標的を斬る ◆F61PQYZbCw


 朽ち果てるように天体は暁に沈み行く。
 時刻は夕暮れ、太陽が居なくなる前に己を強調する時間だ。
 暗き夜が訪れる前の儚くて美しい夕日、屋上ならば尚更その光を暖かく感じる。

 先の戦闘で気絶したマスター、衛宮切嗣を傍で見守るサーヴァント。
 紅を纏う弓兵は己の感覚を尖らせ周囲を警戒、マスターを危険に晒す訳にはいかないのだ。

 衛宮切嗣及びアーチャーは傷を負っている。深い段階には至っていない。
 だが気絶しているマスターの事を考えるに、その衝撃は大きかったのだろう。
 対峙した八極拳を用いる男は魔術師殺しとして名を響かせる衛宮切嗣を上回った、それだけの話。
 情報を探る作戦は成功した――彼の価値観に当て嵌めると成功した。
 しかし損害を考えると主従共に負傷、情報の代償は大きいとは呼べないが小さいとも言えない。
 元々聖杯戦争は血で血を洗う一筋の光に縋る余興。結果的に気絶程度で済んだ事実は儲け物であろう。

「……」

 屋上から下を眺めるアーチャー。
 人通りは多く学生や社会人、多種多様様々な人間が交差していた。
 白昼、とは表現出来ないが戦闘を行うには注目を浴びる可能性が危険過ぎる。
 マスターが目を覚ましたら闇に徹し狙撃に映るのが理想的な選択だろう。

 そんな事を考えていたが現実は理想よりも苦いらしい。
 それも黒〈ブラック〉を黒〈ブラック〉で塗り潰し数値を超える程に。


「此方に向かっている――か」


 アーチャーの特異でもある千里眼、それに捉えられてのは一つの黒き影。
 その速度は凄まじく風を斬り、風を纏い、風をも超える躍動の旋風。
 存在こそ距離故に小さい豆粒程度がその姿は嫌でも確認出来た。

 過去に遭遇した、それも何時間前と表せる程のインターバルで。
 狂いに狂う狂戦士、己が力で森羅万象悉く粉砕する黒き死神だ、見間違えることもない。

 やれやれ、考える前に溜息が零れていた。

 空を駆けている死神は狂戦士だ、一度交戦した標的である。
 印象強い、何せ下手をすればあの場で首を撥ねられていた可能性もあったのだ。
 総てを受け止め最初から無かった現象の如く復元させる超再生。
 何よりも死神の象徴であり魂である黒き斬魄刀、忘れる方が困難な話である。

 狂戦士が何の意図を持って行動しているかは不明である。
 あの速度で移動しているのだ、マスターは近くに居ないと想定出来る。
 勝手に行動している線も無くはないが命令を受けていると推測するのが常識だろう。
 常識も何も通用しない世界だが可能性を総て捨ててしまうと踏み出せる一歩も繰り出せない。


「此方には気付いていないようだな……しかし進路を変更しない限り此処を通る」


 千里眼、そしてアーチャー自身が魔力として己を強調していないためバーサーカーに察知されていることは無いだろう。
 仮にバーサーカーが何らかの感知能力を持っているとすれば、先の戦闘で簡単に狙撃は出来ていないと仮定する。
 つまり先手を撃てるのはアーチャー、幾つもの選択肢を選べる利点、場の選定を司る。

「気絶しているマスターを運ぶには時間がない、バーサーカーの速さはこの身体で知っている」

 選択肢と云えど限りは在る、衛宮切嗣が動けない今単独行動は危険を伴う。
 安全な場所に移動させるのが定石だがバーサーカーの速度は凄まじく、移動の最中に気付かれる危険がある。
 バーサーカーの狙いは不明だが進路上に敵が存在しているのだ、狙ってくるだろう。


