美樹さやか&バーサーカー ◆A23CJmo9LE


世界が変わった。理がなした世界に悪魔が叛逆して新しい世界が生まれた。










見滝原中学の通学路で対峙する私とかつての仲間。

「だとしてもこれだけは忘れない!暁美ほむら、あんたが…悪魔だってことは!」

そうだ。忘れてやるもんか。世界が変わっても……………………もしあいつが何をしたのかは忘れても。暁美ほむらが私の敵だってことは。













世界が変わった。









月海原学園の通学路で歓談する私と親友。

「桜、おそーい」
紫がかった髪の親友と一緒に登校。いつもの風景。

「おはようございます、さやかさん」

「相変わらず可愛いねぇ、今日はなんだかオシャレに気合入れてきた?」
親友をからかって過ごす朝。いつもの…風景。

「ち、ちがいますよ。これは、その、イリヤスフィール先輩が…」
「イリヤ先輩からモテる秘訣を教わったって?けしからーん!そんなハレンチな子はー…こうだぁっ!」
「や…ちょっと…やめてくだ…や…め…」
親友と尊敬する先輩について語らう朝。いつもの…風景…。

「まーたおっぱい大きくなってない?これで岸波先輩を誑し込む気かー!許さんぞー!桜は私の嫁になるのだー!」
親友とじゃれあって過ごす。これもいつもの…風景…のはず。

私の親友は桜だった?尊敬する先輩はイリヤさんだった?
思い出せない……けど





悪魔がいない。私の敵が。
私は何かを忘れている。






「ッ!痛ッ!」
手の甲に痛みが走る。そこには三画の紋章。刻まれた令呪とともに私は記憶を取り戻した。











「僕の召喚するサーヴァントと契約して、聖杯戦争のマスターになってよ!」

「は?」
半分に欠けた月の下、私は見慣れたマスコットモドキと話をしていた

「聖杯は手にしたものの願いをなんでも叶えてくれる。暁美ほむらのように世界改変だって可能なはずだ。聖杯戦争っていうのはそれを取り合う争い。過去の英霊をサーヴァント…使い魔として従えてお互いに戦うんだ」
「ちょ、ちょっと待って……」

相変わらず淡々と述べるインキュベーター。こっちは苛立ちと困惑にのまれてろくに話が出来ない

「聖杯は一つしかないから当然奪い合い、殺し合いになるだろう。でも願いを叶えるということにどんな対価が必要か、君なら言わなくてももうわかってるはずだ」
「待てって言ってんでしょうが、このペテン師!大体あんたと契約なんて今更するわけないでしょうが!」
もうこの体についてグチグチ言うつもりはないけど、それでもこいつとの契約なんて死んでもごめんだ

「ちがうよ、さやか。契約するのは僕とじゃなくサーヴァントとだ」

何を言っても堪えない。しれっとしてホントむかつく

「信用できないって点じゃ同じようなもんでしょ」
「うーん…僕に対する感情はいったん横に置いてほしいな。暁美ほむらがああなった以上、かつての記憶を持つ僕たちを手を取り合うべきだと思うんだ。彼女の持つソウルジェムではない何か。あれが僕たちの知る奇跡を上回る以上こちらも聖杯クラスの奇跡が必要だ。それに聖杯の成り立ちや歴史に僕らは関わっていないのだし、そう邪険にしないでほしいな」

「……その聖杯ってそもそも何?宗教的な道具じゃないのは察しが付くけど」
文明の成り立ちに関わってきたコイツならオリジナルの聖杯もマリア様とかといっしょに見てそうだけど

「知ってのとおり僕はいわゆる宇宙人だ。地球の外にも高度な文明があるというのは納得できると思う。それによって作られたと考えられるのが月に存在する聖杯、『ムーンセル』。あらゆる事象を記録し、計算し、捻じ曲げるという。ようするに何でも知ってて何でもできる万能の観測機であり願望器なのさ。それは並行世界や未来すらも観測しているサーバーのようなものだという。当然月にあるものだからアクセスするのは難しい。そのための手段もその文明が作ってくれたようだ。地球ではノアの方舟と呼ばれる、ムーンセルへのアクセスポートをね」
「方舟?それが宇宙船なの?」

