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インデックス&ランサー ◆KORpq6DB2.


「……どうですか、インデックスさん」
ギターケースを背負ったセーラー服の少女――ランサー、姫柊雪菜が問いかける。

「うー……このまま街の中を見回ってもダメだと思う。
どこに行ってもこの空間を動かしてる術式の宗教的な『色』が見当たらないんだよ。
これじゃあ危ない人に見つかる確率を無暗にあげるだけかも」
傍らの修道服姿の小柄な少女――ランサーのマスター、インデックスがそう返す。

学校の食堂で記憶を取り戻したインデックスは空き教室へ駆け込み即座にランサーを召喚し、
自己紹介もそこそこに街中へと繰り出した。
戦争が本格的に始まる前に、少しでも『方舟』の内部について知ろうとしての事だったのだが、
残念ながら空振りに終わってしまったようだ。

「そうですか…。
私もさっきから空間に不審な点がないか見てますけれど、やっぱり成果なしです。
宝具を開放すればあるいは何かわかるかもしれませんけど…
今そんなことしても自殺行為ですし。
一旦探索は切り上げて、しばらく休憩がてら建物から周囲を監視しましょうか」
「休憩!だったらあそこに行きたいかも!!」

ランサーの言葉に敏感に反応したインデックスが指し示したのは、
6階建てのビルの最上階にあるケーキの店だった。
「おいしいケーキが私たちを待ってるんだよ!ほらゆきな早く!!」
言うが早いかランサーの手を引きビルへと突進していくインデックス。
「わ、わ、ちょ、落ち着いて!というかサーヴァントの名前は呼んじゃ駄目ですってばぁー…」

先程までの真面目なテンションとの落差に面喰ってしまったランサーは、少女に引きずられるがままに
ビルの中へと消えていった。

◇◇◇


「うーん、お腹いっぱいかも…」
「ちょっと食べすぎじゃないですか?ほら、こんなに口元も汚して…」
あきれ顔でマスターの顔を拭ってやるランサー。
先程までのマスターの暴食ぶりに引きつつも、
彼女もしっかり4つもケーキを平らげている辺りは女の子ゆえか。

「…で、そのトウマさん、でしたか?その人のところに帰るのがマスターの望みということでいいですか?」
ケーキを食べつつも召喚直後には話せなかったことを色々と話し合っていた二人。
今の話題は『お互いの望み・スタンス』である。
「うん。はやく帰らないととうまもスフィンクスも心配しちゃうし、ひょうかは少ない現出時間を削って
私を探そうとするかもだし、こもえやあいさ達にも迷惑かけちゃうもん。
…とうまも私を置いていくときいつもこんな気持ちだったのかなあ…。
とうまは今どうしてるんだろ。早く会いたいな…」

先程までの幸せそうな表情から一転、憂鬱さを前面に押し出しながら
インデックスはストローを口に含む。

脳裏に浮かぶのは共に暮らす少年の困ったような笑顔。見慣れたそれが近くにないことに思わず寂しさを感じてしまう。
そんな彼女に『彼』がそばにいないときの自分を何となく重ねてしまったランサーの口から、
思わずこんな言葉が漏れてしまった。

「インデックスさんは、その、トウマさんの事が大好きなんですね」
言ってしまってから赤面する。
(初対面の人相手にいきなりなんて恥ずかしいことを聞いちゃったんだろう…。
というか遠くにいる暁先輩の事を考えてる自分と重ねあわてしまったなんて…)

「あっ、あの、ごめんなさい!変なことを聞いt」
「うん」

慌てて取り消そうとしたランサーの言葉を遮り、インデックスが頷く。


「デリカシーゼロだし私の事偶にほったらかしたりするし変なところで頑固だし,
帰ってくるたび傷だらけで心配させるけど…。
とうまはいつも私の為にごはんを作ってくれるし、なんだかんだいっても優しいし、
私がピンチの時はいつだってかけつけてきてくれるし…、
それに、とうまと一緒にいると心があったかくなるんだよ。
だから、私はとうまの事が大好きなんだよ」

そう言って幸せそうに微笑む少女の輝きに、瞬間ランサーは見惚れていた。
誰かの事をまっすぐに想う人というのはこんなにも輝かしいものなのだろうか。
普段から自分も彼女のようにできていたら……というところまで思考を進めて,
再び赤面しつつかぶりをふる(実際のところはインデックスもこうまで思い切った発言は
上条が記憶喪失になった直後くらいしかしていないことはランサーには知る由もない)。

「そうですか…。それではマスターは、やはりトウマさんのもとへ帰ることが最優先なのでしょうか」
「うーん…、それなんだけど」

ランサーの問いかけに対し、しかしインデックスの反応は鈍い。
「ゆきなと同じで、私も魔術のプロだから。自分で望まずにこんな所へ来ちゃった人や、
こんなことになるなんて思ってなかった人達を助けて回って、最後はなんとかハッピーエンドで終われるようにしたいかも」
「でも、それは」
「うん、確かに危険なことなんだよ。ゆきなと違ってサーヴァントじゃない私は、本当に死んじゃうかもしれないからね。
でも、魔術という理不尽で泣かなきゃいけない人達を無くすためにこそ、私たちみたいな人がいるんだもん。
…いつもならとうまがダメって言ってもついて来たり、
ひどいときには私を置いて解決しに行ったりするんだけどね。今は私が率先して動かないとなんだよ」

