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crowds are calling my name ◆Ee.E0P6Y2U


「……少しまずいことになったな」

錯刃大学の研究室において、HALはあくまで冷静にそう呟いた。
彼は既に大体の状況を把握している。
洗脳したNPCが撃退されたこと、ホシノルリやその同行者がカッツェを追い詰めたこと。

――ここまでは彼の狙い通りだった。

しかしその後の展開は彼の目論みを大きく外すことになった。
カッツェは彼らの包囲を突破し、あろうことか己のマスターを確保するまでに至っていた。
何が原因だったか。どの要素が計算を狂わせたのか。
考えるまでもなかった。

――宮内れんげか

ただの“子ども”である筈の彼女が、
しかしあの場においては最も大きな影響力を持っていた。
こちらのミスは彼女のことを計算に入れていなかったことか。
宮内れんげはカッツェと同じ――否、あるいはそれ以上の不確定要素だった。

『“ますたあ”』

彼のアサシンが問いかけてくる。
それに対し、HALは短く答えた。

「近づいてきている。ベルク・カッツェとそのマスターである幼女がな」






カッツェが令呪の制約を外して思ったことは“次の標的はHALだ”ということだった。
先ほどの孤児院での襲撃は、明らかに待ち伏せされていた。
ルリたちは自分が来ることを予期した上で、包囲すべく待っていた。

彼らにカッツェのことを流した者がいる。
それは誰か。

「んなもん考えるまでもなくHALですwwwwwww」

そもそもあの襲撃はHALによる誘導された結果だ。
同盟ともいえなかった関係だが、どうやら彼はこっちを裏切ろうとしていたらしい。

その行動は正解だろう。
カッツェとの関わりを切り捨てようとしたのは、間違いなく正解である。
だがその正解である筈の行動が―― ここにきて一番のミスとなった。

ルーラーに対しての嫌がらせもだが、まずはHALたちに報復してやろう。
慎重派っぽい奴の計画をずたずたにしてやる。カッツェは慌てふためくでHAL(顔は分からない)を思い、その身を震わせた。

そうして彼が向かったのは、最初に電子ドラッグと接触した深山町の一角である。
その近くには錯刃大学があった。
HALの正確な所在は分からない。
しかし、ドラッグのNPCとこの一帯で接触できたこと、
ドラッグの性質上、感染したNPCが固まっている可能性が高いこと、
そのことからとりあえずカッツェはこの場を目指した。
そして、

「ここで祭りをやっちまいましょうかねwwwwww」
「んー、ふぇすてぃばるん?」

大学一帯。マンションの上に立ち、学生が集う一角を見下ろしながら、カッツェは言った。
大まかな場所が予想できたところで、HALの足取りは掴めない。
HALは何重にも安全策が張っている。NPCを調べても無駄だろう。

「ワショ――――イwwwwwwwwと祭りをここでやりましょうwwwwww」

だからこそ、カッツェは“祭り”をすることをした。
このあたり一帯を混乱と災厄で埋め尽くす。
近くに拠点を持っているであろう慎重な陣営に、思い切り迷惑な真似をしてやるのだ。
NPCの制約が解除された今、それくらいのことはできるのだった。

言うまでもなくその方策は愚策だった。
騒いだところで炙り出せるとは限らないし
HALがこの近くにいるという確証すらない。
そんなことをすればまたルーラーを敵に回すだろう。

けれどカッツェは気にしない。
長期的な視野など、彼にとってはそもそも存在しないのだから。

「んふぅwwwwwそれにミィにお客さんも来てるみたいですしwwwwwww」

やってきた影をカッツェは見据えた。
その驚異的な身体能力を持って、早くも彼はカッツェに追いついたのだ。
神父服を着たマスターを視界に入れながら、カッツェは再び嗤った。
嗤い続けていた。






ルリたちはアンデルセンに少し遅れながらもカッツェを追っていた。
ライダーの宝具を使うことができればもっと容易に追いつくこともできたのだろうが、

――流石に街中でロボットは使えませんよね。

木星蜥蜴がうじゃうじゃいた時代はともかく、一応は平和な今は機動兵器が街に出撃することはあまりない。
というかこの“方舟”だと人型兵器自体がオーバーテクノロジーの産物だ。
そんなものが車道を爆走する訳にはいかない。

そこでルリはタクシーを捕まえ「できるだけ飛ばしてください」と伝えることにした。
警察という身分もあり、特に何も言われずに指示に従ってもらえた。
やはりこの身分は便利だ。この夜の先にもできるだけ日常を保っていたい。
故に警察への連絡は一先ず保留しておく。

橋を渡りながら、ルリは冷静に情報を分析する。
春紀には既に連絡を取り、こちらに向かってもらっている。彼女と協力して事に当たりたいところだ。
ジナコは何時の間にか姿を消していた。しかし状況を考えれば彼女もカッツェを追った可能性が高い。

「深山町の……C-6あたり」

また同時に今しがたアンデルセンから示されたポイントを確認する。
先行した彼が言うにはカッツェはその辺りで止まり、何かをやるつもりらしかった。
そのあたりにある施設は……

「大学がありますね。ここで何かをするつもりなんでしょうか?」

とにかくそれがろくでもないことだということは分かる。
現場に急行し、対処しなくてはならない。
と、その時携帯に着信があった。

「春紀さんですか」
「――ルリか? 今どこにいる」

寒河江春紀――れんげを通して知り合ったマスターの一人だ。
ルリは落ち着いて情報を伝える。一人のマスターが先行したこと、カッツェの大体の現在位置、そしてどこで落ち合うか。

「C-6の大学近くだな。分かった、丁度近くにいるしそこまでかからないとは思う」
「ありがとうございます。とりあえず合流しましょう」

現在状況は混乱している。借りれる手は借りておいた方がいい。
そう思い、合流ポイントを設定しそこで会うことにする。

「分かった――じゃあ、会おう」

そう言って、ぷつり、と電話が切れた。
最低限の会話を経て彼女らの繋がりは切れていた。
同時にタクシーは橋を渡り切っていた。

「あの運転手さん――」

窓の外に広がる夜の景色を尻目に、タクシーの運転手に行先を伝える。
橋の向こう側には夜が広がっていた。
新都の発展した景色に慣れていたせいか、昔ながらの風景が残る深山町までやってくるとより一層その暗さが際立つ。
出歩く人の影もめっきり減った気がする。まぁ街の方までいけばまだまだ活動している人も多いのだろうが。

