生保レディの素敵なアルバイシュン

【登場人物】
高本浩一郎(48) 町の風俗街に事務所をもつ行政書士
梢(こずえ)(23) ファイナンシャル・プランナー 高木の事務所をかりて開業しているパートナー なかなかやらせてくれない
竹内(38) 元暴走族、のちに風俗業で成功した青年実業家ってやつか
安藤 かつての竹内の族仲間 暴力団から「おっパウ」の経営をまかされている名義上の経営者 給与40万円

モモエ(24) 欠損家庭で高校時代から非行、売春を繰り返してきた町一番の美少JKだった
アグリ秀雄(42) 生命保険会社のL.C(ライフ・コンサルタント).保険ブローカー 保険仲立人(保険法) 
モモエの美貌に目をつけホール・テール(法人営業)のパートナーにつかう
谷川信二(50) アグリを囲っている四菱生命支社の第四営業部室長 下に女営業員が8名、事務職1名(新設内勤)をしきる
田牧幸一(49) 地方月刊誌「財界越乃国」編集キャップ 四菱生命のモモエがオッパヴ在籍の投書をいち早く目にし、記事にするどころかアグリに内通・通知していた
景山大二郎(53) 元陸上自衛隊 陸士長 AV男優 現在失職しシェルター(浮浪者収容施設)暮らし のちにモモエにつきまとったとして逮捕される

...<画像はイメージです>...

プロローグ

 おれの名前は高本浩一郎、しがない市井の法律家、町の便利屋、簡単にいえば行政書士である。

繁華街の八坪をなけなしの金で借り、スチール机二台と電話とフッアックスで満員、ソファは雁木の通路にはみ出しそうな

いきおいだ。

おれは結構この場所が気に入っている。

夜ともなれば酔客がひっきりなしで大声をたてて通るし、アフター目当ての鮨屋、焼き肉屋が朝まで明かりをつけて結構味もいい。

十字路でこっちは風俗・歓楽街、向こうはしゃれたホテルとレントラン、向かいの三階建ては上から下までキャバクラ、セクキャバ

奥は昔ながらの20坪程度のバー、スナック、クラブが小路に庇を連ねている。

最初の半年は風俗嬢が税金の相談をかねて出勤前の化粧室だったが、中小企業診断士を経済学部時代とり、ファイナンシャル・プランナーとかいう横文字

の女が飛び込みで入ってきてから仕事も入りデリヘルの半分はおれの申請だ。

ファイナンシャル・プランナーというのはなんだかわからんが、本人の説明では「武器になる資格の第一位(2014)です。家計にかかわる金融、税金、不

動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度とかお金にまつわる知識がある専門家です」とのことだ。

おれより賢いことは間違いない。それで、事務所の顔になってしまった。

そよ風のようにふらりとあらわれ、どんどん仕事が台風のように暴れまくって入ってくるようになった。

風俗に限らずどんなカタキの仕事でも美人はつかいようだ。うまくつかったヤツが財をなす。

資本主義とはそういうもんだ。

ブスくたばれ。

さあ、今宵の仕事をするか。

従業者名簿とは?