作ったの神様じゃなくて宇宙人って杏子のやつ怒りそう…あれで信心深いとこあるし

「いわゆる宇宙の旅、にはならないだろうね。詳細はわからないけど方舟の中で聖杯戦争は行われる。その乗車券を手にした者のみがムーンセルへの旅路、聖杯戦争に挑むことが出来るんだ。残念ながら強い願望も戦闘能力も持たない僕では参戦は難しい。故郷への脱出があくまで目的意識にしかなり得ない僕では。だからこそ君に頼むんだ。この宇宙を、円環の理を想う君に!さあ、僕の召喚するサーヴァントと契約して聖杯戦争のマスターになってよ!」

こいつは隠し事はするけど嘘はつかない。願望器の話とかは事実なんだろうけど…

「……私だけ戦わせてあんたは高みの見物ってちょっとムシがよくない?」

コイツのために危機に飛び込むのはちょっと…

「僕がいなければ聖杯戦争のことを知ることはできなかったろう?方舟の乗車券である『ゴフェルの木』は当然こちらで用意した。世界中探しても簡単に見つかるようなものではないんだよ?グリーフシードも相当数供与しようじゃないか。何よりサーヴァント。おっと、サーヴァントの説明が不足していたね。聖杯戦争はサーヴァントの性能ですべてが決まるといっても過言じゃない。いいサーヴァントを引けるかは運によるものも大きいけど、触媒を使えば話は別だ。英霊に所縁のあるものを召喚時に用いればその英霊をサーヴァントとして従えることが出来るんだ。僕は古今様々な英雄に所縁があるよ。魔法少女に限るけど。それを従えることができれば少なくともはずれのサーヴァントを引くことは避けられるはずさ。サーヴァント自身も聖杯に願うものがある以上、余計な衝突は避けるべきだしね。こうした事前準備は月の聖杯戦争では難しいのだけど僕らの星の技術を総動員してでも、ムーンセルにハッキングをかけ君にグリーフシードと優秀なサーヴァントを届けると約束しよう」


私の答えは……

「いいよ、行ってあげる。あんたの思惑に乗ってやるよ」
「ありがとう、さやか。君ならそういってくれると思ったよ。それじゃあ…受け取るといい。それが君の運命だ」

かつて私の魂をコイツから受け取ったようになんとかの木を受け取る。ただの木の札にしか見えないけど…

「それじゃあそれを握って、強く願うんだ。聖杯戦争に参加することを。なにより聖杯に託す願い、暁美ほむらから宇宙を取り戻すことを!」
「……」

思う。魔女と戦うように、決意を。
願う。恭介の腕を治した時のように。

でもね、インキュベーター。私はほむらを倒すために聖杯を手に入れるなんて一言も言ってないんだよ。あんたがいつも肝心なことを言わないように、ね
そう思ったところで私は輝きに包まれ。頭上に臨む月へと飛んだ。










そして今。記憶を取り戻した私は桜を先に行かせて、校門の前に降り立ったサーヴァントと向かい合っている……んだけど

「えーと、あなたが私のサーヴァント…なんですよね」
「ああ。バーサーカーのサーヴァント、デビルマンこと不動明だ」

目の前にいるのは逞しい…どう見ても男の人。羽で飛んできていつだかのほむらみたいだったけど…

「もしかして魔法少女だったりします?」
「? いや、俺は男だが……。魔術師のことをそう呼称するのか?だとしても違うが」

デスヨネー
本当に優秀なサーヴァントよこしたの?魔法少女じゃないじゃん。あの白いの肝心なとこで使えないんだから、もー。
あ、でも

「グリーフシードはある…」
とりあえず数日は戦闘しても問題ない程度には。全く何もできなかったわけじゃないのかな?一応あの木もある…
まあしょうがない。もともとアイツを頼りにするつもりもないし、そんなことより

「改めまして。美樹さやかです。花も恥じらう女子中学生。にしてもフドウさん、バーサーカーっていう割には日本語お達者ですね~。あ、早速なんですけどフドウさんの願いって聞いてもいいですか?」
現状の確認。サーヴァントとの協力体制は築きたい。

