欺瞞走駆のテクトニアー

欺瞞走駆のテクトニアー(理:Tektani'ar -fon la eces ad la destek-)とは、Fafs falira sashimiによる小説。2015年冬季テーマ小説「死」に対して書かれた小説である。



あらすじ

主人公である八ヶ崎和葉は学校から帰る途中、霧に満たされた路地に興味をそそられ入ることになったがそこに居たのは死体と少女であった。ここから和葉の長い戦い日々が始まる。

本編


設定

+ ネタバレのため折りたたんでいます。

登場人物

  • パフェ・パフィエ

八ヶ崎和葉(Yatugazaki kazuha)

能力:火炎
ガンセリアの霧に巻き込まれ適合者となり魔法使いとしてレイヴァーのために魔獣のコア回収を行うことを決める。(そもそもアフツァーフリーガの子孫なので)他の魔法使いとはレベルが違う。Xal設定とは違い和葉もアフツァーフリーガの子孫で元からケートニアーである。

月読クレア(Tukuyomi Claire)

能力:音響発生
クール、ロシアでガンセリアの霧に巻き込まれ適合者となったがガンセリアに発生したケートニアーに両親を殺されトラウマになる、それ以来ロシア政府の情報機関ロシア対外情報庁に『魔法使い』であることを理由に追われているところをアメリカ大使館のに保護されて日本に送還されレイヴァーと共にパフェ・パフィエに加入している。ガンセリアへの出動には魔獣狩りのみを志向するために他の魔法使いとの連携を行わないばかりではなく、他の魔法使いは要らないとし、レイヴァーの指示を無視するなど自分勝手な行動が多い。レイヴァーからの評価は低めだが、錬度は高い。ハーフで金髪ロング。「弱い人は私の前から消えて、戦闘の邪魔だから」が口癖だが、真意は同じ魔法使いが攻撃されるのを見るとトラウマを思い出すからである。

柊秋(Hiiragi aki)

能力:幻矢
ガンセリアの霧に巻き込まれ適合者になったが、自分が魔法使いになれることに困惑していた。自分が何か変わってしまったことに恐怖をもって居たが、変わることが重要であるというレイヴァーの働きかけによってパフェ・パフィエに加入する。いつも元気いっぱいでパフェ・パフィエのムードメーカーである。

賀茂凛(Kashige rin)

能力:分解
別名、かもりん。パフェ・パフィエのリーダー格的な人間、『魔法使い』ではあるがWP可能化剤においては非適合者、火力も戦略も十分であるが非適合者としての副作用の痛みを受け続ける。レイヴァーの正体について疑念を抱いており、レイヴァーに身辺を調べようとしている。パフェ・パフィエの活動に対しては「選ばれた」という選民思想的な考え方でしか自分を引き止めることが出来ていないために魔獣を殺すことができないこともある。情報機器にめっぽう弱くレイヴァーから支給されている携帯を直ぐに壊してしまう。両親が敬虔なキリスト教徒で本人もつい普通に口に出てしまうほど敬虔に信仰している。

  • ユエスレオネ政府

プリア(Poulia de Vaifiseitie pouvailia)

能力:なし(アンチケートニアーライフル装備)
特別警察庁雑務部に所属しており、昨今の事件に対する対応に対する対応を求められた。ヴェフィス人の駆け出し特別警察官である。ヴェフィスの諸島の出身なので田舎っぽさが抜けていない。和葉と同じ中学に潜入し、生徒となって調査する和葉と友達になる。

ラヴュール(Lexerl.lavyrl)

能力:電撃
特別警察庁雑務部に所属するプリアの先輩。hahuliでの連邦の命令に反して雑務部に左遷された後のラヴュールを描いている。多少皮肉っぽいところがあるが、優しい性格には違いない。自殺はしない。

  • アメリカ政府

レイヴァー(Laiyva de Vaifiseitie laiyvaiheité)

能力:アレンジメント&セッティング
ヴェフィス人だが、地球では和葉たちの教員でアメリカ人、CIAを名乗っている。
日本ではレイヴァーという名前しか極力名乗っていない。
ガンセリアにおけるという理由で魔獣のコアを回収し一般人の安寧を守るために適合者をパフェ・パフィエに入れているが、その実体はラーデミンのコアを集めてレイヴァー自身をケートニアーにする(=永遠の生を受ける)手術、ラーデミン・コア手術を行うことである。そのためにはラーデミン使いとラーデミンの分離が必要であるためにパフェ・パフィエを利用する。ラーデミン・コア手術の証明は夕張から委託されており、夕張による正義世界創造の第一段階だった。

