第二次二次キャラ聖杯戦争@ ウィキ内検索 / 「ジーク@Fate」で検索した結果

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  • ジーク@Fate/Apocrypha&セイバー
    ジーク@Fate/Apocrypha セイバー ◆z9JH9su20Q  ――幸福な夢を、視た。 「――おい、帰るぞ。我々が遅くなるとゴルドがうるさい」  放課後を迎えたジークが級友と語り合っていると、トゥールが帰宅を促しに来た。  名残惜しさを感じながらも、ジークは「また明日」と別れを告げ、トゥールに従う。 「ふん、遅いぞこの不良どもめ。さっさと飯の準備を手伝わんか!」  彼女と共にムジーク孤児院に戻れば、ちょび髭に丸々飛び出た太鼓腹のゴルド院長が早々に憎まれ口を叩きながら、弱火で温めている鍋の様子を伺っていた。  食欲を掻き立てる匂いが、ジークの鼻腔を仄かにくすぐる。 「その腹の脂肪を削ぎ落せば、一人でも楽になるんじゃないのか?」  ゴルドに辛辣な言葉を浴びせながらも、トゥールもそそくさとエプロンを取り出して彼の手伝いに加わる。ジークはゲーム...
  • クラス別一覧(剣)
    ...NU97wY 91 ジーク@Fate/Apocrypha&セイバー ジーク モードレッド ◆z9JH9su20Q 97 エルエルフ&セイバー エルエルフ 土方歳三 ◆MQZCGutBfo 109 七夜志貴&セイバー 七夜志貴 キング・ブラッドレイ ◆DpgFZhamPE 112 アスナ&セイバー アスナ キリト ◆ACrYhG2rGk 113 シィル&セイバー シィル ランス ◆jb1z7kQ0l2 122 夜科アゲハ&セイバー 夜科アゲハ 纏流子 ◆F61PQYZbCw 125 アティ&セイバー アティ 虚空を這いずる者 ◆dH/nzLjIxA 128 小日向未来&セイバー 小日向未来 殺生丸 ◆Vj6e1anjAc 131 アーヴィング・ナイトウォーカー&セイバー アーヴィング・ナイトウォーカー キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード ◆S8pgx99zVs 14...
  • NO.51~NO.100
    ...nKNmAc 91 ジーク@Fate/Apocrypha&セイバー ジーク セイバー モードレッド ◆z9JH9su20Q 92 アリス・マーガトロイド&アーチャー アリス・マーガトロイド アーチャー 赤城 ◆ZTnr6IpaKg 93 ネーナ・トリニティ&バーサーカー ネーナ・トリニティ バーサーカー ジャンヌ・ダルク ◆Gc3b00.81E 94 福永ユウジ&ランサー 福永ユウジ ランサー カイン・ハイウインド ◆FFa.GfzI16 95 ファサリナ&ランサー ファサリナ ランサー 阿部高和 ◆FbzPVNOXDo 96 呉キリカ&アサシン 呉キリカ アサシン スカー ◆Vj6e1anjAc 97 エルエルフ&セイバー エルエルフ セイバー 土方歳三 ◆MQZCGutBfo 98 インデックス&ランサー インデックス ランサー 姫柊雪菜 ◆KORpq6DB2. 99 葛葉紘汰&...
  • ジーク&セイバー
    ... 【マスター】  ジーク@Fate/Apocrypha 【参加方法】  ユグドミレニア一族はホムンクルスを製造する際、培養設備の一部にゴフェルの木を使用した。  よってユグドミレニア製のホムンクルスは体内にゴフェルの木の成分を保有している。 【マスターとしての願い】  死ななくてもいい者、理不尽に殺される者を救う。 【weapon】  なし(“黒”のライダー・アストルフォから借り受けた剣を使っていたが、彼本来の所持品ではないため持ち込めなかった)。 【能力・技能】 「竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)」  “黒”のセイバーの心臓を得たことにより、令呪を一画使用することで三分間だけ「英雄ジークフリート」へと変身する。  見た目だけでなく身体能力、戦闘経験、宝具などあらゆる点でジークフリートと全く同一の力を行使できる。  しかしこの令呪はジークの生命そ...
  • Fate/If
    それは、本来なら在りえなかった物語 正史から外れた物語 他愛ない“IF”のお話 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「はあっ……はあっ………くそっ!」 夜の町を少年が走る。 日常の象徴たる家を目指してひたすらに。 止まるわけにはいかない。 止まれば“死”が待っている。 どうしてこんな事に…!? ほんの些細な偶然だった。 友人に頼まれ事をして夜の学校に残り、終わって帰る途中のこと。 普段なら見向きもしない路地裏へと続く細い一本道に違和感を覚え足を踏み入れた。 ……それが最悪の選択肢だと知らずに。 「……っ!?」 初めに見えたのは赤色だった。 次に見えたのが倒れ付す自分と同じ制服を着た生徒とそれを見下ろす黒い影だった。 闇に溶け込むような姿に不自然なほど浮かび上がった白い顔。 いや、顔に見えたのは仮面だった。 仮面に隠された顔は倒れ付した生徒に向けられておりそ...
  • ジャンヌ・ダルク
    【クラス】 ルーラー 【真名】 ジャンヌ・ダルク@Fate/Apocrypha 【パラメーター】 筋力B 耐久B 敏捷A 魔力A 幸運C 宝具A++ 【属性】  秩序・善 【クラススキル】 対魔力:EX  セイバーの対魔力に加え、揺るぎない信仰心によって高い抗魔力を発揮する。  ただし、魔術を逸らして(かわして)いるだけなので、広範囲魔術攻撃の場合、助かるのはジャンヌだけである。  教会の秘蹟には対応しない。 真名看破:B  ルーラーとして召喚されると、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。  ただし、隠蔽能力を持つサーヴァントに対しては、幸運値の判定が必要になる。 神明裁決:A  ルーラーとしての最高特権。  聖杯戦争に参加した全サーヴァントに二回令呪を行使することができ...
