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我々はときおり、 悪夢から目覚めた瞬間に自らを祝福することがある。 我々はおそらく、死んだその瞬間をみずから祝福することであろう。


N・ホーソン


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「COOOOOOOOOOLッ!!超COOLだよアンタッ!!」

感激したような叫びだった。


雨生龍之介は世間一般で言う普通ではない。
その異常性を語るには、そしてそれを表すならば、たった一言の言葉で足りるし、伝えることができるだろう。

即ち――『殺人鬼』

彼は主に若い女性や子どもを殺すことが大好きで、その殺し方は非常にバリエーション豊富かつ残虐な物。
しかし、そういった嗜好はトラウマや倒錯した性癖から来るものではなく、一種の好奇心によるところが大きい。

間違いなく狂った異常者。

そして――龍之介と退治している存在も、それと同類だった。

「小僧。お前見所があるじゃないか」

面白がるような口調だった

醜く焼けただれた皮膚に、赤と緑のセーター。そして何よりも特徴的なのは、右手の鋭い鉄の爪。


かつてエルム街の少年少女達を殺害し、住民を恐怖に陥れた殺人鬼。
フレッド・クルーガー。通称"フレディ"である。



龍之介は殺人にマンネリを感じていた。
それを脱却するために行っていたのが儀式殺人。
実家の土蔵にあった古文書と『木片』を参考にして、運の悪い一家を材料に、ちょっとした好奇心で悪魔を呼び出そうとした。

運命の悪戯か――気紛れに使用したその木片は『ゴフェルの木』と呼ばれるものであり、今回の聖杯戦争に参加するための切符でもあったのだ。



龍之介は『二回』それを行った。
今回の聖杯戦争においては、参加者の資格足り得たマスターの予選として、その記憶を剥奪される。
よって龍之介は、つい先ほどまで呼び出される前に行った召喚を忘れていた。
しかし、例え記憶が無くても、根本的な人格は変わっていない。


龍之介とフレディの周囲には無惨な死体が多数転がっている。
龍之介は知らずして同じような召喚を行い、フレディを呼び出した。


サーヴァントの召喚において、通常用いられる媒介を使用せずの召喚では、召喚者に似通った性質のものが現れる。
それゆえだろうか?
マスターである龍之介は、フレディにある種の尊敬の念を感じていた。
殺人に対する独特の美学と、その悪魔的な風貌に痺れたのだ。


「COOOOOOOLッ!!」


悪夢の殺人鬼フレディ・クルーガー
若き殺人鬼雨生龍之介
ふたりは凄惨な光景のなか、愉しそうに語っていた。

【マスターステータス】

【出典】Fate/Zero
【名前】雨生龍之介
【性別】男性

【参加方法】
ゴフェルの木が付近にあった状態で遊び半分の召喚を行ったために参戦
予選にてNPCを殺害し(無意識に)再度召喚ごっこを行い正式に参加者となった。

【マスターとしての願い】
特には無い

【能力・技能】
フリーターとして生計を立てつつ日本全国を回り、多くの犠牲者を餌食にしてきたものの、才能とすら呼べる己の足を掴ませない周到な手際によって計画性など皆無の犯行でも捜査の手が及ぶことは無かった

【人物背景】
オレンジ色の髪が特徴の、中肉中背の20代の青年。
第四次聖杯戦争におけるキャスターのマスターかつ冬木市を騒がすシリアルキラーである。
数代前に断絶した魔術の家系出身で、実家の土蔵にあった古文書を参考にして儀式殺人を行なっていた際に偶然にも間に合わせのマスターとして選別され、キャスターの召喚に成功した。
今回は同じく土蔵に仕舞われていたゴフェルの木も使用しての召喚のため参戦
主に若い女性や子どもを殺すことが大好きで、その殺し方は非常にバリエーション豊富かつ残虐。
しかし、そういった嗜好はトラウマや倒錯した性癖から来るものではなく、一種の好奇心によるところが大きい。
彼が殺人鬼となったきっかけは、ホラーやスプラッター映画における死の描写では安っぽさや嘘臭さしか感じず、『死の本質』を感じ取れなかったため。娯楽作品の『虚構の死』では、『死』というものの見分ける感性が人並み以上に鋭かった彼から見たら満足できるものではなかった。そして『死の本質』や生命が失われる様に対する好奇心が抑えられなくなった彼は第四次聖杯戦争の5年前に姉を手にかけ初めての殺人を犯した。

【方針】
聖杯戦争に関しては二の次。フレディを無意識に尊敬

【クラス】

キャスター

【真名】

フレディ・クルーガー

【出典】

エルム街の悪夢

【マスター】

雨生龍之介

【属性】

混沌・悪

【ステータス】

筋力:B 耐久:C 敏捷:C 魔力:C 幸運:E 宝具:B

【weapon】

『掻き爪』
フレディ・クルーガーの代名詞とも言える右手の掻き爪

【クラススキル】

体魔力:C

【固有スキル】


精神汚染:A
精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。
ただし同ランクの精神汚染がない人物とは意思疎通が成立しない。

悪夢の殺人:A
フレディ・クルーガーが持つ殺人鬼という特性。加害者の彼は被害者の相手に対して常に先手を取れる。
ただし、無条件で先手を取れるのは夢の中でのみ。
現実世界においては幸運判定が必要。

恐怖の権化:B
フレディ・クルーガーの各ステータスは人々が彼を恐怖する度合いによって増加していく。
逆に彼の存在が忘れ去られた場合、無力となる。

変化:A-
夢の中でのフレディ・クルーガーは様々な人物のみならずバイクやテレビなどにも変化可能

【宝具】

『悪夢に潜む切裂魔(ア・ナイトメアー・オン・エルム-ストリート)』

ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 フレディ・クルーガーが3人の夢魔より与えられた異能。
 一種の固有結界に似て、対象の夢の中に顕れ殺人を行う。
 殺された人物は現実世界においても同様の死に様を見せる。
 現実世界においてフレディ・クルーガーは不死身であり、たとえ倒せたとしてもまた夢の中で復活する。
 そのため夢の中で倒す他無いが、それでもいくつか存在する弱点を突く必要がある。

【発動後ステータス】

筋力:A 耐久:A 敏捷:B+ 魔力:B 幸運:E+ 宝具:A+

【人物背景】

映画『エルム街の悪夢』シリーズに登場する人物。ジェイソンと双璧をなすホラー映画の殺人鬼。
 本名フレッド・クルーガーでありフレディは愛称。
 彼の母である修道女アマンダ・クルーガーは手違いにより精神病棟に監禁、強姦された。
 この時に身ごもったのがフレディである。
 成長したフレディは幼児を誘拐しては殺害を繰り返す殺人犯となる。
 裁判における精神鑑定の結果として無罪放免となったため、納得のいかない遺族達によって住処ごと焼き殺されてしまう。
 ところが、フレディの邪悪な魂は3匹の悪魔により怪物として復活し、以後夢の中での殺人を繰り返すこととなる。

【願い】

エルム街の悪魔の復活