Analoghack Open Resource
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Analoghack Open Resource
ja
2018-01-04T16:07:55+09:00
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ミームフレームロゴの使用について
https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/44.html
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ミームフレームロゴとは、オープンリソース世界有数のhIE行動管理クラウドのプラットフォーム企業「ミームフレーム社」のロゴマークになります。使用者はオープンリソースを使用しての創作活動において、かつ「ミームフレーム社」のロゴマークとして、このロゴを使用することができます。&br()
画像制作など、作品中で「アナログハック・オープンリソースを使用しています」と表示することが困難な場合、この「ミームフレームロゴ」が、オープンリソース使用のクレジット表記になるものとします。&br()
ロゴの著作権は草野剛氏に帰属し、この権利を放棄するわけではありません。ロゴ使用者は、画像もしくはデザインに対して、権利的な問題が起こらないように配慮して使用してください。&br()
ロゴは、画像に貼り付けるための変形/回転を行ってもOKです。&br()
ロゴのみを頒布する利用形態はやめてください。(例:ロゴのみをプリントしたグッズ、ロゴのみを使用者自身のデザインとして使用するなど)&br()
デザインや画像は、設定アイデアと比べて非常に強い権利に守られています。このため、問題が起こった場合、予告なくロゴの使用ポリシーの変更、あるいは公開停止を行う可能性があります。これにともなう損害などには対応しかねますので、あらかじめご了承ください。&br()
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「ミームフレームロゴ」は申請無く使用いただけます。&br()
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▼ロゴデータのダウンロードはこちら &br()
http://uncron.com/analoghackor/logo/memeflame.zip &br()
id:analoghackor pass:memeflame &br()
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※パスワードは不定期で変更いたします。最新のパスワードは当サイトにてご確認下さい。&br()
※提供ファイルは拡張子aiおよびpngです。&br()
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2018-01-04T16:07:55+09:00
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ロードマップ
https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/43.html
*ロードマップについて(Ver.1.00)
当アナログハック・オープンリソースの更新は、現在(2015/03/30)のところ、第三シーズンまでを想定しています。
もちろん、記述することが多くなれば第三シーズン以降にまで長くなることも充分にありえます。
更新にシーズンという期間の区切りを導入したのは、おおまかに更新の傾向を変えるつもりであるためです。
どこかで区切りをつけないと、延々と更新が続いていては、データを使う皆さんもかえって使いにくくなるのではないかと考えたためです。
これは、第一シーズンの更新情報で、すでにSF小説の背景として利用するのにそう不自由しないデータ量はある(※)と判断したためでもあります。
オープンリソースのデータ追加が続くのは、情報が豊かになるということです。ですが、その反面、ユーザーの皆さんが作品を作っている最中に、皆さんのオリジナル設定と齟齬が出る可能性があります。
このため、どこかの段階で一度情報公開をストップし、落ち着いて作っていただく期間を設けようと当初から考えていたのです。
(※)管理人のPC上にある更新用作業ファイルは、ツリーテキストファイルですでに約2MBになっています。これでも穴だらけなのですが、片っ端からふさげば使いやすくなるのかというと、それも違うと考えているのです。
*第一シーズン
** 2014/7/4のオープンから、2015/3/31(このロードマップVer.1)までの更新のことです。
2014/7/4までに管理人(長谷)の手元にあったアナログハック・オープンリソースの基本的なデータの更新は、この第一シーズンで一区切りついています。
ただ、更新を後回しにした項目もあります。(「風景作製」「ハザード」「世界の状況」)
これは管理人(長谷)の都合のほか、以下のような理由からです。