  • 第一回定時通達verIb
    第一回定時通達 ◆IbPU6nWySo 教会に正午の鐘が鳴り響いた。 同時に『方舟』の中にいる全てのマスターとサーヴァントに念話が聞こえる。 しかし、ただの念話ではなく聖杯戦争の裁定者・ルーラーによる念話である。 彼女の清らかな声が聞こえた。 『改めて自己紹介いたします。  私はルーラーのサーヴァントです。ただいまより、定時通達を行います。  一度のみとなりますのでご静粛にお聞きください。  この念話は現在限界しているサーヴァント及びマスターに対して発信されています』 『さて、現在限界しておりますサーヴァントについての報告です。  セイバー 3騎  アーチャー 5騎  ランサー 5騎  ライダー 3騎  キャスター 4騎  アサシン 5騎  バーサーカー 3騎  以上、合計28騎となります』 『再度、ご説明いたします。  NPCの殺...
  • Fate/hollow night
    Fate/hollow night◆ysja5Nyqn6      01/back to the stay night   ――――目眩がした。      欠けた夢を、見ていたようだ。  “月を望む聖杯戦争”。  衛宮士郎(オレ)はいつの間にか、そう呼ばれる戦いに参加していた。  そこに俺の意思など関係はなかった。気が付けばすべてを忘れて、予選に参加させられていたのだ。  今でこそすべてを思い出してはいるが、それはまるで、夢を見ているような感覚だった。  ……いや、その感覚は、こうして目覚めた今も続いている。 「―――問おう。貴方が、私のマスターか」  凛とした声が響く。  たったそれだけで、無理矢理招かれた事などどうでもよくなった。  それほどまでに、俺は目の前で佇む少女に目を奪われていた。  それを知ってか知らずか。少女...
  • 遠坂凛
    【マスター】 遠坂凛@Fate/Zero 【参加方法】 ムーンセルによる召還(木片はアゾット剣の収納箱) 【マスターとしての願い】 遠坂家の悲願である聖杯を持ち帰る。 【weapon】 アゾット剣…柄の先に宝玉がある短剣。対象に刺した後に魔力を込めることで貯められた魔力を開放する。       余談ではあるが凛の父である遠坂時臣を殺害した武具である。 【能力・技能】 五大元素使いであり幼い身でありながら既に初歩魔術行使できる。 その才能、素質共に最高の魔術師になれるであろう 【人物背景】 偉大な魔術師である父を持っていたが聖杯戦争で父は死亡し、それがきっかけで母も人格に異常を起こしてしまった。    唯一残された彼女は由緒正しき遠坂家のためにも立ち止まることはなく魔術師としての鍛錬を怠らない。 【方針】 遠坂家の悲願である聖杯...
  • ルール
    ゲームルール 舞台はムーンセル・オートマトン@Fate/EXTRAに寄り添う『方舟』内部に再現された空間です。方舟はムーンセルを外部演算装置とすることで稼働しているため、基本的なルールは月の聖杯戦争に準じます。 『方舟』が外部においてどういう風に観測されたかは世界ごとに変ります。ある世界では聖遺物として観測・解釈されていますし、ある世界ではムーンセルの子機のような扱いです。内部がある種仮想空間になっていることは共通しています。 参加者は自発的に参加する場合もあれば、勝手に呼ばれる場合もあります。方舟の遺物『ゴフェルの木片』を入手していることが条件ですが、入手の方法、またその他の条件は問いません。キャラクターの所持品が実は木片が加工されたものだったとして設定しても構いません。書き手の想像力の可能性に委ねます。またある世界では木片はデジタルデータで、しかも名前が違っているかもしれません。 その...
  • 裁定する者、裁定しなければならない者
    裁定する者、裁定しなければならない者 ◆OSPfO9RMfA 「ところでカレン、通達はどのようにするのですか?」  教会に着いたルーラー、ジャンヌ・ダルクは監督役のカレン・オルテンシアに問いかける。  正午の通達に関しては、ジャンヌに知らされていなかった。 「正午になれば、『方舟』により自動的にマスターは残生存数を知った状態になります」 「知った状態?」 「えぇ、“知った”状態です」  オウム返しをするジャンヌ・ダルクに、カレンはオウム返しで返す。 「記憶を取り戻したときに聖杯戦争のルールを知っていたのと同じように、正午になった瞬間に、現在の残生存数をマスターが“知った”ことになります。“知る”訳では無いので、その時に気を失っていようが、寝ていようが問題はありません。起きたときに思い出すことが出来ます」 「なるほど」 「ちなみに、残生存数はマ...
  • 凛として散る戦士の如く
    凛として散る戦士の如く ◆DpgFZhamPE 《act3. 決戦》 「まずは一つ───初の槌ッ!」 「フェニックスウイングッ!」 ギィンッ!と。 弾かれた槍と、腕の中で光が灯る。 魔力と魔力がぶつかり合い、行き場をなくした魔力が光となっているのだ。 「次いで二つ───中つ槍ッ!」 「効かんッ!カラミティエンド!」 そして。 再び放たれた槍は、手刀により叩き落とされる。 それだけでは、済まなかった。 振り下ろされた手刀は槍を叩き落とすだけでなく、ランサーの肉体をも斬り裂いたのだ。 致命傷ではない。 が、深い一撃だった。 「が、アッ……」 ボタボタ、と。 バケツをひっくり返したような量の血液が地面を彩る。 しかし、槍兵は倒れない。 「まだ倒れぬか……ならばこれはどうだ? カラミティウォールッ!」 バ...