 場所がら風俗許認可関係だ。

 そのうちの一件は、いわゆるデリヘル申請(無店舗型性風俗特殊営業)だ。許可ではなく届出ですむので、出して一週間もすれば、開店できる。

そんな理由もあって、県内に300件もできてしまい、他業種の進出がいまだにある。

今回のは、水着パヴを経営している竹下の案件だ。38歳、世間じゃヤリ手で通っているが、高校生の援助交際を仕切っていたただのワルガキだ。

時代に乗って、経営をはじめ。現在バー、キャバレーで7件をもち、今回はデリヘルというわけだ。

ジャニタレのサル顔で店長に向く「女に申請される顔」ではなくくやしいが「女にもてる顔」だ。

1時過ぎ、そろそろまわりのキャパクラが違法営業を始める時間だ。深夜だが竹内の電話取りは秒速の拳銃発射より早い。

コール一回もいらない。

りーーーー、プチッ。

「なんだい、先生、明日からデリヘルやれるのかい?」

「またアクアマリンにするのかい?水着と同じじゃまずいんじゃないの」

「いいんだよ、先生、あとで変更するよ、ロゴとかデザインし直すとまたデザイン会社に30万とられるから・・・」

「わかった、ところでモモエの住民票がきてるけど、彼女、仲間のおっぱいに売ったんじゃなかったのか?」

従業者名簿というのは風俗店にそなえておかなけばならない名簿のことで、労働基準法の労働者名簿と同様だ。美女の玉の輿殺しともいう。

警察も「先生、ちゃんと従業員名簿についてしっかり説明してやってください」とうるさい。パクりやすいし手間がはぶけるとはいわないけれど。

サツはこれを店ごとに置けとうるさい。面倒だから申請書にくっつけてだしている。

退職後も3年間は保存義務がありこっそりご近所様に知られずに風俗やろうという売春婦にはやっかいな証拠品だ。

大手マンガ雑誌モデルでファイナルに残ったのに、この名簿がヤクザ筋から出てきて消すに消せずに痛い目にあったことがある。

本籍は書かなくてよくなったが、氏名、性別、生年月日、免許書などでの確認年月日、雇用年月日、従事する業務の内容(性器と性器のこすりあいによ

り顧客の写生を導くとか書くわけ)、それと退職年月日が求められている。

性風俗などの風俗営業店で、従業員の本籍を記載した名簿を事務所に備え付けるよう定めている規定を、警察庁は人権やプライバシーに配慮

して廃止した。これでパソコンでただちに女の前科がでてこなくなった。

「売ったよ、先生に世話になってる竹内の「おっぱい(パヴ)」に、週末女、足りないっていうんだもん、モモエはよせばいいのに、

15万のはした金につられて四菱生命の外交始めてさ、金、土しか出れないっていうんだもん、昔から水着より時給が1000円多いから行きたがってし

応援にもいかせてた・・・女はまわさないとこの商売やってけないはずとおたくの梢先生にアライアンス(提携)教わったから・・・」

「知ってるよ、それでアクアマリンの従業員名簿に退職と変更したはずだよ、それがまたきたから、なんだと思って、デリではつかわないんだろ」

「うん、アイツ、触らすだけで、手コキ苦手だから、教えると強引に力いれてこするんだもん、おっぱい触らせて、指入れさすしかノーのない子だから」

「いつも通り、よきにはからうよ、おっぱいの方に上業員と書いたからデリヘルには書けないよ」

「そうだよ、先生いつもどおりよきにはからってよ」

プツッン。

拳銃の弾のように切るのも早い。

かつてエンコーでならしたモモエは売春からおっぱい、今度は生保やりながら、おっぱいパヴ勤務ということだ。

ほかの風俗嬢のようになんとか昼の仕事を探して、事務服にあこがれていたわけだ。

風俗から足が洗えるような子ではないからまた戻ってくるとみて竹下はモモエをまだ飼っているのだ。

3年残った従業者名簿で玉の輿はふっとぶ?

