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収監された白娉婷(ハクヘイテイ)のもとに楚北捷(ソホクショウ)から差し入れが届いた。<br />
机には料理の他に琴とあのかんざしがある。<a target="_blank" href="http://www.odaivoice.com/General-and-I--22843.html">孤高の花 DVD</a><br />
「鎮北王が渡すようにと…それから伝言です、"第二夜"と」<br />
確か晋では婚儀を行う3日前から花嫁を守る…つまり今夜が第2夜ということか。<br />
娉婷は琴の上に置かれたかんざしを手に取ると、ふと20年前のことを思い出した。<br /><br />
あの時、娉婷の父は砂漠で出会った少年の母の病を治してやった。<br />
すると少年はひざまずき、名前を教えて欲しいと頼む。<br />
「この楚北捷、必ず恩返しします」<br />
「楚北捷だと?」<br />
ちょうどその時、娉婷が薬草の紫江(シコウ)草を届けに天幕へやって来た。<br />
父はなぜかその少年に二度と会わないと告げ、決して自分たちを捜すなと念を押して帰ることにする。<br />
しかし村人たちが疫病の女を殺せと叫びながら集まって来た。<a target="_blank" href="http://www.odaivoice.com/Royal-Romance--22961.html">皇貴妃の宮廷 DVD</a><br />
父は少年たちを見捨てることができず、少年の母を抱えて逃げ出したが、その時、背中に矢を受けてしまう。<br /><br />
父は深手を負いながらも少年と母を連れて家までたどり着き、これも天の定めだと言った。<br />
「こうなると分かっていた、避けられぬ運命だ…<br />
そなたらがどこの誰かは知らぬ…だがその子はいずれわが燕に災いをもたらすだろう<br />
私がこの手で殺すべきなのだが…天には逆らえぬ…早く去れ!<br />
今日のことは二度と口にするな」 <a target="_blank" href="http://www.odaivoice.com/General-and-I--22843.html">孤高の花 DVD</a><br />
母親と少年はこの恩を来世で必ず返すと叩頭し、出て行くことにする。<br />
すると母親は何もない代わりに自分のかんざしを娉婷の髪に差した。<br />
「どうか一生が平安でありますよう…」<br /><br />
娉婷はようやく分かった。<br />
…楚北捷、あの時の?…<br />
しかしこれも宿命なのだろう、恐らく第三夜は来ない。<br />
すると娉婷は差し入れの酒を飲み、琴を弾いた。<a target="_blank" href="http://www.odaivoice.com/Legend-of-Miyue--22528.html">ミーユエ王朝を照らす月 DVD</a><br />
激しい雨の中、傘もささずに牢を見上げる北捷の耳にも届いているだろうか。<br />
そんな北捷の姿を晋王・司馬弘(シバコウ)が見ていた。