――まずはこの夜を乗り切らないと

ルリにとっては二度目の夜だ。
この夜を乗りこえ、明日以降の活動を円滑にできるか否かは今日の頑張りにかかっている。
その為の鍵はやはり

――れんちょん、ですね。

あどけない顔をした幼女の顔を浮かべる。
この夜の主役は間違いなく彼女だ。
カッツェについての情報をリークした人もある意味で彼女にはしてやられたことになるのか。

そうして深山町を行くこと十分程度で、ルリを乗せたタクシーはそこにたどり着いた。
近くに大学があり、学生たちのマンションやアパートが立ち並ぶ一帯。
出歩く人はちらほらと見えるが、しかしその静けさは昼間との比ではない。
カードを使いタクシーの運転手にお礼を言って、ルリは春紀との合流ポイントへと向かった。

「来た――か」
「春紀さん、こんばんは」

待ち合わせ場所には既に春紀が来ていた。
迅速に合流ができて一先ずは安心だ。これからまずアンデルセンたちの下へ向かわなくてはならない。
その旨を伝えようとしたが、

「…………」

しかし、春紀の様子はどこかおかしかった。
彼女はふぅ、と息を吐き、ルリを見据え、そして言った。

「ランサー」

と。
そして――見覚えのある紅い髪が舞った。
どこか春紀と似た趣のある、多根節の槍を持つ少女。
凛とその姿を現した彼女は春紀の前に立ち、ルリに相対した。

『マスター』

すかさずライダーが声を上げた。
言うまでもなくルリはそれを感じ取っている。
彼女らの瞳に灯っているのは――戦意だと。

「春紀さん?」

しかしルリはあくまで落ち着いて声をかけた。
同時に警戒を怠らない。彼女らの一挙手一投足に集中し、ライダーの霊体化を解いた。

「アタシさ……やっぱり甘いんだ」

春紀はそこでふっと笑った。

「あの娘と出会った時、ランサーは殺せって言った。
 確かにそうするべきだってのは分かった。でも、できなかった。
 あの子が“子ども”だったからだ。馬鹿みたいな話だよ。
 “子ども”なんて、ここじゃ何にも関係ない話だろ? たとえ願いが何であれ……」

言って彼女は懐から何かを取り出した。
チョコレート菓子の箱だった。
どこにでも売っている、甘くコーティングされた、細長いお菓子。
彼女はそれを一本口元加えた。

「はは、最後の一本じゃん」
「春紀さん。つまり貴方は――敵になるんですね」

敵。
状況の様々な推移を単純化する言葉だった。
ルリは敢えてその言葉を告げた。
すると春紀は苦笑して、

「敵っていうなら最初からそうだろ。
 アタシたちはさ、この戦争においてはみんな敵なんだ。
 ルリも、れんげだってさ、みんな敵だ」
「私はそのつもりじゃありませんでしたけどね。」
「アタシたちにとってはそうなんだよ。これは誰かの戦争じゃない。アタシたちの戦争なんだから」
「――――」

ルリは一瞬だけ目眩のようなものがした。
ほんの、一瞬だけ……

「……昔、似た台詞を聞いたことがあります」
「へぇ、誰だか知らないけど気が合いそうだ」
「戦争、なんですね。春紀さんにとっては」

それを否定する気はない。それを語る場ではない。
彼女には最初から戦うだけの理由があった。

「本当はさ、騙し討ちする予定だったんだ。
 れんげ諸共さ、こうバッサリとやっちまうって感じで」

でも、できなかった。春紀はそう言った。
彼女のランサーはそこで息を吐いた。
仕方ないね。そんな想いが滲んだ、苦笑交じりの溜息だった。

「だから一応面と向かって戦うことにした。アンタを倒したら、次はれんげにも同じことをする。
 それがアタシなり現実との妥協点で――最後に残った甘さだ」
「……分かりました。じゃライダーさん」

――戦いましょう。
その意図を込めて、ルリはライダーを呼んだ。

……そして風が吹いた。
その風は鉄の臭いを運んでくる。
巨人――スコープ・ドッグは三度冬木の街に顕現する。

「改めてみても馬鹿でかい宝具だな、ライダーの旦那」

春紀のランサーはそれを見上げながらぼやく。
巨人と少女。その大きさは比べるべくもない。
しかし彼女は一切臆することなく、夜の街に降り立った巨人へと相対する。

「アタシは……アタシができることには限りがあるんだ。
 全部が全部救うなんて、求めちゃいけない」
「んじゃ、再戦と行くかい。
 帰ってまた甘いもんを食べる為にもさ」


[C-6/錯刃大学・近辺/一日目/夜間]

