悪意の所在 ◆vW6RE9FKJg




現在地B-6。
ベルク・カッツェはウキウキ気分でB-9へと向かっていた。
れんげはジナコの家に置いてきた。その付近に行けば合流できるだろうという短絡的な考えである。

―それにしてもジナコさんwwwwwすっかり有名人ですねwwwwwww

午前に起きた暴行事件。
聖杯戦争にはあまり関心を持たないという設定の筈なのに、未だにジナコが起こした事件はネットを騒がせている。
口調が同じってだけで八つ当たってしまっただけなのに、この惨事。
面白すぎて草生える。

ピロピロピロピロピロ

携帯のメールにニュースの速報が入ってきた。
どうやらこのパクった携帯の持ち主はニュースをメールで把握していたようである。
どれどれとカッツェはメールを開けてみる。

まず目を引いたのは、高層マンション謎の倒壊ならびに巨人出現!?、というニュースである。
場所からしてB-4のキャスターの拠点の事であろう。
一時共闘した仲ではあるが、そこはベルク・カッツェ。

「キャスターさんオワタwwwww敗退しないように頑張ってくだしあwwwwwwww」

とコメントするだけに留める。そもそもB-4付近の情勢にはもう興味ない、というか思い出してもむかつくだけなので、次のニュースに目を移す。
次のニュースは、ジナコ容疑者逃亡、というものであった。
あ、れんちょん警察に保護されちゃったかな?と思ったので詳細な情報を見る。


読んでみると一回ジナコ容疑者は警察に捕まったらしいのだが、謎の人物の妨害により逃げられたとの事であった。

「ワラワラwww今更助け出したってwwww手遅れですよwwwww」

ワラワラと笑いつつ、続きの文章があるので読み進める。
するとジナコの部屋には子供がいた痕跡があったが、子供の姿はどこにも見当たらなかったということが書かれてあった。
警察は要保護が必要として、該当しそうな子供がいたら警察まで連れてきてほしいとの旨もあった。



「…え、えーwwwwれんちょんwwwwwwどこいっちゃったのーwwwwww」


これには驚かずにはいられない。てっきり狂乱してれんげに当たってるのかと思っていた。
れんげは怯えつつも、ジナコの家から出れていないものだと考えていた。
しかしどうやらニュースを信じるなら、当たる前かそれ以前に逃げられていたようである。


(ジナコさん、ちょっと鈍すぎますわwwwwww…わりと笑えない状況ですねぇ…w)



現在ベルク・カッツェは令呪によって縛られており、NPCに干渉することができない。
故にマスターかサーヴァントとしか交渉できない訳だが、はたして「自分のマスターいなくなっちゃったんで協力よろwwwww」だなんて言って協力する者がいるだろうか。
というか「今までマスターと離れてたくせにいなくなっちゃったとかふざけてんのwwww」ですまされる可能性の方が高い。



つまりマスターは自力で探さないとならない。

(…もう探すのめんどくさいから放置でいっかwwwww)

カッツェはストレス発散にれんげおよびジョンスを使うのを一旦止めることにした。
所在がわからない現状では、探すことで逆にストレスが溜まるという悪循環になりかねない。



「それにちょっと試してみたいこともできたんですよね…wwwwwwww」



ベルク・カッツェはそう言って、B-6の街へ繰り出していった。



★★★





そのNPCはスーパーから買い物のすませて帰宅している途中であった。


最近はやけに物騒なので、本当は大学の講義が終わり次第すぐに帰宅したかったのだが、友人たちが今日に限って飲みに行こうと言うので一軒だけ付き合った。
ようやく帰れると思っていたのだが、備品が切れたら買いに行くタイプの彼は、今日大学に行く際にスーパーによって買い物をするつもりだったことを思い出した。
急いでスーパーによって切れている備品を買ったが、飲みにかけた時間のこともあって、すでに日は暮れていた。



―結局今日も遅くなってしまったな。


そう考え、思わずため息をつく。
幸いスーパーから彼の家があるマンションはそう遠くない。
もし何かアクシデントに遭遇したとしても、大声をあげればなんとかなるだろう。
そんな楽天的なことを考えながら、彼はマンションへと向かっていた。



いよいよマンションまであと数メートルという所まで来て、彼は見知らぬ少女を見ることになった。
少女はマンションの前でじっと立っている。
マンションにピンク色の頭髪をし、眼鏡をかけた女性がいるとは記憶してないが、マンション前という事は今から帰るのか、誰かを待っているのだろう。
流石に真横を挨拶なしで素通りするほど、青年は臆病ではないので挨拶代わりに軽く声をかける。


「こんばんは」
「こんばんは」


それだけの邂逅。
青年は普通にマンションに入り、少女はマンションから帰るなり、待ち人がくるまで待機するだろう。




青年が通常通りの思考ルーチンならばそうなるはずであった。




「最近やけに物騒ですよね」
「え?まぁそうですね」



てっきり少女は挨拶で会話は終わりだと思っていたのだろう。
呆気に取られた表情を浮かべている。
当然だ、青年は臆病ではないにしろ、見知らぬ他人と会話できるほど度胸も据わっていない。




