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鵺野鳴介:セイバー ◆HUcCB15i0Y


「先生さよならー」
「またな先生!」
「おう、気をつけて帰れよ」

夕暮れ時の学校。もう陽も沈み始めている時間。
部活動に精をだす生徒たちも帰り支度を整え始めている
何時もと変わらない日常のはずがどこか違和感を感じ始める。
ただその違和感が何なのか首を傾げていると―――


「鵺野せんせーい!」
「あ、藤村先生。お疲れ様です」

突如聞こえたその声に振り返ると、廊下の向こう側から同僚の藤村先生が駆けてくる。
冬木の虎と生徒から恐れられているが、同じくらいに生徒から慕われている教師で人気も高い。

「鵺野先生、今日よかったら久々に皆で飲みに行きません?」
「いいですねぇー。あ、でも給料日まえでお金が…」
「そんな高いところじゃないから大丈夫ですって!律子先生もきますよ♪」
「え゛っ、ホントですか!」
「はい、あとは葛木先生も一緒ですね」

普段こういった飲み会などには参加しない葛木先生が来ることに驚きながら、それ以上に憧れの律子先生が来ることに喜びを隠せない。
急いで帰り支度を整えるとすでに玄関には藤村先生が待っていた。

「お待たせしました藤村先生」
「いえいえ大丈夫ですよ。他の皆は先に行ってるので私たちも行きましょうか」


藤村先生と雑談を交わしながら店まで歩いていく。
あのクラスは賑やかだのあの生徒は元気が有りすぎて少し困るなどといった内容をお互い話していくと、話題は次第に自分の受け持つクラスの進路となっていった。

「どうですか、鵺野先生のクラスは。もうすぐしたら受験生ですよね」
「ええまあ、幸い問題を起こす生徒はいませんので気楽なもんです」

羨ましいですねーと零す藤村先生に苦笑を返しながら、自身に纏わりつく違和感は膨れ上がるばかりだった。


問題児のいない優等生のクラス?
はたして自分のクラスはそんな子供だっただろうか…
逆にトラブルメーカーが揃っているが、仲間思いの明るいクラスだったような―――

なにか大切な事を忘れている。その直感が頭を占め血の気を引かせていく。

「どうしたんですか鵺野先生?顔色が悪いですよ。寒いのならこれどうぞ」

様子がおかしい事に気づいた藤村先生が自分が着けていた手袋をはずし手渡してくる。
とっさにそれを何も着けてない両手で受け取って―――


「―――っ!!?」


瞬間、全ての記憶を思い出した。
貧しくも暖かかった家庭。苛めにあった学校生活。救ってくれた恩師との死別。
生徒に取り付いた鬼と死別した恩師との再会。左手に封印した鬼。
童守小学校の5年3組のクラス。学校のマドンナの先生。胡散臭い和尚。
ライバルの妖孤。自分を慕う雪女。半人前の管狐使い。天然な人魚。

色んな人と出会った。衝突した事も会ったが手を取り合えた。


麒麟。はたもんば。絶鬼。九尾の狐。妖怪博士。悪の究極妖怪オロチ。

色んな事があった。何度も死線を潜った。
時に生徒や妖怪の手を借り乗り越えてきた。そのたびに絆を深めてきた。
だが…

『あなたの寿命は、あと24時間です』

突如現れた死神の少女。
悔いを残さないようにすごしたけれど駄目だった。
未練が生まれた。死にたくなかった。まだ生きていたかった。
こちらに向かって走ってくる生徒に向かって別れを告げ…

死神の鎌は振り下ろされた―――


そして暗転していく視界。右手に刻まれた痛み。


ああそうか…おれは―――










「目が覚めたかい?」

目を開けると目の前に飛び込んできたのは赤い色。
仰向けに倒れていた自分を覗き込んでいたらしい青年は、手を差し出して体を起こすのを手伝ってくれた。
普段なら礼の一つでも言うのだが、このときばかりは碌に返事も出来なかった。

「俺は…確か…」
「うん、死んでいるよ。その様子なら全部思い出したみたいだね」
「ならなぜ俺に肉体がある?ここは何処だ。お前は何者だ!」
「まだ記憶が曖昧なのかい?…そうだね、初めから説明しようか。俺はセイバー。ここはムーンセル。
君は聖杯戦争のマスターとして選ばれた参加者だ。」

