夜のゴッサムシティは犯罪者の跋扈している。
少し街中を彷徨ってみれば強盗事件の現場に出くわし、ポン引きが「いい娘がいる」と話しかけてくる。
いざ警察が駆けつけても、警官の手元をよくみればそこには札束があり、警官が来た道をたどると犯罪者が何事もなかったかのように歩道を歩いている。
例え犯人が逮捕されてもそいつは金を積んでいとも簡単に保釈され、また犯罪に手を染める。
まさに犯罪都市こそがゴッサムシティの異名に相応しいであろう。

そして汚れた裏路地を少し進んだ場所にも、ゴッサムではある意味日常的な風景が広がっていた。
そこには数人の男がおり、外に声が漏れないようにかすかな声でヒソヒソと話し合っている。
話の内容は定かではないが、男たちは会話を終わらせたのちにそれぞれのポケットの中からある物を取り出した。
一方はポリ袋に入った粉末。もう一方はかなりの額になるであろう札束。
それらを交換した男たちは『取引』を終了してそそくさとその場を立ち去る…はずだった。


ガクン、と。


一瞬、周囲が揺れた。

それを感じて男たちは動きを止めた。
――地震か?
身体をこわばらせて周囲の様子を窺って見るも、それ以上揺れる気配はない。
気のせいかと思い、急いで麻薬取引の場からずらかろうと男たちの中の一人が一歩踏み出した、その時。


ズン、と。


地響きが起こった。
それは先のものよりも大きく、なにかがこちらに向かっていることを予感させる。
男たちの誰もが冷や汗を流した。

地響きが鳴りやむと、男たちの視線は一点に集まる。
そこには、2mを超える大男が悠然と佇んでいた。
紅色のライダースジャケットを羽織り、本式のモヒカンヘアで片目が隠れている。
大男は眉を動かさず、じっと男たちを凝視している。

男たちは絶句した。
それは麻薬の取引を見られただとか麻薬を奪われるという危機感からではなく、
この大男に対する恐怖からのものだった。

「な、なんだ、てめーは」

男たちの内の1人がなんとか声を絞り出す。

「ド、ドラッグなんてゴッサムじゃあ風邪薬より多く使われてるんだぜ?正義漢ぶって俺たちを捕まえても何も変わりはしねェ………」
「そ、そうだよ。なぁアンタ、見逃してくれよォ―――。ドラッグでハッピーになるやつだって沢山いるんだしよォ~~~」

1人に釣られてまた1人、また1人と大男に対して物言いを重ねていく。
麻薬取引をしていた男たちは当初は恐怖していたが、仲間や取引相手が次々と口を開いていったことでそれが薄れていった。
やがてその中の1人が得物のナイフを取り出し、大男に向ける。

「ヒヒヒ、だがよォ、このことをサツにチクられたら厄介だ」

それに同調して全員が得物を取り出し、下卑た笑いを上げる。
よくみればこの大男は武器など持ち合わせていないではないか。
こんな大男でもナイフで急所をつけばイチコロだ。
武器を持っている方が圧倒的有利…その巨漢が何もしてこないのをいいことに男たちは自分たちの勝利は確実だと思い込むようになる。

「ブッ殺してやる!」

その言葉を皮切りに、男たちが巨漢に飛びかかった。
コイツは丸腰だから拳でガードしようともダメージを受けるのは向こうの方だ。
ましてや拳で人を殺せるわけがない。

…男たちはそれを信じて疑わなかった。
人は見かけによらないというが、大男は見かけ通りの怪力を持っていることを念頭に置いておけば、
たった今大男の胸にナイフを突き立てようと跳んだ男は痛い目を見ずに済んだかもしれない。

「片腹…痛いわァー!!」

大男が初めて声を出した。
それを認識した時、飛びかかった男にはすでにボキバキという嫌な音が全身を駆け巡り、腹には嘔吐したくなるような鈍い痛みが走った。
大男は屈んだ姿勢からアッパーを繰り出し、その勢いに任せて身体を浮かせた男に肘を振り下ろし、叩き落した。

「ゴボゲッ」という痛そうな声と共に男は地面に叩きつけられる。
口からは血と胃酸の混じった液体が溢れ、白目を向いていた。
体内のあらゆる骨で骨折に骨折が重なっており、もはや再起不能であった。

