初代サムスピのCPUは昔のネオジオ格ゲーの例に漏れず、普通に戦うと非常に強い。
ここではCPU戦をクリアする上で有効な攻略パターンを紹介する。
内容をなるべく簡略化するため、全キャラに使用可能な基本パターンの紹介に留めている。
キャラごとにもっと安定するパターンも存在するが、自分で探してみるなり、他の文献を参照してほしい。
なおここで紹介しているパターンはMVS版レベル4のCPUを想定しているが、他のレベルでもおおよそ通用するだろう。
また武器を持ったCPUを想定しているので、鍔迫り合いなどでCPUの武器を落とした場合はパターンが通用しなくなる。
安定したい場合は武器を拾わせた方がよい。
攻略パターン
このゲームのCPUの特徴として、CPU自身とプレイヤーの体力差によって「攻めモード」と「守りモード」を切り替えて行動してくるというものがある。
体力が負けているなら取り返そうとアグレッシブに動いてくる攻めモード。
勝っている場合は手堅くガードを多用する守りモードといった具合に非常に人間臭い思考ルーチンをしている。
CPUが現在どっちのモードに入っているか判断してパターンを使い分けるのがCPU戦攻略の基本となる。
・飛ばせて落すパターン
基本。
相手が攻めモードの時に有効。
小足払いなどの隙の少ない技を連発してCPUの飛び込みを誘い、各種対空手段で迎撃する。
対戦での対空の練習にもなる。
・空かし投げパターン
牽制してもCPUが飛び込んでこない場合、所謂守りモードに入ったときに有効。
昇りでジャンプ攻撃を出しつつ飛び込む。
この際、ジャンプ攻撃は当てない。
地上でガードしようと固まっているCPUを着地後そのまま投げる。
・起き上がりガードパターン
CPUをダウンさせてから密着すると、起き上がりに技を出してくるのでガードして反撃するパターン。
攻めモードのCPU右京、十兵衛、シャルロット、アースクエイクに有効。
起き上がり直後はシステム上投げられないのに、CPUが投げようとしてくるのを利用する。
投げなどダウンを奪える技で反撃すれば、そのまま死ぬまでループできる。
・歩き投げパターン
CPUが歩いてくるところをこちらも歩いていって、投げ間合いに入った瞬間に投げるパターン。
CPUシャルロット、天草に有効。
・対天草戦安地パターン
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1517174
歩き投げで天草を画面端に追い詰める。
追い詰めてからギリギリ攻撃の当たらない間合いをとると(動画を参照)、天草が前にでてこなくなる。
このまま時間切れまでじっとしていれば勝ち。
隠し要素
ノーコンティニューでCPU戦をクリアすると、エンディング後にスタッフロールが見られる。
また一部のキャラはエンディングが変化する。
得点システム
・技点
相手に攻撃をヒットさせると、その都度得点が加算される。
得点はそれぞれの技ごと別々に設定されている。
・得点アイテム
試合中に飛脚が小判など得点アイテムを投げていくことがある。
アイテムに重なれば、アイテムの種類ごとの得点が加算される。
小銭が800点、小判×1が3000点、小判×2が4000点、小判×3が5000点。
千両箱は3000~10000点がランダム。
ステージごとにアイテムの出現率は違い、特に幻庵ステージは得点アイテムの出現率が非常に高い(というより得点アイテムしか出ない)。
・ラウンドボーナス
ラウンド勝利時に加算されるボーナス点。
残体力の量、残り時間、命中率に応じて得点が加算される。
命中率ボーナスが特徴的。
基本的に命中率の計算は(技をヒットさせた回数÷技を出した回数)×100で行なわれる。
通常投げ、真剣白刃取りでのダメージは無視される。
つまり投げだけ使って勝った場合、命中率は0.0%になってしまう。
分身や鷹掴まりなど攻撃判定を持たない必殺技を使った場合は、技を1回空振ったとみなされ命中率を下げてしまう。
モズ落としなどコマンド投げを決めた場合も空振り1回と判定され命中率が下がる。
他にも様々な例外がある。
残体力ボーナス | 残体力1ドットにつき50点。MAX6400点。 |
タイムボーナス | 残り時間1カウントにつき100点。MAX9900点。 |
命中率ボーナス | 命中率0.1%につき20点。MAX20000点。 |
・オブジェクト破壊ボーナス
ステージ背景のオブジェクトを破壊すると一つにつき1000点のボーナスが入る。
ダウンなどの吹っ飛びで破壊した場合は、吹っ飛んでオブジェクトに衝突した側のキャラにボーナスが加算される。
・花火ボーナス
相手から一本取ったときの残り時間が歴代3位以内に入れば花火が上がりボーナスが入る。
1位は30000点、2位は20000点、3位は10000点。
CPU戦、対人戦それぞれ別のランクに分かれている。
しかしこのボーナスには難点がある。
ランクに記録されたタイムはセーブデータをリセットしない限り保存される。
これが原因で初代サムスピのハイスコア集計は行なわれなかったそうだ。
・真っ二つボーナス
2本目を斬撃でフィニッシュするとまれに相手が真っ二つになり小判をばら撒きながらふっとぶ演出が入る。
残虐行為手当。
真っ二つフィニッシュの成否は攻撃の当たり方とランダム要素が影響しているようだ。
なおタムタム、狂死郎、幻庵、天草は真っ二つにすることはできない。
ばら撒く小判で得点が入るが、このときの点数はランダム。
だいたい5000点前後のボーナスが入る。
・ボーナスステージ
CPU戦の3、6、12戦目後にボーナスステージとして藁人斬りが始まる。
制限時間20カウントのうちに10体の藁人を斬ればノルマクリアで20000点+残りタイム×500のボーナスが入る。
また藁人を斬ったときにも500点または800点がランダムで入る。
高次面になるほど藁人が出てくる場所が増えてくる。
・スコアランキング
サムスピのスコアランキングでは1位から順に剣神、剣聖、剣豪、達人、豪傑の称号が与えられる。
このゲームには対人戦での連勝数カウンターが存在しない。
しかし対人戦でのスコアもそのまま加算されるので、最終的に何点取ったかでどれだけ連勝したかの目安になる。