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チャールズ・リー・レイ&バーサーカー◆r1IIRkiESQ


 魔術師は、使い魔を作ろうとした。
 それが彼にとって、最大の不幸であった。
 雑多な霊を媒体に封じ、簡単な命令を与えるだけの簡単な魔術。
 時計塔の学生にも行える儀式で命を落とすことになるとは、露にも思わなかったであろう。


   ▼


「この糞ったれ野郎が! この俺様を従えるだけなら兎も角、魔術で縛ろうだなんて100年早いんだよ!」

 チャールズ・リー・レイは悪態を吐きながら、恐らくは儀式向けのものであろうナイフを、
つい今しがた頚動脈を切り裂いて殺したばかりの男に向けて投げつける。
 刺さり切らず、床に転がる刃物には目もくれず、機嫌が悪そうに部屋の中を歩き回るチャールズ。
 目に入るガラクタを手にしては投げ、手にしては投げ。それらと床に描かれた魔法陣により、
自らを復活させた男が、それなりの魔術師であったことを理解するのだが――

「それもこれも、アンディめ! あいつがガキのうちに俺にとっとと身体を譲り渡しておけばよかったんだ!
糞、殺す! 殺してやる! いや、殺すだけじゃ飽きたらねえ! 俺が殺された時と同じ目に遭わせてやる!
燃やして殺す! 首を刎ねて殺す! 銃で撃って殺す! 溶かして殺す! 爆発させて殺す! バラバラにして殺す!」

 人として死亡し人外として復活を果たすもその後も死を繰り返し続けた彼にとって、アンディという
人物には並々ならぬ恨みがあったのか。地団太を踏みながら周囲に当り散らす。

「殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す……」

 そんな彼の姿を他人が見ていたら、何を思うだろうか。
 ……少なくとも、遠目から見れば、それは子供の癇癪にも見えただろう。

「殺す。殺す。殺

 だが唐突にそれは止まる。
 小さな木片をチャールズが手にした瞬間、その姿は忽然と消えてしまった。


   ▼


 魔術師は、使い魔を作ろうとした。
 ただ、失敗しただけであった。
 それが彼にとって、最大の不幸であった。
 媒体には雑多な霊など入り込む余地が無く、命令で縛る間も無く殺される。
 決定的に、何が悪かったのかと考えるのならば――


   ▼

「聖杯戦争。方舟。ゴフェルの木片。マスター。七騎のサーヴァント。令呪。ルーラー。ムーンセル・オートマトン……」

 方舟にて目覚めたチャールズ。記憶を取り戻すのには、然程時間はかからなかった。
 何しろ彼の身体は特別性である。違和感を感じない訳が無いのだ。

「はっ、ははっ、ひゃははは! いいぜぇ! こういう映画みたいな展開を望んでたんだ!
 殺せば望みが叶う? 正に俺様向けの舞台じゃねえか! やってやるよ!」

 その小さな身体を歓喜で震わせながら、チャールズは自分のサーヴァント・バーサーカーに目を移す。

「………………おいおい。同郷かよ」

 見上げる。彼の視点からすると、バーサーカーの体躯は尋常ではなかった。
 デカい。2m近い身長。100kgを超える体重。それらが合わさり、チャールズからは山のように見える。
 そして特徴的なのは、顔を隠すホッケーマスク。

「ニュージャージーじゃあ俺よりも知名度があった殺人鬼だったよな? おいデカブツ、湖畔の絞殺魔って知ってるか
――って、やめろ!! 掴むな! 潰そうとするな!? 俺はおまえの敵じゃねえ!! 『俺を壊すな!』」

 身体を壊されかかり、反射的に令呪を1画消費してしまうチャールズ。
 動きが止まったバーサーカーの拘束を何とか振り解くが、哀れにも床に激突する。

「おー、痛てて……このウスノロが! 俺がおっ死んじまったらてめえも消えるんだぞ? 判ってんのか?」

 小さな足でバーサーカーの脛を蹴り上げるが、微動だにしない。
 己のサーヴァントをジロリと見上げ、霊体化させる。

「畜生、やっぱり殺人鬼同士ってのは相容れねぇのか? 糞、勿体無ぇ……いや、これは保険だ。
あのウドの大木に誤って殺されることが無くなったと考えりゃいいじゃねえか」

 気持ちを切り替え、叫ぶ。

「さあ行くぜ! ブードゥーの秘術より何億倍もの凄ぇ力で、俺は今度こそ“人形の身体”から抜け出て、
人間の身体に戻るんだ! 待ってやがれよアンディ! てめぇにされたことは忘れてねぇ! 必ず殺してやるからな!」


   ▼


 魔術師は、使い魔を作ろうとした。
 だが、媒体として手に入れた人形には、既にとある殺人鬼の魂が混じっていた。
 人形の名は『グッド・ガイ』。
 ドロドロに溶かされたプラスチックと怨念を材料に作られ、アメリカ全土に出荷されたその内の一体は、魔術師の手に渡る。
 そして儀式の影響で魂は目覚め――


 それが彼にとって、最大の不幸であった。


   ▼






「ボク、チャッキー。君の友達だ。ハイディホー! ハハハ!」






   ▼


   k k k ...


 バーサーカーは思考しない。


      m m m ...


 場所がどこであろうと、時代がどれだけ移り変わろうと。


            kill kill kill ...


 すべきことは唯一つ。


         mom mom mom ...


 殺すこと。それだけである。


   kill kill kill ...
      mom mom mom ...