曰く、自分は死ぬ直前に箱舟に呼び出され、記憶を奪われながらもそれを取り戻し、マスターの資格を
手にしたらしい。
分かってはいたが実際に自分が死ぬと確定したあの瞬間は嘘では無かったかと沈鬱になる。

そんな自分に痛ましげな顔を浮かべながらも、青年は聖杯戦争の概要とルールを説明する。

「なぜ…聖杯とやらは俺を生かした…?」
「聖杯に意思はないよ。ただ君の望みを汲み取っただけだ、君が手にしている聖遺物が聖杯戦争の参加券だ。
君の望みを聖杯は汲み取り君を此処に連れてきた」

そうして手に握っていたのは、昔父親が土産で買ってくれた木彫りのお守り。
信じられないがこれが聖遺物だったらしい。

「聖杯を手に入れれば、君は生き返ることも出来る。生を望むかい?」

思い浮かぶのは、自分の未練と泣きそうな生徒たち。

その言葉に、優勝する決意を――――

「するはずないだろうっ!!」

出来なかった。人を助けるために、子供たちを守るために自分は生きてきたのに、他人を殺してまで願いを叶えたいとは思えなかった。

「俺は、俺は教師なのだぞ!そんな俺が人を殺してまで生き返って、どの面下げて子供たちに会えるというのだっ!!」
「ならば辞退するかい?俺に願いは無い。このまま辞退しても俺は構わないよ」
「しないさ、また呼ばれるだけかもしれない。ならば俺はこの争いを止めたい。争いを止め、他の参加者を無事に帰し…聖杯を破壊する」
「願いを持ったマスターを止めるのは簡単じゃないよ?それに聖杯が破壊されたら君は本当に死ぬ。それでもかい?」
「元々俺は死ぬ運命だった人間だ。ならば今生きている人を守りたい。聖杯を破壊して俺は黄泉の国にいくさ」


生徒たちのことは心配だが、きっと俺がいなくともやって行ける。
だからこそ、俺は死を受け入れて―――

「子供たちを悲しませちゃ駄目だよ」

セイバーの言葉に息が詰まった。

「子供を、生徒たちを泣かせたら駄目だよ。君はそれで本当にいいの?」
「…っいいわけない。だがどうしようも無いだろう…どちらか一つしか選べないなら俺は―――」
「自分を犠牲にして、それで君の生徒は喜ばないよ。むしろ怒られるだろうね。――――いや、違うな。単に俺が君の事を死なせたくないんだ」

だからさ―――っと差し出された手を呆然と見ながら、セイバーは初めて笑みを浮かべた。

「一緒に探そう。争いを止める、願いも叶える。そんな事が出来る道をさ。俺は欲張りなんだ、しょうがないなんて言って諦めたくない」
「…子供みたいだなあんた。だが、うん」

一歩踏み出し、手袋をはめてない手でその手を握り返した。

「やはりまだ俺は生きたい。そんな道があるならばそうしたい。だからまあ、なんだ…よろしく頼む」
「宜しくマスター」

お互い固く握手を交わし、目的を定めた。
優勝でも棄権でもない第三の道を。苦難の道だがこの青年とならやれると根拠の無い自信が湧いてくる。

「鵺野鳴介だ。童守小学校の教師をしている」
「レックス。ただのレックスだよ。青空学校の教師さ」





『クラス:セイバー』
『真名:レックス(SN3)』
『パラメーター』
筋力A 耐久B 敏捷B 魔力A+ 幸運C 宝具A+
『属性』
 中立・善 
『クラススキル』 
対魔力:A…A以下の魔術は全てキャンセル。
      事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。
騎乗:C…騎乗の才能。
     大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない

『保有スキル』
伐剣覚醒:A…魔剣「果てしなき蒼(ウィスタリアス)」を抜剣することにより、能力の大幅な向上を得る。
勇猛:B…威圧やカリスマなどによる精神干渉を妨げるスキル。
ユニット召喚:C…ユニット召喚獣を呼び出す。
         呼び出されたユニット召喚獣は単独行動:Eのスキルを持つ。
         Cランクなら同時に2体までしか出せない。


『宝具』果てしなき蒼(ウィスタリアス)
ランク:A+ 種別;対人宝具 レンジ:1〜2 最大補足:―
伝説のエルゴの王が持つ「至源の剣」の伝承を参考に製造された、
高純度サモナイト石(召喚術に使われる特殊な鉱石)を加工した武器。
本来は「封印の剣」と呼ばれたサモナイトソードであり、その目的は名の通り強力な力を持った存在を封印すること。
この封印を行った対象の強大すぎる魔力と意識が剣の中に飽和してしまい、適格者と呼ばれる人物以外の手ではまともに扱えない。