 田牧幸一(49) <地方月刊誌「財界越乃国」編集キャップ>はルー大柴に似た特殊な容貌で水商売の女の人気は高い。

女房はおれが紹介した。とある合コンで知り合った薄乳の女が終わってからもついてくるので、あぶれていた田牧に紹介しただけだが。

カラオケで4時間、薄乳を口説いて、翌月には結婚していた。それはまあいいのだが、田牧が久しぶりに事務所を訪ねてきた。

駅前のガールズバーでテレビ司会者でのちに野球選手の女房になる女がホステスをやってかなりの上客をつまみ食いしていたという「情報」に

基づき、ふたりで娯楽をかねて工員だらけのその安い店で「取材」をしていたことがある。結局、田牧はその裏がとれず記事は流れたが、

のちにここのハゲマスターがただならぬ大物からの紹介で事務所に深夜飲食の届出を頼みにきた。

その時に、ハゲは1年間この「いまや芸能人」を雇っていたことを雑談でゲロした。あとがよくない、「田牧に連絡してやれよ」と彼の名刺を

ハゲに渡したら、口が堅いだけでこの世界に生きている

「なんだい、君はもう一生、おれのネタを記事にしないと編集長ともども誓ったじゃないか、許認可のコピーなんかもう君には見せないよ」

彼が、しぶしぶきているのは編集長との合意のはずだ。

ルー大柴は重い口を開いた。

「竹内の店のことなんだが・・・あの駅前の全裸で接待しているセクキャバ・・・」

「ああ」

おれは背後に四菱がいるとふんだ。

「先日、四菱生命にうちのボス(編集長)が呼ばれてサ、グラッシュ、この前頼んでいた全面広告の件だろうとタクシーでいったよ、タクシーで・・・」

「それがどうした・・・オマンとこは、広告とるために記事を書いてるのか?なんだい、今月号の『見逃した生保レディのセクハラ被害』ってなんだい、

書かされたのか?警察が動いたらどうするんだ」

 田牧は入り口に方向をかえて、立ち去ろうとしたが、梢がめづらしくお茶を運んできた。田牧はふりかえり驚いた顔で梢を初めてまじまじと

見つめ、戦地で自分の味方に遭遇したような安堵した顔で、応接セットに座り込んだ。

 記事の内容はこうだ。

 景山とおぼしき浮浪者風の人物が、天下の金融機関のOLにゴミ拾いのとき、偶然征服姿をみつかり、3年間ストーカー被害にあっていると内容だ。

自分に気がないことをしるし、上半身裸で接待する店にこの貞淑・清楚な女が務めていたと再三再四、電話、面会強要したというものだ。

奇妙なことにこれ以上やったら、警察に訴えると自分で作った告訴状の写真をあたかも四菱と女が書いたように掲載しているのだ。

目的は、風俗界と歓楽街のポン引きまで知っているウワサの抹殺とちくった景山本人への警告だろう。しったかぶって桶川ストーカー事件を

くりかえすなと景山を殺人犯にしたてあげてバカ売れしていた。

「書かされたわけじゃないが、取材の結果、あのモモエはセクキャバ歴がないと踏んだし、四菱の内部聞き取り調査でもそんな事実がないといってきてる」

「四菱は、もう業界でケツから数えたほうがいい売り上げだし、インターネットの手配が遅れたよ、ネット生保の台頭、規制緩和で外資系保険の進出、

複数保険を扱う保険シヨップの成功、これにやられてマユミたちのようなまくら外交は終結したよ」

 おれはたったいま、ファイナンシャル・プランナー梢にふきこまれて学習した経過を忘れないうちに披露した。田牧は目を丸くして聞いている。

 彼は、売れっ子である。いちいち独身事時代のように一番雑誌売上に貢献し、訴えられる恐れの少ない風俗業者をネタにした記事に手をださなくなって

いた。政治家、市議会議長以上などと酒を酌み返しながら、ネタを拾う安全記者の方向へ向かっていた。書店はガツンとした昔のような記事がなく

この月刊誌はうれなくなったとこぼしていたが、その分、政治家・議会議長からたれこみを書かないことによって企業広告が拾えるチャンスも増えてい

た。

「田牧、おまえ、1月2日、安藤のオッパヴに客のふりして取材にいっだろう、1万3千2百円とられて、おっかあが実家にでもかえっていたのか?」

「いや、そこまでばれてんのか」

「指名は・・・モモエ!、時間外営業で書かれるのかって安藤が心配してたぞ、テレクラの一面広告やっただろう?・・・」

 田牧の行った正月2日も午前3時まで満卓、満卓でモモもしまいまで勤めている。この事実を隠そうとする四菱生命のオツムは大丈夫なのか。

見せることのできない「金融商品」を売ってきただけの連中は、口先だけでなんとでもなると人間性がマヒしているのである。

「いや、あれは、あの投書が気になって、たしかに女房が正月子供を連れて実家に戻ったから息抜きではやりのセクキャバにいったよ、昔よく二人で

いったよな」と笑顔になった。梢の前でいらんことを言うやつだ。

「手持ちのパンティが全部ぬらされて替えがないって全裸の上に男物のワイシャツだけででてきたよ、桃源郷であのことだな」正月すぎオープンする

病院の従業員台帳をつくっていた梢が咳をした。

 「モモエは居ただろう」

 「居た」