・どこまで書いてよいものかわからず、データとしてぐだぐだと長いものになりそうだったこと。
・データ量がムダに多いわりに穴も多いため、使用者それぞれで自由に埋めてもらったほうがよいと判断したこと。
*第二シーズン
** 2015/4/1からの更新のことです。
アナログハック・オープンリソースが始まってから、第一シーズンでは
2015-05-23T22:12:19+09:00
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警察
https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/42.html
*警察での人工知能利用
22世紀初頭では、警察が犯罪の取り締まりのため人工知能を利用しています。
警察が持つ莫大な過去の犯罪データを基にして、人工知能によって24時間体勢で予測が続けられています。新しい犯罪が起こるたびこの基礎データベースに加えられ、更なる予測が人工知能によって立てられるようになっています。
警官によるパトロールコースは、この予測に従って決まっています。
下見段階の空き巣が見付かる、発生した通り魔や強盗が近くにいた警官に現行犯で取り押さえられる、麻薬取引の検挙率が上昇するなど、人工知能導入の効果は格段にあがっています。
人工知能は、こうした日々の警邏だけではなく、重大事件が発生したときの捜査にも用いられています。
もっとも一般的に使われるのは、現場検証したデータから、犯行状況を精密に自動シミュレーションすることです。
これは、容疑者になり得る人物が絞られている状況ならば、人工知能のみで容疑者を自動的に導くことができるほど高精度です。
まるで物語の中の名探偵の推理のように、容疑者を導き出すことができます。
こうした人工知能による容疑者の絞り込みは、「機械の指示によって人間を逮捕する」ということでもあり、問題視もされています。
ただ、その反面、実際には人工知能による絞り込みはよく使われています。これは、「人工知能が論だって容疑者を絞り込んだその論理は、裁判でもそのまま使えるほど強い」ためです。特に、豊富に証拠が揃っているときには、もはや起訴から公判にかけて人間が必要ないのではと疑われるほど、人工知能による立証は強固です。
このため、人工知能の普及後、日本の警察は証拠を多く集めることを捜査の基本方針としています。これによって、批判の多かった取り調べの密室化がようやく完全に撤廃されることになりました。
警察は捜査のとき、人工知能にかける可能性を考えて、非常に多くのデータを記録しています。これは捜査データベースを拡充することにも繋がっており、警察の人工知能はそれだけの性能を求められることになっています。
この人工知能化の影響が、もっとも大きく現れたのが、データを膨大に集めるようになったことです。これは、証拠を万全かつ大量に揃えてしまえば、弁護側がどれほど高性能な人工知能を用意しようと公判を覆す
2015-03-17T23:33:43+09:00
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医療
https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/41.html
*病気の克服
病の克服はいまだ達成できていません。
人体が健康である状態を、あらゆる人間がいつまでも達成し続けるということが、そもそも現実的な目標ではないためです。
ただ、病気に対する耐性を高める方法は模索され続けています。
遺伝子改造などで人体に大きく手を入れるという方法は、有力な方向性として常に提案され続けています。けれど、これは倫理的問題を克服できず、技術はあるものの一般的に普及はしていません。
むしろ絶対に病気になりたくなければ全身義体を使うことのほうを推奨されています。これは人体よりも遥かに機械のほうがメンテナンス性が高いためであり、また出生という倫理と政治のブラックボックスを開ける必要がないためです。
22世紀初頭現在、医療は大きく進歩しています。
それでも人々は病気にかかり続けます。人間の限界として、ほとんどの人間はなにがしかの病気で死にます。
このこと自体は今後も変わらないとみられており、そのときまでをどう健康にコンディションよく過ごすのかが医療の重点になりつつあります。
*サイバネティックス
人体の機械化で、もっともよく使われている分野は神経系の機械的強化です。
これは実際に世話になるまでは22世紀初頭の人々にも意外なことではあるのですが、同時に恩恵を受けると手放せないものでもあります。
人間は老化します。特に、この老化による反射を含めた不随意運動と身体感覚の衰えとを取り戻すは、機械化がもっとも安定しているためです。
たとえば、22世紀初頭の日本で、もっとも普及している人体機械化は、喉の反射強化です。
人体は、老化するにともなって呑み込む力が弱まり、また気管に入った異物を排出するための反射が落ちてしまいます。このため、誤嚥性肺炎を起こすようになり、これによって体力を落とすことが死へ近づく大きな要因でした。
こうした人体の不随意機能を、機械化によって取り戻すことが行われるようになりました。