「特に午前のニュース、距離は離れてますけど、この街であんな事件が起こるなんて思いませんでした」
「え、ええそうですね」


少女もなにやら青年の様子がおかしいと感じ始めていた。
やけにこちらと会話を続けようとしている。
それに携帯電話を取り出し、何やら操作している。
新手のナンパだろうか。


「他にも最近ではこんなニュースが流行っているとか…」


どうやらニュースの話から、他のニュースについて見せたいようだ。
何故午前の事件は口で話しておいて、このニュースは携帯電話を見せる事で把握させようとしているのか疑問に思った。
だがせっかく見せてくれるというのを、無碍に断るのも悪いと思い、少女は携帯を覗きこんだ。
それに下手に断ると後が怖い予感もしていた。


「へぇ、どんなのですか……あれ?」


携帯の画面には何やらモザイクがかった画像が表示されていた。
てっきりニュースの情報を見せられると思っていた彼女は一瞬、虚ろを突かれる。
そしてそれが致命的であった。





彼女が見せられたプログラム、コードキャスト<電子ドラッグ>は他のNPCがそうされてきたように、彼女を傀儡へと誘う。





◇◆◇




『B-4で得た情報を共有する』
『了解した』

日が暮れ、夜になった頃。
HALとアサシンは再び情報の共有を行っていた。
とはいえ、夜は聖杯戦争が本格的に動く時間帯でもある。
アサシンは警戒を続けている為、念話での情報共有となる。

『まず一つ、違反行為を行ったキャスターは脱落した』

その事を語るHALの表情は、どこか残念そうであった。
だがB-4のキャスターが違反行為をしたと仮定した時点で想像できていたことだ。
気を取り直して、どのように脱落したかの情報を話す。

『キャスター討伐に関してだが、正午の連絡を聞いてからにしては動きが迅速すぎる
.どうやらルーラーからの報告を聞く以前にキャスター討伐をなそうとしていた陣営がいたようだ』
『そうであったか、では"るぅらぁ"は違反者討伐に関わることはなかったと』
『いやそうでもない
.ルーラーは最終的にキャスター討伐に参加したサーヴァント、ランサー、バーサーカー、アサシンのそれぞれに令呪を一画ずつ使用している』

令呪。願えば行使不可能なことすら、可能にする魔力の塊。
それはただのブースターとして使用するだけでも絶大な物である。

『…その"きゃすたあ"はそれだけの強敵であったと?』
『そうだな、情報から見ても令呪によるブーストをかけなければ勝てない相手だったのは間違いない』

実際、鬼眼王はそれほどの力を持っていた。
むしろマスターの裏切りがなければ、ブーストがあったとしても勝てていたか解らない闘いであった。


『だが、いやだからこそ、これはおかしい行動だと私は思っている』
『む?"るぅらぁ"の行動としては矛盾はないのではないか?』
『ああ、確かにルーラーの行動としては矛盾はない
.だがこの聖杯戦争の管理者の行動としては不可解だ』


『ルーラーには令呪が二画しかないのは知ってのとおりだ、
.令呪を一画消費するという事は、必然的にサーヴァントを止めるための令呪を一画失うことになる
.あの場で協力したサーヴァントの誰かが今後違反者になる可能性は大いにあり得た
.本当に聖杯戦争を管理したいのならばルーラーはあそこで三騎の令呪を一画消費するのではなく、キャスターを自害させるべきだった
.なのに現実にルーラーは令呪を一画切っている、通常では考えられない事だ』

ここまでHALは一貫してルーラーは管理者としては力量が足りてないと思っていた。
だが、だからこそ、その力量を補う令呪をたやすく切ったことに疑問を抱いた。
ひょっとしたら自分たちは何かを見落としている可能性がある。

『現状では様々な仮説が立てられるから、これと言った物はないが…三つの可能性を考慮している
 一つ、ルーラーにはマスターが所持している令呪の数が解っている』

これから挙げる二つの仮説に比べれば、一番現実的な可能性である。
令呪の数が解るという事は、それだけで戦況の把握がたやすくなる。
ルーラーのサーヴァントであり、なおかつ管理者でもあるのならば、戦況把握に長けた能力を有していても不思議ではない。

『前回に述べた感知能力と並べると…存外無能だという判断自体撤回しなければならないかもしれん』
『元よりそうたやすく取れる首級とは思っておらん…して二つ目の案とは』
『二つ目の案は、ルーラーの持つ令呪は通常の令呪よりも大きな効能を持つというものだ』

電脳生命体であるHALは、電脳生命体という形だからこそ無限に近い魔力供給を可能にしている。
ムーンセルと直接繋がっているルーラーもまた無限に近い魔力を提供されているだろう。
ならばそれだけの魔力が集まったルーラーが使う令呪の効果はどれほどのものだろうか。