【寒河江春紀@悪魔のリドル】
[状態]健康、満腹
[令呪]残り3画
[装備]ガントレット&ナックルガード、仕込みワイヤー付きシュシュ
[道具]携帯電話(木片ストラップ付き)、マニキュア、Rocky、うんまい棒、ケーキ、ペットボトル(水道水)
   筆記用具、れんちょん作の絵(春紀の似顔絵、カッツェ・アーカード・ジョンスの人物画)
[所持金]貧困レベル
[思考・状況]
基本行動方針:聖杯戦争を勝ち抜く。一人ずつ着実に落としていく。
1.ホシノルリとの決着。そしてれんげとの決別。
2.武智乙哉への警戒。
3.学校脱出時は杏子の力を借りて夜陰に紛れる。
4.杏子の過去を知りたい。
5.食料調達をする。
6.れんげのサーヴァントへの疑念。
7.聖書、か。
[備考]
※ライダー(キリコ・キュービィー)のパラメーター及び宝具『棺たる鉄騎兵(スコープドッグ)』を確認済。ホシノ・ルリをマスターだと認識しました。
※テンカワ・アキトとはNPC時代から会ったら軽く雑談する程度の仲でした。
※春紀の住むアパートは天河食堂の横です。
※定時制の高校(月海原学園定時制校舎)に通っています。
※昼はB-10のケーキ屋でバイトをしています。アサシン(カッツェ)の襲撃により当分の開業はありません。
※ジナコ(カッツェ)が起こした事件を把握しました。事件は罠と判断し、無視するつもりです。
※ジョンスとアーチャー(アーカード)の情報を入手しました。
 ただし本名は把握していません。二人に戦意がないと判断しています。
 ジョンス・アーカードの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。
※アサシン(カッツェ)の情報を入手しました。
 尻尾や変身能力などれんげの知る限りの能力を把握しています。
 変身前のカッツェの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。
※ホシノ・ルリ・ライダー組と帯電話番号を交換しました。
※武智乙哉をマスターと認識しました。
※これまでに接触したサーヴァントの情報を調べました。

【ランサー(佐倉杏子)@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]健康、魔力貯蓄(中)
[装備]ソウルジェムの指輪
[道具]Rocky、ポテチ、チョコビ、ペットボトル(中身は水、半分ほど消費)、ケーキ、れんちょん作の絵(杏子の似顔絵)
[思考・状況]
基本行動方針:寒河江春紀を守りつつ、色々たべものを食う。
1.春紀の護衛。まあ、勝たせてやりたい。
2.図書館での調査。
3.食料調達をする。
4.妹、か……。
5.れんげのサーヴァントへの疑念。
6.ほむらは逝ったか……。
[備考]
※ジナコ(カッツェ)が起こした事件を把握しました。
※ジョンスとアーチャー(アーカード)の情報を入手しました。
 ただし本名は把握していません。二人に戦意がないと判断しています。
 ジョンス・アーカードの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。
※アサシン(カッツェ)の情報を入手しました。
 尻尾や変身能力などれんげの知る限りの能力を把握しています。
 変身前のカッツェの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。
※れんげの証言から彼女とそのサーヴァントの存在に違和感を覚えています。
 れんげをルーラーがどのように判断しているかは後の書き手様に任せます。
※れんげやNPCの存在、ルーラーの対応から聖杯戦争は本来起こるはずのないものだったのではないかと仮説を立てました。
 ただし本人も半信半疑であり、あまり本気でそう主張するつもりはありません。
※武智乙哉をマスターと認識しました。


【ホシノ・ルリ@機動戦艦ナデシコ~The prince of darkness】
[状態]:魔力消費(中)
[令呪]:残り三画
[装備]:警官の制服
[道具]:ペイカード、地図、ゼリー食料・栄養ドリンクを複数、携帯電話、カッツェ・アーカード・ジョンスの人物画コピー
[所持金]:富豪レベル(カード払いのみ)
[思考・状況]
基本行動方針:『方舟』の調査。
1.アキトを探す為に……?
2.春紀を撃退後、カッツェたちに対応する。
3.『方舟』から外へ情報を発する方法が無いかを調査
4.優勝以外で脱出する方法の調査
5.聖杯戦争の調査
6.聖杯戦争の現状の調査
7.B-4にはできるだけ近づかないでおく。
8.れんげの存在についてルーラーに確認したい。
[備考]
※ランサー(佐倉杏子)のパラメーターを確認済。寒河江春紀をマスターだと認識しました。
※NPC時代の職は警察官でした。階級は警視。
※ジナコ・カリギリ(ベルク・カッツェの変装)の容姿を確認済み。ただしカッツェの変装を疑っています。
※美遊陣営の容姿、バーサーカーのパラメータを確認し、危険人物と認識しました。
※宮内れんげをマスターだと認識しました。カッツェの変身能力をある程度把握しました。
※寒河江春紀・ランサー組と共闘関係を結び、携帯電話番号を交換しました。
※ジョンス・アーカード・カッツェの外見を宮内れんげの絵によって確認しています。
※アンデルセン・ランサー組と情報交換した上で休戦しました。早苗やアキトのこともある程度聞いています。
※警視としての職務に戻った為、警察からの不信感が和らぎましたが
 再度、不信な行動を取った場合、ルリの警視としての立場が危うくなるかもしれません。


【ライダー(キリコ・キュービィー)@装甲騎兵ボトムズ】
[状態]:負傷回復済
[装備]:アーマーマグナム
[道具]:無し
[思考・状況]
基本行動方針:フィアナと再会したいが、基本的にはホシノ・ルリの命令に従う。
1.ホシノ・ルリの護衛。
2.子供、か。
[備考]
※無し。


[共通備考]
※一日目・午後以降に発生した事件をある程度把握しました。
※B-3で発生した事件にはアーチャーのサーヴァントが関与していると推測しています。
※B-4で発生した暴動の渦中にいる野原一家が聖杯戦争に関係あると見て注目しています。
※図書館周辺でサーヴァントによる戦闘が行われたことを把握しました。
※行方不明とされている足立がマスターではないかと推測しています。警察に足立の情報を依頼しています。
※刑事たちを襲撃したのはジナコのサーヴァントであると推測しています。




殺す。
“アタシ”を殺す。
“ジナコ・カリギリ”を殺す。

「…………」

ジナコたちがカッツェの居場所を突き止めることができたのは、ゴルゴの情報収集能力に依る。
あらかじめ現地での情報提供者を確保していたこと。そしてカッツェ自身がその姿をまるで隠していなかったこと。
それらが重なり、ジナコとゴルゴは錯刃大学へと向かうことができた。

「もうすぐだ」

もうすぐ例の“メシウマ”のサーヴァントと接触できる。
深山町の住宅街の一角で、ゴルゴはジナコを降ろした。
抱きかかえている間、ジナコはただぶつぶつと呟いていた。
殺す殺す殺す……呪詛のように彼女は呟いている。
朝方の彼女とはまるで別人のようだった。