これによって、胃ろうを作ることなく、ほとんどの人間が死の直前まで口から飲み食いを行うことができます。そして、視力や聴力の低下から回復するための機械化をためらう高齢者たちも、口からものを食べるための機械化はほとんどの場合拒否しません。
人口感覚器はサイバネティクスで
2015-02-14T05:19:11+09:00
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宇宙利用-地球圏以遠
https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/40.html
*宇宙住民について
宇宙住民という統一したアイデンティティは、22世紀初頭現在では、地球から遠く離れるほど薄くなっています。
これは、単純に植民や開発が始まってからの期間の差です。
中国系住民は火星にいようが木星にいようが中国人のままですし、アメリカ人もそうです。アラブ人は金星にいてもメッカに向かって一日五回礼拝します。
あくまでも地球の各地域の文化を持ったまま、宇宙で暮らしている住民であり、宇宙に立脚したアイデンティティが広く根付いているわけではないのです。
むしろ、宇宙住民としてのアイデンティティを持っているのは、宇宙で受益している富裕者層と、高等教育を受けている層です。
木星開発はまさに始まったばかりであるため、住民もほとんど木星住民という意識はありません。長期の出稼ぎという感覚の労働者が大半です。
宇宙はいまだフロンティアです。
地球近圏のコロニーに居住する人々にとって、宇宙は格差社会であるように感じられています。けれど、月や他の惑星にいる人々からは、宇宙には快適な生活と不快な生活があるだけに見えています。
木星や水星はコロニーよりも劣悪な居住環境ですが、居住者は大きな財産を持っているためです。各人がリソースとしてどれだけ資産を持っているかと、その生活が豊かであるかは、宇宙ではまだズレが大きいのです。
地球近圏のコロニーで政治運動が活発になっているのは、宇宙というフロンティアが地球化しつつあるということなのだとも言えます。(参照「宇宙利用-地球圏」)
宇宙では急速に開拓が進みつつあるのです。
*テラフォーミングについて
環境そのものを改善するテラフォーミングは、22世紀初頭現在では行われていません。
月は大気を留める重力が弱すぎ、金星は熱すぎ、もっとも有望な火星については「そんな大規模に改造しても投資した資金の元がまったく取れない」ためです。
そもそも敢えて不便な地球外に移住する理由とは、資源採掘であり、資源のない場所まで人間が住める環境にするのは予算がかかりすぎると考えられたのです。
増えた人口の受け皿とするなら、地球化を行えば、火星でも十億人以上もの人口を支えることができます。
けれど、そもそも22世紀初頭現在でもすでに自動化は一般化
2015-02-01T16:08:56+09:00
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文化
https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/39.html
*資本と文化の関係
21世紀は資本家の時代でした。
文化は投資家の作る流れに引きずられるメインストリームと、それに反抗するカウンターカルチャーに大別され、カウンターカルチャーが大きくなるとメインストリームに吸収される運動を続けた時代でもあります。
そして、カウンターカルチャーが無料のかたちで膨らんだ時代でもありました。
ただ、無料のカウンターカルチャーは、常にベンダーにうさん臭い業者が紛れ込んでいました。無料の文化は、ユーザー自身を食い物にする悪徳業者との戦いでもあり続けました。
若い世代はまず無料のカウンターカルチャーになじみます。そして、それが成長して消費者となる頃には、高額の宣伝費やインフラ費をかけたメインストリームにカルチャー自体が吸収されていて、文化消費者として養成されているという、サイクルが回っていました。
これに対して大きなインパクトが訪れるのは、2090年以降です。
宇宙居住者たちと純粋に距離が離れることによって、流行に断層ができるようになったのです。
22世紀初頭の段階では、まだ宇宙居住者たちが超高速で洗練されたサイクルを持つ地球の流行に憧れている状態です。まだ宇宙は文化的に、巨大な辺境なのです。
けれど、この状況は22世紀中に逆転する可能性があるとも言われています。
このとき、文化ビジネスは、地球で21世紀に築いていたサイクルをそのまま回すことは不可能であると計算されています。
このため主に地球資本によって新しい収奪モデルが計算され、試行されています。
*人間文化の状況
22世紀初頭の文化は、量的に氾濫しています。
この一因は、アートやエンタテインメントの膨大な生産期だった20世紀中盤から21世紀初期の作品の多くが著作権切れを起こしていることです。
視覚と聴覚に訴えるのがもっとも一般的であることは、20世紀中盤からそれほど変わらないため、無料の古典は22世紀人類にも観賞に耐えるものがたくさんあります。
アーカイブは愛好家やお金のない若い層以外には無視されることも多いですが、お金をかけずに時間を潰すには充分すぎるほどの量が存在します。このため、貧困地域でもエンタテインメントは普及しています。