  • 衛宮とエミヤ
    衛宮とエミヤ ◆OSPfO9RMfA 「決めたよ、アーチャー。僕らは図書館に行こう」  スーパーの駐車場にて戦闘を終えた衛宮切嗣は、アーチャーにそう宣言する。 「図書館?」 「あぁ、気配を絶ったアサシンを探すのは困難……と言うより、無理だろう?」 「そうだな。相手にもよるが、攻撃を仕掛けてくるならともかく、逃亡に徹するアサシンを見つけるのは、少なくとも私には無理だ」  アーチャーは千里眼のスキルを持ち、遠方にいる相手でも判別できる。しかし、透視までは出来ない。  遮蔽物が間に挟まるだけで、視線が遮られてしまう。高所に行き、見下ろしたとしても、地下街に逃げられれば発見することは出来ない。  そもそも人通りも多く、この中から特定の人物を一人捜し当てるのは困難を極める。 「だから、次の遭遇に備える。その為に、図書館で情報を収集する。生前の伝承などが分か...
  • クー・フーリン
    【クラス】 ランサー 【真名】 クー・フーリン@Fate/stay night 【パラメータ】 筋力B 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具B+ 【属性】 秩序・中庸 【クラス別スキル】 対魔力:C  第二節以下の詠唱による魔術を無効化する大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない 【保有スキル】 戦闘続行:A  往生際が悪い。瀕死の傷でも戦闘を可能とし、致命的な傷を受けない限り生き延びる。 仕切り直し:C  戦闘から離脱する能力。不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。   ルーン:B  北欧の魔術刻印・ルーンの所持。 矢よけの加護:B  飛び道具に対する防御。狙撃手を視界に納めている限り、どのような投擲武装だろうと肉眼で捉え、対処できる。ただし超遠距離からの直接攻撃は該当...
  • 卓袱台会議
    卓袱台会議 ◆OSPfO9RMfA  正午をほんのわずかに過ぎた昼下がり。  公園のベンチに二組の男女が座っていた。  一人は岸波白野。彼はベンチの中央に、肩身狭しと座っていた。  一人は遠坂凜。白野の右隣に、寄り添うように座っていた。  一人はランサーのサーヴァント、エリザベート・バートリー。白野の左隣に、寄り添うように座っていた。  かくして、一見ハーレム、もしくは修羅場のような光景が繰り広げられていた。  なお、ランサーのサーヴァント、クー・フーリンは他人の振りをするかのように、別のベンチに座っていた。 「ふむ」  クー・フーリンは公園に備え付けの時計を見やる。  12時15分。  彼はおもむろに立ち上がると、白野達の前に行く。 「マスター、坊主、嬢ちゃん。遠坂邸に戻るぞ」 「え、ここでルーラー達の返事を待つ...
  • ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
    【マスター】 ケイネス・エルメロイ・アーチボルト@Fate/Zero 【参加方法】 イスカンダルのマントのスペアとして取り寄せた触媒が『ゴフェルの木片』だった 【マスターとしての願い】 魔術師としての経歴に箔をつける。そのためにも闇の帝王の下へ聖杯を。 【能力・技能】 時計塔で講師を務めるほどの優秀な魔術師。 属性は風と水で、流体操作、降霊が得意。戦闘は専門ではないが基礎的な治癒や気流操作による気配隠匿など、一通りの魔術の行使は可能。後述する礼装での戦闘が最も強力。 【weapon】 『月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)』 ケイネスが趣味で作った礼装であり、魔力を込めた水銀。流体操作により刃にも盾になる。盾には攻撃を感知して自動変形することも出来るが、圧力が不足すると破られることも。また脈拍や体温などの生体反応を感知することもできる。 ...
  • 衛宮切嗣
    【マスター】 衛宮切嗣@Fate/Zero 【参加方法】 アハト翁が手配した聖遺物がゴフェルの木片であり、それを手にしたが為に聖杯戦争に参加した。 【マスターとしての願い】 世界の恒久的な平和。 【weapon】 『キャリコM950』 切嗣が主に扱うことが多い小型自動小銃。 コンパクトさに加え、50連ヘリカルマガジンを使用することで取り回しの良さと実用性を兼ねた銃。 『トンプソン・コンテンダー』 魔術礼装として独自の改造を施した、中折れ式単発銃。 大口径ライフル弾である30-06スプリングフィールド弾を使用するため、防弾チョッキ等では防げない程の破壊力を秘めている。 ただし単発銃である為に、一回発射する毎にリロードが必要である事が欠点。 また威力に比例して、その反動も当然ながら大きいものになっている。 『起源弾』 切...
  • Fly into the night
    Fly into the night ◆ACfa2i33Dc  ◆選択――岸波白野     ・ルーラー達を見送る。     >・ルーラー達を呼び止める。  アゾット剣を――彼女の形見を、もう一度握り締める。  遠坂凛の死は悲しく、そして重い。彼女が死んだという事実を自分は長い間、背負い続けることになるだろう。  だが――だからといって。ここでその悲しみに膝を折り、前に進むのを一瞬でもやめることはできない。  そんな事をすれば、余計自分はランサーや遠坂凛に顔向けできなくなってしまう。 「……どうかしましたか?」  こちらの引き留める気配を察したか、ルーラーとカレンが振り向いた。  質問がある。そう前置きして、続く言葉を彼女達に投げかける。  内容は――     アサシンについて。     この戦いの後始末はどうする?...
  • 角笛(確かに)
    角笛(確かに) ◆ysja5Nyqn6      03/ ある記憶/矛盾聖杯  ――――――――剣戟の音が聞こえる。  青い海の底/眩い月明かりの下、彼らは戦っていた。  疾しる青い躰。応じる赤色の人影。  赤い閃光が幾度も奔り、その度に火花が飛び散る。  二つの人影は縦横無尽に戦場を駆け回り、幾度も武器を重ね合う。  その光景は、まるでピントが合っていないかのようにぼやけていた。  戦っているのが、サーヴァントだということはわかる。その背後に、マスターが控えているのも見える。  だが判るのはそれだけだ。  周囲の詳細を知ろうと目を凝らしても、どこかが致命的にズレていてどうにもはっきりしなかった。  そんな光景の中で、比較的鮮明に見えるものは二つだけあった。  私のサーヴァントである青いランサーと、わたしが成長したような姿の“私”だけ...