「ゴルゴさん、早く殺してよ。
 あの“ジナコ・カリギリ”をさ。早く……早くアタシの人生を取り戻してよ」
「…………」

ジナコは立ち上がるなりそうゴルゴに詰め寄った。
今の彼女には明確な“殺意”がある。
この殺意ならば“13番目の男”を発動するには十分だ。
彼女の敵――ベルク・カッツェを殺害する条件は整っている。
だが、

「殺してよ……頼むから」
「依頼人。その前に一つ聞くことがある」

え、とジナコが動きが止まった。
そしてぽかんとゴルゴの顔を見上げた。
今の彼女は「殺す」という一念のみに埋め尽くされている状態だ。
それ以外のことに対しては、ひどく思考が鈍っている。

「――依頼人との契約についてのことだ」

しかし、それでもジナコは気付いたようだった。
ゴルゴの声色に、依然あった時とはまた別の鋭利な響きがあることに。

ジナコはここに到ってようやく気付いた。
自身が抱いている“ジナコ・カリギリ”への殺意。
それは――もしかすると自分自身へも向きかねないものであることに。



[C-6/錯刃大学・近辺/一日目/夜間]

【ジナコ・カリギリ@Fate/EXTRA CCC】
[状態]脇腹と肩に鈍痛、精神消耗(大)、ストレス性の体調不良(嘔吐、腹痛)、昼夜逆転、空腹、いわゆるレイプ目、アサシン(ベルク・カッツェ)へのわずかな殺意?
[令呪]残り2画
[装備]カツラ、いつもと違う格好
[道具]変装道具一式、携帯電話、財布、教会に関するメモ
[所持金]ニートの癖して金はある
[思考・状況]
きほん■■■■:『アタシ』を殺す?
0.苦難を……受け入れる……?
1.ひとりぼっちは嫌。だから『自分』を殺す。殺さないと。
2.れんげやジョンスに謝りたい、でも自分からは何も出来ない。
3.『もう一人のジナコ=カリギリ』の情報を集める……?
4.私は――
[備考]
※ジョンス・リー組を把握しました。
※密林サイトで新作ゲームを注文しました。二日目の昼には着く予定ですが仮に届いても受け取れません。
※アサシン(ベルク・カッツェ)にトラウマを深く抉られました。ですがトラウマを抉ったのがカッツェだとは知りませんし、忘れようと必死です。
※『もう一人のジナコ=カリギリ』の再起不能をヤクザに依頼し、ゴルゴから『もう一人のジナコ=カリギリ』についての仮説を聞きました。
 『もう一人のジナコ=カリギリ』殺害で宝具を発動するためにはかなり高レベルの殺意と情報提供の必要があります。
 心の底からの拒絶が呼応し、かなり高いレベルの『殺意』を抱いていると宝具『13の男』に認識されています。
 さらに高いレベルの宝具『13の男』発動のために情報収集を行い、ヤクザに情報提供する必要があります。
※ヤクザ(ゴルゴ13)がジョンス組・れんげを警戒対象としていることは知りません。
※変装道具一式をヤクザから受け取りました。内容は服・髪型を変えるための装飾品・小物がいくつかです。
 マネキン買いしたものなのでデザインに問題はありませんが、サイズが少し合わない可能性があります。
※放送を耳にしました。しかし、参加者が27組いるという情報以外は知りません。
※教会なら自分を保護してくれると思い込んでいます。メモにはカレンのいる教会(D-5)も記載されています。
※ランサー(ヴラド3世)のパラメーターを把握しました。
※アサシン(ベルク・カッツェ)を殺害しなければランサー(ヴラド3世)に見捨てられると思い込んでいます。
※独りではない為、多少精神が安定しています。
※アンデルセン組を把握しました。

【ヤクザ(ゴルゴ13@ゴルゴ13)】
[状態]魔力消費(小)、全身に切り傷(軽度)、気配遮断
[装備]通常装備一式、
[道具]携帯電話、単眼鏡(アニメ版装備)、葉巻(現地調達)、携帯灰皿(現地調達)
[思考・状況]
基本行動方針:正体を隠しながら『もう一人のジナコ=カリギリ』の情報を集め、殺す。最優先。
          B-4地区から得た情報を使い、ひとまずメシウマのサーヴァント(ベルク・カッツェ)に照準を合わせる。ジナコ・雇ったNPCの情報も待つ。
1.依頼人を――
2.『白髪の男』(ジョンス・リー)とそのサーヴァント、そして『れんげという少女』の情報を探す。
3.依頼人(ジナコ=カリギリ)の要請があれば再び会いに行くが、過度な接触は避ける。
4.可能であれば依頼人(ジナコ=カリギリ)の新たな隠れ家を探し、そこに彼女を連れて行く。
5.依頼人(ジナコ=カリギリ)の動向に疑念。銃弾は二発装填した。

