木之本桜&セイバー ◆CKro7V0jEc


 夜桜。
 無数の提灯の光に照らされ、桜は漂白に限りなく近い桃色を美しく映えさせる。
 水面にもまた、その美しさが反転されており、その景色を水面下で揺らしている。

 上野公園に舞い散る桜の美しさは、あれから100年の時を経ても変わらなかった。
 かつて、大事な仲間たちと共に勝利の乾杯をしたあの桜の下。
 かつて、大切な人と初めて出会ったあの舞い散る吹雪の中。
 かつて、帝都に来た彼女を迎えたあの桃色の風。

 ひらり、ひらり──。

 英霊、真宮寺さくらはそこに再誕する。
 またも、多くの桜吹雪に見守られながら──。
 この桜の下に物語を開始するのは、最早、彼女の運命と言っていいだろう。
 そして、こうして、「桜」の情景に囲まれる事が、これほど似合う少女もいまい。

 彼女が纏う桃色の袴にも、桜の花びらが刺繍されている。
 その裾は、艶のある長い黒髪を束ねた真っ赤なりぼんと共に、激しく揺らめいている。
 揺れる黒髪や着衣は、振り子のように振れて続け、その振れ幅が一向に小さくならない。
 ここに、強い風が吹き続けている限り──この二人の契が終わるまで。



「……あなたが、私のマスターですか?」



 真宮寺さくら、否、≪セイバー≫は、目の前にいる小さな少女にそう問いかけた。

 目の前のマスターの年齢は、かつての仲間ならば、さくらがかの「帝国華撃団」に入りたてた頃、出会った少女・アイリス(イリス・シャトーブリアン)くらいだろう。
 魔力の代替となる、「霊力」であれば、その素養を持つ人間は若ければ若いほどに強い物を有する。
 アイリスが高い霊力を持つように、このくらいの年齢の少女でも全くおかしくはない。
 セイバーも、なるべくならアイリスほどの年齢の少女を戦いに参加させたくはないが、それでも、アイリスが現実問題、降魔との戦いで強力であったように、この少女もあるいはそうかもしれない。

 だからこそ、その宝具『霊剣荒鷹』を抑えながら、強い魔力を持つその少女との契を再確認する必要があるのだ。
 私と巡り合うマスターはこの少女でいいのだろうか、と。
 まだ早いかもしれないが、これが最終確認だ。
 何の誤りもない事が明らかになり、この契約が無事に済めば、この二人はこれから共に戦う事になる。
 たとえ、これほど幼い少女であっても。

 あらゆる考えを巡らせながらも、そのセイバーはその少女の全身を眺めていた。
 ……少女は、目を薄く開けて、ぼんやりとセイバーの姿を見返している。

「ほ、ほえ~……」

 恐れおののきながらも、その二つの桜に見惚れるようにして驚嘆している。
 この様子を見る限りでは、もしかすると、何かの間違いによってセイバーを呼んでしまったのだろうか。
 あまり、強い邪気や意思は感じられなかった。それどころか、聖杯戦争に臨む覚悟もない。
 この紅い満月の聖杯戦争は、どうやら当人の覚悟や決意と無縁に、突然連れて来られる場合もあるらしいので、少女もまた、その一人であるのだろう。
 少なくとも、この夜中にこんな所に一人でいる少女が、何らかの異常な出来事と関わりを持たないとは思えない。
 やれやれ、とセイバーは思った。

 気が抜けたようで、どことなく安心したようでもあった。
 主従の関係である事をまずは捨てて、一つ、人間と人間、女の子と女の子として、自己紹介から始めてみよう。
 全ての話をするのはそれからでもいい。

「私は、真宮寺さくらと言います。しかし、できれば、この場ではセイバーと呼んでください。
 ……あなたの名前を、聞かせてもらえますか?」

 セイバーは優しい朗らかな口調で訊いた。
 その目線に合わせるべく、そっと腰を下げてしゃがみこむ。屈んで話さねばならないほど幼い相手とも思わないが、それでも、セイバーはそうして話したかった。
 相手の表情が見えるところで話した方が、会話を楽しめると思ったのである。