「喋れるのは俺の体質というかスキルによるものだ。願いはかつての親友と再びまみえ、語らい合うこと。すでに死んだ身なんでね。マスターの方は?」
「私は…」
「おっとその前に。自己紹介の続きだ。ミキサヤカとはどんな字を書くのか教えてくれないか?俺は不動明王から王を欠いてフドウアキラだ」
「カッコいい字ですね~。私は美しい樹木のジュに平仮名でさやかっす」
「美樹…さやか…か、わかった」

およ?何だか複雑な表情。まさか同名の人物に殺されたとか?地雷くさいし…突っ込まないでおこう

「願いは実は完全には決まってないんですよ。ちょっと気になることがあって来たんです」

そういうと眉をひそめて

「ここは戦場だ。魔力はなかなかだが、半端な覚悟じゃ命を落とすぞ」
「いやいや、聖杯に願う候補はあるんですよ。ただその前に確認したいことがありまして。ところで不動さん、聖杯戦争は初めてですか?」
「複数回参戦するサーヴァントもいるのかもしれんが…それはつまり以前の戦争の落伍者ということじゃないか?少なくとも俺はちがうぞ。…聖杯の数を確認したいのか?」

私はもしかすると初めてじゃないのかもしれない。
知らないけど識っている。多分世界の外側にいた時の知識。ほむらのせいでほとんど覚えてないけどインキュベーターと聖杯戦争について話してたらフラッシュバックした記憶。

緑髪の女の子。多分マスター。
金髪に危ない雰囲気の大男。たぶんサーヴァント。
そして桃色の髪をした…親友、まどか。
私はバーサーカーと呼ばれていて、ほとんど意識がなかった気がする。

彼女たちとは、まるで、夢の中であったような…そんなあいまいな現実か夢かもわからない。妄想の産物と言われればそれまで。
でも『ムーンセル』が並行世界を観測してるなら、ほむらの繰り返した時間軸のなかで私がサーヴァントとなり、まどかがマスターになったこともあり得たのかもしれない。
その可能性が気になる。もしかしたらまたまどかやほかの仲間が来てるかもしれない、そう思ったなら来るしかないでしょ。

それに聖杯を渡しちゃいけない奴ってのはいる。
救う価値のあるかわからない人間が、とんでもないことをやらかす悪魔が、人をだます宇宙人がいることを私は知っている。

「いや、聖杯の数はどうでもいいというか、本筋と違いまして。場当たり的には世界を改変した悪魔をどうにかしたいんですけど、そのどうにかが具体的になんなのか定まってないんですよ。そいつ、一応仲間だったこともあるし。でも、そういう危なっかしいやつに聖杯を渡しちゃいけない、とは思う。それが参戦した理由の一つです」

あいつは敵だし、あまり好きじゃないけど多少は同情もね。あれだけ頑張ってたのを知っちゃうとさ

「それに何でも願いをかなえる聖杯ねんて、ちょっぴりうさん臭くないですか?殺し合いに生き残ったご褒美としちゃ妥当なのかもしんないですけど、正直『何でも願いをかなえる』っ

ていうのには個人的にトラウマのようなものがありまして……」
「…つまり?」
「願いがかなった結果どうなるか、リスクは本当にそれだけなのか。たとえば私はクラスメートのけがを治すよう願ったら人間やめる羽目になったんだ。それ以来どうにも疑り深くて。

だから私は知りたい。誰も話してないこの戦争の意味と意図、誰にとって好都合なのかを」

その過程で知りたい。他のマスターの持つ情報。そして他にも行われてきた聖杯戦争の意味と結果を。
強い思いを込めて不動さんを見る。睨み合いのようになるけど…

「いいだろう。当面の方針は情報収集。それがマスターの指針ならそれに従おう」

一応は納得を示してくれたようだ。よかった

「では早速情報交換だ。お互いの戦闘手段を把握するぞ。他にも聞きたいことはお互いあるだろうしな」

魔法少女のこと。デビルマンのこと。悪魔となったかつての仲間のこと。戦力や身の上話を交えて


この私の聖杯戦争は始まった。










人を守るために人をやめた。仲間の裏切り。悪魔を超越した悪魔との敵対。
そして……内に秘めた怪物。
俺になんとなく似ている。

そして。
明るく強気な振る舞い。少しとぼけた言動。人をやめたものへの思いやり。
なによりその名前。
彼女に……牧村美樹に、似ている。

自己を主張するその視線は俺には無視できなかった。
あいつと、飛鳥と話したい気持ちは変わらない。だが、彼女の意思を踏みにじってまでそれを望むのは……俺の意思を無視したあいつと変わらないんじゃないか。
彼女を見ていると見失っていた初心を思い出す。……人間をやめても、人間でいることはできるのだ。
人の体を持ちながら、悪魔の所業をした外道ども。俺もマスターも奴らとは違う。人であることはやめたが、人の心まで失いはしない。
美樹…いや