「手是両扇門、全靠脚打人。まず地に足をつけろ」

男たちは笑いと動きを止め、再び絶句した。
大男に向けられたのは先ほどの恐怖とは比にならない、人間の「死にたくない」という本能からくる癒えない恐怖であった。

大男はグローブにちた汚れを払いながら他の男たちを睨み付ける。
男たちは足が竦み、指一本動かすことができなかった。

「あ、あんたは一体…」

その中でも少し年上で、リーダー格と思われる男がなんとか震える口を動かした。

「知らないなら名乗ってやろう…上海一の打派『大魏』とは俺のことよ!」

大男の名は魏(ウェイ)。ウェイ・イェ・ルウ。
自らを上海一の打派「大魏」と称する、心意六合拳の達人、中国の国際マフィア「黒手会」の兇手(殺し屋)である。

「わ、わかった!あんたが強いのは認めるよ!だから見逃し――」
「『俺達』はアンタらに強さをみせつけに来たわけじゃあない…」

男は背後からの声に背筋を凍らした。
それは魏の声ではない、新手の声だった。
恐る恐る後ろを振り向くと、そこにはもう1人、魏の仲間と思われる者がいた。
あの大男に仲間がいたとは。魏と比べれば若々しい声と外見をしている。

「すまない、手間をかけさせたな、魏」
「構わんさ。それよりも早く『用事』を済ませた方がいいんじゃあないか、セイバー?」

セイバーと呼ばれた男は短く「そうだな」と返すとリーダー格の男に近寄り、

「これ以上痛い目に遭いたくないのなら、質問に答えてもらおうか」

と顔を近づけて言った。

「アンタらが手に入れた麻薬…その出所はどこだ?」
「そ、それは…」

男は目を逸らし、口の中で唾をゴクリと飲み込んでから、

「い、いとこから貰ったんだ」

と震え声で答えた。
先ほどの魏の圧倒的な強さを見たためか、冷や汗が止まらない。

「そうか。…ところで、俺には特技があってな。人が本当のことを言ってるかどうかを「汗」とかで見分けるんだ」
「……!」
「「汗の味」をなめればもっと確実にわかるがな……」

男は激しい運動をしていないというのに肌に汗の玉を作っていた。
セイバーは目を細める。

「その汗と皮膚からわかるぜ…なめなくともわかる。―――おまえ、嘘をついているな」
「ヒ、ヒィ――――!!」

思わず男は叫び声を上げた。
――殺される。
セイバーの目は…「人殺し」の目をしていた。このセイバーという男には、やると言ったらやる『スゴ味』がある。
魏の時とは違い、凝視されただけで死の恐怖を感じ取ったのだ。

「答えろよ。質問はすでに「拷問」に変わっているんだぜ!」


◆ ◆ ◆


おかっぱともいえる髪型にジッパーの引き手のような装飾が所々についた服を着たセイバーの英霊――ブローノ・ブチャラティは、
閉店したバーの中、適当なイスに座り、麻薬取引の現場で得られた情報を考察する。
男が吐き出した麻薬のの出所はゴッサムに存在する犯罪組織の中でも比較的有名なギャングのものだった。

「どうする?今すぐその組織を叩きにいくか?」

ブチャラティのマスターにあたる魏は、のカウンターに腰かけている。

「いや……まだ早いだろう。あの男は出所以外は本当に何も知らないみたいだ。もう少し調べても遅くはない。それに――」


「――魏の仇…『ムラクモ』ってやつのことも調べないといけないからな」
「そうだ…ムラクモ――」

魏がゴッサムシティに来たのはゲセルシャフトの基地に置いてあったシャブティを手に取ったことが切欠だった。
魏は元々は恩人であり黒手会の大当家(ボス)であったインフーが暗殺され、新大当家の座を巡る内部抗争が起きる中で、その下手人を探すため行動していた。
しかし、下手人のマリリン・スーを倒してから魏に明かされた事実は衝撃的なものであった。

大人(ターレン)と呼び慕っていた恩人の「インフー」という男は、
秘密結社ゲゼルシャフトが産み出した、現人神を自称するムラクモの複製體だった。
ムラクモが「転生の法」により復活するための器に過ぎなかったのだ。
先代大当家を殺しインフーが後釜に据わり、黒手会はゲゼルシャフトの国政へ介入するための下部組織となり下がっていた。