「先手を撃たせてもらう――死神よ」


 ならば気付かれる前に対処するしか無い。
 投影するは名も無き剣、役割は標的を射る矢。
 張り詰めた弦、張り詰めた緊張、弾ける静寂。

 アーチャーから放たれた剣は吸い込まれるようにバーサーカーへ向かう。
 先手必勝、この一撃で命を刈り取る確信はしていないがある程度の時間は稼げる。
 その間にビルの中へマスターを移動させ、目を覚ますまで狂戦士と交戦し時間を稼げばいい。
 これが彼の選択だ。正解も無ければ間違いも存在しない一つの選択。

 バーサーカーは己に迫る矢に気付く、黒き斬魄刀を具現化させ之を斬り払う。


「■■■■■■■■■■■ッ!!」


 矢と刀が触れ合う時、矢は総てを解き放つように爆発した。
 壊れた幻想 <<ブロークン・ファンタズム>>――前回の戦闘と同じように弓兵の宝具が炸裂。
 本来使い捨ての使用は避けるべき手段であるが彼にとっては例外である。
 無くなれば増やせばいい。足りないなら追加すればいい。無いならば創ればいい。
 空中で爆ぜた剣、その中心に存在しているバーサーカー。

 爆風は晴れていないがこれで終わるような狂戦士ではないだろう。
 刀を振るうと彼は意思を持って狙撃してきたアーチャーへ飛翔する。
 その速度は先の移動よりも速く、明確にナニカを確信したように迫っていた。


「来ると信じていたよ、おまけに何本か受け入れてくれ。此方としては有難い」


 バーサーカーが一撃でくたばるなど最初から想定も予想もしていない。
 不意を突こうが狂戦士の超再生は度を超えている、傷など期待しない方が好ましい。
 向かってくる事が解っているならば其れに合わせて再度放てばいい。
 根比べだ、超再生が上回るか、凌駕する攻撃を放つか。


 最もアーチャーは最後まで戦うつもりは無いのだが。


 狂戦士に放たれた剣は計十二、その内四つが壊れた幻想だ。
 斬り払いを行うも爆発、追撃で爆発、誘爆で更に追い打ちを掛ける。

 空中で爆発が何度も響いている状況は生活の中で異常も異常、不可思議だ。
 NPCには都市伝説級の出来事だが仕方あるまい、これも聖杯に至るための通り道だ。
 度が過ぎる干渉はルーラーに釘を刺される可能性が在る、しかし今回は別段危害を加えていない。
 ならば懸念材料は顔が割れること、一刻も早く身を隠す必要がある。

 衛宮切嗣の近くに駆け寄るとアーチャーは彼を抱き抱えようと屈む。
 丁重に、衝撃を与えないために優しく首裏に手を伸ばそうとする。

 伸ばそうとする、伸ばした訳ではない。


 バーサーカーに放った矢の数本が彼に直撃する前に爆発を開始した。
 ある程度時間差で放ったため誘爆の範囲には至っていない、何故か。
 其れは先の戦闘で見せた技と同一だった。
 アーチャーが同じく壊れた幻想を用いたならば、バーサーカーも同じく黒き斬魄刀を投擲していた。
 斬魄刀は矢を何本も粉砕していく、その勢いは衰える気配を見せないでいた。


 爆発と爆発を繋ぐように空を駆け抜けていく斬魄刀。
 状況こそ最悪だが、視覚的なアートと捉えれば皮肉にも美しく感じる。
 一筋の流星が障害を取り除きアーチャーに迫る、対処しなければ多大な被害を被る。

 アーチャーは斬魄刀を最小限の動きで回避し、その腕に投影するは干将莫耶、対の剣。
 斬魄刀は回避した、だがそれだけでは何も解決しない。
 バーサーカーは有り余る速度で此方に迫っている、その腕には引き戻らせた斬魄刀。
 狂戦士相手に接近戦を挑むのは分が悪い、だがやらねばなるまい。