「マスターよ」
「なんです?」
「さやか、と呼んでもいいか?」

やはり俺は人間を守りたい。今度こそ……守ってみせるぞ











「記憶が戻ったみたいだね、美樹さやか」

大量の白い小動物。ある者は機械を操作し、他の多くは整列して文様を描いている。

「グリーフシードをデータ化して送るのはさほど難しくない」
「問題はサーヴァントだ」
「幸いハッキングには成功した」
「召喚の準備も整った」
「それでは始めよう」

紋様を描くインキュベーターが燐光を放ち、その中央の五体が文言を唱える。

「素に銀と鉄」
「素に石と契約の大公」
「祖には我らがインキュベーター」
     「閉じよ」
「閉じよ」
               「閉じよ」
          「閉じよ」
                    「閉じよ」
「繰り返すつどに五度」
「ただ満たされる時を破却する」

「「「「「告げる」」」」」
「汝の身は我らが下に、我らが運命は汝の剣に」
「聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うなら答えよ」
「誓いをここに」
「我らは常世総ての善と成る者、我らは常世総ての悪を敷くもの」
「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ」
「「「「「天秤の守り手よ」」」」」




「よし、成功だ。確かに手ごたえはあった」
「どうだい?無事さやかにサーヴァントは届いたかい?」
「…それがそうでもないらしい」
「さやかの下に現れたサーヴァントは、僕たちの知らない英雄だ」
「なんだって?それは本当かい?」
「不動明。いったい何者なんだ…」
「僕たちを触媒としたならオルレアンの聖女や伝説の女海賊が現れてもおかしくないんだが」
「魔女になる運命を持つ魔法少女であることを考えると、ゴルゴンの三女等も考え得る」
「考えられるのはハッキングが失敗したか、混線して他の誰かの下に僕たちの召喚したサーヴァントがいったか」
「あるいは触媒の所縁を覆す何かが彼にはあるのか。ひょっとすると鹿目まどかのように歴史から消えた英雄なのか?」
「「「「「まったく、わけがわからないよ」」」」」



【クラス】バーサーカー
【真名】不動明(アモン)@デビルマン(漫画)
【パラメータ】筋力B 耐久B 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具A
【属性】混沌・善(狂)
【クラス別スキル】
 狂化:―(B)
理性と引き換えに全ステータスをワンランク上昇させる。ただし狂化しているのはアモンの人格のみであり、不動明が主人格である限り効果を発揮しない。
ステータス上昇の恩恵は得られないが、魔力消費や意思疎通も通常のままでいる。
アモンの人格が目覚めた時には効果を発揮する。

【保有スキル】

自己改造:EX
自身の肉体・魂に別の属性を付加する。このスキルのランクが高くなればなるほど、正純の英雄からは遠ざかる。
デーモン族の持つ合体能力であり、生物無生物を問わずその身に取り込みその能力や特徴、知識を得ることが出来る。またちぎれた四肢を繋ぎなおすことなどの応用も可能。
両者の同意があれば一時的にのみ合体し、再度分離することも可能。
この能力でアモンは不動明を乗っ取ろうとしたが、逆に主導権を奪われ人間の知性と悪魔の力を持つ戦士が生まれた。

信仰の加護(真):C
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。彼の場合人間の善性と正義を信じる心の強さとルシファーの愛。
信心から生まれる自己の精神・肉体の絶対性に加え、神性を持つものからのダメージを1ランクダウンさせる。
このスキルによってアモンに乗っ取られずにいる。
本来のスキルは信仰の加護であり神への耐性は持ちえないのだが、悪魔の誘惑をはねのけ、天使に愛された逸話があるためサーヴァント化に伴い昇華した。
人の善性を信じられなくなったときこのスキルは効果を発揮しなくなる。

