朝、アルパで気持ち良い朝日を浴びてカリアホ=スカルムレイは目覚めた。今日の予定を早速秘書に尋ねてみる。
「えー、陛下。本日の仕事は・・・」
秘書は眼鏡の位置を正しながら一冊の本を手渡した。
「・・・これは?」
「Kranteerl y io kladi'a、ユエスレオネで出回っている小説でございます。ハタ王国での描写が見られますので、それを検証してください」
「今までにない仕事ね。こんなこと、歴代スカルムレイは経験したの、キュレッサ?」
「ありませんな。陛下が初めてです。では、よろしくお願いします。」
秘書はお辞儀をして部屋を出た。
「Kranteerl y io kladi'aか・・・」
概要
以下の文章は、同人サークルADLPノベルズの執筆した長編作品「Kranteerl y io kladi'a」を、スカルムレイが検閲してほしいという依頼を受けて秘書を通してスカルムレイがまとめあげたものである。王国、皇室内のみでの秘密であり、これを漏らすと「パンシャスティ召喚ッ!刑」を受ける。
最終更新:2015年04月25日 12:09