「さて、手を抜いてくれる事を期待しているぞ、バーサーカー」


 斬り込むは床、衛宮切嗣を中心に円を描くように刃を滑らせる。
 円が描き終わるとそのまま下の階に衛宮切嗣を落下させていく。
 気絶しているマスターを庇ったまま戦闘を行うには無理が生じる。
 それが形振り構わず害を撒き散らす狂戦士ならば尚更だ。勝てる勝負も捨ててしまう。
 幸い階段の地点だったため、対した高さではないため傷や衝撃は薄いと考えていい。

 本来ならばマスターに駆け寄り安否を確認。
 或いは念話で意識の有無を尋ねたいのだが暇は無いようだ。

「■■■■■■■ッ!」

 既に迫っていた狂戦士は刀を縦に振り下ろしていた。
 この一撃を交差させる形で防ぐ、対の剣故に出来る防御の構成。
 しかし単純な筋力の差、均衡を何時迄も保てる訳もなく斬魄刀はそのまま振り下ろされた。
 アーチャーに直撃はしていなが衝撃で腕が下がり一時無防備になってしまった。

 この隙を逃す狂戦士ではない。
 理性や知性など関係なく、隙を見逃す戦士はいない。それが死線ならば。
 斬魄刀を握っていない左腕をアーチャーに伸ばす。
 防ごうと腕を身体に引き寄せたいアーチャーだが間に合わない、狂戦士の腕が彼の顎を掴んだ。

 狂戦士の筋力はサーヴァントの中でも随一だ、それが狂化。
 大切な何かを犠牲にすることで己の戦闘能力を上昇させる諸刃の剣。
 顎を掴まれたアーチャーは己の危険を感じ、バーサーカーの腕を斬り落とそうと剣を振るう。

「な――ッ」

 不発に終わる。
 バーサーカーはアーチャーを掴んだまま飛翔し始め、足場を失くした弓兵はバランスをも失う。
 再度剣を振り直しバーサーカーの身体に十字の傷を刻み込むも彼は止まらない。
 類稀なる再生能力により傷口は修復されそのまま空を翔ける。


『マスター、聞こえるか……まだ気を失っているか』


 他人の心配をしている状況ではないがアーチャーは主である衛宮切嗣に語りかけた。
 念話の結果反応は無し、下の階で未だ目を覚ましていないのだろう。
 幸いバーサーカーはマスターではなくアーチャーを敵と認識しているため危険は去ったと考えれる。
 しかし相手のマスターが見えない今、潜んでいる可能性が在る。
 それを抜きにしても、気絶しているマスター一人を放置するのは大変危険である。

 バーサーカーが何を考えているかは不明だが己が危険な状況であることに変わりはない。
 何せ顎を掴まれている、言葉を発することが難しい、体勢も取れない、身体は浮いている。
 やられっぱなしは性に合わない、バーサーカーの左肩を剣で斬り裂く。

「■■■!」

 舞う鮮血、狂戦士が何の言葉を発しているかは不明だ。
 それは悲痛の叫びか。将又怒り狂う憤慨の激動か。
 超再生で修復されるならば、上回る猛攻を仕掛ければいい。
 元々接近戦ではアーチャーとって分が悪い。勝ちを取りに行くならば己の独壇場に持ち込むしか無い。
 弓兵、故に距離を取り己の全開を叩き込めば勝機が見えるかもしれない。


「ぐッ――ぬァ!!」


 常識を逸脱した速度で移動していた狂戦士は弓兵を盾にしながらビルへ突っ込んだ。


◆  ◆  ◆


 黒崎一護は死神だ。
 純粋だの代行だの定義は広がるが彼は死神である。

 聖杯が座を設けた彼の役割はバーサーカー。
 犠牲の代わりに絶大な戦闘能力を底上げされる諸刃の剣、それが狂戦士。
 本来ならばセイバーとしての現界も視野に入っていた彼は元から戦闘能力を有している。
 狂化が加わり、単純な数値だけでも多くのサーヴァントから優位を取っている。
 理性だの知性だの。実際な点は彼自身にしか掴めていないが欠けている何かが在るのは事実だ。