  • 藤村大河&アーチャー
    藤村大河&アーチャー ◆FFa.GfzI16 ――――何かを忘れている気がする。 ――――とても大事な、忘れてはいけないことを。 「ほらー、時間がきてるよー!さっさと席につく!」 いつものように、ざわついた教室を一喝するようによく通る声を出す。 ざわめきは完全に消えることはないが、生徒は皆素直に席へとつく。 それを眺めた藤村大河は、うむ、と満足そうに頷いてみせる。 心の何処かに違和感を残したまま。 「ドーモ、藤村大河です。  えー、今日は事情があって欠席の葛木先生に変わって、倫理の授業を担当します」 ざわつく教室。 大河の担当は英語、同じ文系と言ってしまえば同じ文系だが専門外であることに違いはない。 はいはいー、と大河は軽く手を叩いてそのざわつきを鎮めようとする。 自身の心の中にあるざわつきは消えなかった。 それでも生徒の...
  • 既視の剣
    既視の剣 ◆DpgFZhamPE ───海浜公園。 ここが、この広場の名前。 海を望む冬木市最大の公園。 水族館にバッティングセンターにと色々な施設が集まった人気のデートスポット・・・らしい。 全て通行人のNPCに聞いた情報なので、色々と不確かだが、周りの景色を見る限り間違ってはいないだろう。 「お待たせしましたー、こちら珈琲とサンドイッチになります」 こと、と音を立てて品が目の前に置かれていく。 丁寧に店員の手から置かれたのは珈琲二つに、サンドイッチ二つ。 そう、現在はカフェテラスにて朝飯の調達中なのだ。 昔は売店で簡単に麻婆豆腐を調達できたのだけど、ここではそうもいかないらしい。 「・・・なんかこれ、赤が足りないわね」 ツンツン、とサンドイッチを指先で突つくエリザベート。 本来サーヴァントは食事を必要としない筈なのだが───カフェテ...
  • 明日への飛翔
    明日への飛翔 ◆9F9HQyFIxE      01/ 休息の時 「着いたぞ。ここが僕が借りているマンションだ」  そう口にするウェイバーの前には一件の賃貸マンションがあった。それはどこにでもありそうで、そして"月の聖杯戦争"では見られなかった建物かもしれない。  アサシン―――ナラク・ニンジャとの死闘を乗り越え、凛との別れを乗り越えた後……ウェイバー達の案内でここに辿り着いた。  幸いにも、ここに来るまでに他のマスターとサーヴァントに襲撃されたり、また高所を乗り越える自分達の姿が目撃された様子はない。  もしも今の状態で誰かに見つかったら休息どころではなくなる。現在、他のマスター達にとっては格好の餌と呼んでも過言ではない状態だから、騒ぎは極力起こしてはならなかった。 「ふーん……ここがあなたの住み家なのね」  マンションを...
  • エミヤシロウ
    【クラス】 アーチャー 【真名】 エミヤシロウ@Fate/Stay Night 【属性】 中立・中庸 【ステータス】 筋力:D 耐久:C 敏捷:C 魔力:B 幸運:E 宝具:?? 【クラススキル】 対魔力:D   一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。  魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 単独行動:B  マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。  現界可能な時間は二日程度。 【保有スキル】 心眼(真):B  修行・鍛錬によって培った洞察力。  窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。 千里眼:C  視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。  ランクが高くなると、透視、未来視さえ可能になる。 魔術 C-  ...
  • 参加者名簿
    参加者名簿 No. マスター サーヴァント 名前 出展作 クラス 真名 出展作 No.01 言峰綺礼 Fate/zero セイバー オルステッド LIVE A LIVE No.02 真玉橋孝一 健全ロボ ダイミダラー セイバー 神裂火織 とある魔術の禁書目録 No.03 聖白蓮 東方Project セイバー 勇者ロト DRAGON QUESTⅢ~そして伝説へ~ No.04 シャア・アズナブル 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア アーチャー 雷 艦これ〜艦隊これくしょん No.05 東風谷早苗 東方Project アーチャー アシタカ もののけ姫 No.06 シオン・エルトナム・アトラシア MELTY BLOOD アーチャー ジョセフ・ジョースター ジョジョの奇妙な冒険 No.07 ジョンス・リー エアマスター アーチャー アーカード HELLSING No.08 衛宮切嗣 Fate...
  • 遠坂凛&ランサー
    遠坂凛&ランサー ◆F61PQYZbCw  妹が離れ父が死亡し母が狂った。  これが彼女の親族の成れの果てであり独り残された少女は似たように構成された住居で泣いている。  見知らぬ場所だが知っている、この家は彼女の家であるのは間違いない。  方舟に構成された限りなく現実世界に近い空間で彼女は独り……泣いていた。  ここは聖杯戦争……運命の崩壊を引き起こした根源であるあの記憶の亜種。  舞台と役者は違えようど彩る装置は変わらず願いを餌に殺戮を強要する。  少女の名前は遠坂凛、由緒正しき遠坂の実縁に該当する正式後継者だ。  幼いながらも初歩魔術を行使出来る程の天才であり、彼女もまた自分でその才能を理解している。  順当に行くならば偉大な魔術師に昇り詰めた父に全てを叩きこまれ立派な後継者になるはずだった。  だが聖杯戦争と呼ばれる奇跡を覗かせた永遠の闇に全て...
  • 衛宮切嗣&セイバー
    「あの……聞いてるで候?」 ありえない。 「もしもーし?マスター?本当にどうしたんで候?」 ありえない。ありえない。 衛宮切嗣は死んだ目をさらに死なせながら、己のサーヴァントに絶望していた。 今回の聖杯戦争、万能の願望器である聖杯に切嗣が望むのは世界平和である。 彼の経歴を知るものには一笑に付されかねないが、本気でそれを願っているのである。 それゆえに今回の聖杯聖杯、予定していなかったイレギュラーがありはしたものの、最優のサーヴァント「セイバー」を召喚する予定であった。 しかし今回は予定していた拠点ではなく、規定外の予選の地であるムーンセルでの媒介無しの召喚。 予定していたアーサー王よりも多少の劣化は覚悟していた。しかし召喚されたのは切嗣の予想を遥かに越えていた。主に悪い意味で 筋力E 耐久E 敏捷C 魔力E 幸運A 宝具B ...
