小島竜太朗が選ぶ注目ニュース【イチロー選手の日米通算4257安打】

大リーグ、マーリンズのイチロー選手が15日のパドレス戦でヒット2本を打って、日米通算の安打数を4257本とし、ピート・ローズ氏の持つ大リーグ通算最多安打記録を上回りました。

イチロー選手は1回の第1打席で、大リーグ1年目の23歳、ペルドモ投手からキャッチャー前への内野安打を打って大リーグ通算最多安打記録に並びました。

このあと第2打席から第4打席までは凡退しましたが、9回の第5打席に抑えのロドニー投手からライト線へのツーベースヒットを打ちました。42歳のイチロー選手はこれで大リーグ16年間で打ったヒット数を2979本とし、日本のプロ野球で打った1278本と合わせて日米通算で4257本とし、シンシナティ・レッズなどでプレーしたピート・ローズ氏の大リーグ通算最多安打記録4256本を上回りました。

もちろん日本でのヒット数と大リーグでのヒット数を合算することにさまざまな議論はありますが、敵地ペトコパークの電光掲示板にはお祝いのメッセージが表示され、スタンドのファンも立ち上がってイチロー選手の偉業に拍手を贈りました。

後日、本拠地に戻ってお祝いのセレモニーが行われ、イチロー選手には記録達成の試合で使われた二塁ベースが記念品として贈られました。イチロー選手は「置き場所に困ります」と苦笑い。
最終更新:2016年06月19日 10:40