『…厄介であるな』
『ああ、令呪というだけでも厄介だが、さらにその上位互換とくればな』

最悪の場合、令呪の数の差の優位自体など容易く消えてしまうだろう。

『…これを上回る最悪があるとは思えんが』
『最後の案は私とてあまりにも馬鹿げていると思っている、だが一番の最悪は間違いなく、これだ』
『…聞こう』




『三つ目、ルーラーいや彼女に情報を流している方舟と言った方がいいか
 方舟にはこの先、協力した者達が違反行為を行う事はないと知っている。故に令呪を使うことができた』
『…待て、"ますたあ"、それはすなわち』
『ああ、方舟にはこの聖杯戦争の行く末が見えている可能性がある』




(…最悪どころの仮説ではござらんな)

アサシン―甲賀弦之介―はそう思った。
現在行われている聖杯戦争は、事前に予選というモノがあったのは、マスターからの言及により知っている。
だが、もし方舟が初めから聖杯戦争の流れを把握していたというのなら。


(…予選自体が茶番であった、という事か)


そう初めから予選など開く意味などなかった。
初めからマスターとなる者が決まっていたと言うのならば、ゴフェルの木片なる参加権も該当する者にのみ明け渡せばよかったのだ。
いや、もっと最悪なのは。


『この聖杯戦争の終わりまで、見据えている場合…初めから優勝する者が決まっていることになる』

アサシンの考えを読んだのか、HALがそう続ける。
これこそが想像したくもない最悪な考え。

『この場合、NPCを使って洗脳している行為自体、すでに彼女らの知れるところとなっているだろう』
『…その割には、行動が理に適っていないというのが、今までの考えでござったが』
『ルーラーは無能なのではなく…気付いていても行動できないのではないかと見るべきか』
『…結果が解っておるのなら、そしてもし"るぅらぁ"もその情報を知っており、なおかつそれに異を唱えるのなら…』
『…方舟が彼女自身の行動を縛っているのはむしろ当然だろう』

むしろ有能すぎるが故に縛られている。
あれだけの力を有しておきながら、方舟の傀儡に成り下がらされている。
現状ではその事に感謝すべきなのかもしれないが、手のひらの上で踊らされているという感じは否めない。

『…令呪が二画しか与えられておらん理由もそのあたりに答えが?』
『ああ、方舟自体に意志があるとは思わないが…別の存在が最後の一画を管理しているのかもしれん』
『真に警戒すべきは、その存在か』

アサシンは過剰に善悪に頓着するような性質ではない。
だがもしそのような存在がいたとするならば、聖杯戦争における一番の悪は間違いなくそれだろうと感じた。
そしてもしそうならば、それを打倒しない限り、聖杯を手にするのは困難だろう。

『とはいえ、あくまでも仮説だ
 情報が集まれば、立ち消える仮説もあるだろう
 全ての仮説が消え、無能だったからこそ、令呪も容易く使えたと言うこともあるかもしれない
 だが現状ではそういった可能性もあると踏まえて、行動してくれ』
『了解した』

ひとまずルーラーの情報共有及び考察はこれで取りやめだ。
共有すべき情報は他にもある。

『討伐戦に参加していたアサシンの特徴だが、忍殺というマスクをしている忍びらしい
 覚えはあるか?』
『…少なくとも甲賀、伊賀の両方にそのような特徴を持った忍びはおらんな
.…ただ忍殺という文字からは途方もない忍びへの憎悪を感じる…』
『そうか、アサシンの宝具ならば倒されることはないとは思うが
.私たちの存在に気づいた場合、真っ先に殺害対象に上がることやもしれん
.警戒を怠らぬよう続けてくれ、検索機能で情報が解り次第、報告を送る』

『了解した、他に共有すべき情報はあるか』
『もう一つ、報告することがある
.あの他人に成り済ますサーヴァントだ』
『なにか情報が入ったのか』
『ああ、情報は手に入った…だが想像以上に厄介なサーヴァントだ』

そう言ってHALはアサシンにB-4で起こったもう一つの事件の状況を知らせる。
しんのすけと呼ばれる幼児を中心に巻き起こった悲劇。

『しんのすけ?』
『知っているのか?』
『いや生前、同じ舟に乗り合わせた坊の名と同じだったのでな
 まぁあの時は目が塞がれてた故、どのような面たちなのかはわからんだが』

あの坊はあの後でも笛を吹いておるのだろうか。
名が同じなだけで、おそらくその気質も何もかも違うであろう幼児。
アサシンはただ静かにその幼児の死を悼むことに留めた。

『ジナコという女性に擬態していた時には付近に電子ドラッグを浴びたNPCがいなかったので気づかなかったが
.どうもあのサーヴァントが近くで行動を起こした際、電子ドラッグの効果が跳ね上がっている』
『跳ね上がる?』
『ああ、性交渉で攻撃してきたサーヴァントとは違い、このサーヴァントは人間のちょっとした悪意を増幅させることに特化しているようだ』
『…犯罪欲求を持たせやすくする能力という事か?』
『その通りだ、私の電子ドラッグとの相性は良い』