[備考]
※ランサー(エリザベート)、アサシン(ニンジャスレイヤー)、アサシン(カッツェ)、バーサーカー(デッドプール)の容姿と戦闘で使われた宝具の効果
 キャスター(大魔王バーン)の鬼眼王状態、岸波白野・足立透・ウェイバー・ベルベットの容姿
 真玉橋孝一・セイバー(神裂火織)の容姿・Hi-Ero粒子フルバースト・『七閃』を確認しました。
 →検索施設を利用し、上記のサーヴァントの情報を分析しています。
※一日目・未明の出来事で騒ぎになったこと、B-4夕方バーンパレスの外部の戦いは大体知ってます。
※町全体の地理を大体把握しています。
※ジナコの資金を使い、NPCの情報屋を数名雇っています。
※C-5の森林公園で、何者かによる異常な性行為があった事を把握しました。
  それを房中術・ハニートラップを得意とする者の仕業ではないかと推測しています。
※B-10での『もう一人のジナコ=カリギリ(ベルク・カッツェ)』の起こした事件を把握しました。
※ジナコの気絶を把握しました。
  それ以前までの『ジナコ利用説』ではなく、ジナコの外見を手に入れるために気絶させたと考えています。
  そのため、『もう一人のジナコ=カリギリ』は別人の姿を手に入れるためにその人物と接触する必要があると推察しています。
※ジナコから『もう一人のジナコ=カリギリ』の殺害依頼を受けました。
  ジナコの強い意志に従って宝具『13の男』が発動します。カッツェの容姿・宝具を確認したため八割ほどの効果が発動できます。
  更に情報検索施設で真名と逸話を調べれば完全な状態の宝具を発動できます。
※『もう一人のジナコ=カリギリ』は様々な条件によって『他者への変装』『サーヴァントへのダメージ判定なし』がなされているものであると推測しています。
  スキルで無効化する類であるなら攻略には『13の男』発動が不可欠である、姿を隠しているならば本体を見つける必要があるとも考えています。
※ジョンス・リーと宮内れんげの身辺調査をNPC(探偵)に依頼しました。
  二日目十四時に一度NPCと会い、情報を受け取ります。そのとき得られる情報量は不明です。最悪目撃証言だけの場合もあります。
※ジョンス・リー組を『警戒対象』と判断しました。『もう一人のジナコ=カリギリ』についても何か知っているものと判断し、捜索します。
  ジナコの意思不足・情報不足のため襲撃しても宝具『13の男』は発動しません。
※宮内れんげを『ジョンス・リー組との交渉材料となりえる存在』であると判断しました。ジョンス・リー組同様捜索します。
  ジナコの意思不足・情報不足のため襲撃しても宝具『13の男』は発動しません。
※伝承に縛られた『英霊』という性質上、なんらかの条件が揃えば『銃が撃てない状態』が何度でも再現されると考察しています。
  そのためにも自身の正体と存在を秘匿し、『その状態』をやりすごせるように動きます。
※ヤクザの気配遮断によるNPCへの擬態を見抜ける参加者が居ると察しました。
  NPCらしからぬ行動を見抜かれているとして対応します。
※ジナコが『自身に隠して他の参加者と結託している可能性』を考察しました。
  以後、ヤクザがジナコの行動を自身への裏切りだと判断した場合、宝具『13の男』がジナコに対して発動、彼女の殺害を最優先事項とします。
※真玉橋孝一組に警戒。自身の容姿と武器、そして『発動の容易な宝具を持たない』ことを相手が把握しているものとして動きます。




盤面はひどく混乱している。
宮内れんげとベルク・カッツェを中心に争いが広がっている。
しかもこの大学のすぐそこでだ。
確認できただけで既に三騎のサーヴァントがいる。

本格的にこの拠点の放棄も検討しなくてはならない。
HALはそう冷静に考えつつも、しかし必ずしもこの状況は自分にとって不利ではないと感じていた。

――慎重な立ち回りが功を奏したか。

ベルク・カッツェの目的は明らかに自分たちへの報復だ。
しかしカッツェはこちらの正体に気付いていない。
電子ドラッグの感染経路から大まかな位置を予測したのだろうが、結局はそこまでだ。
故にHALはこの段階に到ってもある種安全地帯にいることができる。

この一帯には電子ドラッグにより洗脳したNPCが特に多くいる。
その為情報の収集も非常に容易だ。
今後拠点を放棄するにしても、こちらの正体が露見していない以上今すぐである必要はない。

ならば今は傍観する。
ベルク・カッツェが起こした戦いから、可能な限り他の陣営のデータを吸い上げる。
HALはそう方針を決めていた。

――とはいえこれ以上に不確定要素が増やすべきではないな

結果的に悪くない状況とはいえ、ここまで盤面が膠着したのはひとえにベルク・カッツェという不確定要素に関わったからだ。
盤面がこれ以上混乱すれば、いよいよ持ってして予測が困難になる。

「アサシン」

故にHALは後ろで控える己が従者を呼んだ。
情報は収集する。しかし、こちらから何もしない訳ではない。
状況を乱しかねない外部からの介入は、できるだけカットしたい。

HALの手元に集まってくる情報の中に、四騎目のサーヴァントの情報があった。
そのサーヴァントはベルク・カッツェがこのエリアに出現したあと、猛烈な勢いで近づいてきているのだった。
夕方ごろB-4で確認された、キャスターを抹殺したサーヴァントである。
それは忍殺、と書かれたマスクを被っているアサシンだった――


[C-6/錯刃大学・春川研究室/一日目/夜間]

【電人HAL@魔人探偵脳噛ネウロ】
[状態]健康
[令呪]残り三画
[装備]『コードキャスト:電子ドラッグ』
[道具] 研究室のパソコン、洗脳済みの人間が多数(主に大学の人間)
[所持金] 豊富
[思考・状況]
基本:勝利し、聖杯を得る。
 1.潜伏しつつ情報収集。
 2.ルーラーを含む、他の参加者の情報の収集。特にB-4、B-10。
 3.他者との同盟,あるいはサーヴァントの同時契約を視野に入れる。
 4.『ハッキングできるマスター』はなるべく早く把握し、排除したい。
 5.性行為を攻撃として行ってくるサーヴァントとに対する脅威。早急に情報を入手したい。
[備考]
※洗脳した大学の人間を、不自然で無い程度の数、外部に出して偵察させています。
※大学の人間の他に、一部外部の人間も洗脳しています。(例:C-6の病院に洗脳済みの人間が多数潜伏中)
※ジナコの住所、プロフィール、容姿などを入手済み。別垢や他串を使い、情報を流布しています。
※他人になりすます能力の使い手(ベルク・カッツェ)を警戒しており、現在数人のNPCを通じて監視しています。
 また、彼はルーラーによって行動を制限されているのではないかと推察しています。
※カッツェとはメールアドレスを互いに知っている為、メールを通して連絡を取り合えます。
 ただし、彼に渡したメールアドレスは学生に作らせた所謂「捨て垢」です。
※サーヴァントに電子ドラッグを使ったら、どのようになるのかを他人になりすます者(カッツェ)を通じて観察しています。
 →カッツェの性質から、彼は電子ドラックによる変化は起こらないと判断しました。
  一応NPCを同行させていますが、場合によっては切り捨てる事を視野に入れています。
※ヤクザを利用して武器の密輸入を行っています。テンカワ・アキトが強奪したのはそれの一部です。