 「四菱生命も行っだろう」

 「行った」

 景山の件で室長に面会を申し込み、室長は油断して小林モモエにお茶をもってくることを命じ、自分の隣に座らせた。

 モモエは一週間前に自分を指名した客に驚き、目をむいたが、隣に室長がいたので目を伏せて平静をたもった。

 そのくせ大胆に室長との話がはずんで、自分に視線がないとわかると田牧のほうをさぐりもう一度、1月の2日の客に間違いないか

とさぐった・・・

 谷川室長は応接室に田牧を案内した。互いに面識はないが、名刺を見てわかった。

 投書の内容を伝えた相手だ。

「うちの営業の警察にはいってないんですけど、向かいのスナック外で待ち伏せしていたらしいです。それでなんともうしましょうか、

昼間からアレですが、胸とか越とか手をまわされて触られたりしたそうです(強制ワイセツ)。記事にならないでしょうかね。

ストーカーだけて訴えてますもんで、ああ、誤解しないでください、訴えは自分で判断したんです、小林自身の意志でうちの営業部、

いや四菱生命がやらせているわけではありません」

 「きみんとこの会社で昔、円光JKの全裸写真をポラ撮影して、小出しに雑誌にのせて人気をとっていた記者いたよな、水死した・・・」

 「いた、やったのは暴走族だといってた」

 「・・・沈められたよな、川に」すんでのところで元暴走族の竹内の名前を出すところだったが、もう田牧を信用してないのでおもいとどまった。

 「その暴走族は、自分の雇っていたJKを全部だまして全裸写真をとっていたから報復したんだよ」

 デビューさせてやるとかモデル事務所を紹介するとかこのオタク記者は結構人気があり、芋づる式に佐藤の商売モノに手をつれていった。

 田牧は眼をむいて花がしおれるように静かに肩と顔をおとした。

 するとあの水死した仲間が残したダンボール二箱分のポラのなかに四菱生命OL モモエの高校時代の全裸写真があるというのか。

「(おまえの書いた)記事は誤報だろう?」

 誤報だとわかっていて、愛でガ浮浪者だと確信して、しかも四菱がからんでいるから安心して20日の締め切りにわざわざ印刷所にまで出向き

既存の金にならない記事とさしかえたのである。

 編集長はあのあと、月10万の一面広告を通年もらっている。しかも版下広告デザインも委託され前金でもらっている。「これで今月の田牧くんの

給料ができた」と上機嫌で帰ってきたことをぼんやりと思い出している。

「誤報だ・・・」

「書き直したらどうだい?」

「もう、出ちやってるんだから・・・」

「来月号で、倍の紙面にしてしらじらしく訂正を混ぜて新事実を書けばいいさ、オタクの読者は頭が悪いのが多いからなんだ

かわからんはずさ」

「でも、生保レディの売春なんてありきたりだし、キャバクラやってたって首になんかする必要ないし、濁天(だくてん)に勤めてる子だっ

て、ソフトマンコに勤めてるのだってこないだ行ったキャバクラにいたよ」

「四菱は一部上場だし金融機関、資金調達力は銀行についで二位だし、世間体が違うし注目度も違う、あんな成り上がりの在日

企業の関連会社と一緒にするな」

「あんたに指示されたくないな・・・」

 田牧は梢のいれた玉楼を一口すすっただけで力なく立ち上がり、また出口に向かった。

 もう誰もとめなかった。

ストーカー規制法、住居不法侵入?

 県警は、世論と「財界越乃国」の記事に押されるかたちで景山を逮捕した。

 おれは景山に同じ匂いを感じていた。

 管轄署で、景山大二郎が手錠、腰縄をつけて見せしめのためわざわざ玄関から引致されてきたのを見たときから、好感をもっていた。

彼の顔が申請書類を両手で抱えていたおれの肩を通り過ぎる時、チョコンと挨拶した気がしたことも好感度と真相探求欲を

向上させた原因だ。どこかであっている・・・

知り合いのマルボーが「保険会社までおしかけて女と関係をせまったらしいよ」耳打ちしてくれた。

売春婦にせまる必要はなく金で買えばいい話で、モモエに違いない。彼女が誰かに頼まれて被害届けをだしたのではないか。

何かをしくんで、この男をはめた。

「女は四菱生命にいるモモエ?」

「んだ、よく知ってんな、さすが風俗の王・・・」

「おっパウでなんかあったんじゃないかな」

「風俗嬢なんてやとうなって保険会社に怒鳴り込んだらしいよ・・・」

「事件性はないな」とポソリ。

まじまじと定年が近い刑事があれを見つめてつぶやく。

「おれたちもそう思ってる、かわいそうにねぇ、ブンヤが定例記者会見で集まっているのを知っててデカ長もわざわざ正門からご入場だもん、

結婚行進曲でもかけときゃよかったな」

♪ちゃんちゃかちゃーーん♪

なるほど、会社がしくんで、モモエをうまいこと手なづけてこの男をはめている図面が見えた。

日ごろ仲の良い夫婦も楽しそうに喧嘩していたが、夫婦同様双方どっちが悪いか知っていてやっているわけだ。

見物人は犬しかいないわけで、みんな呆れて釈放をまっていた。

「変更届けに女がセクシーパヴについてるじゃないか!」(生活安全課)