「その結果、トウマさんと会えなくなったとしても、ですか?」
「うん。やるべきことをやらずに帰っても、きっととうまの前でうまく笑えないもん。
そしたら結局とうまに一生心配かけさせちゃう」


決然と言い切るインデックスを見て、ランサーは嘆息する。
「全くもう…。貴女といい暁先輩といい、私の周りの人は本当にいざというとき頑固なんですから」
「あかつきせんぱい?」
「…貴女にとってのトウマさんみたいな人、というとちょっと語弊があるかもしれませんけど、大事な人です」
「大好きなの?」
「そんなんじゃないですってば!
…先輩はいつも私の知らないところで別の女の人といちゃついてるし
シスコンだし本当にいやらしい人で、その上いつもいつも傷だらけになってばかりで、
ひどいときには本当に死んでしまうことだってあるんですから。
…でもまあ、それでも、思いやりのあるところや頼れるところも知ってますし、
その…先輩の笑顔を見てるとそれだけで私まで笑顔になれるから…。
まあ、嫌いではないです」

目を閉じ一息に言い切って顔を真っ赤に染める。今日は本当に恥ずかしいことばかり言っている気がする。
そろりそろりと目を開けると案の定インデックスも顔が赤い。
「他の人の愛の告白を聞くのは照れるんだよ……。でも私はシスターだからね。そういうのも受け付けてるんだよ」
「し、シスターとか関係ないでしょう!?それに貴女のも大概恥ずかしい告白だったんですけど!」
お互いに照れ隠しにからかいあい、顔を見合わせ笑う。

「……わかりました。マスターがそう言うのでしたら、私は貴女に協力します」
「ほんと!?ありがとうゆきな!   あれ、でも聖杯はいいの?」

「ええ。私はもともと、この聖杯戦争を可能な限り穏便な形で終わらせるためにやってきましたから。
貴女の言う通り私達みたいなプロが、この場を収束させるべきだと私も思っています。
巻き込まれただけの人たちが傷つくことは見過ごせないです。
それに、トウマさんだけじゃなくて、先輩もここに居れば自分から立ち上がって聖杯戦争というシステム自体に歯向かっていたでしょう。
『好き勝手に人を弄んでくれやがって…もう【聖杯】戦争なんかじゃねえ、
ここから先は第四真祖《俺》の戦争《ケンカ》だ!』とか叫んで」

「そのせんぱいって人は随分熱血漢なんだね」
「普段は割合けだるげな人なんですけどね」
平素の気合いの抜けた古城の顔を思い出しくすりと笑うランサー。

「とうまもとうまで普段は怠惰なところがあるのに、こんな場だと
『人の欲望を煽って血みどろの惨劇を創り上げようって言うのなら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!』とか言って突進していきそう」

「なんというか」「ちょっと似てるかもね、私達も」「先輩たちも、ですね」

魔道図書館として造り上げられた少女と、剣巫として育て上げられた少女が真っ直ぐに向き合う。

「ゆきな、これから一緒に頑張ろうね。この戦争をぶち殺す方法はまだ私達にはわからないけれど…」
「こちらこそよろしくお願いします、インデックスさん。ここから先は、私達二人と聖杯の戦争《ケンカ》です。
力を合わせて必ず勝ってみせましょう!」

かくして、二人の少女が聖杯戦争に反逆する。想い人の言葉という、最強の武器を心に携え。


【クラス】
ランサー
【真名】
姫柊雪菜@ストライク・ザ・ブラッド
【パラメーター】
筋力 C 耐久D 敏捷 B 魔力 A 幸運 C 宝具 A
【属性】
 秩序・善 
【クラススキル】
対魔力:C
魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。
【保有スキル】
直感:A+ 戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
研ぎ澄まされた第六感は『霊視』と呼ばれる極近未来予知となり、
相手の行動を先読みできるようになっている。スキル効果により視聴覚へ干渉する妨害を半減させる。

剣巫:B 魔術と体術を組み合わせて戦う攻魔師。肉体にブーストをかけ直感と組み合わせての
神がかり的な回避と槍術・肉弾戦を切り替える幅広い攻撃手段でもってミドル~クロスレンジで相手を圧倒する。
戦闘時、筋力・耐久・敏捷を魔力を消費し1ランク上昇させることができる。

監視役:A
ある特定の人物を常に監視し続ける能力。指定した対象(面識の必要あり)の居場所・状態を
常に把握することができる(対象は一人のみ)。
この効果は同ランク以上の常時発動型隠ぺい能力以外での無効化はできない。
現在はマスターであるインデックスを対象にしている。