  • Moondive Meltout
    Moondive Meltout ◆ysja5Nyqn6      04/ 二心融解  ―――それから数分後。  現在、遠坂邸の居間にいるのは、岸波白野一人だけだった。  ランサーが準備があると言って、凛とエリザを連れて部屋を出て行ったからだ。  ……どうにも、落ち着かない。  これからする事を思えば当然の事ではあるが、今の内に逃げ出そうか、なんて考えが浮かぶ。  それによって生じる危険性は、今の自分には頭になかった。  どうにかしてこの状況を脱せないか。そんな考えばかりが浮かんでくる。  ……うん。やっぱりこんな事はいけない。今からでも他の方法を探すべきだ。  そう決断し、ガバッと椅子から立ち上がって、 「おい坊主。こっちの準備はできたぜ」  同時に放たれたランサーの声に、あっさりと出鼻を挫かれた。  結局流されるま...
  • シンデレランサー
    シンデレランサー ◆OSPfO9RMfA  蒼い槍騎士が姫を抱え、城に戻る。  その様を、城の屋根に立つ赤黒のアサシンが伺っていた。  アサシンは『悪魔の目玉』をその場に置く。 「動くな。一歩でも動いたら殺す」  『悪魔の目玉』をジゴクめいた瞳で睨み付ける。  実際コワイ。  『悪魔の目玉』は恐怖のあまり、カナシバリのジツに掛かったかのように微動だにしない。  それを見たアサシンは、赤黒の風と化して消えた。  イクサの始まりだ。 ◆  遠坂邸から出たクー・フーリンは実体化し、『探索のゲーナス』のルーンを描き始める。  魔力がほぼ枯渇している中、ルーンを使うのは余り好ましくはない。だが、ここに来るまでの警戒はほとんど出来ていない。  五感のみでは把握しきれない、五体が満足でない時だからこそ、ルーンが頼りになる。  ルーンを...
  • 心の在処
    心の在処 ◆ysja5Nyqn6      03/ 裁定者との会合(続・衝撃のマーボー) 「―――さて。ルーラーも持ち直したことですし、話し合いを始めるといたしましょう」  食べ終わった麻婆豆腐の皿を脇へと避けて、カレン・オルテンシアと名乗った修道女はそう口火を切った。  それを横目にレンゲを手にとり、麻婆豆腐を口に運ぶ。  この麻婆豆腐は、ルーラーと呼ばれた女性の分を譲り受けたものだ。  岸波白野たちの分は別に注文をしてあるのだが、それはそれとして食べ物を残すのはよろしくない。 「実は、貴女方が拠点としている地域で、重大なルール違反が行われていることが確認されました。  そこで貴女方には、裁定者の権限において、自身が知る限りの情報を提示することを要求します」  いきなり直球で投げられた言葉に、凜達の顔が強張る。  裁定者としての権限で、と...
  • 第一回定時通達~二人の少女の警告と忠告~
    第一回定時通達~二人の少女の警告と忠告~ ◆A23CJmo9LE 『正午になりましたので私、ルーラーのサーヴァントが定時通達を行います。まずは遅くなりましたが、予選を突破したマスターおよびサーヴァントに祝辞を、おめでとうございます。 この念話は現在現界している28騎のサーヴァント及びゴフェルの木片を携帯しているマスターに送っています。 通達では残りのサーヴァントの数、警告やルールの追加などを発信しますので、今後も通達を受けとりたいと考えるならばマスターは常に木片を携帯しておくことを勧めます』 全てのサーヴァントと一部のマスターの脳内に裁定者の声が響き渡る。 『現在残ったサーヴァントは先ほども述べましたが28騎。全てのサーヴァントが通常の7つのクラスにあてがわれ、全クラスが少なくとも3騎は存在しています。 今回は初回であるため少し踏み込んだ情報を発信しますが、次回...
  • 第一回定時通達
    第一回定時通達 ◆5fHSvmGkKQ 『――この『月を望む聖杯戦争』に参加しているマスター並びにサーヴァントの皆さま、こんにちは。  本来の記憶を取り戻し、令呪を宿し、サーヴァントとの契約を果たしてから幾日か経過している方もいると思います。  このたび予選期間が終了し“本選”へと進むマスターが確定したため、本日より定時通達を執り行うこととなりました。  今回の通達は私、カレン・オルテンシアが担当いたします。よろしくお願いします』 『既に聖杯から与えられた知識の中にもあったかと思いますが、通達は毎日正午12時に行われます。  なおこの通達は念話を用いていますが、遠隔及び多数同時に行っているため、非常に途切れやすいものとなっています。  しっかりと聞きたければ、せいぜい集中して耳を傾けられる環境を事前に整えておくことです』 『もし聞き漏らしなどがあった場合、可能...
  • 間桐雁夜&ライダー
    間桐雁夜は魔術の家系に生まれ、その世界から逃げ出した。 そして思い人の子供を救うために、その残酷な世界に戻った 間桐雁夜は一流の魔術師の参戦する聖杯戦争に参加する 聖杯をこの手で掴むことだけが、子供――桜ちゃんを救う唯一の手段であったからだ。 雁夜は体を蟲に喰わせることで、急増の魔術師となる。その代償は削り取られる命。 主悪の根元であるのは間桐臓硯。数百年も生き続ける真正の化け物であり、永遠の命に執着するかつての魔術師の残骸。 臓硯は、召喚の媒体としてみすぼらしい木片を雁夜に渡していた。 その木片を臓硯がどうやって入手したのかは不明ではあったが、どんな思惑があれど、それそのもの自体の意味は知らなかった可能性が高い 恐らくは、死に物狂いで雁夜が到達した召喚の段階で、用いる媒体がただの木片を使う。そんな遠回しな嫌がらせだったのかもしれないし、そうでないのかもしれない...