【アサシン(甲賀弦之介)@バジリスク~甲賀忍法帖~】
[状態] 健康
[装備] 忍者刀
[道具] なし
[所持金] なし
[思考・状況]
基本:勝利し、聖杯を得る。
 1.HALの戦略に従う。
 2.自分たちの脅威となる組は、ルーラーによる抑止が機能するうちに討ち取っておきたい。
 3.性行為を行うサーヴァント(鏡子)、ベルク・カッツェへの警戒。
 4.戦争を起こす者への嫌悪感と怒り

[共通備考]
※『ルーラーの能力』『聖杯戦争のルール』に関して情報を集め、ルーラーを排除することを選択肢の一つとして考えています。
 囮や欺瞞の可能性を考慮しつつも、ルーラーは監視役としては能力不足だと分析しています。
※ルーラーの排除は一旦保留していますが、情報収集は継続しています。
 また、ルーラーに関して以下の三つの可能性を挙げています。
 1.ルーラーは各陣営が所持している令呪の数を把握している。
 2.ルーラーの持つ令呪は通常の令呪よりも強固なものである 。
 3.方舟は聖杯戦争の行く末を全て知っており、あえてルーラーに余計な行動をさせないよう縛っている。
※ビルが崩壊するほどの戦闘があり、それにルーラーが介入したことを知っています。ルーラー以外の戦闘の当事者が誰なのかは把握していません。
※性行為を攻撃としてくるサーヴァントが存在することを認識しました。房中術や性技に長けた英霊だと考えています。
※鏡子により洗脳が解かれたNPCが数人外部に出ています。洗脳時の記憶はありませんが、『洗脳時の記憶が無い』ことはわかります。
※ヴォルデモートが大学、病院に放った蛇の使い魔を始末しました。スキル:情報抹消があるので、弦之介の情報を得るのは困難でしょう。
※B-10のジナコ宅の周辺に刑事のNPCを三人ほど設置しており、彼等の報告によりジナコとランサー(ヴラド3世)が交わした内容を把握しました。
※ランサー(ヴラド3世)が『宗教』『風評被害』『アーカード』に関連する英霊であると推測しています。
※ランサー(ヴラド3世)の情報により『アーカード』の存在に確証を持ちました。彼のパラメータとスキル、生前の伝承を把握済みです。
※検索機能を利用する事で『他人になりすます能力のサーヴァント』の真名(ベルク・カッツェ)を入手しました。


【アサシン(ニンジャスレイヤー)@ニンジャスレイヤー】
[状態]魔力消耗(大)、ダメージ(中)
[装備]なし
[道具]なし
[思考・状況]
基本行動方針:しんのすけを弔うためにアサシン=サン(ベルク・カッツェ)殺すべし。聖杯の力でしんのすけを生き返らせる。
その後聖杯とムーンセルをスレイする!
0.アサシン=サン(ベルク・カッツェ)殺すべし!ナラクに乗っ取られ邪悪な存在になればセプクする。
1.聖杯を手に入れるためにすべてのニンジャ(サーヴァント)をスレイする。
2.深夜になったら足立を安全な場所に運ぶ。(第一候補D5地点の森林のどこか)
3.ベルク・カッツェに関する情報を入手する。


[備考]
※放送を聞き逃しています。
※ウェイバーから借りていたNPCの携帯電話を破壊しました。
※足立透と再契約しました。
※ナラクに身体を乗っ取られ、マスターやNPCを無意味に殺すような戦いをしたら自害するつもりです。
※深夜になったら足立をD-5地点の森林のどこかに運ぶつもりです。詳しい場所、時間は決めていません。
※トレンチコートとハンチング帽はC5/足立がいるビルの屋上に畳んで置いてあります




ベルク・カッツェと宮内れんげを巡る因縁は加速度的に収束していく。
彼らが培い、引き寄せた陣営がここに集まり出した。

しかしまだ――最後の役者が来ていない。

「あん、どうした」

ジョンス・リーが不審な声を上げたのは、彼のサーヴァントの様子がおかしかったからだ。
おかしいといえば何時だっておかしな奴ではあるが、それにしても奇妙だった。
アーチャー、アーカードは廃教会に向かっている最中であり、そこにいるランサー――もう一人の自分がいる。
これから起こる闘争を、同じ名を持つ者同士の殺し合いを、彼は涎を垂らして待っていた筈だった。

「降りる」

しかし、彼は唐突にそんなことを言い出した。
「は?」と聞き返すが、しかし既に彼は運転手に伝えている。
孤児院に迎え、と。
その有無を言わせぬ口調に、運転手は動揺したようだったが、しかし黙って従った。
近くの交差点にタクシーは止まり、彼らは孤児院へ向かうことになる。

「で、どうした」

カソリック系の建物へと向かいながら、ジョンスは訝しげに問いかける。
先程まで待ちきれない、という風情だった彼がいきなりの寄り道だ。
何かあるのは明白だ。

「――夢を見た」
「はぁ?」
「ひどく昔の……悪夢だ」
「寝ぼけてんのなら先に言え」

ジョンスの言葉を無視してアーカードは孤児院へと向かう。
何かに憑りつかれるように、何かを求めるように、ゆっくりと彼は歩いている。
コツ、コツ、と夜の街に靴音が鈍く響いた。

そして――出会った。

「――なあんだ」

孤児院の前より走り去る影があった。
直前、何かがあったのだろう。誰かが誰かを追っていく。
その影を見た時、アーカードは言ったのだ。

「そういうことか」
「どういうことだ」

勝手に合点したアーカードにジョンスは着いていけない。
が、とにかく孤児院の様子を窺った。どうにもあわただしい。あそこで何かまた事件があったのか。
とはいえ関わっている時間はない。そう思っていたが――

