クレリック

クイックビルド
これらの提案に従うことで手早くクレリックを作ることができる。最初に、【判断力】をキャラクターの最高能力値にする、次いで【筋力】か【耐久力】。第二に、侍際の背景を選択すること。

クラスの特徴
クレリックは以下のクラス特徴を得る。

ヒットポイント
ヒットダイス:クレルックレベルごとに1d8
1レベル時ヒットポイント:8+【耐久力】修正値
レベル上昇時ヒットポイント:クレリックレベル2からクレリックレベルごとに1d8(あるいは5)+【耐久力】修正値

習熟
鎧と縦への習熟:軽装鎧、中装鎧、シールド
武器への習熟:単純武器
道具:なし

セーヴィング・スロー:【判断力】【魅力】
技能:〈歴史〉〈看破〉〈医術〉〈説得〉〈宗教学〉から2つを選択

装備
キャラクターは以下の装備で開始し、背景で与えられた装備も加える。
・(a)メイスあるいは(b)ウォーハンマー(習熟していれば)
・(a)スケイルメイルあるいは(b)レザーアーマーあるいは(c)チェインメイル(習熟していれば)
・(a)ライト・クロスボウと20本のボルトあるいは(b)単純武器を1つ
・(a)司祭のパックあるいは(b)探検家のパック
・シールドと聖印

 

呪文発動能力


神聖魔法の仲介者として、キャラクターは任意に発動できる初級呪文と1日に決まった回数だけ発動できるその他の呪文の組み合わせを持つ。「遊び方」の「魔法」の項に呪文発動の基本ルールが記されている。

初級呪文
キャラクターはクレリックの呪文リストから選択した3つの初級呪文を知っている。レベルが上がるとクレリックの表のように修得している初級呪文も増加する。

呪文の準備と発動
キャラクターのクレリックレベルはクレリックの表にあるように1レベル呪文やそれ以上のレベル呪文を発動できる回数を規定している。それらの呪文のひとつを発動させるために、キャラクターは呪文のレベルかそれ以上のレベルの呪文スロットをひとつ消費せねばならない。キャラクターは大休憩を完了させないと、使用したいかなる呪文スロットも回復しない。
キャラクターはクレリック呪文リストから選択した、キャラクターが発動するために使用可能なクレリック呪文のリストを準備する。キャラクターがそうする時、自身の【判断力】修正値+キャラクターのクレリックレベルに等しい数のクレリック呪文を選択すること(最低1呪文)。その呪文はキャラクターが呪文スロットを持っているレベルでなければならない。
例えば、キャラクターが3レベルクレリックである場合、キャラクターは4つの1レベルと2つの2レベルの呪文スロットを持っている。【判断力】16であれば、キャラクターが準備する呪文リストは1レベルと2レベルの好きな組み合わせで6つの呪文が含まれる。もしキャラクターが1レベル呪文のキュア・ウーンズを準備していれば、キャラクターはそれを1レベルか2レベルの呪文スロットで発動できる。その呪文の発動で準備した呪文のリストからその呪文を取り除くことはない。
キャラクターは大休憩を完了させた時に準備している呪文を変更できる。クレリック呪文のリストを新たに準備することは、祈りと瞑想の時間を要し、自身のリストにある呪文毎に最低でも呪文レベルにつき1分が必要である。

魔法能力
【判断力】はキャラクターのクレリック呪文のための魔法能力である。キャラクターの呪文の力は自身の神格への献身によってもたらされる。キャラクターは呪文がキャラクターの魔法能力を参照する時常にキャラクターの【判断力】を使用する。加えて、キャラクターは自身の【判断力】修正値を自身の発動するクレリック呪文のセーヴィングスロー難易度を設定する時と呪文で攻撃ロールを行う時に使用する。

呪文のセーヴ難易度 = 8+キャラクターの習熟ボーナス+
キャラクターの【判断力】修正値

呪文の攻撃修正 = キャラクターの習熟ボーナス+
キャラクターの【判断力】修正値

儀式発動
キャラクターは呪文が(儀式)タグを持っていて、その呪文を準備してある場合に、クレリック呪文を儀式として発動できる。

焦点具
キャラクターは聖印(第5章を参照)を自身のクレリック呪文のための焦点具として使用できる。

 

神格領域


キャラクターの神格に関連した領域(知識、生命、光、自然、嵐、欺瞞、戦争)を選択すること。生命領域はクラス説明の最後に、それに関連する神の例示と共に説明されている。キャラクターの選択はそれを選択した1レベルから自身に領域呪文と他の能力をもたらす。それはまた、2レベルになると神との交信に追加の選択をもたらし、6レベル、8レベル、17レベルでも追加の特典をもたらす。