アーカイブを掘らなくても、新作も安価なものが
2015-01-19T23:15:41+09:00
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ジェンダー
https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/38.html
*ジェンダーの状況
ジェンダー解放を望む人々にとっては、22世紀初頭の社会状況はあまり満足のいくものではありません。
AIやhIEといった新しいものの現れる機会に、古典的なジェンダーは新しい仕切り直しが行われることが期待されていました。けれど、そうはならなかったということです。
ジェンダーによって期待され役割から人々は完全に自由になれているわけではなく、社会による暗黙裏の女性の搾取もなくなってはいません。平等と解放はまだ先の話です。
ジェンダー解放と、搾取との闘争は、活動家にとって21世紀じゅう絶え間なく続きました。
ある程度のところまで進んでも、そこから透明な岩盤にぶち当たったように搾取と保守的社会像を解体できなくなる現象を、じりじりとしか掘り進められなかったためです。
公的な場で女性に対して差別的・無配慮な発言をすることは咎められるようになり、社会的にジェンダーへの配慮は広がりました。ただ、私的な場では話は別で、ある人間のスタンダードが二つに割れることは珍しくありませんでした。そして、重要な決定や人間関係の構築が女性を交えない私的な場で行われることは、非常に頻繁にあったのです。
21世紀は、AI、そしてhIEのような人間型ロボットの普及期にありました。そして、これは人間社会が新しく大きな傷を持つようになったということで、それまでの保守的構造の解体するにはマイナスに働きました。
つまり、21世紀は、AIを搾取することによって大きな困難を乗り切った時代だったということです。それは社会が、男性女性にかかわらず搾取を自ら選択した時代だったということでした。
人類史上どの時代にも、21世紀初頭すでにあったgoogleのデータセンターの「コンピューター」ほどブラックな環境で労働を強いられる人間はいませんでした。
巨大データセンターのサーバーコンピューターを人工知能化し、これを高度化するとは、世界で最も厳しい労働搾取を強いられるものを知性化するということでした。行政サービスやコールセンターなど、24時間対応できるよう多くの領域にAIが導入されました。これもまたAIを常に働かせ続けることを前提にしています。自動運転の車両は、ユーザーの求めに応じていつでも働かなくてはなりません。当然、無報酬です。
24時間、いつでも
2014-12-09T03:04:09+09:00
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経済
https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/37.html
*資本の優位と、速度の時代
21世紀は、経済成長に対して資本が常に優位でした。
あらゆる労働よりも資本が優位にあり、投資家が社会に対して強力なイニシアチブを発揮し続けました。
資金の動きは、人工知能の補助によって活発になっています。
知的活動を人工知能にアウトソースすることによって、「目配りできる範囲が広がった」「金銭化がスムーズになり形態が多様になった」「経済活動の部分と部分がシームレスに繋がるようになった」ことが、大きな要因です。
高度AIが人間以上の働きを見せ、超高度AIが飛躍をもたらしたことは非常に大きな影響を経済に及ぼしました。ですが、それ以上に、AIの一般化によって、社会と金銭の動きそのものが、タイムラグをほとんど生じないほど滑らかになった高速化・ボーダーの消失が時代の性質を決めました。
22世紀初頭の経済は、もはや人間だけの能力では到底維持が不可能なほど複雑化・高速化しています。
この複雑化・高速化の流れは21世紀を通じて変わらなかった傾向です。そしてこれは、当該世紀における資本の優位を決定づけました。
情報としてやりとり可能な金融資本が、どこにでも入り込み、労働や資源、加工物といったあらゆるものを結びつけたためです。
情報であるため、人工知能の補助を受けやすかったこともまた、特に金融資本の優位を後押ししました。
この速度と回転の速さは、宇宙経済がいまだ地球経済にまったくかなわない理由でもあります。
距離が離れすぎ、インフラが弱い宇宙では、情報が届くのにタイムラグがあり、また情報と連携して労働や資源を動かすインフラもないためです。
貨幣のコントロールに関しては、宇宙経済は絶望的です。
これは、地球側の国家の経済力が圧倒的であることと、宇宙側が高度なAIおよび軍事力を持つことを制限されていることに起因します。
コロニーのような宇宙施設は、独自の債券を自治体が発行することで予算の柱のひとつとしています。けれど、その発行は本国政府が承認しなければ行えません。これは、コロニー経済の破綻を防ぐための措置であり、コロニー債券は本国の信用力があって成り立っているためです。
しかも、宇宙施設の債権は、平均70%以上が地球の国家や企業によって所有されています。
22世紀現在、
2014-12-09T02:26:52+09:00