使い手の意思で、もしくは使い手が危機に陥った時に発現し、白い長髪に蒼白の肌、剣と同じ色の瞳という姿と化して、背後に茨の冠のような光の輪が現れる。
システム的には戦闘中のコマンド、あるいは戦闘不能時に自動的に発動(+全回復で復活)し全異常・憑依無効、全ステータスを1ランクアップするうえに、暴走召喚(召喚石を破壊する危険がある代わりに、召喚術を強化して放つ)もできる。



(召喚)
ランク:C 種別;召還宝具 レンジ:― 最大補足:―
召喚に使われる媒介「サモナイト石」が宝具にあたる。
機界ロレイラル、鬼妖界シルターン、霊界サプレス、幻獣界メイトルパや名もなき世界より様々な世界から召喚を行えるが、召喚した存在の長時間の実体化は不可。
また、伐剣覚醒時のみ「暴走召喚」という特殊スキルを使用可能。
通常の数倍の威力を引き出すことが可能な反面、一定の確率で宝具が壊れるリスクを負う。

『人物背景』
とてもお人好しな赤い髪の男性。確固たる意思を持ちつつも優柔不断な所がある。
士官学校の同期でもあるアズリア曰く、「(相変わらず)女性の扱いが下手」。好物はナウバの実(現実世界のバナナのような果物)で宝物は父親からもらった懐中時計。
元は優秀な軍人であり、現新米家庭教師の若者。とある事件が原因で所属していた帝国陸軍を退役し、家庭教師としての道を選ぶ。
生徒との船旅の最中、ふとしたきっかけから不思議な力を持った剣を手にしてしまい、流れ着いた島で数奇な運命に巻き込まれていく
出身は帝国の外れのとある田舎の村。両親は目の前で旧王国軍に殺され、(小説版では激情に駆られ、兵士を殺害したことが示唆されている)笑うことを自己防衛とし一時期精神崩壊に至ったことがある。しかし、周囲の人の絶え間ない応援と努力によって快癒する。
「心を開いて言葉を重ねれば、必ず相手と分かり合える」と一途に信じる行動理由も、この経験から来ている。

村の住人の援助で軍学校に特待生として入学し、首席で卒業したエリートであったが、自分のミス(命乞いをする旧王国の工作員を見逃す)により列車を乗っ取られた事件を一人で解決し、上層部によって不祥事をもみ消すために英雄に祭り上げられ、その事に納得せず退役。
普段は仲間に「任務に失敗して退役、両親は事故で亡くした」と話している。また、このとき救助した列車の乗客が主人公の活躍を目の当たりにした事とその顛末を知り、自身の子供の教育を任せるきっかけとなった。

意思の強さ、魔力や魂の特殊な波長が合致した事から、魔剣の片割れ「碧の賢帝(シャルトス)」の「適格者」となる。魔剣は忘れられた島の遺跡の中枢に封じられた意識と繋がっており、遺跡を介して強大な力を振るうことが出来る。
しかし、遺跡の強い負の感情とリンクしてしまうため、遺跡の意識に精神を乗っ取られる危険性を孕んでおり、事実、非道を働く無色の派閥の襲撃において、感情を爆発させた結果、圧倒的な力と共にその意識までも主人公の表層に現れる。

同じ適格者であるイスラに碧の賢帝を砕かれることで心が折れてしまうが、生徒や仲間との絆により心を取り戻す。
本来敵であるウィゼルの助力により、折れた碧の賢帝は「果てしなき蒼(ウィスタリアス)」として蘇る。

後に勃発した「傀儡戦争」においても、アズリア率いる帝国軍と協力して国境付近に迫っていた悪魔の軍勢を撃退するために「果てしなき蒼」の力を発動したと思われる記録が残っている(しかし島の住人は物理的に離れているため傀儡戦争のことを知らない)。
その後の「狂界戦争」では、五人の勇者の一人「抜剣者(セイバー)」として人々の希望となり剣を振るい、後世にまで広く語り継がれる英雄に祭り上げられた。

