ステータス・個体差
「つよさをみる」などで確認できる、ポケモンごとの固有のステータス。
能力値
- HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさの6つの値のこと。
- 基本的には高い方がいいが、戦略に応じて調節することもある。
- レベル、ポケモンの種類による値(通称:種族値)、生まれつきの強さ(通称:個体値)、きそポイント(通称:努力値)、性格の5つの要素で決定する。
各能力値の意味
名称 |
内容 |
HP |
ヒットポイント。ポケモンの体力のことで、ダメージを受けると減る。「0」になると「ひんし」状態となり、そのポケモンは戦えなくなる。 受けたダメージは、どうぐ「キズぐすり」や、ポケモンセンターなどで回復できる。 |
こうげき |
この数値が高いほど、「ぶつりわざ」で相手にあたえるダメージが大きくなる。 |
ぼうぎょ |
この数値が高いほど、相手から「ぶつりわざ」で攻撃されたときのダメージが小さくなる。 |
とくこう |
この数値が高いほど、「とくしゅわざ」で相手にあたえるダメージが大きくなる。 |
とくぼう |
この数値が高いほど、相手から「とくしゅわざ」で攻撃されたときのダメージが小さくなる。 |
すばやさ |
ポケモンの素早さ。バトルでは、基本的にこの数値がもっとも高いポケモンから、順番にわざを出すことができる。 |
能力値の計算式
HP |
{(種族値×2+個体値+きそポイント÷4)×レベル÷100}+10+レベル |
HP以外 |
[{(種族値×2+個体値+きそポイント÷4)×レベル÷100}+5]×性格補正 |
※計算の都度小数点以下切り捨て。そのため、きそポイントは4の倍数ごとしか反映されない。
レベル
- ポケモンバトルで経験値を獲得し、一定まで溜まるとレベルが上がる。
- 最低値は1で、最大値は100。タマゴから生まれたばかりのポケモンはLv.1である。
ポケモンの種類による値(通称:種族値)
- ポケモンの種類によって決まる値。同じ種類のポケモンなら全て同じ数値である。
- これによって、ポケモンごとに、物理技が得意だったり、耐久戦が得意だったりする個性が生まれる。
- ゲーム中で詳細な値は確認できないが、スパトレのグラフでは内側の部分として大まかに確認できる。
- 攻略本などでは棒グラフや星の数などで表されることがある。
- フォルムチェンジするポケモンは別の値を持っていることが多い。
生まれつきの強さ(通称:個体値)
- ポケモン1匹1匹に設定されている数値。
同じレベル・種類のポケモンでも、それぞれステータスが違うのは、このステータスがあるから。- 野生のポケモンに出会ったり、タマゴを貰ったりした時に決まる。
- タマゴの場合、両親から合わせて3つ(両親のどちらかにあかいいとを持たせていれば5つ)、このステータスを遺伝する。
詳しくはタマゴ・育成のページを参照。
- 値は各能力値ごと、0~31の32段階の間でランダムに決まる。
- 32段階を1文字で表すため、32進数表記をすることがある。
- 0~9までが数字で、10以降にA,B,C,…とアルファベットを割り当てて表記。30は「U」、31には「V」が割り当てられる。
- 例えば、31であるステータスが2つの場合「2V」というふうに呼ぶことがある。
- 基本的に高いほうがよいが、HPの偶奇が重要な場合や、素早さが遅い方が良い場合などは、調整を要する。
また、攻撃の値が高い=混乱時自滅ダメージ増加になるなど、悪影響がある場合もある。
- また、トレーナーメモに書かれるポケモンの個性は、このステータスの一番高い物を5で割った余りが用いられる。
余り |
HP |
攻撃 |
防御 |
特攻 |
特防 |
素早さ |
個体値 |
1 |
昼寝を よくする |
暴れることが 好き |
打たれ強い |
イタズラが 好き |
ちょっぴり 見栄っ張り |
物音に 敏感 |
31,26,21, 16,11,6,1 |
0 |
食べるのが 大好き |
力が 自慢 |
体が 丈夫 |
好奇心が 強い |
気が 強い |
駆けっこが 好き |
30,25,20, 15,10,5,0 |
4 |
のんびりするのが 好き |
血の気が 多い |
我慢強い |
とても きちょうめん |
ちょっぴり 強情 |
逃げるのが 早い |
29,24,19, 14,9,4 |
3 |
ものを よく 散らかす |
ケンカを するのが 好き |
辛抱強い |
考え事が 多い |
負けず嫌い |
すこし お調子者 |
28,23,18, 13,8,3 |
2 |
