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呉島貴虎&ランサー ◆Z9iNYeY9a2


「光実……」

俺は、弟を止めることができなかった。
光実を殺すことが、あいつを苦しみから救う唯一の道だと分かっていながら、最後の最後に躊躇った。
その結果が、俺の死だ、と。

川に投げ込まれ、水の底へ沈みゆく中でそう思った。

だが、それでもまだ諦めきれなかったのかもしれない。
奇跡を求めたのかもしれない。

水底から伸ばした手が、ふと何かの木片に触れたその瞬間。
俺の意識は水の底から消失した。


記憶を取り戻すまでの時間は、とても穏やかなものだった。

笑顔で笑う光実を学校まで送り。
休日には街で葛葉達と踊る光実の姿を見て拍手し。
凌馬やシド、耀子達と働く日々。

インベスもオーバーロードもいない。
世界の人々を天秤にかけなければならないような敵もいない。

とても幸せな時間。

だが。


「―――これは、夢、幻想にすぎない」


そう思った瞬間、その手に痛みと共に閃光が走った。






「そうだ、これは幻。お前達がこの戦いに相応しいか否かを振るいにかける試練の一つだ」
「お前は……、オーバーロード…?」

目の前にいたのは、全身を白と赤の甲冑に包み、マントをたなびかせた身長2メートルほどの騎士のような何か。
貴虎には、そいつが人間でないということはその気配から一目で分かった。

「確かにこの身は人間ではない。だが、お前たちに仇なすものでもない。
 今のこの体は、お前の騎士、サーヴァントというものだ」
「サーヴァント…?」
「お前は選ばれたのだ。奇跡をも起こす願望機を巡る戦い、その参加者の一人に」

貴虎は騎士から今何が起きているのかを聞いた。
聖杯戦争。いかなる奇跡をも起こしうる道具をかけて、多くの者が目の前の騎士のような存在を連れて戦う殺し合いの存在を。

貴虎はシドがいたら喜んだのではないか、などと自嘲するように思った。


「さて、お前はどうする?奇跡に身を委ねて戦うか、それとも奇跡を否定し戦うことを止めるか。
 どちらを選ぼうと私は止めはせん。戦いたくないと思うのであれば、その令呪を持ってこの身に死を命ずるといい」
「………」

だが、貴虎自身にはどうすればいいのか分からなかった。
奇跡のために戦う。あわよくば世界をオーバーロードの手から救うことも、あるいは光実が道を誤る前に止めることもできるかもしれない。

だが、それでいいのか?
それは、本当に光実のための願いなのか?


「……俺は…分からない」

それが、騎士に対しての答えだった。

「俺は死ぬ気はない。だが、俺の願いのために戦うことが、本当に正しいことなのか、あいつらのためになることなのか、分からないんだ……!」
「なるほど、迷いながらも生きようとするか。
 ならば存分に迷うといい。かつての主も多くの辛い目にあい、迷いながらも戦い、成長してきたのだ。
 お前も、多くのものを見る中で答えを得るといい。今のこの身はお前の”槍”だ」

そんな貴虎の答えを、騎士は静かに尊重し、その武器となろうという。
かつて自分の下につき、しかし期待に答えられず裏切っていった者達の顔が思い浮かび申し訳ない気分になる。

「すまない、こんなやつの下につくなんて、お前だって嫌だっただろうにな…」
「フ、そんなことはない。己の在り方に迷いながらも、それでも必死に生きようとする人間は素晴らしいものだ」

と、マントをたなびかせその手に槍を取り出した騎士。

「呉島貴虎よ!お前が道を求め、迷うというになら!
 このデュークモン、お前のサーヴァントとして道を照らしてみせよう!」

その槍をまるで宣誓のように掲げ。

デジタルワールドを守る聖騎士、ロイヤルナイツの一人。
デュークモンはそう名乗りを上げた。


【CLASS】ランサー

【真名】デュークモン@デジタルモンスター(デジモンテイマーズ)

【パラメーター】
筋力:B 耐久:A 敏捷:B 魔力:A 幸運:C 宝具:B

【属性】
 善・秩序
【クラススキル】
対魔力:A Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。

【保有スキル】
騎乗:A 幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操れる。
魔力放出:B 武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル
病毒の本能:C デュークモンの持つウィルス属性の因子。普段は強い意志で抑えられているが、ひとたびそのバランスを崩せばその本能に目覚め暗黒の騎士へと変化を遂げてしまう

【宝具】
輝きし聖槍の一閃(ロイヤルセーバー)
ランク:B 種別:対人 レンジ:1~2 最大補足:5
手にした武器、聖槍グラムによる必殺の一閃。

全てを守りし聖盾の閃光(ファイナル・エリシオン)
ランク:B+ 種別:対軍 レンジ:1~100 最大補足:300
聖楯イージスから放たれる、時空を突き破る程の凄まじい光の波動。

ZERO-ARMS(グラニ)
ランク:A 種別:対人(自身) レンジ:- 最大補足:-
デジモンの電脳核を元に作られた方舟『アーク』に新たな力を与えたことで生物と化したデジタル生命体。
自我を持っており、デュークモンはこれに乗って飛行することができる。伝説の騎士“ジークフリード”の愛馬と同じ名を持つ。