  • SNイリヤ・ヘラクレス
    「殺っちゃえ、バーサーカー!」 少女の無邪気さの混ざった命令が狂戦士を動かす。 それは巌のような巨人と呼んでも差支えない大男だった。 全身が鉛色の暴虐の化身と呼ぶべき存在。 巨人が数回斧剣を振るっただけで敵対したサーヴァントの命は潰えた。 消えかけているその死骸はミンチよりも酷い惨状を晒している。 「ひぃぃい!?お、俺のランサーが……しし、死んだっ!? こ、こんな…あっけなさすぎる!」 「え?まさかあの程度で三騎士だったの? あれならシロウのセイバーの方がずっとマシだったわ。 もういい、死になさい」 バーサーカーが斧剣を大上段に振り下ろす。 先だって目覚め、サーヴァントと契約していたマスターを地面の染みにするには十分すぎる一撃だった。 「バーサーカーは強いね」 バーサーカーのマスターである銀の少女が確信を込めて従者を称賛した。...
  • 梅喧&アサシン
    ――赤い、花が咲く。    *   *   *    方舟の中に再現された架空の町並み。 多種多様な建物が混在する幻の町にとある日本風の屋敷があった。 その縁側で、それなりに広いがどこか閑散とした印象を与える庭園を眺めながら、"彼女"は酒を呷った。 「――――」 縁側の柱に背を預けるその女は、人の目を引く容姿をしていた。 梅花のような鮮やかな赤い髪、大きく着崩した着物……それらも勿論目を引くが、彼女と相対した時最も目を奪われるのはその顔――厳密に言うならば顔の左側に刻まれた大きな傷跡だろう。 元々の容姿が整っているだけに、左目を潰したその大きな傷跡は否が応でも印象に残る。 そして夜風を受け、右側の袖も不自然なほどに大きくはためいた。 徳利とお猪口を片手で扱うその所作を見れば、彼女が隻腕だということは用意に想像できるだ...
  • 月を望む聖杯戦争
    月を望む聖杯戦争 ◆Ee.E0P6Y2U ……月が綺麗な夜だった。 彼がその坂を登るのは何度目だっただろうか。 僅かに息荒くしながら彼はたった一人で歩き続ける。 その途中風が吹く。道沿いに生い茂る木々がざわざわと生き物のように揺れた。 こんなにも涼しくて気持ちの良い夜だというのに、彼の身体はじっとりと汗ばんでいる。 この山のせいかな。 彼は学生服の襟元を正しながら思った。 その視線の先には延々と続く坂道だ。艶のないアスファルトの道が月に照らされぬっぺりと浮かび上がっている。 ゆるやなに蛇行しているため坂の上に何があるかまでは見えなかった。 こんなにも長い坂道では帰るのも一苦労だ。 この山の上には幽霊が出ると噂の屋敷があるが、幽霊だってこんな山の上には住みたくないに違いない。 と、そこまで考えたとき、あんな坂は山とは認めない、といっていたクラスメイ...
  • クラス別一覧(槍)
    No. タイトル マスター 真名 作者 1 寒河江春紀&ランサー 寒河江春紀 佐倉杏子 ◆MQZCGutBfo 3 アルヴィス&ランサー アルヴィス ヴィクトル ◆jb1z7kQ0l2 26 ルイズ&ランサー ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール レジーナ ◆o8d3BIwwX. 30 イワーク・ブライア&ランサー イワーク・ブライア テッカマンランス ◆/k3Q/jYeig 35 堂島静軒&ランサー 堂島静軒 アドルフ・ヒトラー(ニャルラトホテプ) ◆ggowmuNyP2 37 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン&ランサー イリヤスフィール・フォン・アインツベルン カルナ ◆p1hwNIp6AQ 66 爆致嵐&ランサー 爆致嵐 エイリアン・クイーン ◆Emjcf.lfLU 75 遠坂凛&ランサー 遠坂凛 クー・フーリン ◆F61PQYZbCw 94 福永ユウジ...
  • 岸波白野
    【マスター】 岸波白野(男) 【参加方法】 不完全な初期化による記憶復帰。 【マスターとしての願い】 「」(自身のサーヴァント)のことを取り戻す。 【能力・技能】 コードキャストが使えるかもしれない。あと無印でなくCCC出典なのでジャンプできる。 【人物背景】 『Fate/EXTRA』『Fate/EXTRA CCC』の主人公。通称ザビエル。 プレイヤー没入型の無個性主人公……らしい。アンデルセン曰く「典型的な汎用救世主型主人公」。「こいつには内容が無い」とも。 外見はNPCのそれだが、異様なまでの諦めの悪さを持つ。 月の聖杯戦争の優勝者であり、意志を持ってしまったNPC。 『Fate/EXTRA CCC』においてCCCルートでなく、かつサーヴァントフラグを立てなかった場合のEDより参戦(要するに無印EDに繋がる場合) “月の...
  • EX:tella
    EX tella ◆Ee.E0P6Y2U 猫歩く。 その様はそうとしか形容できなかった。 何せ猫である。猫が歩いているのだから、当然それは猫歩くである。 特徴的なのはその瞳で、ぎょろり、と巨大な瞳が飛び出ている。表情もどこかしまりがないというか、幼稚園児が適当に目と鼻と口を描いただけとでもいような不出来さを誇っている。 いや別にこの猫が実は妖怪変化の類であるとか、生体実験の結果生み出された哀しきキメラ的生物であるとか――はたまた地下に存在する猫王国の下っ端であるとか――そういうケッタイな話ではない。 その猫が変な顔をしているのはひとえに不細工だからであり、そこに特に切々と語られるべきバックグラウンドなどは存在しない。 ただただ不出来な顔をした猫が、クリーム色の体毛を揺らしながら薄汚れた賃貸のマンションの屋上を歩いているという――本当にそれだけの話であった。 この方...