「偽造ですよ、あとから書き入れたんです、四菱は風俗歴は調べてもでないし本人も否定しているから名誉棄損も加えろといってます」(刑事課)

「労働基準監督署の名簿も忍び込んで改造したのか?行政書士がつくっているのに君らは在籍を確認しなかったのか」(副署長)

「四菱生命が本人聞き取りで在籍した事実はないって保証するもんだから・・・」(刑事課)

「だめだ、事件にならない、そもそもモモエとはどこで知り合ったんだ?店じゃないのか、店で乳房をだしている女にワイセツ行為ってどうやって 検挙できるんだ、向こうは商売で乳をさわらせているんだろ、釈放しろ、今すぐだ!」

おれの風営法の申請の時、不必要参考資料でくつつけておいた「従業者名簿」が誤認逮捕を証明した。いい話だ。

それにしてもこの男、ただの浮浪者にうまく変装している。

彼とは、法学部の通信教育、夏のスクーリングで大学構内ですれ違っている仲だった。

おれのいる学部に転部・転入してはいってきやがった。三法はおれの敵ではないが彼は商法が学部で一番、歯がたたないから商法第2編旧第10章保険(陸

上保険)のレポートは彼のを丸写しして提出した記憶、あくまで記憶・・・がある。 *1

彼はレポートの最後に「保険の究極の運用・形態は「共済」にならざるを得ない」と結んだが、狡猾で世間ずれしていたおれはカットしといた。商法の

権威者で名だたる高久保教授は、両方とも「優」評価をくだしたが、ちょっとして機嫌がよかったのかもしれない。普通カンニングがばれれば、双方

「不可」のはずであった。

高山は保険設計士として就職君臨し、「払った金より支払う金の方が多くなる保険は一つもない」現状や事務員がまくら社員にろくな説明をせずに

「告知義務違反」で将来どうなっても支払拒否できるシステムがいやになって会社を去ったはずである。

新聞はインテリが書いてヤクザ(新聞勧誘員)が売る・・・が正しいなら保険は「インテリがつくりマクラが売る」と彼の言い草は正しいことになる。

刑事課に副所長と生活安全課が乗り込んで元自衛官を釈放させるまで10日 拘留されすっかり痩せていた。

身元保証人がおれだと知って白い歯を出してほほ笑んだ。

四菱に天下っているかつての副署長が汗をかいて平謝りでやってきたことはいうまでもない。

「わたしはね、幹部にいってたんです、問い合わせたら、たしかに・・・こっちの過剰防衛でした。」

おれは竹内から真相・・・いやな言葉だ・・・を聞いていた。

「(逮捕された景山は)先生の友達なんだって・・・モモエにどやしたんだけど、保険会社は『居なかったんだろう』と念をおしたらしいんだ」

緩やかな命令というやつだ。

「『ごめんなさい、わたしやめます』って言ってもだめだったといってたぜ、そいでこんど四菱に残れるとわかってウチの懲役がえりも警察も

つかったらしい、生保は見て見ぬふりさ」

シェルターを見張ったのも110番に影山にストーカーにあっているといったのもみんな四皮菱の(緩やかな)指示だ」

モモエの人事異動

 保険法と保険業法の違いもわからんやつが面接やってるんだから、やってもやらなくてもかわらない。彼らは客のよろこぶ顔

と体を第一印象で選んでいただけだから、最悪のをつかまされたのだ。しかもその失敗を国防をしきっていた自衛隊に指摘され

たもんだから、保険売り同様OBまで使い口八丁手八丁で逮捕までさせたわけだ。当然、保険関連業とか保険募集を規制する四つ

の法律なんて知らないから、風俗店に従業者(従業員)名簿が備わっていることなんか知らず、モモエに「勤めてなんかいない」

とつっぱらせれば世間をごまかせると踏んだわけだ。なーんだ、保険と同じじゃないか。

 保険コンサルタントとして、四菱生命に自由に出入りしていたアグリは自由にモモエら若手まくらを使いまっくた。

もともとキャバとか風俗にいた連中は講習を受けていないし上司に外に連れ出され顔見せに歩いただけにすぎない。実務講習などは認められていない。

当然保険外交員に必要な登録もない。

保険営業には必ず見栄えにいいモモエを同伴したし、モモエにしても、妻子もちの保険おばさんと街をほっつき歩くより

実入りが多かったし気楽だった。保険は、相手に「モモエが担当ですので、最低三ヶ月はオタクにお邪魔します。カラオケ好

きですから、今度連れてって上げてください」という決まり文句もアグリは忘れなかった。

 ホールテール(法人営業)。自分は個人営業部(リテール)採用だから上司に泣きついた。

「谷川さん、先方が忘年会に一緒にでないかっていうんですけど、今日、お店(の出勤日)なんですけど・・・」

「なんだい、お前、まだセクシーパヴとか行ってんのかい、仕事とバイトとどっちが大切なんだ、契約がパーになったらどうすんだ、首になるぞ」

「・・・だってぇ・・・」

 谷川との連携もうまくいっていた。

 景山来社当日、急遽 営業から事務員に移動させる。手続き方法は、会社規則にのっとり、営業部退職し即日、総務部に新規採用。

本人には配置換えでごまかせる。

 この支社決済の人事採用は本店の目をごまかせるるとみた。

 ではこのモモエの配置された事務員とはどういう仕事をするのか。これがなかなか常用な位置である。

 外交員といわれるマクラ芸者がとってきた契約書の点検、確認、新しい法改正をレジュメにして朝方集まってくるマクラに配布、説明、

「われわれは」地上の天使である」とそうでなくても罪悪感のある仕事を始めるにあたって、自分たちを騙し鼓舞する朝の大合唱のリーダー役、

と主に顧客との負担や営業社員の事務量を減らすためということになる。海千山千の20代から80代、勤務半年から30年以上の以上のマクラを

相手に契約書作成の注意喚起、事務処理についても説明、男女の関係に敏感な新卒と古参のばあさんたちとのコミュニケーション能力も

必要で風俗嬢だと知られているモモエにはとうていできない仕事なのである。谷川の保険に対する考え方がよくわかる人事なのである。

こういう事務員は制服を着て、かしこぶっているが、昼飯も制服のままでは外部で食えないから中でかこわれている。全国に360人もいてあらぬことを毎

日マクラに吹き込んでいる。

 あとこれが問題なのだが、告知義務違反の保険金支払拒否事案が彼女らの机に温存、死蔵されいざというときに幹部に責任がいかなくなって

いるのである。彼女らの引出しの中には保険金支払いの上司印鑑がおされない契約書が腐るほど入っている。事務員も上司の決裁がもらえないのを

知っているからそこにほっぼくのである。

 さて、マユミにそんな仕事ができるのか。できるわけがないのである。

 外部に営業に行かせた場合の、これ以上の顧客とのトラヴルを避けたのである。オッパヴの常連に四菱生命のパンフレットを送っていたのも

発覚したのである。取れた契約の全部が1、2回で支払拒否、保険金受取不能となっていたのである。

モモエの解雇違法裁判?

 モモエは突然解雇になった。

 風俗という貴重な財源を捨ててまで奉仕した生保会社を首になり失意のドンゾコにいたが、すぐに立ち直った。

「あのヒルさ、屋上に支えきれないような大きな『四菱生命』看板立ててさ、いばってるけど、ながーい廊下があって、住宅プロジュースとかプロモー

ション営業だとか午後からでてくるようないかがわしい会社ばっか入ってんのよ、わたしらの方がよっぽど健全だったわ」

 生保会社は駅前の一等地に集めた金で不動産投資をして、客に支払わなかった保険金でデイトレードをやっていることを見抜いている

のだ。マーケットに垂れ流す運用資産は200兆円を超えている。戦前、戦中は国策に同調し国民から死ぬ死ぬ詐欺で軍事費を集め、戦死者には

ビタ一文、保険金を払わず「相互会社」をさっさと解散して戦後、ほとぼりを冷まして株式会社に化けた過去がある。国民貯蓄奨励運動で統制経済

がうたれていた。

 「ワード・エクセルができず、外交員がもってきた契約書のチェックミスが本店監査にひっかかった。」がそのわざとらしいいまさら理由だ。

 アグリがしくんだ最初から予定していた解雇だが、彼はとぼけて駆け出し弁護士を紹介した。

まず、昇進をにおわせ、おっぱいバヴの薄汚い連中と縁を切らせて自分の手中におき、しかも客と接しないように内勤事務員に配置換え、これだから

天下のインテリはいやだね。狡猾過ぎる。

「だって、あの男の告訴状を出せば、会社を首になることはないっていったじゃない」

と会社でも抵抗するので、やむなく弁護士の事務所に連れ出したのだ。

 モモエの雇った弁護士は第一回口頭弁論が終わったとき非公式に裁判長室に呼ばれた。四菱側の弁護士もすでに白い布をかぶせてある

年代物の応接ソファーに座っていた。

 四菱側の先輩弁護士が口を開いた。裁判官と書記官がほかの仕事をして聞き耳をたてている。

「取り下げてくれないか、これは最高裁判例からも勝たすわけにはいかない。飲食店ホステスどころか経理をやっていた女も解

雇された事件だ。」

「わかってますけど、この機会にあのとんでもない女から弁護料をむしこたまとってやろうと思っています、社会正義ですよ」

「その社会正義のためにわれわれは何回つきあえばいいんだ?」

「あと三回ほど・・・」

「わかった・・・」

 和解の会は解散になった。

 結局、第三回口頭弁論の際、裁判長の和解勧告となり、四菱弁護士は協議の結果、「モモエさんの懲戒解雇を依願退職に訂正」し

日付を景山が四菱にたれこんだ日付に改ざんして、「和解調書」にサインした。モモエはこれで失業保険をもらえる書類になったわけだが、

税務署が黙っていなかった。風俗の毎月40万円、年間480万円の収入が申告されていなかったからである。

 モモエは貯金を自称人権派、他称ゼニゲバ弁護士に全部まきあげられることになる。

 この弁護士は、景山の「誤認逮捕、国家賠償事件」もやりたがったが、本人に接見のとき確認したら、

「警察とは今後長くつきあうことなると思うから、今回はやりません」

と見上げたフンドシ、さすがの取り下げをやった。

 彼はこの街に残り何か商売をやる気だと確信した。

モモエの再就職は売春?

