本を読んだり、映画を見たりする時、一番最初に注目するのは、その作品のウリが示される場面だ。
 序盤の段階では、テーマが提示されない作品もある。けど、そういう作品も、なにかしらのウリにしている部分を提示する場面を最初に持ってくる。どういうところがその作品のウリなのか、いわゆる掴みってやつだ。そこのところを見逃さないようにする。
 で、その作品のウリがわかったら、それを追うように作品を鑑賞する。
 多少矛盾があろうが、粗があろうが、ウリにしている部分――作品の軸がブレなければ、気にしないことにしている。作家や監督の意図を読み取って、なるべくその目線で作品を鑑賞する。そしたらまっすぐ話が進んでいる限り、没入しやすくなるので、その作品を楽しみやすくなる(根本的に趣味が合わなかった場合は諦めるしかないが。軸がブレていたら当然、アウトだ)。本も映画もタダじゃない。金出してんだから積極的に楽しんだほうがいい、そのほうがお得だ。



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最終更新:2015年04月14日 23:51