 その引き換えに得た力、何も総てを失わずに強化されることはない。狂うのだ。

 暴れ狂う戦士に作戦など必要なく、視野に映る総ての敵を排除するだけ。
 狂戦士が戦場に舞い降りると建てられた作戦も無意味になるだろう、総てが狂わさせられるのだから。

 だが黒崎一護には例外の特異がある。
 彼が持ち合わせている魂――とでも表そうか。
 彼は生前総てを護るために戦っていた。
 大切な妹、生活に営む人々、己に力を与えてくれた一人の死神――護るために彼はその剣を執った。


 その魂の叫びは狂戦士における一つの希望として具現化した。
 それが彼に与えられた特異、守護である。
 理性を失った彼だがその魂は打ち消されることなく、マスターを護るために生きている。
 故に彼はマスターを傷付けない、傷を与える者は許さない。
 まるで牙無き人を護る英雄、力無き民を導く勇者、妹を護る兄と言ったところか。
 しかし総てが総て前向きに捕えることは出来ない。

 その魂の叫びは聖杯戦争における一つの呪いとして具現化した。
 狂戦士に理性や作戦は存在しないのか。ならば敵は総て斬り伏せるだけのオブジェクトなのか。
 彼が手にした特異守護はその異常なる性質故に戦意を持たない存在を標的と認識しない。
 相手が戦意を潜めればそれだけで彼の標的から外れる。
 展開が展開。この先待ち受けているであろう激動の戦争。
 その渦中に身を投げ出しとしても黒崎一護に襲われる事を避けれる可能性もある。
 最も彼の特異である守護を知らなければ対策も何もない。
 目の間にバーサーカーが現れたならば交戦するのが普通だろう、しなければ殺されるのだから。
 仮に彼の特異が暴かれた場合、殺したくても殺せない状況が生まれるかもしれないのだ。


 狂戦士は戦意無き者を襲わない。
 アーチャーは選択肢を誤った。彼は接近してくるバーサーカーに先手を撃った。
 気付いているのは此方、マスターは気絶しており大胆な移動は不可能な状態。
 動けない者を守りながらバーサーカーと戦うには条件も状況も悪すぎる。
 ならば不意を突きその間に離脱しようと考えた。一見作戦としては認められるが失策だ。


 狂戦士の特異である守護。
 之に準ずるならばアーチャーは何もしなければ襲われなかった可能性も存在していた。
 最も接近してくるバーサーカーか居たら対処するのが普通であるため彼を責めることは出来ないのだが。


 そして今を取り巻く状況で一つ厄介な追加事項がある。


 其れはサーヴァントに課せられた一つの誓約だ。
 英霊はその力の巨大さ故に一般人や生身の人間が応戦出来る範囲を軽く超えている。
 中には異常として人間であるがサーヴァントに太刀打ち出来る存在も居るかもしれないが。
 その有り余る力を抑制するマスターの絶対権限、之が厄介な原因である。
 狂戦士に課せられた絶対命令――令呪が発動していた。


『「令呪を以って命じる……バーサーカー、B-4にいるサーヴァントを……殺して」』


 マスターに課せられた命令は絶対である。
 発言に至るまでに波乱が存在し、マスターが好き好んで発言した訳ではない。
 だが令呪を使用したのは事実であり結果である。此処に令呪が発動した。

 B-4は魔境である。
 其処には幾多の参加者が渦巻いており眠る感情や隠された悪意は留まりを知らない。
 吐き気を催す邪悪が存在していたり、黒崎一護と同じく令呪によって動かされた者も存在している。
 彼が参戦しなくても戦闘は起こるだろう、それも全力のぶつかり合いだ。
 死者や脱落者が出ても不思議ではない。選択肢を誤った者から消えて行くだろう。