午前の襲撃者は、その達成感から電子ドラッグの洗脳が解けるという事態を招いた。
だが件のサーヴァントはむしろ逆、より電子ドラッグの効果を引き出しているらしい。

『話を聞く限りでは、厄介な問題などなさそうに思えるな』
『だが、その間NPCたちはこちらの命令を受け付けることがなかった
.つまりその間だけ、電子ドラッグで犯罪欲求が倍近く増幅されたNPCが解き放たれたことになる
.結果的にはキャスターの使い魔が殺したという形に落ち着いたが、
.もしそれがなかったらNPCによって殺されるマスターという極めて珍しいパターンが見られただろうな』

HALは珍しいと言ったが、本来珍しいどころではない。
日常を送るNPCがマスターを殺害するなど方舟ではあってはならないパターンである。

『…その場合、非はどちらの方が重い?』
『おそらくだが、我々の方だろう
.あれにも罰則は下されるだろうが、事前に犯罪欲求を解放しているという前提がなければ起こり得ない事態だ』

故に厄介なサーヴァントか、とアサシンは納得した。
彼奴が悪意を振りまくたびに、罰則の巻き添えを喰らうかもしれない可能性に悩まされてはたまったものではない。

『それだけではない、彼はNPCへの完全な擬態もこなしている』
『完全な擬態?』
『そのとおり、いくら再現されたとはいえ、実の息子すら数刻欺くことのできる完全な擬態だ』

そんな擬態が可能ならば、あのサーヴァントは何時でも何処からでも自分たちを襲える可能性があるということになる。
そしてそれ以外にもHALは懸念していることがある。


『起こる確率は低いが…電子ドラッグを浴びせる対象者になっている可能性もある』


◇◆◇


青年が少女に目をつけたのは、簡単に言えばたやすく洗脳できると考えたからだ。
人を待つにしろ、これから帰るにしろ、年若い少女一人ならば、荒事に慣れてない自分でも容易い。
実際彼は世間話でニュース画面を見せるという行動を行う事で何人ものNPCを洗脳してきた。


そしてこの少女も今までのNPC同様、携帯の画面に釘付けになっていた。
しばらくすれば、彼女もまたHALに従う傀儡となり、情報収集のため繰り出されることだろう。


「き」


ところが、もうすでに一分近く経っているというのに、少女は携帯の画面から目を逸らさない。
ずっと見続けている。いやむしろ目を輝かせている。


「き、き、き」


それこそ面白いオモチャでも見つけたように。
楽しい事がこれから起こるとでも言いたげに。


「き、き、き、き」
「…おい?」

画面を見続けているのもそうだが、さっきから「き」とばかり言い続けている少女を流石におかしいと思い、肩に手をかけようとした。
だが少女はすっと後ろへ下がる。浮かべる表情は先ほどの笑顔と比べてえらく無表情であった。
少女はそんな仮面のような表情を浮かべながら言葉を発した。


「…なんでしょう?」
「…なんでしょうってあれ?」


少女になんでしょうと問われて、青年は逆に混乱した。
今まで浴びてきたNPCがこうなった事例は青年は経験していないからだ。
それに先ほどの会話から妙なことに青年は気づいた。


この少女は先ほどから、自分が話しかけた後返事をするのみで、自分からこちらに話しかけることが一切ないのである。
まるで自分から話しかけることができないかのように、青年からのアクションを待つのみだ。
唯一自分からしでかしたアクションと言えば、先ほどの奇行のみだが、それもなりを潜めている。


「…………」
「…………」


沈黙が続く。
青年は困り果てた。どう対応したものかと。
幸いなことに、そろそろHAL様が定めた定時連絡の時間である。
青年はHALの判断に任せることにした。


★★★



その事にカッツェが気づいたのは、偶然であった。


ベルク・カッツェはルーラーによって干渉を禁じられた。
それは彼の能力によって、NPCの生活を乱す危険があるとみなされたからである。

実際カッツェは自身からNPCへ話しかけることができないし、攻撃することもできない。
まさにベルク・カッツェにとっての長所が完全に潰されたといってもいいだろう。



だが逆に言えば干渉されることは禁止されているのだろうか。



例えば携帯で調べ物をしている時。
あるいはNPCが付近にいるのにも関わらず、気配遮断を解いている場合。
それは果たしてNPCから干渉されてないと言えるのか。



(…試してみますかwwwwww)



そう決心したカッツェはまずこの姿からルイルイ―爾乃美家累―の姿に擬態する。
現在ストックされている容姿で、こちらに声をかけやすく、それなりに相手が油断しやすいものはこれくらいしかない。
あと本当は男性なのに、女性と勘違いした奴がいたら面白そうという遊び要素も含んでいる。