戦闘続行:B
不屈の闘志と頑健な肉体。
瀕死の傷であっても戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り勝利を諦めることはない。

【宝具】

『悪魔の体に人の心持つ戦士(デビルマン)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
アモンを宿すことで得た特殊能力と頑強な肉体そのもの。
口からの火炎放射、細胞から放つ電撃や熱線、翼による飛翔など様々な超能力を使うデビルマンに変身する。
デーモン族の変身能力によって平常時は人の形を保っており、デビルマンの姿では宝具と幸運を除くステータスが1ランク上昇するが魔力消費も増す。
人の姿でもテレパシーや翼での飛翔など一部の能力は使用可能。


『目覚める地獄の野獣(アモン・アウェイク)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
内に秘めたアモンが主人格になる。真名解放するものではなく、何らかの外的要因やスキル:信仰の加護(真)を失うことで発動する。
変身した理由に関わらず、この宝具発動中は信仰の加護(真)は効果を失い、Cランクの反骨の相スキルを得る。またアモンの人格が表に出るため狂化スキルが効果を発揮する。
またこの宝具発動中はスキル:自己改造によりマスターを除いて無差別に周囲のものを取り込み、魔力源にしたりパワーアップしたりする。

【人物背景】
悪魔をその身に宿し、人間のために悪魔と戦った戦士デビルマン、その筆頭。人間の醜悪さに絶望してもなお同族のために戦い続ける優しさは失われなかった。
ある日親友の飛鳥了に自宅に案内され、人類を滅ぼそうとする脅威、デーモンの存在について知らされる。そこでデーモンの襲撃を受け、飛鳥家の地下室に避難、地下室でサバトに参加

し、デーモンの勇者アモンと合体、人の心を持ったデーモンである『デビルマン』となることに成功する。
アモンと融合した後は人間離れした筋力をほこり、変身しなくてもある程度の超能力を使うなど戦闘能力が高くなっており、生命力も普通の人間に比べてかなり高い。性格も内気なもの

から粗暴なものに変化した。
デビルマンとなった後は、人類を守るために、人知れずデーモンと戦いを繰り広げていく。デーモンが組織的な攻撃を仕掛けてくるようになると同族を集め、纏める対応力も見せた。
しかし親友飛鳥了が正体、魔王サタンとしての記憶を取り戻すとその計略によりデビルマンやその疑いあるものが人類によって迫害される『魔女狩り』が起こる。
『魔女狩り』によって想い人、牧村美樹とその家族やともに戦う同朋が惨殺され、人間の悪魔じみた所業に絶望。多くの人間を殺害し、『デビルマン』という種族のためデーモンとの最

終戦争に挑む。その戦争におけるサタンとの戦いで致命傷を負い、サタンに看取られて絶命した。
不動明は数多の並行世界で異なる歴史を歩んだ英雄だが、この不動明は『魔女狩り』においてアモンに乗っ取られることなく、最終戦争で命を落とした時点の不動明である。
宿す悪魔アモンはかつて地球で繁栄したデーモン族の戦士であり、グリモワールなどにある大悪魔アモンと同一であるかは不明。そもそも不動明という英雄の存在自体、何者かの世界改変によって隠されているようだ。

【サーヴァントとしての願い】
死に際に見たサタンの悲嘆や失望の混ざった複雑な表情、なぜ不動明をデビルマンとしたのかなどかつての親友の振る舞いに疑問を抱き、その意図や人類の未来について納得するため再びサタンと会い、語らうことが聖杯に託す願い……だったのだが、『美樹ちゃん』のことを考えると揺らいでいる。
だが少なくともマスターでもある彼女のことは守り抜いて見せる。
アモンは主人格不動明の排除。(こちらはリレーでも構わないです)