領域呪文
各領域は領域呪文として知られる、キャラクターがクレリックレベルを上げた時に領域の説明に記載されている呪文のリストを持つ。
1度領域呪文を得ると、キャラクターは常にその呪文を準備していて、毎日準備できる呪文の準備数には勘定しない。
もしキャラクターがクレリック呪文リストにない領域呪文を持つなら、その呪文は、にもかかわらずキャラクターにとってはクレリック呪文なのである。

 

神との交信


2レベルになると、キャラクターは自身の神格から向けられる神との交信のエネルギーを得、魔法的な効果の燃料としてそのエネルギーを使える。キャラクターは2つのそのような効果(アンデッド退散とキャラクターの領域で決まる物)とともにスタートする。
神との交信を使う時はどちらの効果にするかを選択すること。神との交信を再使用するためには小休憩か大休憩を完了させる必要がある。
いくつかの神との交信の効果は、このクラスからのそのような効果を使う時にセーヴィングスローを要求し、そのセーヴィングスローの難易度はキャラクターの呪文セーヴ難易度に等しい。
6レベルになると、キャラクターは休憩までの間に2回の神との交信を使えるようになり、18レベルでキャラクターは休憩までの間に3回使用できるようになる。小休憩か大休憩を完了させた時は追加の使用回数も回復する。

神との交信:アンデッド退散
1回のアクションとして、キャラクターは聖印を見せアンデッドを非難する祈りを唱える。キャラクターから30フィート以内のキャラクターを見聞きできる各アンデッドクリーチャーは【判断力】セーヴィングスローを行わねばならない。もしクリーチャーがセーヴに失敗すると、1分間かダメージを受けるまで退散する。
退散させられたクリーチャーは自身のターンを可能な限りキャラクターから遠ざかることに費やし、自らの意志でキャラクターの30フィート以内に近付くことはできない。クリーチャーはリアクションを取る事もできない。例えば、それは速歩のみのアクションしか取れず、あるいは移動を阻害する効果から逃げようと試みる。もし移動する場所がなければ、そのクリーチャーは回避アクションを試みられる。

 

能力値増加


キャラクターが4レベルと、8レベル、12レベル、16レベル、19レベルに達すると、キャラクターは選択した1つの能力値を2増加させるか選択した2つの能力値を1ずつ増加させることができる。この特徴で能力値は20を超えて伸ばすことができない。

 

アンデッド破壊


5レベルになると、アンデッドがキャラクターのアンデッド退散の特徴でセーヴに失敗したとき、アンデッド破壊表に記されている脅威度以下のクリーチャーは即座に破壊される。

アンデッド破壊

クレリックレベル 破壊されるアンデッドの脅威度
5 1/2以下
8 1以下
11 2以下
14 3以下
17 4以下

 

神格介入


10レベルになると、キャラクターは強大なほどに強く欲する時、キャラクターの代わりにキャラクターの神格が介入するよう召喚するアクションを取れる。
このアクションをキャラクターが取った時、キャラクターの要求に自身の神格が手助けを与えるかどうかを物語るため、パーセンテージダイスをロールする。もしロールした数値がキャラクターのクレリックレベル以下だった場合、キャラクターの神格は介入する。DMは介入の現象を選択すること。何らかのクレリック呪文や領域呪文の効果が適切である。
キャラクターはこのアクションを取った後、再び使用するには7日間が経過しなければならない。
20レベルになると、キャラクターは神格の介入を自動成功させられ、ロールする必要が無くなる。

 

神格領域
万神殿の中で、各神格は神格の領域と呼ばれる定命の生活や文明の異なる相として影響するものを持つ。あらゆる領域はいずれかの神格が神格の権能と呼ばれる影響力として持つ。例えばギリシアの神アポロの権能は知識、生命、光の領域を含む。クレリックとして、キャラクターは重点を置く自身の神格が持つ権能の相をひとつ選択し、キャラクターはその領域に関連した力を与えられる。
キャラクターの選択はキャラクターの神格に専念する特定の宗派に一致するかもしれない。アポロは例えば、光領域への影響力に重点を置くフォエブス(「輝き」)アポロとしてひとつの軍勢に崇拝され、別の場所では生命領域への影響力に重点を置くアセシウス(「癒し」)アポロとして崇拝されている。他方、キャラクターの領域選択は単純にその神格がキャラクターに最もアピールしている相を個人的に参照すればいいだろう。
各領域の説明はその領域に影響力を持つ神格の例が与えられている。神々はフォーゴトン・レルム、グレイホーク、ドラゴンランス、そしてエベロンの各キャンペーンセッティングや同様に太古の万神殿であるケルト、ギリシア、北欧、エジプトより含まれる。

 

生命領域
 


 

生命領域呪文

クレリックレベル 呪文
1 ブレス、キュア・ウーンズ
3 レッサー・レストレーション、スピリチュアル・ウェポン
5 ビーコン・オヴ・ホープ、リヴィヴィファイ
7 デス・ウォード、ガーディアン・オヴ・フェイス
9 マス・キュア・ウーンズ、レイズ・デッド

 