そうしてカッツェは待機した。





だが今思えばその判断自体が失敗だったのである。





まずカッツェはマンション前に立ち、迷ったふりをしようとした。
だがその行動を行う事はできなかった。どうやら"迷うという印象をNPCに与えるという行為"自体が干渉することに含まれているらしい。
まぁルイルイはビジュアル的には立っているだけでも声をかけられる可能性はある。
それにマンション前に立っていれば、いかに他人に無関心なNPCといえど挨拶せずにはいられまい。
そう考え、カッツェはマンション前にで待機した。


そして実際に挨拶され、返事をしたのだが、ここでもやはり令呪で縛られている箇所があった。
長話できないのである。
軽い返事をする事自体はできたのだがそれまで、そこから話を発展させることはカッツェ自身には行えなかったのだ。
おそらく話の主導権をこちらが握ると言う行為自体を禁じているのだろう。



―…令呪まじうぜー、気持ち悪いわこれ



ルーラーの令呪は正しくベルク・カッツェの長所を殺したことをここに至りようやく実感した。
NPCを扇動できる能力を持つ自分が、NPCから話の主導権すら握る事すらできないのだ。
お試し程度でやってみた実験だったが、もう二度と、少なくとも縛りが解けるまではNPCにも干渉しないとカッツェは誓った。




ここが錯刃大学に近くなく、


そしてこのマンションからその大学へと通う者がおらず、


なにより電子ドラッグが存在しなければ、



その誓いは破られぬはずであった。



★★★



そうして現在カッツェは晴れて電子ドラッグを浴びることになった。
だがカッツェにとって、犯罪欲求を解放するというのは、そよ風で涼むようなものである。
洗脳効果もあるようだが、サーヴァントには効かないのかカッツェは平然としていた。
せいぜい頭の中でうるさい文句が流れている程度であろうか。


ただそのプログラム、いやコードキャストそれ自体にカッツェは興味を引かれた。


NPCを洗脳していく効果、このようなプログラムをただのNPCが持っているとは考えにくい。
十中八九このプログラムを手引きした者、おそらくは他のマスターの仕業であろう。
だがはたしてこの青年一人にこんな重大な洗脳プログラムを渡すだろうか。


カッツェは気になり、青年から携帯を奪取しようとした。
だがやはりと言うべきか、令呪の縛りに抗う事は叶わない。


―ルーラーまじ空気読めてないわー


暴行して奪取する路線を変更、カッツェはそのまま洗脳されたふりをしようとする。
だが、それもまた迷ったふりができなかったのと同様にできそうにない。
結局青年の言葉に返答をするだけに徹する。


そうして沈黙が訪れる。
青年もどうしたものかと悩んでいるようだ。
正直カッツェとしても、この空気のままじっと待機するのはあれなので、霊体化して去りたい所だったがそうもいかない。



―だってねぇwwwwこんな面白そうなものから目を離すなんてないわwwwww



どうも青年は誰かに連絡することにしたそうなので、あのコードキャストがどういった物なのかを考える。


実際に浴びたから言えるが、犯罪欲求解放のついでにHALへの服従を促すように設定されていると考える。
いやそれともHALへの服従の方が本分で、犯罪欲求解放の方がおまけなのだろうか?
どうも頭の中で騒いでいる言葉は他のNPCを機会を見つけ電子ドラッグを浴びせようとしているみたいだが。


(…よくわかんねwwwwwミィ、ルイルイみたく機械に詳しいわけじゃないしwwwwww)


それに加えて手元に実物がないのだから、何をどうしたって答えが見つかるはずもなし。
本来ならメールを通して電子ドラッグが送られるようだが、メールの交換という行為自体やってないのだから手にする手段もなし。
おそらく青年が「メールアドレス交換しよう」と言ったら、すんなり行動できるのだろうが、こちらの奇行からその行為を躊躇ってしまっているようである。


(つくづくルーラー空気読めてないわ)


いや、むしろこの場合ルーラーの目は節穴なのだろうか。
もしこの電子ドラッグとやらが服従させた者、全てに配られているとするなら。


(ここいら一体のNPCはwwwwみぃんなwwwこのHALって奴に支配されてるかもですねwwwwwwww)


思わぬネタの到来にカッツェは狂笑を浮かべる。
言うなれば自分は宝箱の鍵を見つけたようなものだ。
さてどう立ち回れば、宝箱本体までたどり着けるだろうか。



カッツェはしばらく考えてみることにした。



◇◆◇

『もしそうならば、今現在使っている"ますたあ"の術、一旦広めるのを止めた方が良いのではないか?』
『そうしようと思ったのだがな、少し試したいこともあって現在でもNPCたちには電子ドラッグを拡散させている』
『…よもや"ますたあ"…その者と』
『まて』

一旦話を中断し、作業に移るHAL。
アサシンは続けようとした言葉を飲みこみ、HALの言葉を待つ。

『…あのサーヴァントがNPCに偽装できると知った時点で、私はNPCたちに定時連絡をするよう指示しておいた
 定刻通り全員から連絡がきたが、一人妙な反応をしたNPCと接触している
 奇行をしでかしたり、こちらから話さない限り黙りこくっていたり、ただただ奇妙らしい』
『……件の"さあばんと"か?』
『それを確認するために少しばかり監視するとしよう』