『サーヴァントの願い』
特になし、しいて言うならマスターの願いを叶えること。
元々マスターの子供たちを思う気持ちに引かれ召喚に応じた。
『基本戦術、方針、運用法』
争いを止めつつ聖杯の破壊、ただし積極的に人は襲わない。
剣と召喚術の組み合わせで戦う。
マスターが危険だと感じれば敵の討伐も視野にいれる。
接近戦を得意としており正面からの戦いではかなりの強さを誇る反面搦め手や策謀に弱い。
また召喚術を使った偵察や回復、ステータスのアップなど応用力に優れている。
いかに自分のペースに持っていくかが鍵となる。
宝具は強力な反面燃費が悪いので(マスターが優秀な霊能力者なため短時間なら連続使用も可能)魔力源確保も重大な鍵。


【マスター:鵺野鳴介@地獄先生ぬ~ベ~】
【参加方法】
昔父親に貰った木彫りのお守りから聖杯にアクセス。
死の直前に生まれた未練が聖杯への道を繋いだ。
【マスターとしての願い】
争いを止め聖杯を破壊する。子供たちの下に戻る
【weapon】
【能力・技能】

霊能力
非常に強力な霊能力をその身に宿す。
霊感知、霊視、経文や術具による攻撃、更には密教や修験道の様々な奥義の修得など、並の霊能力者を凌駕する霊力量と資質を兼ね備える。
ピンチになると、通常以上の強力な霊力を発揮する。
少年期は、高い霊能力をコントロールできず、霊症(霊的存在による疾患)にかかっており、学校でもイジメの対象にされていた。

鬼の手
ぬ~べ~の代名詞ともいうべき最終兵器。
過去におこなった除霊で対峙した地獄の鬼をその左手に封じており、
自身の霊能力だけでは対処できない強敵が出現した場合に、その封印を一時的に開放する。
形状は自身の手より一回り大きく、筋肉の繊維ような紋様と腱のような筋が走っており、爪は濃いシアン(もしく緑)である。
その威力は凄まじく、たとえどれほどの妖怪であろうと、ほぼ一撃で消滅させることのでき、
よほど堅牢な外殻や神クラスの相手でないかぎりは確実なダメージを負わせることが可能である。

こうした攻撃面以外にも、相手の記憶を読み取り、違う二人の人間の記憶や思いを通じ合わせるという応用が可能。
妖怪などの霊的な存在に霊力を分け与え、彼らの傷や体力を癒すこともできる。
また、ぬ〜べ〜自身の霊力を底上げする作用もある。

ただ、それ自体は悪しき力を持つ鬼そのものであり、当人の霊力が落ちて封印が緩くなり、
何かしらの原因で鬼の力が強まると、暴走して肉体を浸食しはじめる。
反面、それを利用して攻撃力や霊力を強化もでき、無限界時空が除霊に手間取った悪霊をわざと
憑依させ部分的に力を解放させ吹き飛ばす荒業を見せた。
他にも左手に封印した鬼、覇鬼の弟、絶鬼に完全に追い詰められた際には、
わざと肉体を完全に浸食させ、精神力の強さで鬼の意識を支配し、肉体を乗っ取って逆転勝利を掴んだ。


【人物背景】

童守小学校で教師を勤めており、5年3組の担任を任されている。
『ぬ〜べ〜』は5年3組の生徒たちからの愛称であり、ほかの教師やなじみの薄い生徒たちからは普通に
「先生」や「鵺野先生」と呼ばれている。(あえて「先生」と呼ぶ人たちもいる)

普段はおおらかな熱血教師だが、その正体は人の世に巣くう魑魅魍魎から
子供たちを護る霊能力教師であり、生徒たちに危機が迫れば命をかけて守り通す"正義の人"である。
普段は温厚で気さく。真面目だがユーモアもあり、なにより子供たちをはじめ、弱い者の立場になって物事を考えられる優しさと正義感を持つ。
ときに頑固になりやすくもあるが、最終的には様々な事に気づいて納得できる柔軟さもある。
真面目なときはイイ男なのだが、けっこうドジを踏んで三枚目なことをしていることが多い。
欠点としては優柔不断なこととスケベなこと。
特に自身の女性問題などでは、優しさゆえに相手を傷つけまいとして優柔不断になり、余計にあたふたとしていまうことが多い。


【方針】
戦いを止めるべく行動する。
ただし闇雲に動くのではなくしっかりとした準備を怠らずに行動する。
サーヴァントの相手はセイバーに任せその間にマスターを説得する。
但し悪人や危険人物だと判断した場合は躊躇わない。
昼間は休息と情報収集にあて動き出すのは夜から。
出来れば仲間を集めたい。