photoshopで画像から特定の色を抜いたり消したりしたい。
Before:これから

After:こんな感じにする。

文字の回りに灰色っぽいものがついてるけどいいの?というお話。

目次



文字等が書かれている画像を拡大してみよう

を拡大してみると

になります。
文字と背景は白と黒でできておらず、間に灰色の領域が確認できると思います。 文字の輪郭に中間色を設け、背景との差を緩やかに表現することで、見やすい文字にしています。

アンチエイリアスとは

Wikipediaによると

アンチエイリアス (anti-aliasing) は、サンプリングやダウンサンプリングでエイリアシングが起きないようにするための処理。画像に対して行うと、ジャギー(ピクセルのギザギザ)が目立たなくなる。


続けて

コンピュータで扱うデジタル画像ではピクセル単位より細かく描画することは出来ない。このため、物体の輪郭にジャギーと呼ばれるギザギザが発生してしまう。このジャギーを軽減し少しでも目立たなくするために、物体の輪郭を背景と融合するように、色を滑らかに変化させる事をアンチエイリアスといい、その処理をアンチエイリアシングという。

と書かれている。 文字を綺麗に見せるためには輪郭に背景色と文字色の中間色を設けてアンチエイリアス処理することが必要だということです。

アンチエイリアス処理の文字を確認する。

アンチエイリアス処理なし

中間色は一切ないため、ギザギザに見える

アンチエイリアス処理(シャープ)



アンチエイリアス処理(鮮明)



アンチエイリアス処理(滑らかに)



アンチエイリアス処理(強く)



作成方法

アンチエイリアス処理を残しながら切り取ることが文字を綺麗に見せるコツです。

画像を読み込む

画像をphotoshopで開くから読み込むか、画像をそのままphotoshopにドラッグしてください。

色域指定をする

[範囲選択]→[色域指定]を選択



色を抜く

スポイトを白い部分に合わせ、許容量は100%にしておく。



選択した状態を反転させる

の状態から、選択範囲を反転させ、

反転した状態にする。



境界線を調整(アンチエイリアス)

境界線は選択範囲の指定でできているので、[選択範囲]→[境界線を調整]を選ぶ



不要なカラーを除去し、マスクを追加

「不要なカラーを除去」にチェックをし、「新規レイヤー(レイヤーマスクあり)」を選択する。



完成

アンチエイリアス処理が残ってるけど気にしない!

最終更新:2015年05月26日 22:37