『黒崎一護は生前の魂を特異《守護》として現界している』


『黒崎一護はマスターによってB-4のサーヴァントを殺す命令をされている』


 彼はマスターの生命を護る従者だ。
 彼はマスターの命令を護る従者でもある。


 黒崎一護は令呪が発動した時、その場を離れることは無かった。
 マスターが別の参加者によって危険に晒されていた。
 本来ならば令呪によって真っ先にB-4に向かうべきだったが彼は抗った。
 それが守護、マスターを護るために設けられた彼にとって最後の使命である。

 黒崎一護はその魂故に令呪に抗っていたのだ。

 彼が移動を開始した時、つまり令呪に従ったタイミングはマスターの安全が確認出来た時だ。
 完全に安全が確保されたとは言い難いがその場その瞬間の安全は確認出来ていた。
 彼が最優先することはマスターを護る事。
 ならば令呪の命令を乗り越えマスターの元へ戻る、之が狂戦士に眠る行動意義。
 だが厄介な追加事項である令呪。今の状況でも同じ事が言える。


『令呪の命令が絶対ならばアーチャーなど相手にせずB-4に向かうべきではないか』
『守護の能力により襲ってきたアーチャーを敵として認識したのではないか』
『しかしそれでは令呪の命令に背くことになり矛盾を生んでしまうのではないだろうか』
『ならば選択肢を誤っているのではなく分岐点そのものが違っていたのではないか』
『之は存在しない物語ではないのだろうか』


 何も難しいことはない。
 之は令呪の命令を守るための通過点だ。
 アーチャーはバーサーカーに攻撃を仕掛けた。此処に矛盾は無い。
 敵意ある攻撃、思惑はどうであれ攻撃したのは事実だ。
 反撃を行うのも常識の範囲だろう。狂戦士と云えど戦士、戦の手法は身体に染み付いている。


 バーサーカーがアーチャーの攻撃を無視してそのまま移動をしていたとしよう。
 弓兵の得意である狙撃を撃ち込まれる可能性が高いと予想出来る。
 仮に狙撃を受けたとして令呪の命令を優先するとしよう。
 手負いになった狂戦士、その力は絶大であっても生命の鼓動と魔力の残量に限界があるのだ。
 勝てる相手にも勝てない、死んでしまえば聖杯に懸ける願い何て意味を持ちはしない。

 ならばアーチャーを放って置く事は問題になる。
 泳がせておいて首を狩られては笑い話にも出来ない。
 故に殺す。令呪の命令が絶対ならばその障害を排除するだけ。
 元々令呪の発動時点で抗っていたのだ、今更立ち止まる理由など必要ないだろう。

 黒崎一護は死神だ。
 聖杯が座を設けた彼の役割はバーサーカー。
 その彼に与えられた命令は特定箇所に潜むサーヴァントの殺害。
 彼に残った魂の叫びは守護となって永遠に眠り続ける。
 マスターを危険に晒す害敵を排除する、その力で守り抜く。


 黒崎一護は美遊・エーデルフェルトを護る。


 その他に理由が必要だろうか?


◆  ◆  ◆


 アーチャーを盾にしたバーサーカーはそのまま豪快にビルの壁を突き破った。
 荒れ狂う瓦礫総てを無視しながらアーチャーを投げ飛ばす。
 受け身を取り体勢を立て直すアーチャーだが無傷な訳ではない。
 狂戦士には関係ないが連戦をしている身、余り長引く戦闘はしたくないのが本音だ。

 廃墟ビルだったため中に人は居ない、不幸中の幸いと言うべきか。
 招かれたのは広いホールのようだ。

「お招き頂いた身で申し訳ないが生憎踊る気はない」

 手に持っていた干将莫耶を投げ付ける。
 狂戦士に相手に接近戦は不利だ、取るべき行動ではない。

「■ッッッ!!」

 だがバーサーカーはそんなアーチャーの意図など気にせず突っ込んでいく。
 斬魄刀で剣を弾き飛ばし己は弾丸のように標的へと向かう。
 アーチャーは再度投影を行い剣を具現化、仕方が無いが接近戦を行うしかない。