HALはそう言って、端末から連絡を取る準備をした。
といっても自身の端末から、電子ドラッグで洗脳された者達へ指示を与えただけだが。
ただし、それまでとは趣が違う命令でもある。


『これからドラッグで洗脳させた者達をあれに近づけ、監視してもらう
 無論この時間帯をうろついても違和感のないNPCだ』
『良いのか、最悪夜に動くことのできる駒を何体か失う羽目になるやもしれんぞ』
『私も同じ考えだった』
『む?』


あれだけの犯罪を公衆の面前でやらかすサーヴァントだ。NPCを通しての接触だとむやみに駒を減らしかねない。
故にHALはもし電子ドラッグを浴びせようとNPCが対面した場合、間違いなく接触したNPCは暴行を加えられ携帯を盗まれるだろうと思っていた。
そのためその端末越しの接触を図るつもりでいたのだが、今回に限り、あのサーヴァントは奇行をしながらも、洗脳されたふりをしてまでしてこちらとの連絡手段を維持している。
今まで無造作に他陣営に悪意をばら撒いていた者の行動とは思えない。


『おそらく、ルーラーの令呪によって行動を縛られているのではないだろうか』
『…あれほどの事をしでかせば、その対処も当然であろうな』
『キャスター戦でのルーラーの行動から考えると、おそらくNPCへの能動行動の禁止といったところか
 処刑ではなく、処罰と言う点からすれば、それが妥当だろう』
『…なるほど、故にNPCで周りを囲むか』
『ああ、あれがNPCに攻撃できない以上、周りをNPCで固められるとその時点で詰みだ
 ただ霊体化して逃げる可能性は十二分にあるが、それならそれで構わない
 私が観察したかった事柄はそのアクションだけで十分に推察可能だ』

HALが悪意をばら撒くサーヴァントがNPCに紛れる可能性を考慮して、なおNPCたちに電子ドラッグを広めつづけていた理由はそこにある。
電子ドラッグがサーヴァントにどのような効用をもたらすのかが、知りたかったのだ。
コードキャストは通常サーヴァントに用いて、その身体能力の向上や、ダメージの回復などに貢献するものである。
HALの電子ドラッグもコードキャストに分類されている以上、サーヴァントへ使う事はできるだろうと予想はできていた。

ただNPCと違い、その効能がどう出るかまでは予想できずにいた。
通常ならば、犯罪欲求が解放されたその虚に付け込んで洗脳効果を発揮させることができよう。
だが相手は英雄と謳われし、サーヴァント。
犯罪欲求など抱かぬ者もいれば、洗脳の効果など打ち払える者など多種多様に存在する。


故に、サーヴァントで実験をするのならば、この機会を逃す手はない。


『それにもし私の考え通りなら、あれがNPCからすぐに離れるという事はあるまい』



★★★



青年が何者からかの連絡を受けしばらくすると、別のNPCが現れた。
別のNPCといくつか会話すると青年はそのままマンションの中へと去って行った。


―監視役交代って感じですかwwwwwww


まぁ自分でも監視役つけるわ、とカッツェは納得した。
むしろあれだけの奇行をしでかしたサーヴァントを野放しにしたら、それこそ拍子抜けである。


ふと目の前に携帯電話を突きつけられていることに気づく。
画面を見ろという事だろうか。
感じ悪wwwと思いつつ、おとなしく画面を見てみる。

そこにはメールが開いており、以下のように記してあった。


『新たなる同志よ、君を私は歓迎しよう
 だが、君が電子ドラッグを浴びた際に起こした奇行というものが気掛かりでならない
 故にこれより他の同志を使って、君を監視させてもらう
 行きたい方向があるのならば、私のメールアドレスを通じてそれを伝えたまえ』


メール本文の最後には、このメールの送り主のアドレスが記されている。
ありがたくメールアドレスを自分の携帯電話に記録しつつ、考える。

これは単なる建前に過ぎない。
実際は自身を近くに置き、そして監視することにある。
おそらくこのプログラムの創造主、HALとやらは自身が本当に洗脳されているのかどうかを訝しんでいるのだろう。



―まぁ実際ミィでも疑うわwwwwwww



まぁ監視されること自体は特に問題はない。
問題は監視されることによって、こちらの行動が阻害されかねないことだが。
その問題すらもP.Sで解消するようになっている。なっているのだが。


―なぁんか監視以外の目的があるような気がするんですよねぇ


自身が人間でないから、そう思うのかもしれないが。
どうも自身のことを秘密裏に調べていたルイルイと同じ感じがする。
観察してどのような存在か探っているようだ。



―乗るのは正直危ない気がするんだけどぉwwwwww



理性ではここは従うべきではないと思ってはいるのだが。




『P.S もし監視した結果、問題ないと判断すれば通常通り電子ドラッグを配布しよう』




こう書かれては乗らずにはいられない。
電子ドラッグと称されるコードキャスト。
自身の想像通りなら、これの所有権を手にするだけで状況はひっくり返せる。

HALが電子ドラッグをコードキャストへと変換していたのがあだとなった。
現実ならいざ知らず、この電脳空間ではコードキャストはHAL一人だけにしか使えないというわけではない。
つまり所有権さえ手にしてしまえば、たとえばれんちょんだとしてもNPCの支配者たりえるのだ。

