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特異点

 時空振動兵器が使用された結果、衛星は全て破壊され、ネットワークが断絶された為、他の都市と連絡は取れない。また、サーバから切り離された為、時空振動兵器が使用された時点(特異点)を境に統括的な過去の情報は失われてしまった。
 統括的な情報が失われたのであって、断片的な情報は残っている――が、それらを繋ぎ合わせてもまったく辻褄が合わない。時空振動兵器が使用された影響で時空間の境界が破壊され、時空が歪み、世界線が混線してしまったのだ。

 特異点以降、全ての情報は不確かなものに成り果てた。最終戦争がいつ、どこで、なんのために始まって、どのように終わったのか……そんな現在の生活の基盤も何も分からなくなってしまった。
 時空振動は微弱に続いていて、いまだ混線は発生している。ある日突然平行世界に迷い込むかもしれないし、似て非なる世界の住人が現れるかもしれない。もしかしたら目の前の風景に大きな変化が起こっても何も気付かないかもしれない。

 特異点以前の過去を“喪失時代”と呼んでいるが、今日のことも分からなくなってしまう混沌の時代だ。