居眠りが 多い |
ちょっと 怒りっぽい |
粘り強い |
抜け目が ない |
負けん気が 強い |
おっちょこちょい |
27,22,17, 12,7,2 |
ジャッジ
- バトルリゾートのポケモンセンターにいるエリートトレーナーが、生まれつきの強さをジャッジしてくれる。
- 全体的な能力値、最も高い能力値とそれがどの程度なのか分かる。0(最低)と31(最高)の能力値があれば、その部分が分かる。
-
メリット:
レベルの低いポケモンでも、最高の能力値が確定するので、孵化向け。
-
デメリット:
能力値が大まかにしかわからない。
全体的な能力の評価(上限:31×6=186) |
数値 |
すばらしい のうりょくを もっている |
151~186 |
そうとう ゆうしゅうな のうりょくを もっている |
121~150 |
へいきん いじょうの のうりょくを もっている |
91~120 |
まずまずの のうりょくを もっている |
0~90 |
最も高い能力の評価 |
個体値 |
さいこうの ちからを もっている |
31 |
すばらしい ちからを もっている |
26~30 |
かなりの ちからを もっている |
16~25 |
まあまあの ちからを もっている |
0~15 |
めざめるパワー判定
- ヒワマキシティのおばあさんNPCが、めざめるパワーを覚えた時のタイプを判定してくれる。
- めざめるパワーのタイプは生まれつきの強さの偶奇によって決まるので、タイプからステータスの偶奇が逆算できる。
計算を行うツールは検索で容易に見付けられる。
-
メリット:
レベル50など、ある程度のレベルのポケモンのステータスを実数値と合わせて絞り込める。
-
デメリット:
調べられるのが偶奇だけなので、実数値で取りうる値が広い時は上手く判定できない。めざめるパワーを覚えないポケモン(メタモンなど)の判定には使えない。
きそポイント(通称:努力値)
性格
- 「さみしがり」や「いじっぱり」などのポケモンの性格。生まれつきの強さと同じタイミングで決まる。
- 性格は25種類あり、そのうち20種類は何らかの能力値が上がり(1.1倍)、何らかの能力値が下がっている(0.9倍)。HPが補正される性格はない。
- 「つよさをみる」画面では、上がっている能力は赤、下がっている能力は青で薄く色付けされている。
- とくせい「シンクロ」を持つポケモンを先頭にする(瀕死でも良い)と、50%の確率でシンクロを持つポケモンと同じ性格になる。
- タマゴの場合、親にかわらずのいしを持たせることで遺伝させられる。
補正 |
こうげき↑ |
ぼうぎょ↑ |
とくこう↑ |
とくぼう↑ |
すばやさ↑ |
こうげき↓ |
|
ずぶとい |
ひかえめ |
おだやか |
おくびょう |
ぼうぎょ↓ |
さみしがり |
|
おっとり |
おとなしい |
せっかち |
とくこう↓ |
いじっぱり |
わんぱく |
|
しんちょう |
ようき |
とくぼう↓ |
やんちゃ |
のうてんき |
うっかりや |
|
むじゃき |
すばやさ↓ |
ゆうかん |
のんき |
れいせい |
なまいき |
|
がんばりや、すなお、てれや、きまぐれ、まじめは能力変動なし。
性別
- タマゴに大きく関わる。
- 一部のポケモンは一方の性別しか存在しない。性別の偏りがあるポケモンもいる。
- 性別によって姿が違うポケモンは多いが、ステータスや覚える技などは変わらない。例外は、ニドラン系(別種扱い)、ニャオニクス。
- 戦闘では、状態変化「メロメロ」や特性「とうそうしん」などに関わる。
特性
- ポケモンごとに設定された1つまたは2つの通常特性、更に特別な方法でのみ入手できる隠れ特性、合計最大3種類の特性から1つが、ポケモンの特性になる。
- 進化することで特性が変わることがあるが、進化前の特性と進化後の特性は対応している。
(例:「にげあし」のポチエナは進化すると必ず「いかく」になり、「はやあし」のポチエナは進化しても必ず「はやあし」のまま。隠れ特性「びびり」のポチエナなら、必ず「じしんかじょう」になる)
- メガシンカすることで特性が変わることがある。元々の特性によらず、メガシンカ後は1種類の特性だけが設定されている。
(例:「もうか」のバシャーモも、「かそく」のバシャーモも、メガバシャーモになると「かそく」の特性になる)
- 2つの通常特性を持つポケモンは、ランダムでどちらかが決定する。どうぐ「とくせいカプセル」を使うことで、別の特性へと変更することができる。
- また、特別な方法で入手できる「隠れ特性」を持つポケモンもいる。隠れ特性には「とくせいカプセル」は有効ではない。