  • 日本政府

輿齊要(Jocai.kaname)

能力:なし
PSIA―日本国公安調査庁調査第二部第二課に所属する公安調査員。CIAとの疎通の中でも『魔法使い』関係の国際事案についての業務を行っている。魔法使いをソルシエールと呼ぶ。

仁島和敏(Nixima.kasutoxi)

能力:なし
総選挙にて自由民主党や民主党を大敗させ一瞬で国会を占領した極右保守政党「国家保守党」の総裁であり、日本国総理大臣。日本人の『魔法使い』の集団をアメリカに主導権を奪われたことに憤怒し、ヴァル・ヴェルデ共和国のガルタスック教過激派テロへの対処をパフェ・パフィエにやらせることに決定する。

由比ヶ浜一(juigahama.hadzime)

能力:なし
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 NEDOのエージェント、魔獣によるエネルギー開発を画策してパフェ・パフィエの秋に接触して、一度は断わられるが秋が逆に利用することになる。

  • ロシア政府

ソフィア・アルトゥーラフナ・イヴァノヴァ(С.А. Иванова)

ロシア連邦保安庁憲法体制擁護・テロ対策局特殊任務センター特殊作戦局、通称軍部隊35690の女性隊員。日本側に送られたクレアをロシアに戻すための工作行為を用意していた。ロシアでクレアを追っていたのもソフィアであったが、失敗し日本に送還され、次の失敗は許されなかった。ロシア・ソルシエール部隊のルースキー・ダールの監督も努める。

アナスタシア・ヴィクトレフナ・ドラグミロヴァ(А.В. Драгомирова)

ロシア・ソルシエール部隊のルースキー・ダールのリーダー、愛国心が人一倍チームの中で強く国のためならチームのメンバーを死地へ平気で遅らせる。パフェ・パフィエを「不完全な複合体」として軽視しており、合同作戦の際、主要打撃群として選ばれたことを誇りに思っている。

用語

パフェ・パフィエ(Pafais pafie)

ガンセリアにて『魔法使い』に成る選ばれた者がレイヴァーによって組織された組織。レイヴァーの引導によってガンセリアにおける魔獣のコアを回収し一般人の安寧を守るために作れらたもの。世界中に似たような組織があることは輿齊から告げられるが日本の組織はアメリカが主権を持っており、日本政府はそれを芳しくは思っていない。

ガンセリア(Ganscailia)

毎夜に日本中で発生する状態。霧のような輪が現れてその中央部に一人の人間が出現する。パフェ・パフィエのメンバーにはその人間は魔獣であるとしているが、大体がレイヴァーによって呼び出されたラーデミン埋め込み型のケートニアーである民間人。ガンセリアの霧はウェールフープ可能化剤で適合者は『魔法使い』になれる。

『魔法使い』

ガンセリアの霧に触れ、ウェールフープが利用できるようになった人間の総称。パフェ・パフィエ側の呼称であり、連邦政府側からは『適合者』や『テクタニアー』などと呼ばれる。レイヴァーの能力アレンジメント&セッティングによって『魔法使い』はそれっぽい服装に変身させられ、またその時にのみウェールフープが使えるようにセッティングされている。

PAC-4対敵対ソルシエール飛行種撃墜ミサイル

MIM-104 パトリオットPAC-3ミサイルを改造した西側で利用される対飛行魔獣ミサイル。既存ミサイルへの魔獣のジャミングや高起動回避の難点を回避するため高機動性能と電子的・感覚的な探知を妨害する機能を追加したもの。アメリカ合衆国で開発され、魔獣への効果が検証されると西側全域に配備された。しかし、和葉がパフェ・パフィエに加入したころから、ミサイルへの対抗性を見せるようになっていた。

連邦政府

ユエスレオネ連邦政府、時系列的にはkranteerl y io xalの前でdyinの後、ショレゼスコ後であり、レイヴァーの民間人連れ去りを途中で気付くが、国際社会に対する異世界介入への批判を前に雑務部に対応させることを決定する。

能力

レイヴァーの「アレンジメント&セッティング」

状態や状況、設定を一時的及び限られた空間に設定及び装飾する。例えば、衣服を一時的に変更させたり、定時運行するバスを引き戻したり出来る。影響を受けるものには一定の規律、ルール、標準が存在しその中で逸脱しない方向でのみ変更が出来る。

