス軍に捕らえられ、汚い(?)拷問にかけられた挙句、シンドゥラ国王に引き渡される。 シンドゥラ国内に軟禁中にランジェンドラの策略により、チュルク侵攻の大義名分とするため、チュルク王へと推戴される。 見返りとしてガーデーヴィの元妻であり、絶世の美女であるサリーマとの縁談を持ちかけられる。

主な将軍など(チュルク)

ゴラーブ
[第2部]
パルス・チュルク・シンドゥラの三カ国の国境にある鉄門(カラ・テギン)から、パルスに侵攻して来たチュルク軍を率いる高名な将軍。パルス軍の捕虜となった。ギーヴらによってチュルクへと送還されるが…。
シング
[第2部]
チュルクの将軍。ザラフリク峠に布陣したチュルク軍の主将。パルス軍に敗れシンドゥラ領内へと落ち延びる。コートカプラ城を一時占拠するが、パルス軍によって再び敗北する。助命されチュルクへの帰途へついた。チュルク帰国後に汚名返上の機会としてパルス国境付近の偵察の命を与えられ、妹婿のザッハルらとともにパルス領内へ侵入する。偵察を目撃したエステル一行を抹殺しようとするが、ドン・リカルドによって返り討ちにあう。
デオ
[第2部]
チュルクの将軍。ザラフリク峠の戦いに参加する。パルス軍に敗れシンドゥラ領内へと落ち延びる。
ドラーニー
[第2部]
チュルクの将軍。ザラフリク峠の戦いで、パルス軍を罵倒した結果、ファランギースの弓の神技によって射殺される。
シカンダル
[第2部]
チュルクの将軍。ザラフリク峠の戦いに参加する。ダリューンによって討たれる。
プラヤーグ
[第2部]
チュルクの将軍。チュルク屈指の勇将。ザラフリク峠の戦いに参加する。
イパム
[第2部]
チュルクの将軍。軍監(ターリキー)の一員として仮面兵団と行動を共にする。シングの妹婿。上には卑屈で下には尊大な小人物。パルス軍に敗れシンドゥラに落ち延びたチュルク軍との合流を主張する。激昂したブルハーンによって斬殺される。
ザッハル
[第2部]
チュルクの騎士。シングの妹婿で、シングらと共にパルス国境付近の偵察の任務を受けパルス領内へと潜入する。目撃者抹殺の為にエステル一行を襲撃するが、ドン・リカルドによって討ち取られる。
ジャライル
[第2部]
シング将軍の息子で国王カドフィセスより、パルス国王アルスラーンの暗殺を命じられる。エクバターナへの道中に迷い込んだデマヴァント山で、魔将軍イルテリシュに拾われ命を救われる。蛇王の眷属および使徒では、触れることのできない封印用の鎖を、やすりで削り蛇王の封印を解く役目を負う。蛇王の再臨後に気絶したレイラを運び出した。魔軍によるヘラート襲撃時に家族を地下牢から開放した際に、母を失うが残りの家族とともに山奥にある父祖の地へと帰ることとなる。
バイスーン
[第2部]
ザッハルの息子で国王カドフィセスより、パルス国王アルスラーンの暗殺を命じられる。パルスへの道中でジャライルとの小競り合いの末、ジャライルによって斬られ崖から転落死する。
ビサリスク
[第2部]
ヘラートの階段宮殿の警護担当の将軍。魔軍襲来時に魔将軍イルテリシュと切り結ぶも力及ばず敗死する。
チャマンド
[第2部]
重臣などではなく宮廷書記官のひとりであったが、奇妙な成り行きによってイルテリシュによって文官の代表として扱われることになった。魔軍によるヘラート襲撃後に、魔将軍イルテリシュからチュルクの国庫開放の命を受ける。

トゥラーン

主な王族(トゥラーン)

トクトミシュ
[第1部]
トゥラーンの国王(カガーン)。激烈な権力闘争の後に即位した。略奪が産業であるトゥラーンにあって、国民と臣下の忠誠と支持を得る為にパルスに侵攻する。パルスでのペシャワール攻城戦に敗戦し、イルテリシュに叛かれて殺される。
イルテリシュ
[第1部]
トゥラーンでは親王(ジノン)と呼ばれる。ダリューンに斬り倒されたという先王の王弟の子。パルス軍からは「狂戦士」ともよばれる。ナルサスの計略に陥り、パルス軍に敗北して弱気になっていた国王トクトミシュを殺害し、一時的に王位を得る。その後、パルス軍に再度戦いを挑むが敗北し、単身彷徨っているところをグルガーンらに捕らえられる。
[第2部]
暗灰色の衣の魔道師達によって、蛇王ザッハークの眷属となった。ペシャワールを魔軍を率いて攻めるがクバードらによって撃退される。この戦いで魔将軍(ガウマータン)といわれるようになる。ペシャワール攻防戦のあと、ザッハークの呪いから解放される(目覚めた?)が、パルスへの憎悪で魔道師たちと連合する。