それをゲセルシャフトの最深部にてムラクモ自身の口から聞かされた魏は激怒し、ムラクモを死闘の末討ち取った。
だが、ムラクモは転生し、今も魏のあずかり知らぬところで復活しているだろう。
それを悟った魏は、基地入手した複製體の所在地を記したリストを手にクローンを一掃しようと決意を固めたのだが…。
そのリストの隣にあったのが後のブチャラティとなるシャブティであった。

「――奴は…俺の…俺たちの心『裏切った』ッ!」

義に篤い魏は、インフーに忠誠を誓い、幹部としてその組織に尽くそうと心に決めていたのに、
恩人と思っていた男から裏切られ、そして黒手会ごと躍らされていた。
魏の他にもインフーに拾われて救われた人物は山ほどいる。
マリリン・スーも元は戸籍を持たない黒孩子(ヘイハイズ)で娼婦をしていたところをインフーに拾われた。
思い出すのは魏を「兄貴」と呼んで慕っていた部下の少年。
魏が麻薬取引をしていた男を一蹴したところを見ると、

「兄貴ィッ!魏の兄貴ィッ!やっぱり兄貴ィは、スゲェーやッ!」

とでも言って賛辞を送ってくれたことだろう。彼はこの真実を知ったとき、どんな顔をするのだろうか。
それを思うと魏の心に怒りが満ちてくる。

「あの男は今!このゴッサムにいるッ!このリストがそれを教えてくれたッ!」

魏は基地から手放さずに持ち込んだ複製體の居場所が描かれたリストを取り出した。

「聖杯なんてどうでもいいッ!だが、ムラクモはこの世から抹消せねばならん。ムラクモをこの手にかけるまで俺は死ぬことはできん」
「オレにもわかる。その「ムラクモ」が死んで当然のことをやっていた男だとな」

魏の来歴を知るブチャラティはイスから立ち上がり、魏からリストを受け取る。
そこには確かにゴッサムシティに複製體を紛れ込ませたことが書かれている。
ゴッサムにやってきた魏のサーヴァントはセイバー。
だが、『その指取るは運命の引き手(スティッキィ・フィンガーズ)』のジッパーで「切る」ことからセイバーの枠に押し込められたサーヴァントだった。

「だからオレは、こうして裏社会の浄化を条件におまえに協力しているんだ」

ブチャラティはイタリアのギャング組織「パッショーネ」のボス・ディアボロとの最終決戦の中で、
ジョルノ・ジョバァーナに後を託し、天へと上った。
『矢』を手にしたジョルノは必ずディアボロを打ち倒し、新生パッショーネのボスとなってくれることだろう。
新生パッショーネの下にあるイタリアはもうブチャラティの心配するところではない。

だが、ブチャラティは召喚された時に既視感を感じた。
それは召喚された地がゴッサムだったからに他ならない。
ブチャラティの見たゴッサムシティはかつて見たイタリアの惨状と同じ、いやもっと酷いだろう。

だからブチャラティは生前の生き返った心を胸に、このゴッサムの裏社会の清浄化に乗り出すことを心に決めた。
英霊になっても、自分の信じた道を歩むギャングとしてすべきことに変わりはない。
魏とブチャラティは、ブチャラティが魏の仇討ちを手伝う代わりに、魏はブチャラティの望む裏社会の清浄化を実行するというギブアンドテイクの関係にあった。
先の麻薬取引現場を襲撃したのもその一環だ。

「俺の復讐に付き合ってもらっているんだ。サーヴァントだからってタダで手伝えとは言わん。まぁ、ギャングのお前が麻薬をなくすといったのは少しブルってしまったがな」
「麻薬は人間の魂を腐らせていく…そんなものを許すことはできない」
「黒手会は麻薬を売らなかったといえば嘘になるが…魂を腐らせる点に関しては同意見だ。その裏社会の清浄化とやら、この『大魏』が助力してやろう」
「それに、オレもかつて、ボスに心を裏切られた。『侮辱』された痛みはオレも経験済みだ。ムラクモは必ず倒す」