 ……もし、目の前の少女が事故によってここに連れて来られたならば、セイバーは彼女を帰す方針である。
 元より、セイバーには他者を犠牲にしてまで叶える願いは殆どないし、願うとすれば帝都の恒久たる平和と発展くらいのものだ。
 それも、蒸気なしにここまでの発展を成し遂げた100年後の帝都を「聖杯」によって知らされた後では、願うまでもないかもしれない。
 この小さな少女の無事が、強いて言うならば今のセイバーの願いに切り替わった。

「あ、あの……私は、えっと、私も……木之本、桜です!」

 半ば目を瞑りながら、それでも幼い子が一生懸命自己紹介をするかのようにそう口にしたマスター。

 ──桜。

 その名前に、少し、セイバーは目を見開いて、しかしそれを受け入れて微笑んだ。
 なんという偶然だろう。
 この「桜」の木の下で、「さくら」と「さくら」が出会ったのである。
 また、その双方が強い魔力や霊力の持ち主である事も、偶然としては出来すぎているくらいの物であった。
 ふふ、と笑った後、セイバーは再度問いかけた。異常な状況で不謹慎かもしれないが、同じ名前の女の子に出会えた事を嬉しく感じたのだろう。
 その笑みが、桜をどことなく安心させる効果を齎していた。

「さくらちゃん……か。お名前、一緒ね」

「は、はい!」

 桜が安心しているのが、今はセイバーにもよくわかった。
 警戒の色はないようで、最低限、この聖杯戦争を理解しているのかと思われた。
 あるいは、セイバー自身が纏う温厚な人柄が、桜にも伝わったのかもしれない。

「それで、さくらちゃん。あなたは……私のマスターで合ってますよね?」

「はい……。私が呼んじゃったみたいです……ごめんなさい」

「そう……。でも、謝らないで。私を呼んでくれてありがとう、さくらちゃん。
 私、またこんなに綺麗な上野の桜を見られて、とても幸せなんです。……私ももう、この桜を二度と見られないと思っていましたから……」

 上野の桜には、セイバーも幾つかの思い出を持っている。
 しかし、かつて、ある戦いでその若い命を散らしたセイバーにとっては、本来二度と見る事が出来ないはずのものだった。
 それは、セイバーが「真宮寺」であった為に──。
 あの黒鬼会との決戦の日。遂に、さくらはあの「魔神器」を使ってしまった。
 魔を鎮める為、唯一、その命を以て都市を救う事ができる血統、「真宮寺」──その一人娘である限り、帝国華撃団に来た時から、その終幕は運命だったのかもしれない。

「何か、あったんですか……?」

「ええ。でも、もうずっと前の話です。ずっと昔の……」

 今一度、この桜の花が見られたセイバーには、もう現世に悔いはないのだろう。
 偶然にも頬に張り付いた桜の花びらに、あの人への想いを馳せながら、セイバーは感慨に浸った。
 あの人は──大神一郎は、その後、どんな人生を歩んだのだろう。
 あれだけたくさんの女性と出会い、好かれてきたのだから、きっと誰かと結婚しているに違いない。
 それは、すみれか、マリアか、あるいは他の誰かなのだろうか……。
 だとしたら、やっぱり、少し、嫉妬する。

 しかし、あまり長くも浸れない。風が、頬の花弁を自ずと払った。それを合図に、セイバーは我を取り戻した。
 木之本桜は、セイバーの様子を見て呆けている。
 いけないいけない、と。
 セイバーは、桜にこれまでのいきさつを訊く事にした。