 先手を放ったのはバーサーカー。
 斬魄刀を縦に振るい空気を斬り裂く。アーチャーは横に回避していた。
 剣を薙ぎ払いバーサーカーの身体に横一文字を刻み込もうとするも斬魄刀に防がれる。
 バーサーカーは強引に剣毎アーチャーを吹き飛ばし己も追撃を放つべく向かう。
 予想の範囲でありこうなることを想定していたアーチャーは事前に弓を構えていた。

 接近してくるバーサーカーの機動は線である。
 曲がりも何もない直線的な線であり動く的としては最も当て易い標的であった。
 矢を放ち狂戦士の仮面を剥ぎ取ろうとするが当然の如く斬魄刀に斬り伏せられた。
 口元を歪ませるアーチャーだったが文句を零す時間も無い、バーサーカーは目の前だ。

 振り下ろされた一撃を両腕に握る剣で防ぐ、交差させ少しでも威力に備えるために。
 身体には触れていないが均衡状態を保つには筋力の差が大き過ぎる。
 徐々にアーチャーは姿勢を低くさせられ斬魄刀は身体に迫っていたのだ。

 直撃する前にアーチャーは力を急に緩めた。
 居場所を無くした衝撃はそのまま床へと叩き伏せられ周囲に轟音を響かせる。
 彼は横に転がるようにその場を回避、立ち上がると落ちている瓦礫を狂戦士へ蹴り飛ばす。
 その瓦礫を狂戦士は簡単に破壊するが目的は損傷を与えることではない。
 距離を取る事、アーチャーの本領を発揮するための準備である。


 距離を取ったアーチャーは即座に弓を構える。
 どれだけ距離を取ろうがバーサーカーにとっては障害にもならないだろう。
 持ち味である速度を持ってして簡単に距離を詰められてしまう。
 ならば悩んでいる時間すらも勿体無い、攻めろ、攻めなければ負ける。
 元々室内であるため攻撃を回避にするにも限界が生じるのだ。


「――バーサーカーなのに芸達者な奴だな……ッ!」


 弓を構えたアーチャーはその構えを解き再度回避する。
 バーサーカーはその場に留まっていた、何故回避する必要があるのか。
 アーチャーが居た地点を過ぎ去る一陣の風、風何て生温いだろう。
 黒き斬撃はそのままビルの壁を破壊し外に飛び出ていった。
 遅れて衝撃音が聞こえていた、大方別のビルを破壊したのだろう。

 バーサーカーが斬魄刀を振るった時、黒き斬撃が空間を歪ませアーチャーに向かっていたのだ。
 先の戦闘で斬魄刀を投擲し、それを引き寄せる力をアーチャーは目撃していた。
 身体にも感じている、遠距離攻撃の存在を忘れていた訳ではない。
 だが放たれる斬撃は初見でありこの狂戦士を相手にするに当たって距離は関係ないのだろう。


「■■■■■■■■■■――ッッ!!」


 斬撃を放った後直ちにバーサーカーは移動を開始していた。
 アーチャーは敵だ、殺す、マスターに危険を与える存在、殺す、令呪、その前に殺す。

 迫る死神に文句を言いたい所だが生憎相手は聞く耳を持たないようだ。
 このまま戦闘を行うにも分が悪すぎる、ならば退く道を選ぶ。だが――。


「逃してくれぬ、か。私としては魔力を消費するのはあまり好ましくないと思っている。
 帰らせてくれると有難いが……おっと、話し合いが通じる相手では――ンッ!!」


 斬魄刀の突きを剣で受け流す弓兵。
 そのまま斜めに流れる狂戦士だが旋回を行い再度横に斬り付ける。
 この太刀を上方に弾き飛ばし此方の番だと言わんばかり斬り付ける弓兵。
 斬り付ける前に剣を引き戻らせた斬魄刀で叩き伏せられ不発、手放し再度投影を行う。
 その隙に弓兵を蹴り飛ばす狂戦士、この一撃を腹に受けてしまう。
 床を削るように後退、追撃をさせまいと剣を投げ付け行動を抑制させる。