「私たちも行くぞ」
「はぁ?」

――突然そう言い放つと、アーカードは歩き出した。
廃教会ではなく、走り去っていた影の方へ。

「どこに行く。まさか教会をほっぽる訳じゃなねえだろ」
「当然だ。ただその前に――腹ごしらえだ」

そう言い放った時、ジョンスは感じ取った。
アーカードの存在が遥かに膨れ上がったかのように、その身体より黒い炎がゆらゆらと立ち上ることを。
勿論実際にそんなことはない。
しかし明らかに“濃く”なった。
アーカード。その名を持つ化け物の存在が、夜の闇おいてなお暗く見えるほど。

思わずジョンスは笑ってしまった。
はっ、と。
何があったのかは知らない。しかし何がしたいかは本能的に分かった。

腹ごしらえ、と奴は言った。
やはり――足らなかったということだろう。
考えてみれば当然だ。ジョンスは魔術など欠片も知らないただの八極拳士だ。
いくらアーチャーがそのスキルゆえ魔力なしでも活動できるとはいえ――エネルギーなしでモノは動けない。
それでもなおこの一日ジョンスたちは闘い続けていた。
故に魔力が消耗し、ジョンスは自身の血を呑ませることになった。

とはいえ魔術師の血でもない。
さして回復もできなかったのだろう。
それでも我慢していたのは――ひとえに立ちふさがった敵が極上過ぎたからだ。
ただ目の前に喰い散らかすことのできる敵が来たならば――

「奴を追えば必ず闘争が待っている」

向かいながら、アーカードは言う。

「それはいいが、時間はいいのか。
 ギリギリってほどでもねえが、そう余裕がある訳じゃねえぞ」
「気にするな」

アーカードは言う。
その存在を色濃く夜にまき散らしながら、彼は嘯いた。

「もう一人の私。私という化け物の否定。ヴラド三世の名を保った者。
 そんな者を呼べるのは――なるほど一人しかいない」 




……そうして最後の役者が舞台に上がる。
ベルク・カッツェと宮内れんげを中心に据えた夜は、遂に始まろうとしていた。
幾重の因縁を巻き込みながら、この聖杯戦争を――


[C-6/錯刃大学・近辺/一日目/夜間]

【宮内れんげ@のんのんびより】
[状態]魔力消費(回復)ルリへの不信感 左膝に擦り傷(治療済み)
[令呪]残り1画
[装備]なし
[道具]なし
[所持金]十円
[思考・状況]
基本行動方針:かっちゃん!
1.このままだとあっちゃん、おなかすいて死んじゃうん……
2.るりりん、どうして嘘つくん?
3.はるるんにもあいたい
[備考]
※聖杯戦争のシステムを理解していません。
※カッツェにキスで魔力を供給しましたが、本人は気付いていません。
※昼寝したので今日の夜は少し眠れないかもしれません。
※ジナコを危険人物と判断しています。
※アンデルセンはいい人だと思っていますが、同時に薄々ながらアーカードへの敵意を感じ取っています。
※ルリとアンデルセンはアーカードが吸血鬼であることに嫌悪していると思っています。
※れんげの想いが念話としてカッツェに通じたのかは不明です。後続の書き手様にお任せします。

【アサシン(ベルク・カッツェ)@ガッチャマンクラウズ】
[状態]魔力消費(中)、宝具にダメージ(小)、テンション普通、苛立ち(中)、
   電子ドラッグ感染、爾乃美家累の姿、NPCの運転する車に乗車中。
[令呪]
[装備]なし
[道具]携帯電話(スマホタイプ)(HALのアドレス記録済)
[思考・状況]
基本:真っ赤な真っ赤な血がみたぁい!聖杯はその次。
 1.HALがいそうなところで祭りwwwwwwwwwww
 2.うはぁwwww電子ドラッグ掌握するのマジ楽しみだわwwwwwww
 3.頭の中の指示とか令呪の縛りとかマジうぜー
 4.真玉橋孝一とルーラーへの対抗策を模索する。
[備考]
※他者への成りすましにアーカード(青年ver)、ジナコ・カリギリ、野原みさえが追加されました。
※NPCにも悪意が存在することを把握しました。扇動なども行えます
※喋り方が旧知の人物に似ているのでジナコが大嫌いです。可能ならば彼女をどん底まで叩き落としたいと考えています。
※ジナコのフリをして彼女の悪評を広めました。
 ケーキ屋の他にファミリーレストラン、ジャンクフード店、コンビニ、カラオケ店を破壊しました。
 死人はいませんが、営業の再開はできないでしょう。
※『ルーラーちゃん顔真っ赤涙目パーティ』を計画中です。今のところ、スマホとNPCを使う予定ですが、使わない可能性も十分にあります。
 電子ドラッグを利用することを考慮に入れています。
※カッツェがジナコの姿で暴れているケーキ屋がヤクザ(ゴルゴ13)の向かったケーキ屋と一緒かどうかは不明です。
※真玉橋組を把握しました。また真玉橋に悪意の増長が効きにくい為、ある程度の警戒を抱いています。
※HALと電子ドラッグの存在に気が付きました。いずれ電子ドラッグを自身の手で掌握しようと考えています。
※電子ドラッグで洗脳されたNPC数人によって現在監視されています。

【アレクサンド・アンデルセン@HELLSING】
[状態]健康
[令呪]残り二画
[装備]無数の銃剣
[道具]ジョンスの人物画
[所持金]そこそこある
[思考・状況]
基本行動方針:聖杯を託すに足る者を探す。存在しないならば自らが聖杯を手に入れる。
1.カッツェを“敵”と認定。
2.昼は孤児院、夜は廃教会(領土)を往復しながら、他の組に関する情報を手に入れる。
3.戦闘の際はできる限り領土へ誘い入れる。
[備考]
※方舟内での役職は『孤児院の院長を務める神父』のようです。
※聖杯戦争について『何故この地を選んだか』『どのような基準で参加者を選んでいるのか』という疑念を持っています。
※孤児院はC-9の丘の上に建っています。
※アキト、早苗(風祝の巫女――異教徒とは知りません)陣営と同盟を組みました。詳しい内容は後続にお任せします。
※ルリと休戦し、アーカードとそのマスターであるジョンスの存在を確認しました。
 キリコのステータスは基本的なもの程度しか見ていません。
※美遊陣営を敵と判断しました。
※れんげは「いい子」だと判断していますが、カッツェに対しては警戒しています。