故にHALという人物の所在地がわからぬ今では、言うとおりに動いて少しでも所有者に近づく必要がある。
もっともそれをサーヴァントたるカッツェが扱おうとするなら、少しばかり手順を踏む必要があるが。
その状況へと至るにはやはりルーラーの令呪が邪魔だ。


―…令呪には令呪ですかねwwwwwww



ここにきて、カッツェはれんげの令呪を切らせることを決心した。
れんげに令呪の存在を知らせることはできるだけ伏せておきたかったが、やむなし。
どの道、このままでは手詰まりである。



―それに上手くいけば、NPC使ってれんちょんさらえるかもしれませんねwwwww


NPCに干渉はできないが、マスターには通常通り干渉できる。
HALを通して、れんちょん誘拐を促せば、流れによってはそのままこのプログラムの創造主の元までたどり着けるやもしれない。
カッツェは邪悪な笑みを浮かべた。


周りにはすでにNPCが数人集まってきている。


「それでは早速行くとしよう」
「そうですねwww幼女がいるかもしれない所なら何処でもwwwww」



そうしてベルク・カッツェは数人の監視役を伴って夜の街を行く。

その表情には隠し切れない笑みを浮かべながら。


幼女がいる方向へ向かいたいです、などというメールを受け取りさっそくHALは顔をしかめた。

『ふざけているのだと思うか?』
『もしそれが自身の"ますたあ"のことを申しておるのなら、もはやたわけも同然であろう』
『…予想はしていたが、ここまで勝ちに執着がないとは』
『"ますたあ"、だからと言って油断してはならぬぞ』


アサシンはそう忠告をする。
アサシンが脳裏に浮かべたのは、甲賀を憎みに憎んで二百余念生きた男である。
己が憎しみを晴らすために、時には伊賀の者すら犠牲にしてきた男。
様々な陣営に怨恨をばら撒く様は、脳裏にその男を浮かべさせるには十分すぎた。

『…わかっている』

HALもまた他人になりすまし、犯罪をしていくという情報を知って、思い浮かべた存在が居る。
月ではなく、現実の日常で世間を騒がせている怪盗のことだ。
人を箱に詰めるという確固たる目的のあるその者とは違い、このサーヴァントにそれといった目的があるとは思えない。
だが、共に異常人物というものにカテゴライズされているということに違いはない。

故に用心を怠るつもりはない。
例えあちらからこちらへコンタクトができないのだとしても、用心を怠る理由にはならない。


『だがひとまずは監視対象の望み通りの情報を解り次第知らせてやるとしよう』
『うむ、して今後はどう動く?』
『そうだな、午前の襲撃者のこともある
 その点も含めて、しばらく思案させてもらおう』
『了解した』



こうしてベルクカッツェとHALの水面下でのコンタクトはなった。
はたして最後に電子ドラッグを掌握するのはどちらなのか。
全てを知っているかもしれない月は話すことなく沈黙を貫き通す。


【B-6 スーパー付近/一日目/夜間】

【アサシン(ベルク・カッツェ)@ガッチャマンクラウズ】
[状態]魔力消費(中)、宝具にダメージ(小)、テンション普通、苛立ち小 、電子ドラッグ感染、爾乃美家累の姿
[令呪]NPCへの干渉不可(ルーラー)
[装備]なし
[道具]携帯電話(スマホタイプ)(HALのアドレス記録済)
[思考・状況]
基本行動方針:真っ赤な真っ赤な血がみたぁい!聖杯はその次。
1.まずはれんちょんと合流しましょうwwwww 幼女誘拐するのもありかもwwwww
2.うはぁwwww電子ドラッグ掌握するのマジ楽しみだわwwwwwww
3.頭の中の指示とか令呪の縛りとかマジうぜー
4.真玉橋孝一とルーラーへの対抗策を模索する。
[備考]
※他者への成りすましにアーカード(青年ver)、ジナコ・カリギリ、野原みさえが追加されました。
※NPCにも悪意が存在することを把握しました。扇動なども行えます
※喋り方が旧知の人物に似ているのでジナコが大嫌いです。可能ならば彼女をどん底まで叩き落としたいと考えています。
※ジナコのフリをして彼女の悪評を広めました。
ケーキ屋の他にファミリーレストラン、ジャンクフード店、コンビニ、カラオケ店を破壊しました。
死人はいませんが、営業の再開はできないでしょう。
※『ルーラーちゃん顔真っ赤涙目パーティ』を計画中です。今のところ、スマホとNPCを使う予定ですが、使わない可能性も十分にあります。
→電子ドラッグを利用することを考慮に入れています。
※カッツェがジナコの姿で暴れているケーキ屋がヤクザ(ゴルゴ13)の向かったケーキ屋と一緒かどうかは不明です。
※真玉橋組を把握しました。また真玉橋に悪意の増長が効きにくい為、ある程度の警戒を抱いています。
※HALと電子ドラッグの存在に気が付きました。いずれ電子ドラッグを自身の手で掌握しようと考えています。
※電子ドラッグで洗脳されたNPC数人によって現在監視されています。