 ジェイソン・ボーヒーズ。
 聖杯戦争に参戦。






【クラス】
バーサーカー

【真名】
ジェイソン・ボーヒーズ@13日の金曜日(映画)

【パラメーター】
筋力:A 耐久:A 敏捷:C 魔力:C 幸運:B 宝具:C

【属性】
混沌・悪

【クラススキル】
狂化:B
 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
 理性があろうとなかろうと、母以外は全て敵。手綱なんて付けられない。

【保有スキル】
戦闘続行:A
 往生際が悪い。
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。
 死を確認するまで安心してはならない。

正体隠蔽:C
 サーヴァントとしての正体を隠す。
 自身をサーヴァントではなく、ただの人間であると誤認させる事ができる。
 殺人鬼はだぁれだ? 死人に口無し。

恐怖の相貌:C
 歴戦の勇士にすら嫌悪感と哀れみを与える素顔。
 彼と対峙した人間は、彼に対する恐怖を抱き、向き合うことができない。
 精神防御で抵抗可能。

【宝具】
13日の金曜日(フライディ・ザ・ザーティン)
 ランク:D+ 種別:結界宝具 レンジ:1~5 最大補足:10人
 一人の少年が湖で溺れて行方不明になった日であり、伝説が始まった日。
 殺人鬼・不死の怪物・悪魔と、噂の入り混じった逸話より生み出された宝具。
 その正体はニュージャージー州の湖・クリスタルレイク付近のキャンプ場に漂う不穏な空気。時限発動タイプ。
 夜から黎明の間にかけて、使用者に気配遮断:D/先制攻撃:Dの効果を与える。
 また、リアルが充実しているカップルに対してはイニシアチブを取る事を可能にする。
 ランクC以上の直感・対魔力スキルにより無効化が可能。

血塗られた系譜(キラー・リブート)
 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1人
 血縁者の血と肉により復活するという逸話が由来。死亡時発動タイプ。
 ランクC以下の攻撃で死亡した場合、霊核(心臓)は最大2時間、データの海に分解されない。
 また、霊核を他者に憑かせることで復活することが可能。復活後は、筋力・宝具以外のパラメータが1ランクダウン。
 ランクB以上の魔術・宝具によるトドメか、不死殺しスキルにより無効化が可能。

かの蛮名は消えることなく(フルメタル・マーダー)
 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1人
 未来の蘇生装置により、欠損箇所をナノマシンで補強・メタル化したことが由来。発動に令呪1画を消費。
 傷ついた箇所がメタル化し続け、メタル化した箇所をランクC以下の攻撃で傷を与えることはできなくなる。
 ※ 発動した場合、宝具『血塗られた系譜』は以後使用不能となる。

【weapon】
なし

【人物背景】
1957年の13日の金曜日。クリスタルレイク付近のキャンプ場にて、奇怪な相貌により虐めにあっていた
ジェイソン少年は、少年少女達の手により布袋を被せられた状態で湖に突き落とされ、行方不明となる。
これにより少年の母パメラは精神に異常をきたし、キャンプ場にて殺人を繰り返すようになった。
しかしある年の13日の金曜日に起こした殺人事件にて被害者からの反撃により、パメラは死亡。
しかし偶然にもジェイソンはその現場を目撃しており……結果、彼も同様に殺人鬼の道を歩み始めた。

何度殺しても復活することから戦闘続行スキルを、殺人鬼の噂を利用する存在が複数いたことから正体隠蔽スキルを身につけている。

【サーヴァントとしての願い】
殺す。

【基本戦術、方針、運用法】
暗殺者の如き奇襲も得意とするが、不死性・耐久力・怪力にものを言わせ、暴れ回させるのも可。
殺人鬼であるが故に、日中帯は姿を隠し、夜間帯に行動する。
武器は現地調達。様々な凶器を有効活用しよう。


【マスター】
チャールズ・リー・レイ/チャッキー@チャイルド・プレイ(映画)

【参加方法】
自身を復活させた魔術師の館で『木片』を手にした。

【マスターとしての願い】
人間の身体を手に入れる。アンディ・バークレーへの復讐を遂げる。

【weapon】
なし

【能力・技能】
冤罪
 人形が生きているわけがない。その思い込みと、目撃者の少なさにより、他者に罪を擦り付けることができる。

ブードゥー教の秘術
 魂(自分または他者のもの)を人形や他者に移し変える。

人化の呪い
 自らの魂を人形に移し変えた代償として、人形の姿のまま肉の身体へと変化する呪い。
 完全に変化するまでは、心臓を破壊されない限り、燃やされても首を刎ねられても死ぬことは無い。
 なお、肉の部分が増えると共に、痛覚も増えていく。

【人物背景】
ニュージャージー州ハッケンサック出身。元は「湖畔の絞殺魔」との異名を持つ殺人鬼であったが、
警察に追い詰められた先で辿り着いたオモチャ屋にて、ブードゥー教の秘術を用い、売り物の『グッド・ガイ人形』に自分の魂を移す。
『人化』により、人形でありながら徐々に肉の身体へと変貌することに焦りを抱いたチャッキーは、
自分のことを友達だと信じているアンディ少年の身体を、秘術『魂隠し』で奪おうとするのだが、失敗し破壊される。
その後、『グッド・ガイ人形』の製造元が事実確認のため残骸を復旧させてしまい、復活。
……というパターンを二度繰り返すも、成長したアンディの手により破壊される。(映画1作目~3作目)

今回の『グッド・ガイ人形』は、映画3作目オープニングの、チャッキーの血が溶けこんだプラスチックより製造されたもの。
参戦タイミングは、映画3作目終了後。

【方針】
人形として振舞いながら、殺せる時に自分の手でマスターを殺す。
バーサーカーは魔力の燃費が悪いため、ここぞという場面で現界させ引っ掻き回す。
また、バーサーカーの正体隠蔽スキルを利用し、バーサーカーをマスターのように見せかけ、囮に使うことも考えている。