前回記事PHPでオブジェクト指向入門2~プロパティ~ではオブジェクト指向における変数の扱い方について学んでいきました。 ここでは、オブジェクト指向における関数的なものの扱い「メソッド」に関して記述していきます。9月17日記事
目次
クラスで管理される値を処理するための関数です。
メソッドまたはメンバ関数
と呼ばれています。とりあえずメンバ変数を出力していくことからはじめていきます。
前回とは違う内容です。何度もコードを書いて、この形を覚えるためにあえて別々の内容にしています。
classを定義したファイル(Calculator.phpの方)
<?php class Calculator{ public $a; public $b; public function Show(){ print "{$this->a}と{$this->b}を足し算します。"; //計算方法は後々記述。 } }
呼び出す方(index.phpの方)
<?php require_once ('../class/Calculator.php'); $c = new Calculator(); $c->a = 10; $c->b = 15; $c->Show();
今回は簡単にprintを使いました。
シングルクオーテーションで使うドット(.)を使う表現から、ダブルクオーテーションを使った記述に変えてみました。中カッコを中に使うことで変数を展開するということができます。
また、
自分自身のクラスを使う場合、$thisを利用します。
オブジェクト指向1~3まででやってきたことをまとめると、インスタンス化すること、メンバ変数を定義すること、メソッドを定義することを学んでいきました。
厳密には違いますが、関連づけて覚えると次の通りです。
手続き型のphp | オブジェクト指向のphp |
変数 | メンバ変数、プロパティ |
関数 | メンバ関数、メソッド |
そして、オブジェクト指向の場合、呼び出すためには->を使うということです。
続いてはインスタンス化する時点でメソッドを実行させる方法についてPHPでオブジェクト指向入門4~コンストラクタ~で記述していきたいと思います。
以上