 一文なしになったモモエはある明け方、豚箱から竹内に連絡をしてきた。大方看守に万個でも触らせたのだろう。

逮捕容疑は、罪なき人を罪に落とした誣告罪らしいが、そんな逮捕容疑は初めてきいた。

 JK時代から深夜徘徊、桃色不純異性交遊で警察に補導されているので今回もその程度のノリで、逮捕の意味が

わかっていなかった。

 竹内への電話は一年振りである。

「社長、なんか仕事なーーい?今度やっぱ、社長んとこもどるわ、四菱は最初から私を首にするつもりで利用していただけ

なんだって・??」

最初っから気づけよな、このアマ。

「手コキとアナルやるか」

 モモエから近く連絡があると竹内はわっかていた。保険屋で口先商売を覚えたモモエは、もう裸で汗水たらして稼ぐ風俗は

無理と踏んでいたが、まだしゃぶる要素はあるからつないだ。

「ややるやる!」

「よし、いまから迎えに行く、生理は?」

「おわった」

「ウチの新しい店長に一からおそわれ、店はアナルまでだぞ、どうせお前、1万か2万事務所通さず客からもらって本番やってただろ」

「ふふふ、ばれてた・・・」

「新しい店長に4割パックしろ、おれじゃなくてな、おれだと売防とられるからな・・・いいっ?」「はーい。わかりました」

「ちゃんと喘いで早く出させろ、店長に声の出し方教えろといっとくから・・・」

 竹内はモモエのセックスの弱点を知っていた。

「はーい」

エピローグ

 元自衛隊、AV男優の景山は釈放されると同時に身元引受人になっていたおれの事務所に挨拶にきた。

モモエを店で口説いていたのは眉唾、客とホステスの会話だが、モモエがいう「私をしつこくデリヘルにスカウトした」と言うのは

まんざら司法警察職員の作文ではないらしい。

県警が態度いっぺん、モモエを誣告罪で豚箱に放り込んだとき、竹内が歩道にコルベットをのり上げて息せききって現れた。

「安藤がパクられた、風営法の客引き行為となんていったかな、従業員名簿違反らしい、こないだ客引きでオマワリに30万

くれてやったばかりなのに、半年に一度と話は付いてたはずなのに、あの保険会社がでてきてから、不幸せになったよ、今度、

四菱をよんで、俺の生命保険と会社の損害保険と団体保険とそれに団体保険もみんな、解約食らわせてやる。四菱のアグリと谷

川も別の警察署にしょぴかれたらしい・・・どうなってんだ、先生、おれもパクられんのか、オレオレ詐欺に死ヌ死ヌ詐欺か、困った

世の中になったもんだ、なにが地上の天使だ、地上の悪魔たぁ、やつらのことだ、やつらが顔をだしてから女神さんがどっかいっちまったぜ」

「あるかもな???」

 彼の逮捕は、100%今回はない。

「そんなら、これからこれから女んとこまわって一発ずつ、やってくるわ、先生、差し入れはエンシュワーじゃなくてアンパンな」

「ああ、景山の就職の世話、ありがとネ」

「おやすい御用さ、先生と大学同じなんだろ、誰でも信用するよ、あんな仕事でよかったの?」

 もう胴のながいアメ車のエンジンは轟音を立てていた。

谷川とアグリはみせしめのため、地検に事情聴取されている。モモエに誣告罪告訴を教唆した容疑だ。

その他に、アグリが生保レディの夜のスナック・バイトの確定申告の相談を無視、これを、制止していた事実が発覚した。

彼女の亭主は運送業の独立を図っており、資金を金融機関から借りる必要があり妻の収入も合算して世帯の年収を多くする必要があった。

「会社で源泉してるからそれでいいんだよ、スナックなんかでバイトしてたんなら首にするぞ。第一今度から契約の『応援』

についていってやらないぞ・・?