「壊れた幻想 <<ブロークン・ファンタズム>>」


 剣を爆発させ更に時間を稼ぐ弓兵。
 その場を離脱しようと壁の穴に向かおうとするが爆風が晴れる前に斬撃が彼を襲う。
 この一撃を紙一重で回避し移動を開始するも初動が遅れては意味が無い。
 斬撃の次に狂戦士本人が吹き荒れる嵐となって彼に飛んで行く。

 距離を詰めた狂戦士は己の身体を回転させながら弓兵に突撃する。
 回転分の力を斬魄刀に上乗せし更なる破壊力の向上、防いだ弓兵の剣が弾け飛ぶ。
 狂戦士は勢いを殺さぬまま肩で弓兵を突き飛ばし体勢を崩させる。
 その隙を狙い斬魄刀を斬り上げるように振るう。
 この一撃を回避したい弓兵だったが体勢を崩され立て直していない状態では無理があった。
 右肩に斬撃を貰ってしまう、直撃こそしていないが狂戦士の力は並ではない。
 鮮血を撒き散らす。腕は挙がるが本音を漏らすと動かしたくないのが現実であった。

 防戦一方では離脱どころか命も保証出来ないようだ。
 流れる鮮血を無視し、弓兵は追撃してくる斬魄刀を弾き飛ばすとそのまま追撃を掛けるべく距離を詰める。

 攻めに転じた弓兵は縦に、横に剣を振るい対の利点を活かし手数を活かす。
 狂戦士は総てを防がんと処理するが一と二では反射に差が出てしまう。
 どれだけ数値上で能力がランク付けされようと実際の戦闘では役に立たない。
 状況が、戦況が、意思が、力が、想いが。総てを含んだ戦闘で数値など飾りだけ。

 嵐のように攻撃する弓兵、狂戦士は防ぎきれないため何撃が身体に与えしまっている。
 鮮血が飛び交うが狂戦士は傷を再生しながらも戦闘を続行。再生にも魔力を消費しているため無傷ではない。
 此処で立ち止まっていてはマスターに危険が迄ぶ。其れにまだ令呪も残っている。

 剣を狂戦士の足に突き刺すと弓兵は上空へ飛翔、腕には投影した対の剣を握る。
 足に突き刺すことで狂戦士の速度を抑制、その間に空中へ移動したのだ。

「■■■■■■■■■■■!!」

 吠える狂戦士は足に刺さった剣を強引に抜き去り後方に投げる。
 弓兵は上空から落下し己の力以外にも威力を上乗せした一撃を狂戦士に振り下ろさんとする。
 狙いは両肩、斬り落とし戦線離脱を図る。


「この辺りで大人しくしてもらおうか――ッ!!」

「■■■■――ッッ!!」


 吠えた狂戦士は強引に弾き飛ばされた斬魄刀を能力で引き戻す。
 紙一重で間に合い弓兵の斬撃を防ぐが体勢も状況も最悪だったため膝が崩れる。


「ぬ――ッアァ!!」   


 弓兵は斬撃こそ失敗したが手を緩めることはない。
 狂戦士相手に何処まで身体が持つが解らない現状、甘えなど許されない。
 勢いを殺さないためにその場で旋回を行う。
 回転分の威力を上乗せし彼は狂戦士の顔面を大きく蹴り飛ばした。

 狂戦士は仮面を付けているため表情は見えないが衝撃を与えのたのは確実。
 それも顔面、頭部に与えれば少しは大人しくなるだろう。

「ほう……どうやら予想よりも若い英霊らしいな」

 立ち上がった狂戦士、その仮面は一部欠けていた。
 その隙間から見える左目は青年のような瞳だった。

 しかしこの傷をも即座に再生する狂戦士、退く予定はないようだ。

 弓兵とてそろそろお開きにしたい気持ちが在る。
 未だマスターは気絶しているようだが此方が持たないだろう。
 狂戦士相手には充分戦った、戦線離脱したいのが本音、しかし立ち塞がる狂戦士。
 辺りを見渡せばホールは瓦礫の山だ。これ以上の戦闘はビルが倒壊してしまう故に――。