真名開放すると、グラニと一体化し、『天翔ける紅蓮の聖騎士(デュークモン・クリムゾンモード)』へとなることが可能。
しかし今回はランサーとして呼ばれたため、真名開放はできないものとする。(召喚自体は可能)

【weapon】
聖槍グラム

聖楯イージス


【人物背景】
デジタルワールドを守る聖騎士軍団、ロイヤルナイツの一人。
ウィルス種の持つ破壊の力を、秩序の維持へと使用する異端な存在。
ただしバランスが崩れれば、一転して世界をも揺るがす混沌の存在へと変貌する危険性を併せ持ち、鎧には危険の象徴「デジタルハザード」のマークが刻まれている。

その個体としての存在は多く語られているが、聖杯戦争に呼ばれたデュークモンは松田啓人のパートナー・ギルモンが究極体へと進化を遂げた個体とする。
これは、多くの世界における人間世界の危機において最もその力を振るい人間世界の救済に貢献したためである。

松田啓人のパートナーとしての人物背景は以下のものとなる。


松田タカトが、自分の書いたオリジナルデジモンのメモを、思いつきでデジヴァイスに読み込ませたことで誕生したデジモン。
当初は幼児のような思考しかできなかったが、松田タカトと暮らすうちに多くのことを学び、彼と絆を深めつつ成長していく。

やがて十二神将や四聖獣、そしてデジタルワールドと人間界を危機に陥れる存在、デ・リーパーとの戦いに巻き込まれていく。
そんな中でタカトとの絆からその身を究極体・デュークモンへと進化することが可能になっていった。

人間世界での激闘の末、デュークモン・クリムゾンモードを顕現させ、人間達との協力の末にデ・リーパーを封印。
戦いの後はパートナーに別れを告げデジタルワールドへと帰還していった。


【サーヴァントとしての願い】
無し。あくまでもマスターの思いを優先。

【基本戦術、方針、運用法】
高い力を持つデジモンだが、サーヴァントという枠に当てはめられたことで多少ランクが下がっている。
また、グラニを発動できればかなりの力を発揮できるがランサーとして召喚された制限のためクリムゾンモードになることはできない。
それでも聖槍グラム、聖楯イージスの二つの武器によりステータス以上の力を発揮することができるだろう。




【マスター】
呉島貴虎@仮面ライダー鎧武

【参加方法】
呉島光実との戦いに敗れた後、水底にて木片に触れたことで参戦。

【マスターとしての願い】
ヘルヘイムの危機から世界を救いたい?
光実が道を誤る前をやり直したい?

【weapon】
戦極ドライバー&ロックシード(メロンアームズ)
アーマードライダー(仮面ライダー)斬月に変身するために用いられる、ユグドラシルコーポレーションによって作られた変身ベルト。
最初に装着した者のみが使用出来る仕様となっているため使い回しはできない。
ロックシードをはめ込むことで、それに応じたアーマードライダーへと変身することが出来る。

しかし呉島貴虎の持っているドライバーは聖杯戦争に呼ばれる前の呉島光実との戦いの影響で変身機能に不調をきたしているため、現状のままで変身することはできない。
ロックシードのエネルギーをサーヴァントに魔力として供給することは可能であるが、その場合唯一のロックシードであるメロンを使うことになるため使い時が非常に重要となる。



【人物背景】
仮面ライダー斬月(斬月・真)
ユグドラシル・コーポレーションの主任であり研究部門プロジェクトリーダー。
世界を蝕むヘルヘイムの危機から、一人でも多くの人を救おうと「プロジェクト・アーク」を指揮する。

自他共に厳しい性格をしているが弟、光実に対しては甘く、時としてその内面を見逃してしまいがちであり、そのことが後々悲劇へと繋がっていく。

一人でも多くの人を救いたいと願うが、その周囲の人間には多くの情報を隠されてしまいがちで孤立することも多い。
オーバーロード・インベスの存在を葛葉紘汰により知らされた時は、人類を一人でも多く救うことができる希望を持つも、逆にそれを邪魔と感じた仲間の裏切りにあう。
孤立した貴虎は傷だらけの体のままゲネシスドライバーを失いオーバーロード・ロシュエによって捕らえられることとなる。

やがてオーバーロードが本格的に進行に乗り出した際用無しとして開放されるも、直後に自分のゲネシスドライバーを繰る弟・光実の黒い本性を知ってしまうことになる。
彼が変わってしまったのは自分の責任、と封じていた戦極ドライバーを手に光実に戦いを挑む。

技量の差もあって終始有利に戦いを進めていたが、兄としての想いから最後のトドメを刺すことができず反撃によって吹き飛ばされ海未に浸水。

以後の生死は不明だが、この聖杯戦争における彼はそこから参戦したものとする。


【方針】
死ぬ気はないが、聖杯を求めて戦うことに迷い。
しかし無意識のうちに聖杯を強く欲している。