ボスに裏切られた幹部のイタリアンギャングとチャイニーズマフィアが主従となったのは何かの縁だろうか。




【クラス】
セイバー

【真名】
ブローノ・ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険

【パラメータ】
筋力D 耐久D 敏捷D 魔力B 幸運A 宝具B

【属性】
秩序・善

【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
後述の逸話から、神秘の位が上がり対魔力のランクが向上している。

騎乗:D
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。

【保有スキル】
戦闘続行:-
決して屈さない強靭な精神力の持ち主。
決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の重傷を負ってなお戦闘可能。
ランサーの場合、後述の逸話によりこのスキルは宝具に昇華されている。。

心眼(真):B
ギャング、及びスタンド使いの経験によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。人間として獲得しうる最高峰の人望。
カリスマは稀有な才能で、1チームのリーダーとしてはBランクどころかDランクで十分と言える。
ランサーの場合チームのメンバー全員が彼と出会ったことで人生が大きく変わり、彼に未来を託したというエピソードから、ランクが大幅に上がっている。

人間観察:D+
人々を観察し、理解する技術。
このスキルがあるからこそ、ブチャラティは人の苦しみを理解することができ、幼少時に父親の元に残るという決断を下すことができた。
また、相手の汗をかいた時のテカり具合で相手の嘘を見抜くこともできる。
汗の『味』を見ればより確実に相手の嘘を見抜くことができる。


【宝具】
『その指取るは運命の引き手(スティッキィ・フィンガーズ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1

――彼は開いていくジッパーのようにどこかの誰かに希望として伝わって行く意味のあることを切り開いていったが

――それと同時に、閉じていくジッパーのように死の運命へと向かっていた。

――それは彼の精神の具現であり、彼の辿った運命の具現でもあるかもしれない。

生命が持つ精神エネルギーが具現化した存在。所有者の意思で動かせるビジョン『スタンド』。
殴った物体にジッパーを取り付け、物体を切断・接着したり、開いたジッパーの中に空間を作ることが出来る能力を持つ。
非常にシンプルな能力だが、その分応用範囲が広く、
この能力を利用して壁に穴を開けて通りぬけたり、地面に潜って移動することができる。
他にも他人の体にジッパーを取り付け、開いたジッパーの空間内に自分や物を隠したり、
自分の腕をジッパーで紐状にどんどん開くことによって、パンチの飛距離を伸ばすことも可能である。
基本的にジッパーで切開されたものは破壊されず生物の場合も特に出血等もなくジッパーを閉じて能力を解除すれば元に戻るが、
普通に切断してしまうこともできるため破壊力・殺傷力は非常に高い。
このジッパーによって『切断する』という特徴からセイバーのクラスで召喚された。
射程距離は短いが、ジッパー自体はセイバーがよほど離れない限りその場に残り、遠隔操作でその開閉が可能。
ジッパーを複数の対象に取り付けることもでき、最大補足はあくまで「一瞬で」ジッパーを取り付けられる対象は1つのみという意味である。
スタンドビジョンのダメージは本体にフィードバックされる。

『魂に吹き荒ぶは黄金の旋風(ロールド・ゴールド・ハート・オブ・ストーン)』
ランク:A+ 種別:対己宝具 レンジ: 最大捕捉:-
ジョルノ・ジョバァーナのスタンド『ゴールド・エクスペリエンス』とセイバーの精神により、
肉体は死んでいるにも関わらず魂だけで生命活動を続行し、現世に留まっていたというエピソードの具現。
戦闘続行スキルが宝具に昇華されたもの。

決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の重傷を負ってなお戦闘可能。
セイバーは霊核が破壊された後でも、約3日間の現界を保っていられる。
たとえ霊核が破壊された状態でもスキル・宝具を平常時と同等以上のレベルで使える。
サーヴァントとして普通ならば消滅している状態で行動を続けることこそがその逸話の具現である。
ただし霊核が破壊されてからはその肉体が朽ちていき、筋力、耐久、敏捷のパラメータが時と共に大幅に低下していくので注意。

【weapon】
  • 宝具『その指取るは運命の引き手』のスタンドビジョン
スタンドで格闘戦を行うことが可能。
ステータスはサーヴァント換算で
筋力B、耐久D、敏捷B相当。