- 特性はタマゴで遺伝する。
コンディション
- ポケモンコンテストライブ!で用いられる、かっこよさ・うつくしさ・かわいさ・かしこさ・たくましさの値。
- ルビー・サファイア・エメラルド・ダイヤモンド・パール・プラチナ・ハートゴールド・ソウルシルバーで上げたコンディションは、今作に連れてくると引き継がれている。
入っているボール
- ポケモンを出す時などに、入っているボールが見える。
- 配信や過去作限定の技・特性を判断する材料になり得ることがある。
- ボールはタマゴで遺伝する。(マスターボール・プレシャスボールを除く)
運命的な出会い
- 配信されたポケモンや、配信された道具がキーになって出現するポケモンは、トレーナーメモに「運命的な 出会いをした」という文面が付くことがある。
- グラシデアのはなを貰うイベントなど、「運命的な出会い」がイベントの発生条件になっていることがある。
色違い(光るポケモン)
- 極低確率(1/4096とされる)で、通常と違う色のポケモンが出てくることがある。
- 特定のポケモンは、色違いが絶対に出ないようになっていることもある。
- 今作では、おきがえピカチュウ・カイオーガ・グラードン・レックウザ・デオキシスが色違いが出ないようになっている模様。
色違いと明記されていない配信ポケモンも色違いにならない。
- カイオーガ・グラードン・レックウザはルビー・サファイア・エメラルド・ハートゴールド・ソウルシルバー、デオキシスはファイアレッド・リーフグリーン・エメラルド(配信限定のアイテムが必要)で色違いが入手できた。
- ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2では、ビクティニ・レシラム・ゼクロムが色違いが出ないようになっていた。
- X・Yでは、フリーザー・サンダー・ファイヤー・ミュウツー・ゼルネアス・イベルタル・ジガルデが色違いが出ないようになっていた。
- 現時点で色違いが入手できないのはおきがえピカチュウ・セレビィ・ビクティニ・ケルディオ・メロエッタ・ジガルデ・フーパ・ボルケニオン。
- 色違いのポケモンは、「つよさをみる」画面では左下に赤い星が付き、バトルでの登場時に光る音とエフェクトの演出が入る。
- タマゴから孵化した時には光る演出が入らない。うっかり逃がしてしまわないよう注意。
- ポケモンが色違いになるかどうかは、ポケモン固有の裏パラメータとトレーナーのIDを参照して決まる。
- よって、色違いになるタマゴを別のソフトで孵化させると、色違いにならなくなってしまう。
- グラフィック上色が違うが、この項でいう色違いではないポケモンもいる。これらのポケモンにも、この項でいう色違いであるポケモンもいる。
- ニドランとその進化系・ヒポポタス・カバルドン・ケンホロウ・プルリル・ブルンゲル・ニャオニクスは、雄雌で体色や姿が違うが、色違いではない。
- カラナクシ・トリトドン・バスラオは、生息地による2種類の姿を持つが、色違いではない。
- フラベベ・フラエッテ・フラージェスは、共生する花に応じた5色の花の色があるが、色違いではない。
- 全国図鑑を完成させて「ひかるおまもり」を貰うと、色違いの出現率が上がる。野生での色違い出現率が3倍程になる模様。
- 釣りを連続で成功させると、色違いの出現率が上がっていく。
- タマゴができる時、両親の出身ソフトの言語が違う時、色違いの出現率が上がる。(通称:国際孵化、国際結婚)
- 通常の6倍程、ひかるおまもりがあれば8倍程になる模様。
- 過去作では、「ポケトレ」や「フレンドサファリ」で色違いの出現率を上げられた。また、色違いのポケモンが確定で手に入るイベントもあった。
ポケルス痕
- ポケルスが治ったポケモンは、「つよさをみる」画面左下にピンクの顔のマークが付く。
- 原則として午前0時の時点でてもちにいるポケモンのポケルスが治るが、1日~数日の間残ることもある。ボックスに入れておけば絶対に消えない。
- この状態でも、得られるきそポイントが倍になる効果がある。デメリットとしては他のポケモンに移すことができなくなるのみ。
カロスマーク
- X・Y・オメガルビー・アルファサファイアで捕獲・孵化・配布されたポケモンに付く、青い五角形のマーク。五角形はカロス地方の全景に由来する模様。
- ポケムーバーで連れてきたポケモンには何のマークも表示されない。
- オメガルビー・アルファサファイアのランダムマッチなど、このマークが付いていることが参加条件になることもある。
最終更新:2016年08月27日 10:57