八ヶ崎和葉の「火炎」

火と爆発を操る。三次元座標上の単一の点を発火または爆発させる。

月読クレアの「音響発生&氷結」

三次元座標上の一点から(基本)無指向的に音響を発生させる。周波数などについては自由に設定することが可能。強力な音響による耳つぶしや固有振動数にあわせた音響による破壊的反応、またはそれを無視して強制振動を利用した破壊的反応を利用して攻撃を行える。周囲に対する影響も大きいので強制振動を利用したものはチームプレイには向いていない。チームプレイの場合は固有振動数にあわせる必要があるがこれを当てることは非常に困難である。この能力は攻撃だけではなく音を奏でることが出来る。
氷結は近い一点の周囲の水を凍らせることが可能である。

柊秋の「幻矢」

対象の一人に幻覚を見せることが出来る。ただし柊はこれを相手に幻の攻撃を受けているように見せることにしか使わない。体力を使うが幻覚の具現化を行うことも可能。

賀茂凛の「分解」

Kranteerl y io lircaの青柳の分解の簡易版と考えるのが速い。触れた物体に意図したときにあるべき状態に分解する。非常に体力を使うが移動中の攻撃や弾に対して利用することで無効化可能。非適合副作用によって意図せずものを分解することもある。


プリアの「」



プロット

+ ネタバレのため折りたたんでいます。
  • 加入回
  • 和葉回(ウェールフープを習得)
  • 秋回(文化祭回→遠足回に変更)

  • クレア回(トラウマ解消)→パフェ・パフィエのメンバーはレイヴァーにいつものように魔獣コア採集を依頼され、夜闇に戦闘を始める→自衛隊からの依頼によって参戦することになる、非協力的なクレアに手柄をもっていかれるが、クレアは直ぐにその場を離れた。次の日レイヴァーの召集によってクレアと三人が協力しなければならない複数の魔獣の出現が予測されたが、クレアは一人だけで良いと言い残しその場を去る。戦闘が始まると複数の魔獣に攻撃され秋や凛が窮地に陥り、トラウマを思い出し戦闘不能になるがそれを攻撃しようとした魔獣を和葉が倒し「一人で戦わなくても良い」、クレアの固定観念を払拭する。以降、クレアはメンバーを愚弄しないようになり、協力的になった。
クレア回までクレアは出てこない

  • プリア回(和葉ユエスレオネへ)→プリアがプレアデスのみなと的立場で和葉の相談役になってゆく。途中の回でプリアは和葉がパフェ・パフィエのメンバーであることを知り、説得を試みるが異世界などと言う突拍子も無い話を信じない和葉は否定する→プリアがユエスレオネへ連れて行きユエスレオネの文化を教え事実であることを知らせる。真実を知った和葉がレイヴァーに問いかけ、銃撃され対レイヴァーに動く凛に見つけられるが、アフなので蘇生する。和葉は凛に真実を話し、凛はレイヴァーに懲罰を与えることを決心する。秋、クレアを説得し、レイヴァーに立ち向かおうとするがレイヴァーの能力で和葉以外は魔法が使えずに屠殺される。怯んだ和葉にレイヴァーは選択肢を与え懐柔しようとするが、プリアの介入によって戦線は回復する。和葉はレイヴァーを抹殺しようとするが、プリアがそれを止めることになりレイヴァーはFFの手に渡る。和葉はプリアに記憶を消され、そもそもパフェ・パフィエのメンバーは社会から記録を抹消されていた。

魔獣

+ ネタバレのため折りたたんでいます。

MA1-TY(タンゴ・ヤンキー)

本名:Ales levia tystujafa
固有能力:衝撃波
和葉がパフェ・パフィエに加入してから初めての被害者。デュイン・サラス出身のデュイン人でアレス・レヴィア家の小さいお嬢様、代々継いできたラーデミンを受け継ぐがラーデミンの扱いに長けていないために埋め込みをしたまま能力を発揮できていない。ケートニアーとしての能力は三次元上の一点に衝撃波を与えること。

MA2-JO(ジュリエット・オスカー)

本名:Tarf.eleneu
固有能力:爆撃
男性のラーデミン使いでラーデミンは鳥。鳥に指示することで爆撃を行う。アイル共和国出身のリパラオネ系アイル人

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2017年12月30日 01:18