ボーナス習熟
この領域を選択した1レベルに、キャラクターは重装鎧に習熟する。

 

命の使徒

また、1レベルが始まると、キャラクターの回復呪文はより効果的になる。キャラクターが1レベル以上の呪文でクリーチャーのヒットポイントを回復させたならいつでも、そのクリーチャーは2+その呪文のレベルに等しいヒットポイントを追加で回復する。

 

神との交信:命の保存
2レベルになると、キャラクターは重大な負傷を癒すために自身の神との交信を使用できるようになる。

アクションとして、キャラクターは聖印を掲げ、キャラクターのクレリックレベルの5倍に等しい数値のヒットポイントを回復できるエネルギーを呼び起こす。キャラクターから30フィート以内にいる任意の数のクリーチャーを選択し、このヒットポイントをそれらの間で分割すること。この特徴はクリーチャーをヒットポイント最大値の半分を超えない状態まで回復できる。キャラクターはこの特徴をアンデッドや人造のクリーチャーに使う事はできない。

 

祝福されし癒し手
6レベルになると、キャラクターが他者を癒すために発動した回復呪文が同様にキャラクターも癒す。キャラクターが1レベル以上の呪文でキャラクター以外のクリーチャーのヒットポイントを回復させたなら、キャラクターは2+その呪文のレベルに等しいヒットポイントを回復する。

 

神の一撃
8レベルになると、キャラクターは自身の武器に神のエネルギーを込める能力を得る。キャラクターの各ターンに1回キャラクターがクリーチャーに武器攻撃を命中させると、キャラクターはその攻撃の対象に追加の1d8[光輝]ダメージを与えることができる。キャラクターが14レベルに達した時、この追加ダメージは2d8に増加する。

 

最高の癒し
17レベルになると、キャラクターはヒットポイントを回復するために呪文で1つかそれ以上のダイスを普通にロールする時、キャラクターは代わりに各ダイスで取り得る数字の最大値を使う。例えば、1クリーチャーに2d6ヒットポイントの回復をさせる代わりに、キャラクターは12点を回復させる。

 

0レベル・クレリック呪文(初級信仰呪文)

ガイダンス/Guidance
ソーマタージィ/Thaumaturgy
スペア・ザ・ダイイング/Spare the Dying
セイクリッド・フレイム/Sacred Flame
ライト/Light
レジスタンス/Resistance

1レベル・クレリック呪文

インフリクト・ウーンズ/Inflict Wounds
ガイディング・ボルト/Guiding Bolt
キュア・ウーンズ/Cure Wounds
コマンド/Command
サンクチュアリ/Sanctuary
シールド・オヴ・フェイス/Shield of Faith
ディテクト・マジック/Detect Magic
ヒーリング・ワード/Healing Word
ブレス/Bless

2レベル・クレリック呪文

エイド/Aid
オーギュリィ/Augury
サイレンス/Silence
スピリチュアル・ウェポン/Spiritual Weapon
プレイヤー・オヴ・ヒーリング/Prayer of Healing
ホールド・パースン/Hold Person
レッサー・レストレーション/Lesser Restoration
ワーディング・ボンド/Warding Bond

3レベル・クレリック呪文

スピーク・ウィズ・デッド/Speak with Dead
スピリット・ガイダンス/Spirit Guardians
ディスペル・マジック/Dispel Magic
ビーコン・オヴ・ホープ/Beacon of Hope
プロテクション・フロム・エナジー/Protection from Energy
マス・ヒーリング・ワード/Mass Healing Word
リヴィヴィファイ/Revivify
リムーヴ・カース/Remove Curse

4レベル・クレリック呪文

ガーディアン・オヴ・フェイス/Guardian of Faith
ディヴィネーション/Divination
デス・ウォード/Death Ward
フリーダム・オヴ・ムーヴメント/Freedom of Movement
ロケート・クリーチャー/Locate Creature

5レベル・クレリック呪文

グレーター・レストレーション/Greater Restoration
コミューン/Commune
フレイム・ストライク/Flame Strike
マス・キュア・ウーンズ/Mass Cure Wounds
レイズ・デッド/Raise Dead

6レベル・クレリック呪文

トゥルー・シーイング/True Seeing
ハーム/Harm
ヒール/Heal
ヒーローズ・フィースト/Heroes’ Feast
ファインド・ザ・パス/Find the Path
ブレード・バリアー/Blade Barrier

7レベル・クレリック呪文

イセリアルネス/Etherealness
ファイア・ストーム/Fire Storm
リザレクション/Resurrection
リジェネレイト/Regenerate

8レベル・クレリック呪文

アースクェイク/Earthquake
アンチマジック・フィールド/Antimagic Field
ホーリィ・オーラ/Holy Aura

9レベル・クレリック呪文

アストラル・プロジェクション/Astral Projection
ゲート/Gate
トゥルー・リザレクション/True Resurrection
マス・ヒール/Mass Heal

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2014年11月07日 17:00