応援というのは、新入社員が契約をとれないでいる場合、二人で脚のところへ行き、上司が取った契約を新人にまわすことであ

る。朝の朝礼でナントカさんが一億の契約をとりました、とみんなの前でパチパチやる午後には上司にカラダを開いていいなり

になるそうである。

モモエもこのパチパチが欲しくて、子供のころ捨てられた母親の名義のものや、まだつきあいのある父親と祖母の同意もえず名義だけを

借りて生保契約し上司に届け喜ばれ、しまいには、自分の車の損保まで四菱損保に変えたのだ。そうでもしないと朝礼から始まり

この会社にいれないのである。

これで小学校の時から離散していた家族が証書だけで一つになったなんていってられない。若いうちに体を売り切らなければ破産である。

このインチキ保険の立替だけで10万円は楽に超える、もっとも風俗の三日分の稼ぎだが、四菱の月147,800円、

ボーナス年二回×1.4月じゃあ、到底支払えるもんじゃない。氏名同伴のないキャバスケが店からの減給よりはいいと便利屋に同伴・氏名を頼

む例もあるがその比ではない。アグリはわかっていてやらせていたのだ。

 普通の会社のように顧問の税理士に社員の確定申告書を書かせると社員のWワークがばれ、そういう女を採用していた自分にシ

リがくるりわけだ。

もともと、アグリの第4課は、顧客の接待要員が、集められていて、カラオケから飲食、果ては売春接待まで可能だった。

半数以上が自爆(自分の給与より建て替えの保険料が高いこと)で、夜、熟女パブからデリヘル、愛人クラブ登録者までいた。

これを、3泊4日後の検察官送致の時、喋ったのはもちろんモモエ、たまたま、経済検事だったので、所得税法違反教唆を

見逃さなかったのだ。モモエの事務員昇格の初仕事は、全まくらの前で上司に指示された内容を説明したことにある。

「確定申告の相談がある営業員からありましたが、みなさんの申告は会社が源泉ちょうしゅう・・・ってのをやっていて

心配ありませんから税務署には ゆ、ゆかないでくざい。」とアグリの隣でやってしまった。

 全く、重箱の隅をつつくような捜査で、庶民としては酒がうまい。

景山が釈放を拒否して、ム所でハンストをやっていたころ、こんなことがあったのだ。

 挨拶がおわると楓がいれたお茶をおいしそうに飲み、デリ店長の就職の世話に対しても感謝の念を述べた。

「ほんとにあんなんでよかったのか?」おれはヤツの顔色を慎重に見極めていた。

大学では「商法」「保険法」専攻で教授推薦で、四菱なんか相手にならない「帝國生命」の保険開発室に就職していた。

「デリヘルをやろうとしてうたんですよ、もう目にみえない詐商品はコリゴリです、生身の裸でモザイクなしの世界で

いきてみたくて、彼女を事務でスカウトしてたんです」俺はホットした。間違いではないのだ。竹内は、彼に最後には

店を売りまたどこかに出店するはずだ。まず、モモエを今回の騒動のお詫びで景山に「お下げわたし」をするつもりだった。

「保険会社に就職したっていうから、ワード・エクセルを教える手間が省けたと喜んだのもつかの間、ヘンな優越感が

僕にむかってきましたよ」

「まだ、うらんでる?」

「・・・」

 景山は質問に答えなかった。

「女の終焉が街娼で、男の終焉が刑務所かあ、あたっているよな」と一言ポツリ。

 大学で、新入生に最初に大学側から最初に刷り込み教え込まれる格言だ。法学部、天下取りの学生は人間として末期を

むかえるなということだ。

「きみのは誤認逮捕だから・・・」

「同じでした、新聞と雑誌を何度も読まされて、殴る蹴るで自白させられましたから・・・」

あわわ、そこまで生保は顧問の弁護士をつっかておいこませたのか。

うらんでいるよな、でも、自分の女にもらえるわけだから、ベットのなかで仲直りするはずだ。

「今日はどうする、大学時代のように安くて量の多い居酒屋で一杯やろうか?」

「すぐに新しい仕事場(デリヘル)に向かいます、なんでも社長がいうには事務員をおいておくから大切にしてくれと

いってましたから、今日の出勤派遣を確認して迷惑かけないようにします、当分その事務所に寝泊まりしていますからなんか

あったらそこに連絡してください。」

モモエは、竹内から捨てられ新しい支配者として景山が指名された。モモエは恋愛感傷では男とネナイ女、常にビジネスでしか

男と寝ない、そんなにひどい対立はなくうまくやっていくと踏んでいた。

やはりム所から出た男は、まず酒より女か。

それで今回もハッピィーエンド。

本日も晴天なり。最後に笑うものが一番よく笑う。

のはずだった。

今晩、血のでるほどつつかれるはずのモモエがこの世から姿を消したのだ・・・

ホントのエピローグ

 景山がモモエとよろしくやって一週間がたった。店は繁盛、電話してもモモエの声も元のように明るくなった。

「こんど、チャン(景山のことか)と旅行にいくんだ」

二人揃って旅行とは、店どうすんだ、まあ、日帰りの高尾山ぐらいだろうと・・・想像していた。

ところがその日、モモエが消えた。

東京からすぐ、新しいもっとかわいい別嬪が補充されていた。

モモエが、山奥軍山奥村の防災ダムの貯水槽から水死体であがったのは、それから3ケ月のことである。

死体はふくらんで、ダム湖のシーラカンスにつつかれて目玉もなし、内臓もなし、手足もかじられてぶらさがっていた。

年齢不詳だが一部残存臓器から推定すると30後半から40歳前半女性、大陰唇、小陰唇は特殊肥大、水膨れに

よるものか先天性のものかはわからない、と死体検案書にあった。

モモエと関係した男は、おれも含めて、竹内も安藤も町中の客もアグリも谷川も田牧が起死回生で書いた記事の局部描写で

みんなモモエに違いないと確信していた。

ついでながら、一月遅れで前号の訂正記事をいれた「生保レディ特集号」は通常の倍、売れ四菱生命は怒って広告を解約

してきたが、雑誌自体が売れたので何も言わなかった。

警察だけがいまだに身元を把握的できないでいる。それにしては事故死と早々と発表した。

山奥村に景山が行った形跡がない。ただ、景山に3日目に首を切られ・・・店に内緒で客とネンネ・・・新しい仕事場に

いくといっていたらしい。

ダム現場の飯炊き女、召し物女、寮母、陸軍慰安所、転地療養とかいろいろいわれているが・・・その温泉宿に近い現場・・・

一時政権が中止していたが、また再開、大手ゼネコンは、地元ヤクザのフロント企業体に丸投げしていた。

工事関係者の事故死がすでに15人、飯場の内乱死亡者も事故死になっていた。出水事故と決定的なのは人里まで3時間、食料は