「それで、さくらちゃんは、どうしてここに来たのかな?」

「それは……」

 今度は桜が、そう言われて、ふと何か思い出して記憶をたどり始めた。
 セイバーは、その姿を大人しく見守る事にした。
 多少、記憶をたどるのが遅れても仕方がない。

「……確か、学校でみんなが……えっと、あれ?」

 しかし、途中でその、記憶をたどるようなしぐさがぷつりと途絶えた。セイバーも、怪訝に思う。
 彼女は、何やら自分の記憶の限界にぶつかったらしいのである。
 糸が切れたように、考える事への限界を悟ってしまったのだ。

(何か、学校でみんながしている噂を聞いたような……)

 木之本桜は考える。

 紅い満月。
 ……そう、紅い満月が、願いを叶えてくれる。とか。

 そんな、女子小学生の間で流行しても何の変哲もない噂が、桜の脳裏を過り、それから先が何も思い出せなかった。
 東京タワーが見える町に住んでいたはずだし、やはりこの上野からそう遠くない場所に桜の日常があるはずである。
 しかし、何故かその日常が、今の感覚では遠くにあるようだった。

「あれ……? どうして……? そこから何も思い出せないよ~~~!!!」

 桜は慌てふためいていた。

 何故か、桜は、自分が住んでいるのが東京のどの辺りなのかさえも、よく覚えていなかった。
 自分が木之本桜であるという事実はよくわかるし、家族の名前、友達の名前もよく覚えている。
 自分がカードキャプターさくらである事も、クロウカードを封印する戦いをしてきた事もはっきりとわかる。

 しかし、自分が住んでいた町が東京のどこにあるのか──つい最近まで知っていたはずなのに、何故か地図から抜けているような気がしている。
 何故、自分がこんな夜遅くに上野にいるのかも、今の桜には全くわからない。
 これより前の記憶は、昼ごろの物である。昼から、突然記憶が夜まで飛躍し、また、位置情報も上野に変わってしまった。

 桜は、自分の記憶を掘りだそうとする度に、暗い面持ちに変わっていった。
 セイバーは、そんな桜を見かねて、早々に、桜が知らないであろう事を解説した。

「……わかりました。それだと、さくらちゃんは自分からこの聖杯戦争に参加したわけではないようですね」

「聖杯、戦争……」

 桜は、その言葉だけは何か思うところがあるように呟いた。
 いや、最早、確実にその単語と意味する物だけは脳内にインプットされていた。
 その事実は、セイバーの方もよく知っている。この現世に来た時に、現世での最低限の知識と聖杯戦争の知識を拵えている。
 おそらくは、何かがその脳に直接、記憶を植えつけたのだろう。

「ねえ、さくらちゃん。さくらちゃんは、この聖杯戦争に来る前、『紅い満月』を見なかったかしら?」

「あ~~~っ! そうです! 私、『紅い満月』を見て……えっと、それから……」

 やはり、だ。
 何かによって記憶を書き換えられているのかもしれない。
 人の記憶に干渉できるならば、それによって、このように記憶を書き換える事も可能なのだろう。
 これまでの経緯をごそっと取り除かれており、それで大分混乱しているようでもあった。

「やっぱり……そこから先は……全然思い出せません」

 桜はしゅんと小さくなった。

「そこから先は……多分、もうここに来ていたのかと」

「ほえ? でも、お昼休みだったはずが……いつの間にか、夜に……」

「……聖杯戦争においては、ここに来る前の時間など些細な事です」

 100年の時を隔てて召喚されたセイバーが言うのだから間違いはない。
 それよりもまず考えなければならないのは……。

「時間よりも、場所が大切です。さくらちゃんがどこにいたのか……それはわかるかしら?
 それがわかれば、さくらちゃんをお家に帰す事ができるかもしれないけど……」

 そう、場所だ。
 木之本桜を元の場所に帰すには、場所を知る必要がある。
 ともかく、どういう事情があるにせよ、この小さな少女が浮浪しているわけにもいかない。
 ましてや、こんな時間だ。