【人物背景】
イタリアンギャングであり、「パッショーネ」のチームリーダーの1人。のちに幹部になった。
ミスタやアバッキオらの上司で、人の皮膚や汗の状態で相手の嘘を見抜くという特技がある。
沈着冷静であり、頭脳明晰。温厚で責任感が強いこともあって部下、幹部や町の人々からの人望も厚い。
初登場時はジョルノに対して組織が送り込んだ刺客として出逢ったが、彼の夢に賛同しチームに引き入れた。

7歳の時に両親が離婚して以来、漁師である父親と2人で暮らす、優しく頭のいい少年だった。
しかし彼が12歳の時、父親がチンピラの麻薬取引の現場を目撃してしまい、瀕死の重傷を負わされ、
さらに入院先の病院でも狙われる。ブチャラティは父親を守るため、チンピラを返り討ちにして殺害。
自身と父親の安全を保証してくれる力を求め、ギャング組織「パッショーネ」の一員となった。
が、5年後に父親は後遺症を残したまま死亡。

このことから麻薬を強く憎んでいるが、
ブチャラティが正義と信じていた麻薬にボスが手をそめていたことを知り、組織のやり方に疑問を感じるようになる。

そして幹部に昇進してからの初仕事であるボスの娘・トリッシュの護衛任務にて、
ボスの真意が自分の情報を隠し通すためにトリッシュを自らの手で殺害することだったということを知り、激怒。
彼女を守るべく組織を裏切る決意をし、ボスと対決するがスタンド「キング・クリムゾン」の前に敗れ致命傷を負ってしまう。
しかし、駆け付けたジョルノのスタンド能力と彼の執念が原因不明の奇跡をよび、
『肉体そのものは死亡したが、魂だけで肉体を動かしている』状態になる。
その後もボスを倒すために引き続き行動を続け、
次第に肉体が朽ち果ててゆく中でもボスの行方を追い、最終決戦の中でジョルノに全てを託し天へ昇っていった。

【サーヴァントとしての願い】
この荒んだゴッサムの社会を清浄化する。



【マスター】
魏@アカツキ電光戦記

【マスターとしての願い】
ムラクモを討つ。

【weapon】
  • 複製體のリスト
ゲセルシャフトが送り出した複製體の居場所が書かれていおり、その中に『ゴッサムシティ』の文字がある。

【能力・技能】
  • 心意六合拳
中国拳法のひとつ。
八極拳と同じく一撃の重さを追及していることで知られているが、本来は精神から肉体の潜在能力を引き出す武術である。
また、形意拳の原型であるとも知られている。
魏はその達人で、生身で電光機関を装備したエージェントと渡り合っている。

  • 練精化気、練気化神、練神還虚
動作と呼吸と意念を調和し、気功により身体能力を強化する。
最終段階の練神還虚ともなるとサーヴァントとも互角に戦えるだろう。
強化状態は時間と共に解除される。

【人物背景】
魏の読みは『ウェイ』。
フルネームはウェイ・イェ・ルウ。自らを上海一の打派「大魏」と称し、大陸最強を謳われる心意六合拳の達人。
その実力を買われ、凄腕の職業兇手(殺し屋)として大陸の国際マフィア「黒手会」の幹部にまでのし上がるが、
ある日その恩人で「黒手会」の大当家を務めるインフーが、何者かに暗殺されてしまう。
組織内では新たな大当家選出を巡る内部抗争が勃発する中、彼はその下手人を探すために奔走することとなる。

アカツキ電光戦記ではでは唯一任務や野望、使命感などではなく恩人の復讐という動機を持ち、
その会話の端々からも義に篤い性格が窺われる。
一方で鼎二尉に対する勝利メッセージで「お前ならいい客がつくだろう…」という発言をしており、
紛れもなく裏社会の人間であることも窺う事が出来る。
同作の終盤でムラクモからインフーの実態を明かされた彼は山篭りしてさらに修行を積んだ後、
世界中に存在する「仇」の一掃に目的を変え再び奔走することになる。

参戦時期はムラクモ撃破後で、複製體を記したリストを手に入れた直後。
そのため件のリストも持ち込んでいるが、とりわけ役に立たないだろう。

【方針】
ムラクモを探す。
その側らでブチャラティの裏社会の清浄化にも協力する。



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最終更新:2015年05月09日 02:12