「軍隊」使用のトラックが一か月に一度、肉、野菜、米を届けに来るくらいで、陸の孤島、全員量に住み込み、多数の生活保護

者、浮浪者、前科者がまぎれこんでいるらしい。マグロ船にのるかこっちがいいかといわれてきたのが実情らしい。

温泉につかりこっそりヘルス、芸者でもやるつもりでモモエは゜迎えの屈強でハンサムで素敵な男たちとはしゃぎながら三か月

出稼ぎに行ってくるとワゴンに乗ってった、もちろん、店長も笑顔で見送ってたわ・・・モモエ店長が好きになっていたみたい・・・」 (同じ住まいのデリヘル仲間談)。

山裾に到着する前に、屈強で素敵な男達に、味見をかねて輪姦された。

さっそく話が違いすぎると、膣の裂傷をかかえて、医者を探し、連なる深夜の客の合間をぬって脱出、北と南を間違えて、ダム

用水の貯水場にはまったようだ。労務者は50人、一発3000円本番というモモエにとっては、屈辱的な最後の素敵なバイトになっ

た。

合掌。

店でイキな蝶ネクタイの姿の影山は笑っていた。接見の時に目立った白髪はグレイに染め上げていた。

夜になると客引きと繁華街での新人スカウトと疲れているはずだが、おくびに

も出さなかった。

また警察は彼がキャッチやろうとスカウトで間違えてJKに声をかけようがおかまいなしだった。

あんな誤認逮捕があったからせめてもの懺悔のメッセージであろう。

「おまえ、ホントにモモエのこと・・・恨んでたんだな」にも笑顔のみ。

「モモエの残したマンコをサカナにひとつ、二人して山奥村に近い温泉にでも行って一杯やらないか」

山奥村現場から温泉といったって半日かかるわけだが。

「いいですね、お供しますよ・・・」と笑顔のままだった。

 モモエ、マンコを残して大往生だったな、さようなら・・・

づづく・・・ご期待を

追加編集部分

  1. 景山はその後、私設警察も兼ねる。フランチャイズ店の「本番娘」をさぐり摘発、解雇する。グループを守るだめだ。モモエ

「自殺」の件で「先生の友達がうちの売れっ子を殺しやがった」と

竹内は怒鳴り込んできたが、彼のお気に入り梢が施設警察の大好きな重要性を説いて、納得した。

モモエの自殺は最後に愛した男に最悪の方法で裏切られたのだろうから当然なのかもしれない。

  1. 竹内は梢にこういったそうだ。

「どうして先生の女にならないの?もう、先生としたんでしょう?」

「まだ、してないよ」

おれが近所のセブン・イレブンに大好きなイチゴ入りバニラを梢の分と二つ「菜々子(nanaco)」で買いに行って留守のとき。

「先生が好みでないならおれの会社で財務管理、統括本部長をやってくれないか」と口説くことも忘れていなかった。

「メガネを外すといい女になるぜ」に対して「好きな人ができたらメガネをはずすわ」と答えたとか。

梢はそのとき、竹内の前でメガネをはずし買ってきていたコンタクトに変えた。竹内は自分に対する愛の告白だと勘違いしてど

この店に売れ飛ばそうかと算段した。

「竹内さんのところへは行かないわ」

男の誘いを蹴った。

「やっぱ先生が好きなんだろう・・・どうして一緒にならない?」

多少イライラに・・・慣れないコンタクトに瞳をうるませながら・・・

おれにも口説けない女がいたのか・・・

「だって・・・いつまでもあの人を好きでいたいから・・・」

いい話だろ。

完結。

また、どこかであおう。

高本浩一郎。

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投稿・変更・訂正・続報

  • 離縁した母親と親密な父親と祖母を生保にダミー契約して自分で保険代を支払っているんじゃないか・・・月10万から20万程度になる -- 47 (2015-02-21 12:37:40)
  • 保険募集の取り締まりに関する法律で彼女は募集員になれない。講習を受けて試験に合格、内閣総理大臣登録が必要 -- 47 (2015-02-21 12:40:12)
  • 営業職員の大量採用短期大量解雇(ターンオーバー)して親戚なんかの保険獲得をさせてるんじゃないか -- 47 (2015-02-21 12:41:24)
  • 2008/07 保険金不払い問題 大手生保10社に対して金融庁、業務改善命令(37社で694億円の不払い)
  • 営業職員による「名義借り」「架空名義」
  • 保険業法§300 保険契約の締結、または保険募集の関する禁止行為
  • 2015/03/14 NHK 大手生保 営業担当職員の賃上げ相次ぐ

ことしの春闘で賃金の引き上げが注目されるなかで、大手生命保険会社の間では、新年度から、営業担当職員の賃金の引き上げを決める動きが相次いでいます。 このうち第一生命は、ことしの春闘で、およそ4万人の営業職員の賃金を新年度から引き上げることを決めました。 営業職員の毎月の賃金は、「固定給」と成績に応じて変わる「歩合給」に分かれていますが、第一生命は、前の年と同じ営業成績であれば「歩合給」を平均でおよそ4%引き上げるほか、入社3年目から5年目までの職員を対象に、「固定給」も上げることになりました。 また、日本生命は入社1年目の営業職員の固定給を月5000円引き上げるとともに、およそ5万人の営業職員全員の歩合給を上げるほか、明治安田生命と住友生命も歩合給を引き上げることにしています。 生保業界の賃上げの動きは業績が堅調なことに加え、人手不足が続くなかで、人材の確保を進めるねらいがあり、4社とも賃上げは2年連続となります。

  • 大手生保賃上げの動き…太陽生命、営業職員給与5%上げへ

2015年01月24日 04時00分 大手生命保険グループT&Dホールディングス傘下の太陽生命保険は、好調な業績を背景に、約8500人いる営業職員の給与を3月から平均5%引き上げる方針を固めた。 日本生命保険、第一生命保険、住友生命保険も、営業職員の給与を引き上げる方針を各労組に伝えた。明治安田生命保険も賃上げを検討しており、大手生保で賃上げの動きが広がってきた。 生保の営業職員の給与には、固定給部分と営業成績に比例する歩合給部分があり、太陽生命が引き上げるのは主に歩合給。同じ営業成績なら、これまでより平均5%、給与が上がる報酬体系にする。 保険料を株や債券などで運用する生命保険各社は、円安・株高を背景に利息・配当収入などが伸びている。もうけを営業職員に還元し、営業力の強化につなげる狙いだ。 2015年01月24日 04時00分

  • 1077 -- 名無しさん (2016-12-21 04:37:28)
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