[???/???/一日目/夜間]

【ジョンス・リー@エアマスター】
[状態]顔面に痣、疲労(大)、右腿の銃痕(応急処置済み)、右指に切り傷、睡眠中
[令呪]残り一画
[装備]なし
[道具]ジナコの自宅の電話番号、ホシノ・ルリの連絡先を書いた紙
[所持金]そこそこある
[思考・状況]
基本行動方針:闘える奴(主にマスターの方)と戦う。
0.―――――。
1.ランサー(ヴラド三世)を厄介と判断。D-9の廃教会へ向かう。が、その前に……
2.図書館でアサシン(カッツェ)を八極拳で倒す方法を探す。ついでに『魔神皇』の情報も探す?
3.あの男(切嗣)には必ず勝つ。狭間ともいずれ決着を。ただ、狭間のサーヴァント(鏡子)はなんとかしたい。
4.『魔法』の情報を探す。
5.ある程度したらルリに連絡をする。
6.錯刃大学の主従はランサー(ヴラド三世)との戦闘後に考える。
7.聖と再戦する。
[備考]
※先のNPCの暴走は十中八九アサシン(カッツェ)が関係していると考えています。
※現在、アサシン(カッツェ)が一人でなにかやっている可能性が高いと考えています。
※宝具の発動と令呪の関係に気付きました。索敵に使えるのではないかと考えています。
※聖、ジナコの名を聞きました。アサシン(カッツェ)の真名を聞きました。
※ランサー(ヴラド三世)の声を聞きました。
※アサシン(カッツェ)、セイバー(ロト)、アーチャー(エミヤ)のパラメーターを確認済み。
※科学忍者隊ガッチャマン、おはよう忍者隊ガッチャマン、ガッチャマン(実写版)におけるベルク・カッツェを把握しました。
 ベルク・カッツェ(クラウズ)の書物も見つけましたが、切嗣との戦闘によりある程度しか読めていません。
 どの程度まで把握したかは、後続の書き手さんに任せます。
 →『ベルク・カッツェ』の最期まで把握しました。カッツェがNOTEを所持している可能性も考慮しています。
※狭間偉出夫の容姿と彼のサーヴァント(鏡子)の『ぴちぴちビッチ』を確認しました。更にサーヴァントの攻撃が性的な攻撃だと気づいてます。
 狭間偉出夫が実力の大部分を隠していると気づいています。
※狭間偉出夫から錯刃大学の主従についての情報を受け取りました。
 受け取った情報は『春川英輔について』『超常の反撃能力について』です。
※狭間偉出夫の『トラフーリ』を確認しました。切嗣戦と合わせてマスターの中に『ジョンスの常識を超えた技を使える者』が居ることに気づきました。
 魔法の存在にも存外理解があります。
※ジナコが警察に追われていることを知りました。ベルク・カッツェの仕業だと思っています。


【アーチャー(アーカード)@HELLSING】
[状態]魔力消費(中)
[装備]なし
[道具]なし
[思考・状況]
基本行動方針:主(ジョンス・リー)に従う。
0.ランサー(ヴラド三世)と戦うために廃教会へ。
1.その前に腹ごしらえを
2.錯刃大学の主従をどうするか。
3.アーチャー(エミヤ)そしてセイバー(ロト)と再戦し、勝利する。
4.性のサーヴァント(鏡子)に多大な興味。直接会い、再戦することを熱望。狭間には興味なし。
5.アサシン(カッツェ)が起こそうとしている戦争には興味がある。
6.アサシン(カッツェ)が接触してきた場合、ジョンスに念話で連絡する。
7.参加者中にまだまだ『ただの人間から英雄へと至った者』が居ると考えています。彼らとの遭遇も熱望してます。
[備考]
※野次馬(NPC)に違和感を感じています。
※現在、アサシン(カッツェ)が一人で何かしている可能性が高いと考えています。
※セイバー(ロト)の真名を見ました。主従共に真名を知ることに余り興味が無いので、ジョンスに伝えるかどうかはその時次第です。
※セイバー(ロト)の生前の話を知りました。何処まで知っているかは後続の書き手さんに任せます。少なくとも魔王との戦いは知っているようです。
※アーチャー(エミヤ)の『干将莫耶』『剣射出』『壊れた幻想』を確認しました。
※狭間が『人外の存在』だと気づいています。
※ライダー(鏡子)の宝具『ぴちぴちビッチ』を確認しました。彼女の性技が『人間の技術の粋』であることも理解しています。
 そのため、直接出会い、その上での全力での闘争を激しく望んでいます。ちなみに、アーカード的にはあれは和姦です。
※英霊中に人間由来のサーヴァントが多数居ることを察しています。彼らとの闘争を心から望んでいます。
※ヴラド三世が、異なる世界の自身だと認識しました。また、彼を“人間”だと認識しています。
※ヴラド三世のマスターを知りました。

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141-b:そう鳥のように 投下順 142-aremorse
141-b:そう鳥のように 時系列順 143天国にそっくりな星

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141-b:そう鳥のように ホシノルリ&ライダー(キリコ・キュービィー) 154-a:たぶん自分自身のために
宮内れんげ&アサシン(ベルク・カッツェ 146-a:Festival
アレクサンド・アンデルセン
ジナコ・カリギリ&アサシン(ゴルゴ13
電人HAL 146-c:祭りのあとには
アサシン(甲賀弦之介) 142-aremorse
寒河江春紀&ランサー(佐倉杏子 154-a:たぶん自分自身のために
アサシン(ニンジャスレイヤー 142-aremorse
123現実なのに夢のよう ジョンス・リー&アーチャー(アーカード 146-a:Festival