【電人HAL@魔人探偵脳噛ネウロ】
[状態]健康
[令呪]残り三画
[装備]『コードキャスト:電子ドラッグ』
[道具] 研究室のパソコン、洗脳済みの人間が多数(主に大学の人間)
[所持金] 豊富
[思考・状況]
基本行動方針:勝利し、聖杯を得る。
1.ルーラーを含む、他の参加者の情報の収集。特にB-4、B-10。
2.今後の方針を思案する。
3.悪意をばら撒くサーヴァントの監視、またそれが要望する情報を与える。
4.『ハッキングできるマスター』はなるべく早く把握し、排除したい。
5.性行為を攻撃として行ってくるサーヴァントとに対する脅威を感じている。
[備考]
※『ルーラーの能力』『聖杯戦争のルール』に関して情報を集め、
 ルーラーを排除することを選択肢の一つとして考えています。
 ルーラーは、囮や欺瞞の可能性を考慮しつつも、監視役としては能力不足だと分析しています。
 →ルーラーの排除は一旦保留しています。情報収集は継続しています。
 →1.ルーラーは各陣営が所持している令呪の数を把握している。
   2.ルーラーの持つ令呪は通常の令呪よりも強固なものである 。
   3.方舟は聖杯戦争の行く末を全て知っており、あえてルーラーに余計な行動をさせないよう縛っている。
   以上三つの可能性を考慮しつつ、情報収集を継続。
※大学の人間の他に、一部外部の人間も洗脳しています。
※洗脳した大学の人間を、不自然で無い程度の数、外部に出して偵察させています。
※C-6の病院には、洗脳済みの人間が多数入り込んでいます。
※鏡子により洗脳が解かれたNPCが数人外部に出ています。
 洗脳時の記憶はありませんが、『洗脳時の記憶が無い』ことはわかります。
※ビルが崩壊するほどの戦闘があり、それにルーラーが介入したことを知っています。
 ルーラー以外の戦闘の当事者が誰なのかは把握していません。
※他の、以前の時間帯に行われた戦闘に関しても、戦闘があった地点はおおよそ把握しています。
 誰が戦ったのかは特定していません。
※性行為を攻撃としてくるサーヴァントが存在することを認識しました。
 →房中術や性技に長けた英霊だと考えています。
※『アーカード』のパラメータとスキル、生前の伝承は知り得ましたが、アーカードの存在について懐疑的です。
 → ランサー(ヴラド3世)の情報によりアーカードの存在に確証を持ちました。
※ジナコの住所、プロフィール、容姿などを入手済み。別垢や他串を使い、情報を流布しています。
※他人になりすます能力の使い手(ベルク・カッツェ)を警戒しています。
 →現在数人のNPCを通じて監視しています。またルーラーによって行動を制限されているのではないかと推察しています。
 メールを互いに知っている為、メールを通して連絡を取り合えます。
※B-10のジナコ宅の周辺にNPCを三人ほど設置しており、何かがあれば即時報告するようにNPCに伝えています。
 →ジナコ宅に設置していたNPCは刑事です。ジナコとランサー(ヴラド3世)が交わした内容を把握しました。
※サーヴァントに電子ドラッグを使ったら、どのようになるのかを他人になりすます者(カッツェ)を通じて観察しています。


【アサシン(甲賀弦之介)@バジリスク~甲賀忍法帖~】
[状態] 健康
[装備] 忍者刀
[道具] なし
[所持金] なし
[思考・状況]
基本行動方針:勝利し、聖杯を得る。
1.HALの戦略に従う。
2.自分たちの脅威となる組は、ルーラーによる抑止が機能するうちに討ち取っておきたい。
3.性行為を行うサーヴァント(鏡子)への警戒。
4.他人になりすます能力の使い手(ベルク・カッツェ)を警戒。


[共通備考] 
※他人になりすます能力の使い手として、如月左衛門(@バジリスク~甲賀忍法帖~)について、
主従で情報を共有しています。ただし、登場していないので、所謂ハズレ情報です。
※他人になりすます能力のサーヴァントの真名を一発で検索できる量の情報を入手しました。
※ヴォルデモートが大学、病院に放った蛇の使い魔を始末しました。スキル:情報抹消があるので、
弦之介の情報を得るのは困難でしょう。また、大魔王バーンの悪魔の目玉が偵察に来ていた場合も、これを始末しました。
※ランサー(ヴラド3世)が『宗教』『風評被害』『アーカード』に関連する英霊であると推測しています。





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