  • 戦争考察 NPC編
    戦争考察 NPC編 ◆F3/75Tw8mw 「……フゥ」 ひと仕事を終えた後の一服は格別である。 よく喫煙者の間で口にされる一言であり、それはこの魔術師殺しにとっても例外ではなかった。 切嗣は口から煙を燻らせ、予想していたよりも早くに事が片付いた事に少々の安堵を覚えていた。 「まさか……こんなにも早く、上手くいくとは思ってもみなかったな」 それは隣に立つアーチャーも同じことであり、同時に彼は切嗣の手腕に素直に感心を覚えていた。 二人が立っているのは、先の狙撃を行ったビルから少しばかり離れた位置にある民家の庭。 新たに切嗣が選んだ、自分達の拠点である。 そう……アーチャーが仕掛けてからまだ然程時間が経過していないにも関わらず、彼等は既に己が住む家を入手していたのだ。 通常、賃貸にせよ購入にせよ、住居を一つ丸まま手に入れるとなると、数日単位...
  • あなたのお家はどこですか?
    あなたのお家はどこですか? ◆2kaleidoSM 日も明ける頃になれば、孤児院の院長は戻らねばならない。 廃教会のことはランサーに一任し、アンデルセンは一旦孤児院へと戻ることにした。 さすがに院長が不在、というのは怪しまれる可能性が高い。 教会自体は荒れ果てたものであり、そうそう近寄るものはいないだろう。 住宅地からも離れたこの場所、せいぜい好奇心に駆られた子供が冒険に寄ってくるくらいのもの、といったところか。 万が一マスターが寄ってきたとしてもアンデルセンの足ならすぐに向かうことができる。 そんなわけで、アンデルセンは教会から離れ孤児院へと足を運んでいた。 元々は孤児院と教会は一つだったが、教会の神父が不在になるにあたって場所を移し街に近づけた、という設定らしい。 「アンデルセンさん!おはようございます!」 「ああ、おはよう」 廊下...
  • 英数字の用語
    【英数字】【あ行】【か行】【さ行】【た行】【な行】【は行】【ま行】【や行】【ら行】【わ・を・ん】 【NPC】 エヌ・ピー・シー。方舟内の霊子虚構空間において再現された、自律的に活動するアバターのこと。 それぞれが与えられた役割に添って行動するが、魂を持つと呼べるほどの高度な霊的存在ではない。 基本的にムーンセルに蓄積された過去の人間のデータから再現されるため、特定のモデルがいる場合もある。 (しんのすけの母・みさえやかすかべ防衛隊の園児達、月海原学園の生徒ナルゼなど) また、予選にて記憶を取り戻せなかったマスター候補達も何も知らずに生活しているものと思われる。 ルーラーの基本的な行動指針のひとつにNPCの保護があり、過度の危害を与えた者にはペナルティが与えられる。 方舟内の虚構空間では本来神秘の秘匿を行う必要はないが、このルールの為にそれに近い行動を取る必要がある。...
  • Heaven's Fall Blank moon
    Heaven s Fall Blank moon ◆ysja5Nyqn6      07.5/ interlude『甲賀のアサシン(弐)』 「――――――――」  遠雷の如く響き渡ったその音に、もう一人のアサシンは、彼らの戦いが終わったこと悟った。  結果はおそらく、ランサーの勝利。赤黒のアサシンは間違いなく強敵ではあるが、蘇生能力を持つあのバーサーカーが加勢したと仮定すれば、おかしな話ではない。  となれば、自分が今成すべきことは一つだけ。  マスターの下へと早急に帰還し、【C-6】で起きている戦闘への対処および、自身の天敵であるバーサーカーへの対策を練ることだ。  お互いが万全であると仮定した場合、自分とあのバーサーカーが戦えば、高い確率で自分が敗北する。  アサシンはそう予想を立てていた。  となれば、当然狙うべきは彼のマスターとなる。  だが仮...
  • トワイス・H・ピースマン&アーチャー
    トワイス・H・ピースマン&アーチャー ◆ACrYhG2rGk また負けた。これで何度、いや何十回、いいや何百回目だろうか。 だが、幸いムーンセルに消去される寸前で「初め」に戻れたようだ。これでまたやり直せる。 「すまないね、キャスター。またやり直しだ……おや?」 気がつけば、先ほどまで共に戦っていたサーヴァント……キャスターがいない。 さっきの対戦相手……「こっちのキャスター」の「本性」らしい「別のキャスター」に負けはしたが、死んではいなかったはずだが。 「ふむ……仕方ないね。新しいサーヴァントを召喚しようか」 気を取り直して、ムーンセルにアクセス。 できれば最強のサーヴァントがほしい……出た。 「きみは……アーチャーか」 出てきたのは、筋肉質で長身の青年だ。 手に持っているのは銃…だろうか。だからアーチャーなのか。 「初...
  • ラニⅧ&ライダー
    ――汝、自らを以って最強を証明せよ    *    *    * ――負ける要素はなかった。 自身はアトラス院最後にして最高傑作である錬金術士。 サーヴァントは最強の一角である呂布奉先。 そしてバーサーカー化により一層のステータスアップが図られている。 だが膝を付いているのは私のバーサーカーだった。 そして目の前にいるのは"あの人"とそのサーヴァントだった。 そう、私はあの人達に負けたのだ。 でも、何故だろう。 こちらに勝ったのに笑顔を浮かべていない。 かと言って私のように何も感じていないわけではない。 むしろ辛そうな、今にも泣きそうな顔をしている。 何故だろう、という疑問符が浮かぶがそれを遮るようにあの人達との間に光の壁が走る。 「おしまい、ですね」 口をついて出たのはそれだけ。 消え...