「えっと、友枝町の、友枝小学校に……」

「友枝町? 町の名前までわかるのなら、後は早いかしら……」

 思ったよりは手がかりがある。
 聖杯による記憶の混濁はそうそう大きくはないのかもしれない。
 しかし、ふとセイバーはある問題にぶち当たった。

「あれ? でも……この帝都に、友枝町なんていう場所……あったかな? そうすると、結構遠くである可能性も……」

 セイバーも、帝都の町をよく知っているが、そんな場所はどの作戦中も訊いた事がなかった。
 遊びに行った事もないし、田舎の町としても知られていない。
 もしかすれば、東京都の外なのかもしれない。

「えっと、友枝町は東京タワーが近くて……だから、東京のどこかに……」

 東京タワー。
 セイバーたちの時代にはないが、後の帝都のシンボルである。
 勿論、この現世に召喚されるに従い、セイバーはその記憶を有している。
 東京タワーは、東京ディズニーランドとは違って東京都内に存在している建物である。

「それだと東京範囲内かしら? でも、ここからの道のりは? せめて、どの駅や町が近いとかはわかるかしら?」

「うぅ……わかりません」

「そうですか……」

 とにかく、名前までわかるのなら、そこを探すのに苦労はないはずだ。
 地図を使えばすぐに見つかるだろうし、地図ならば現代にはそこら中に存在する。
 コンビニエンスストアという手軽な店がそこかしこにあるはずである。

「じゃあ、さくらちゃん。まずは、友枝町がどこにあるのか探しましょう」

「は、はい!」

「仮に途中で敵に遭遇した場合は、私が撃退します。でも、さくらちゃんも、なるべく気を付けてください」

 この桜の下を離れ、今度はどこかにある『友枝町』という町を目指す事にした二人であった。

 ……しかし、二人がその町に辿り着く事は、おそらくないだろう。
 この山手線区画内には──そして、あるいはここで全東京を再現したとしても、『友枝町』などという町はどこにもない。
 それは、木之本桜たちが住まう世界にしか存在しない町なのだから……。



【クラス】
セイバー

【真名】
真宮寺さくら@サクラ大戦シリーズ

【パラメーター】
筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具B

【属性】
秩序・善

【クラススキル】
対魔力:D
 魔術に対する守り。
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:B
 大抵の動物を乗りこなしてしまう技能。
 幻想種(魔獣・聖獣)を乗りこなすことはできない。

【保有スキル】
心眼(真):B
 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
破邪剣征:A+
 真宮寺に伝わる剣技の力。
 邪な魔力を持つ者、あるいは魔獣に対してかなり有効な攻撃力。

【宝具】
『霊子甲冑』
ランク:A~D 種別:対人、対獣、対機 レンジ:1~5 最大補足:1
 所有者の霊力を引きだすシルスウス鋼製の甲冑。現代ではパワードスーツ、あるいは巨大ロボットの中間にあたる(サイズは3米ほど)。
 さくら機は桜色。大刀を装備している。
 光武、光武改、神武、天武など、あらゆる機体を繰った伝説が残っているが、いずれの霊子甲冑が宝具として召喚されるのかは不明。
 この宝具によってセイバーのパラメーターは一時的に底上げされる。

『霊剣荒鷹』
ランク:B 種別:対人 レンジ:1~50 最大補足:1~50
 真宮寺家に伝わる魔を絶つ剣。「二剣二刀」の一つである。
 意思を持っているとも言われ、さくら自身の意思の持ち様に応じて、この宝具の技の種が増え、剣の威力も上がるとされる。
 現時点でのセイバーは、『破邪剣征・桜花放神』、『破邪剣征・百花繚乱』、『破邪剣征・桜花霧翔』、『破邪剣征・百花斉放』などの技が使用できる。

『魔神器』
ランク:EX 種別:対界 レンジ:∞ 最大補足:∞
 「剣」、「鏡」、「珠」の三種の神器。
 真宮寺の血を受け継ぐセイバーの命と引き換えに、 降魔を全て封印して都市を救う事ができる最終手段である。
 この場合、周辺区域及びマスターの護衛と、その時点で半径5km以内の敵対サーヴァント、魔獣、魔物の殲滅が可能となる。
 但し、使用には膨大な魔力とセイバー自身の命が必要となる為、発動の機会は滅多にない。