【宝具】
『七式突撃降魔機槍『雪華狼』(シュネーヴァルツァー)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大補足:一人
獅子王機関よりランサーが渡された、“神格振動波駆動術式”と呼ばれる
魔力無効化術式を組み込まれた唯一の武装“七式突撃降魔機槍”の一つ。
魔力を用いて戦闘を行う相手に対して絶大な効力を発揮する槍であり、まさしく切り札である。

【weapon】
宝具である雪華狼および自身の肉体。
【人物背景】
ストライク・ザ・ブラッドのヒロイン。
主人公である第四真祖(いわゆる吸血鬼の真祖)、暁古城の監視役として
政府の特務機関・獅子王機関から彼のもとへ送り込まれてきた剣巫見習いの少女。

見習いとはいえ訓練はほぼ満了しており剣巫としての実力は高く、また高校卒業程度の学力を持ち
古城に勉強を教えられるほどであるが、初めて見たゴルフクラブなどを武器と勘違いするなど
世間知らずなところがあったり、マスコットや猫を愛する年相応の少女らしい面もある。
基本的には素直で真面目、かつ融通も利く性格。

古城に対しては時折女性関係等について苦言を呈することもあるが、様々な出来事を通じて
互いに深く信頼し合えるパートナーとなっている。また、恋愛面でも彼に対し好意を寄せているが、
彼が女性関係などで彼女の機嫌を逆撫ですると「いやらしい」という言葉とともに冷たい視線を浴びせる。
獅子王機関が彼女を派遣した目的の一つに「雪菜を第四真祖の妃にする」
というものがあることを彼女は未だ知らない…。
任務の内容や所属組織のおかげで「国家公認ストーカー」なる不名誉な愛称があるのはご愛嬌。
【サーヴァントとしての願い】
聖杯戦争の打破、およびマスターの日常への帰還。
【基本戦術、方針、運用法】
ランサー前衛、インデックス後衛で安定。
ランサーが中~近距離から雪華狼や肉弾戦で敵サーヴァントを相手取り、
マスターの妨害はインデックスが強制詠唱などで封じる形。

敵がマスター・サーヴァント共に戦えるペアであったり明らかに格上なら
霊視を生かして隙を作り撤退する。
ランサーの性能は上々であり、インデックスも戦闘力こそ心もとないものの
優秀な頭脳を生かしてアドバイスを送ることができる。


【マスター】
インデックス@とある魔術の禁書目録
【参加方法】
スフィンクスにとインデックスが土御門舞夏とともに
買いに行った玩具の中に『ゴフェルの木片』が紛れていた。
【マスターとしての願い】
聖杯戦争を打ち破りハッピーエンドを迎える。
【weapon】
クリップ・安全ピン
敗れた修道服を補修するピンやクリップの予備。投げ入れることでゴーレムなどを
機能不全に陥れることも可能。
【能力・技能】
完全記憶能力:目に映る全てのものを完全に記憶してしまう特異体質。
10万3000冊の魔道書:彼女が頭の中に記憶している世界中のありとあらゆる魔道書・邪本悪書。

強制詠唱(スペルインターセプト):ノタリコンという暗号を用いて魔術を操る相手の頭に
割り込みをかけ暴走・暴発や発動のキャンセルなどの誤作動を起こさせる「魔力を必要としない魔術」。
魔滅の声(シェオールフィア):10万3000冊の知識を用い、対象が信仰する教義の矛盾を徹底的に糾弾し、
相手の自我を一時的に崩壊させる技術。集団心理を利用する技術なので
対個人や複数の思想を持った集団にはうまく作用しない。


【人物背景】
とある魔術の禁書目録のヒロインたる修道女。長い銀髪と緑色の瞳を持つ14歳ほどの見た目。
普段は主人公・上条当麻の右手により破壊されてしまった修道服・歩く教会を
強引に安全ピンで修繕したものを着ている。
体重は軽いがかなりの食欲魔神。
外界から隔離されて育った影響か科学音痴で現代社会の常識もない。
性格は天真爛漫かつちょっとわがまま、子供っぽい言動が多い。
ただ、根っこの部分では誰かが傷つくのを非常に嫌っていて、自身が助けられる
相手がいれば有事の際には躊躇わず行動する、篤い信仰心や深い慈愛の精神を持っている。

その体にはイギリス上層部の指示で万が一の裏切りや敵からの強奪を防ぐために自立戦闘を行う
『首輪』『自動書記』という術式を施され、脳容量が圧迫されていて一年以上の記憶を保てず
、一年ごとに記憶を消さねば命がなくなるなど過酷な境遇にあったが、
上条が首輪を壊したことで彼がインデックスの管理人となる形で上条家の居候となる。

その後は幾度もの事件を上条とともに乗り越えたり置いて行かれて
頭にかみついたりしながら彼とともに送る日常を満喫している。
上条に対しては信頼と好意を寄せているが、彼の行動に不満を募らせ
頭にかみつくこともしばしば(やきもちや照れ隠しの感情を多分に含んでいるようだが)。
今回は旧約14~16頃からの参戦。
【方針】
休憩し終えたら、学校や図書館などの情報がありそうな所をまずは調べてみる予定。
その過程で協力できそうな人たちを見つけたら交渉してみるし、助けを求めている人がいたら力になる。