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政治
https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/36.html
*個人認証タグ
22世紀初頭の社会では、日本ではあらゆる市民が個人認証タグを持っています。
これは、もっとも一般的に使われる身分証です。そして、同時に個々人のライフログをとる記録媒体でもあります。
行政サービスは、この個人認証タグを政府の高度AIが管理することで高速化しています。つまり、個人認証タグのデータから、「国民個々人がどのような行政サービスを必要としているか」を人工知能の計算で予測できているため、国民一人一人に適切なケアを行うことができます。
また、21世紀初頭には書類で管理していたデータをすべて電子化しており、個人認証タグと連動した端末からなら、24時間いつでもネットワーク越しに行政サービスを受けることができます。
行政手続きそのものが自動化されていて、人の手を最低限度しか介していないため、国民が行政サービスを受けるために役所へ行くことはほとんどありません。(※)
手書きの書類を作ることもできますが、役所側も窓口ですぐに読み取り機にかけて電子データ化してしまいます。
高速かつどこからでも行政手続きを行えることは、22世紀の行政の大きな進歩です。
(※)個人認証タグでは片付かない問題、主に企業のような法人関係の行政手続きには、役所の窓口でなければ行えないものがあります。
個人認証タグは、21世紀半ば頃までは、行政処理の簡便化のため身分証明書を含む各種の個人データを集約した個人認証カードでした。
これが携帯端末に連動したり、腕輪やボタンなど様々なかたちをとる個人認証タグになったのは、超高度AI《ありあけ》による施策です。
《ありあけ》は、個人認証タグの暗号を開発し、ライフログを安全に記録するシステムを作り上げました。このシステムは、《ありあけ》がハザードによって破壊され、超高度AI《たかちほ》に代替わりした後も、保守と発展を続けています。
*個人認証タグとライフログ
個人認証タグは、センサーによって所持者のライフログをとって保存しています。
これによって、大きい経済と個人にターゲットした経済がシームレスに繋がっています。
国民は、この個人認証タグに保管された個人データおよびライフログを、必要に応じて公開することができます。
この公開設定には、行政府のみに公開、家
2014-10-27T22:50:55+09:00
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宇宙利用-地球圏
https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/35.html
*宇宙における人工知能
宇宙居住者は高度AIを求めています。
宇宙では、資源や人員に制約が発生するためです。居住するだけでも地球上より格段にコストがかかり、移動となると更にコストがかかります。
少ないリソースを効率よく配分するために、宇宙では、高度AIの能力が強く求められています。
それに対して、地球上の各国は宇宙へ高度AIを持ち込むことを制限しています。IAIAがそうするよう勧告し、各国がこの方針を守っているのです。
IAIAは、宇宙での超高度AIの建造を禁じており、このために高度AIを宇宙で管理したかたちで使うよう求めています。
そして、宇宙住民に独立の手段を与えたくないため、地球各国はこれに乗っています。
この高度AI制限の方針は、『地球外における高度AI非拡散条約』(青島[チンタオ]条約)が結ばれたことで、明確になっています。この批准国は超高度AIを宇宙へ持ち出すことを厳しく禁じ、その危険への対処として高度AIを厳重に管理して使わせています。
これは非常に厳しい制約ですが、この二条項の制限なしでは、宇宙で超高度AIが無軌道な運用や建造が行われるともされています。
青島条約体制下では、IAIAには宇宙での高度AIの取り締まりのための限定的な捜査権が与えられています。そして、IAIAは超高度AIの拡散に関わる緊急事態であると判断したとき、国際近軌道軍や各星の駐留軍に協力を求めることができます。
こうした状況のため、宇宙での高度AI運用者は、厳しく絞られています。宇宙において高度AI運用を許諾されるのは、行政府のみです。つまり、行政府にIAIAが高度AIの実質的な許諾を与えているも同然の構図になっています。
IAIAは表だってこの権力を行使することはほとんどありませんが、裏からこうした行政府に便宜を求めることがよくあります。
宇宙での居住施設の行政府と高度AIは切っても切れない関係にあります。
そして、宇宙で高度AIを運営する権利を、地球上の機関が出している構図は、明らかなひずみであると宇宙住民に認識されています。これが、そのまま宇宙のライフラインと発展の鍵を地球が握っている構図になっているためです。
*国際近軌道軍(Near-earth Orbit Treaty Fo
2014-10-15T01:11:08+09:00
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