【weapon】
 『霊剣荒鷹』

【人物背景】
 太正十二年から太正十四年にかけて帝都で活躍されたとされる大帝国劇場「帝国歌劇団」の女優。明治三十八年七月二十八日生。
 仙台の名家、真宮寺家から上京して、帝国歌劇団・花組として多くのヒロイン役の女優を務めるが、太正十四年十一月に死亡が発表された。享年20歳。
 元陸軍対降魔部隊・真宮寺一馬大佐の一人娘であった事、北辰一刀流の剣術の達人であった事、大帝国劇場の支配人米田一基もまた対降魔部隊の同僚であった事などが明かされており、太正十四年頃の「黒鬼会」との闘争中に亡くなった説などが後の世の研究によって有力視されているが定かではない。
 ややドジで、舞台本番の最中にアクシデントを起こす事もしばしばあったと言われるが、逆にそれを楽しみにしていた観客も多く、その親しみやすさや顕著さから一般市民に高い人気を獲得した。
 その死は当時の帝都に衝撃を与えたが、葬儀は関係者のみの密葬に終わり、死因も明かされないままであった為、当時から様々な憶測がなされた。
 (公的な記録や後の研究資料等で残っているのはここまで)

 後の世の研究によって推測された事柄は的を射ている。
 大帝国劇場は、秘密防衛組織『帝国華撃団』の拠点であり、舞台で踊る帝国歌劇団のスタアは全員、霊力を有している「花組」の戦士なのである。
 真宮寺さくらは、黒之巣会と戦い、過去に帝都の防衛に成功した記録も軍部には残っている。
 しかし、黒鬼会との戦いにて、帝国華撃団の戦力に限界を感じた真宮寺さくらは、「魔神器」を使う事によって、自らの命と引き換えに降魔を封印。帝都を救出したのである。

 以上は、「サクラ大戦2~君、死にもうことなかれ~」にて正規のルートをたどれなかった場合(大神さんが魔神器を破壊しなかった場合)のさくらである。
 本編に特にそういうアナザールートがあるわけではない。

【サーヴァントとしての願い】
 マスター・木之本桜の無事。

【方針】
 まずは、木之本桜を友枝町に帰す。


【マスター】
木之本桜@カードキャプターさくら

【マスターとしての願い】
 不明。

【weapon】
『クロウ・カード』
 魔術師クロウ・リードが、自身の持つ「闇の力」の魔力を用いて生み出したカード。
 現時点でさくらが保持しているカードは不明。さくらカード編に突入しているかとかも特に考えていないので、その辺りは自由に。
『封印の杖』
 クロウカードを封印・解除するアイテム。

【能力・技能】
 魔力保有者。カードキャプターとしての能力を持つ。
 チアリーティング部所属で、バトンを得意とする。スポーツも得意な模様。
 家事は当番制なのでおおよそこなす事ができるが、裁縫は苦手。

【人物背景】
 友枝町(東京都内に存在すると思われる)に住む小学4年生。
 父の本棚の中で発見した不思議な本を開いてしまった事で、クロウ・カードを解き放ってしまい、封印の獣ケルベロス(ケロちゃん)と共にクロウ・カードを集める事になる。
 性格は明るく友達想いで、どこか天然である。「ほえ~」、「はにゃ~ん」、「さくら怪獣じゃないもん!」などの可愛すぎる名言多数。
 今回は、故郷友枝町が実在の東京にないせいか、山手線区間内を再現した際にも友枝町に関するデータはなく、彼女の居場所はなくなっている。
 それに伴い、さくら自身も友枝町の位置情報等に関する記憶が失われている。

【方針】
 まずは友枝町を探し、帰る。

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最終更新:2014年12月27日 00:28