主な将軍など(トゥラーン)

カルルック
[第1部]
トゥラーンの有力な将軍。他国に使者として赴くなど、外交の事情に詳しく、トゥラーンにあって貴重な知略の将。槍の名手。ペシャワールの戦いでクバードが「ときには武勲を立ててでかい面をする為の犠牲」として討ち取られる。
タルハーン
[第1部]
トゥラーン随一の猛将として知られる。35歳。筋骨たくましい巨漢で顔の下半分が赤黒い髭に覆われている。ペシャワール攻城戦におけるパルス軍との戦いに際し、国王トクトミシュを戦場から逃がす為に、ダリューンとの壮絶な一騎討ちを演じ、戦死する。
ボイラ
[第1部]
トゥラーンの将軍。勇将として知られる。キシュワードとの対決は一度は互角に渡り合い引き分けるが、再戦し戦死する。
ディザブロス
[第1部]
トゥラーンの将軍。ペシャワールの戦いでイスファーンに馬上から斬って落とされる。
バシュミル
[第1部]
トゥラーンの有力な将軍。
[第2部]
ペシャワールの戦いで負傷しトゥラーンに戻ることなく各地を放浪していたが、チュルクの王都ヘラートで魔将軍イルテリシュと偶然にも再会する。再会後にイルテリシュの配下に加わり上将軍(アンダルム)を名乗ることを許される。
ブルハーン
[第2部]
トゥラーンの将軍であったジムサの弟。仮面兵団の兵士であったが、仮面兵団壊滅後もヒルメスに従い側近となる。ザンデに代わってヒルメスに仕える忠臣となる。ヒルメスはその忠誠心を高く買ってはいるものの、若年であり能力的にはまだまだ不足しているとして、これからの成長に期待している。ジムサが仇敵パルスに亡命した為、トゥラーンではかなり肩身の狭い思いをしていた。そのせいか、再会時にはいきなり斬りかかる等、兄弟仲は相当険悪なものとなっている。
ドルグ
[第2部]
仮面兵団の一員で、中級指揮官の一人であったが、コートカプラ城で戦死。
クトルミシュ
[第2部]
仮面兵団の一員で、初老の戦士。コートカプラ城の戦いでヒルメスがダリューンの一騎討ちで危機に瀕した際に割って入りヒルメスを救おうとしたが、これに逆上したヒルメスによって討たれる。その後ヒルメスは自らの行為に衝撃を受け、「敵に背を見せて逃亡する」という予想外の行動に出る。
バラク
[第2部]
仮面兵団の一員であったが、仮面兵団壊滅後もヒルメスに従いミスルへと同行する。客将軍府でのミスル南方軍との戦闘によって戦死する。
アトゥカ
[第2部]
仮面兵団の一員であったが、仮面兵団壊滅後もヒルメスに従いミスルへと同行する。ヒルメスとともに水路でアカシャへ向かう途中の第一峡谷でミスル南方軍による奇襲をうけ戦死する。

バダフシャーン

カユーマルス
バダフシャーン公国最後の公王。パルスの王弟である大将軍アンドラゴラスに率いられたパルス軍によって首府ヘルマンドスが陥落した際に、塔から身を投げ自殺する。

絹の国(セリカ)

藍妃(ランフー)
[東方巡歴]
太上皇(先代の51代皇帝)の愛人隠居した太上皇に見初められ、男児を産む。
銅虎将軍(ドウコ)
[東方巡歴]
絹の国の将軍で黒い軍装をした鴉軍を率いる。年齢は30代半ばで、顔は赤銅色に灼け、太い眉と雷光に満ちた両眼を持ち、左頬には白く刀痕が浮き出ている。甲冑の色と同じ見事な黒鬚を持つ。若かりしダリューンが戦わずして敗北を認めた相手。
星涼(シンリァン)
[東方巡歴]
絹の国の公主。美しい女性で黒真珠のような瞳を持ち、名工が彫り上げたような秀麗な鼻と口をしている。娘子軍と呼ばれる女性だけの部隊によって護衛されている。ダリューンに会ったとき、影武者と入れ替わって「花冠将軍」と名乗っていた。
江南的四虎(チャンナン・タ・スーフー)
[東方巡歴]
高名な四人組の剣士。

ファルハール

ムルク
[東方巡歴]
パルス使節団の通訳兼案内役。抜け目のない性格。年齢不詳(本人曰く「永遠の18歳」)の人物で鞠のような体格だが、体がたるんでいるわけではない。ファルハール語、パルス語、絹の国(セリカ)語に加えて、トゥラーン語、チュルク語、シンドゥラ語、ミスル語に長ける。金や銀よりも真珠を好み、内陸の塩湖真珠貝の養殖を行う事が夢で資金集めをしている。