【基本戦術、方針、運用法】
積極的な戦闘はマスターの方針的にNGだが、聖杯を渡してはならない相手と判断した場合闘争を戸惑うことはない。
実際の戦闘では『悪魔の体に人の心持つ戦士(デビルマン)』に変身して中~近距離でビーム打ったり、火吐いたり、殴ったり蹴ったりが基本。
不利と判断したなら飛翔能力などを用いての撤退、不意打ちも視野に入れる。
信仰の加護(真)と戦闘続行によりどつき合いでは強力な部類。
また自己改造により敵やNPC、宝具などを取り込めばクリーチャー化して強くなるし、魔力の心配もない。ビジュアル的にもやってることもラスボス化するのが欠点か。
また合体もできるのでさやかちゃんや同盟したサーヴァントと一体化して戦うことも可能。最悪ゼッケンドルフと合体すれば魔女になっても主従一つになって戦えるはず。
『目覚める地獄の野獣(アモン・アウェイク)』は狂化というより闇落ち。令呪で命じれば使えるでしょうが、本人はまず使いたがらない。



【マスターステータス】

【名前】美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語

【参加方法】
インキュベーターの手引きにより『ゴフェルの木片』を入手。木簡状に加工されているようだが、意味があるかは不明。

【マスターとしての願い】
悪魔となった暁美ほむらに対抗する術を手に入れる……という建前だったが、夢に見た聖杯戦争の記憶の真偽を確かめること、邪なものに聖杯を渡さないこと、契約前のまどかのような存在を守ることを目的に参戦。

【能力・技能】
魔法少女として培った戦闘技能と魔法(魔術)。主に刀剣生成と癒しの魔法を得意とする。
刀剣は複数生成しての投擲なども可能とし、刀身の射出や分割などのギミックも有するが、基本的にスピードを生かした一撃必殺のスタイル。
癒しの魔法は本来の領分。癒しの願いで魔法少女となったため、自身のダメージは魔法少女の体質もあって即座に回復可能。他者の治療も一応できる。
円環の理として活躍した時期は自身の血から魔女ゼッケンドルフを召喚したり、他の魔女の使い魔を使役したりできたが、暁美ほむらの世界改変の影響で今はできない。記憶を取り戻した後使用できるかは不明。

【weapon】
ソウルジェム

魂を物質化した第三魔法の顕現。美樹さやかをはじめとする魔法少女の本体。肉体から離れれば操作はできなくなるし、砕ければ死ぬ。
濁りがたまると魔法(魔術)が使えなくなり、濁りきると魔女になる。地球では円環の理が機能していたが、この地まで円環の理がたどりつけるか、そもそも魔女化するのかは不明。

【人物背景】
平凡な見滝原中学校に通う2年生だったが、宇宙のエネルギー量を憂う外来種インキュベーターと契約し、『魔女』と戦う魔法少女となった女の子。
思いを寄せる幼馴染の腕を治す、町の人々を守るために戦うなど優しさと善性ある少女だが、年相応の危うさも秘めている。
実際に多くの可能性世界で失恋や自身が人間でなくなってしまったことなど不運や悲報が重なり、絶望して自身が『魔女』となってしまうこともあった。
しかし鹿目まどかが円環の理となり、導かれると想い人が夢へと歩んでいる姿に初心を思い出し満足して現世を後にした。

その後は自身も円環の理の一部となり、世界の外側から活動。並行世界の自分や暁美ほむらの道程を知り精神的な成長を見せる。
ほむらがインキュベーターに囚われるとそれを救済するためまどか・百江なぎさとともに再び現世に降臨。くるみ割りの魔女を倒しインキュベーターの支配から脱出するもほむらが叛逆

。ほむらの世界改変に巻き込まれ円環の理に帰れなくなり、再び人間として生きていくことになる。この際に円環の理としての能力や記憶の一部を徐々に失っている。


【方針】
情報収集と危険人物の排除。同盟などは積極的にするつもり。聖杯は効果を発揮するのか、と関連付けて他の聖杯戦争はどんな結末を迎えたのか、そこにだれがいたのか、それが特に知りたい。
もし自分たち以外全員が聖杯を手に入れさせてはならないと判断した場合最悪優勝も考えているが…


【その他】
インキュベーターは確かにムーンセルにハッキングを掛けましたが成功したとは限りません
サーヴァントが弾かれたのか、消去されたのか、混線したのか詳細は不明です
インキュベーターは聖杯の成り立ちや歴史に関与してないとは言いましたが、聖杯戦争に関わってないとはいっていません





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最終更新:2014年07月05日 22:05