  • ウェイバー・ベルベットの憂鬱(何度目)
    ウェイバー・ベルベットの憂鬱(何度目) ◆HOMU.DM5Ns    ▼  ▼  ▼ 雨の強い日だった。 外に出るのも億劫になる、暗い淀んだ空。地面を削るように打つ水滴の音。 そんな悪天候でも、遊びたい盛りの少年にとっては新しい遊び場なのは変わらない。 雨には雨の日の楽しみ方がある。雨合羽に長靴の防水装備で、側溝に浮かんで進む、新聞紙で出来たヨットを追いかけている。水がある限りどこまでも続くおいかけっこ。 しかし遊びは唐突に終りを迎えるもの。流れるヨットはそのまま、用水路に続く大きく空いた溝に流されてしまった。 「僕のお小遣いがドブに!」 なぜそんなものをヨットに入れて流したのか。 急いで溝の傍に駆け寄って中を窺うが、残念ながらとうにヨットは見えない。 「ハァイ、ジョージー」 諦めて立ち去ろうとする少年に、その時陽気に呼びか...
  • NO.1~NO.50
    No. タイトル マスター クラス 真名 作者 1 寒河江春紀&ランサー 寒河江春紀 ランサー 佐倉杏子 ◆MQZCGutBfo 2 武智乙哉&アサシン 武智乙哉 アサシン 吉良吉影 ◆QyqHxdxfPY 3 アルヴィス&ランサー アルヴィス ランサー ヴィクトル ◆jb1z7kQ0l2 4 ウェイバー・ベルベット&バーサーカー ウェイバー・ベルベット バーサーカー デッドプール ◆ZTnr6IpaKg 5 安藤潤也&アーチャー 安藤潤也 アーチャー アーカード ◆QyqHxdxfPY 6 真理は魂と数理に 間桐桜 キャスター シアン・シンジョーネ ◆FFa.GfzI16 7 紅月カレン&アサシン 紅月カレン アサシン キルア・ゾルディック ◆F61PQYZbCw 8 シオン・エルトナム・アトラシア&アーチャー シオン・エルトナム・アトラシア アーチャー ジョセフ・ジョースター ◆HOM...
  • 美遊・エーデルフェルト
    【マスター】 美遊・エーデルフェルト@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei! 【参加方法】 ルヴィア家あったゴフェルの木片に接触(美遊は何が原因で呼ばれたかわかっていないため、ゴフェルの木片の正確な形は不明) 【マスターとしての願い】 イリヤの元へ帰りたい。 聖杯戦争に乗る気はない。 【weapon】 カレイドステッキ・サファイア 宝石翁ゼルレッチが2本1セットで製作した特殊魔術礼装・カレイドステッキ……に、宿っている人工天然精霊。もう1本のカレイドステッキに宿っている精霊・マジカルルビーの妹にあたる。 任務によって宝石翁からルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトに貸し与えられマスターとしたが、遠坂凛との私闘に明け暮れるルヴィアに呆れ、姉と共にマスターを見限った。現在、美遊・エーデルフェルトをマスターとする。 マスター登録をしなければ...
  • ギルガメッシュ&ライダー
    ギルガメッシュ&ライダー ◆zOP8kJd6Ys 「アハハッ、これは傑作だね!」 少年は笑う。 煌びやかなプラチナブロンドの髪に真紅の双眸。 素肌に絹と思わしきベスト、半ズボン。首元には日食を象った首飾りが揺れていた。 幼いながら高貴なるオーラを身にまとい、何がおかしいのか少年は高らかに笑っている。 「記憶を奪われていたというのは度し難いけれども、これほど愉快な経験をさせてもらえるなら  許してもいいかな――大人の僕ほど我はそんなに強くないつもりだしね」 少年――ギルガメッシュは愉悦に身を震わせていた。 かつてエインズワースにサーヴァントとして召喚されカードに封印された。 その自分が、数奇な道のりの果てにまさかマスターとなる日が来るとは思わなかった。 召喚された世界の平行世界。そこで出会った少女たち。 彼女たちと聖杯を賭けて戦い、その果てに自分は...
  • 間桐桜
    【マスター】 間桐桜 【出典】 Fate/Stay Night 【性別】 女性 【参加方法】 間桐臓硯の命によって木杭を持ち、半ば強制的に参加 【マスターとしての願い】 なし お題目としては間桐家の魔術師の真理への到達 【weapon】 なし 【能力・技能】 魔術・水属性 【人物背景】 遠坂家から間桐家へと養子に出されて以来、虐待というのも生ぬるい偏った魔術教育を受け人格が擦り切れる。 衛宮士郎との出会いによって変化が起こったが、衛宮士郎や藤村大河以外の前では希薄な人間性のまま。 本来ならば冬木市の聖杯戦争に参加しているはずだったが、闘争への気迫が薄いため義兄へと令呪を渡した。 胸の中に冬木市の聖杯の欠片と間桐臓硯の蟲を宿している。 【方針】 優勝狙い 登場話一覧 +... No タイトル 登場キ...
  • 同じことか
    同じことか ◆Ee.E0P6Y2U 昼下がりの図書館には落ち着いた雰囲気が広がっていた。 さら、さら、と紙がこすれる細い音がどこからか聞こえてくる。事務員が軽く欠伸するのが見えた。 静まり返っている訳ではないが、館内にはがらんとした空白が広がっている。 街に一つしかない図書館とはいえ平日のこんな時間だ。多くの人はいない。 暇そうな老人たちがぽつぽつと席に座っているくらいで、大半は本を広げたままぼうっとしている。 いない訳ではないが若者の姿はまれだ。もう少しすれば勉強熱心な高校生あたりがやってくるのだろうが。 何にせよ、空いているのは好都合だ。調べ物は落ち着いた環境の方がやりやすい。 「…………」 そんな館内にあって衛宮切嗣は本棚を見上げていた。 一様に並ぶ本棚からは独特の臭いがした。敢えて言うならばそれは埃の臭いに近い。古書にこびりついた年月のものか...
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