Texについて


ここでは、TexコマンドやMathPubに独自に定義されている記法を使った数式の記述方法について説明します。
MathPubでは、Texにもともと用意されている基本的な記述方法しか利用できません。
そのため、パッケージを使う記述方法は、きちんと表示されない可能性があります。
このページ内に記述されていない記述方法もいくつかありますので、こちらのサイトも参考にしてください。
また、図形の記述方法については、図形の描画方法問題例を参考にしてください。




演算記号の表示

四則演算

 + - \times \div 

四則演算(+,-,×,÷)の記号を出力する場合、それぞれ "+", "-", "*", "/" を使うことで記号が出力されます。
×は "\times" を、 ÷は "\div" を記述することでも表示できますし、もちろん全角の"+"や"×"を使っても大丈夫です。

総和と総乗

 \sum_{b}^{a} x 

総和の記号は、"\sum_{下限}^{上限} 式"
総乗の記号は、"\prod_{下限}^{上限} 式"
を使うことで表示できます。

極限

 \lim_{x \to \infty} f(x) 

極限を記述する場合、"\lim_{x \to \infty} f(x)"
という風に記述することで表示できます。

連立方程式

 \begin{displaymath} \left\{ \begin{array}{l} x+y=4 \\ x-y=1 \end{array} \right. \end{displaymath} 

連立方程式を記述する際には、MathPubで用意されている記法 "{; 式1 式2 };"
を使うとよいです。
Texで用意されている環境の場合、例えば、numclass環境, subnumclass環境, cases環境, array環境では、
うまく表示がされませんので注意してください。

微分

 f'(x) 

導関数を出力したい場合、"f'(x)" と記述することで表示できます。

積分

 \int_a^b f(x) dx 

積分の式を表示したい場合は "\int_a^b f(x) dx" と記述することで表示できます。
また、重積分は "\int {\int_D f(x,y) dxdy}" で表示できます。

分数

 \frac{m}{n} 

分数は、"\frac{分子}{分母}" と記述することで表示できます。

平方根やn乗根

 2\sqrt{2} + \sqrt[10]{x} 

平方根は、"\sqrt{x}"
n乗根は、 "\sqrt[n]{x}"
という風に記述することで表示できます。

平方根を簡約化・分母の有理化をした状態で表示

平方根を簡約化・有理化した状態で表示するためには、MathPubで独自に用意されている
"\Sqrt($n)" という記法が使えます。


ベクトル

 \overrightarrow{ab} 

ベクトルを表示するためには、"\overrightarrow{ab}" (aからbに対するベクトル)
という風に記述することで表示できます。
また、文字式が1つの場合でも表示できるので、
 \overrightarrow{a} + \overrightarrow{b} 

このようなベクトルの計算式もできます。

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最終更新:2015年01月07日 17:17