 狂戦士も戦いを長引かせるつもりはない。
 立ち止まっていてはマスターに危険が及んでしまう。
 令呪の命令も消化していない今、時間は無駄に消費出来ない。
 再生も魔力消費を伴うため、これ以上の戦闘は好ましくない。故に――。


「次の立ち会いで終わらせてもらう」


「■■■■■■■■■■■、■■■■■■」


 動いたのは狂戦士、今まで以上に感じる速度で距離を詰める。
 弓兵も対の剣を投影し向かい受ける。

 正面からの攻撃を弓兵は受け止め切れない、選択する行動は回避。
 狂戦士が斜めに振り下ろした一撃を後方に飛ぶことで回避、次は此方から踏み込む。

 間合いを詰め接近すると弓兵は交差させるように対の剣を振るう。
 狂戦士は斬魄刀を横に構えることで防ぐと弓兵の身体毎押し飛ばした。
 だが弓兵とて何度も防がれ飛ばされる訳ではなく、手に握っていた剣を投擲。
 弾き飛ばされる瞬間に放ったため狂戦士はこれを防ぐ術が無いのだ。
 斬魄刀を振るった後の隙を突いた投擲は狂戦士の右肩に突き刺さった。

「■■■■――!!」

 吠える狂戦士は何度目になるか解らない再生を行いながら再度弓兵に突撃を行う。
 学習しない奴だ、そう思いながらも弓兵は再度投影を行い、迫る狂戦士に備える。

 狂戦士は斬魄刀を投擲、その速度は弓兵よりも早く貫かれれば即死は免れない。
 しかし弓兵はこの攻撃を何度も目指している、半ば慣れた手付きでこの一撃を受け流す。
 その間に距離を詰めてくる狂戦士の行動も読めている。
 向かって来る事が解り切っているならその空間目掛けて斬り付ければ片が付く。

「――これは」

 弓兵を襲ったのは赤黒い液体、視界が覆われた。
 それは魔術的な概念ではなく血、赤黒い血液であった。
 狂戦士は戦闘にて流れ出た己の鮮血を斬魄刀に乘せ振るったのだ。
 その血液は弓兵の視界を奪い結果として大きな隙を作ることに成功した。
 狂戦士が之を狙って行ったかは不明だが弓兵を斬り捨てるには充分過ぎた。

 弓兵が貰うは斜めの裂傷、防ぎようもなく直撃を貰い鮮血をぶち撒ける。
 意識が遠退きそうになるが彼は倒れない、此処で倒れては総てが終了してしまうから。
 足元には血溜まりが誕生、それでも彼は抗い目の前の狂戦士から視線を外さない。

 倒れてしまっては総てが終わってしまう。
 彼の、マスターの。憧れが、夢が、聖杯戦争が。
 倒れる訳には――いかない。

 迫る狂戦士に対し丸腰で応戦するのは不可能だ、自殺行為に値する。
 故に投影、その剣は黄金に輝いていた。

 狂戦士との立ち会いで総て力負けしていた。
 弓兵の剣は弾き飛び、砕け散り、粉砕されていく。
 彼には投影の技術があるため手数では圧倒出来るが単純な力では勝てない。

 投影し同じような剣を用意しても狂戦士に粉砕されてしまうのが目に見えている。
 ならばより強度な剣を用意すればいい。
 敵の獲物は斬魄刀、刀の一種だ。
 狂戦士の筋力故に意識しないと忘れてしまうが相手の獲物は細い。

 刀の特性は斬る。研ぎ澄まされた斬魄刀は総てを斬り伏せるだろう。
 対向するために投影するは剣、一般的に言われる西洋の剣だ。
 刀と違い剣は刀身が太く、その特性は斬るも含むが叩くも持ち併せている。
 強度に関しては刀よりも数段信頼出来る、狂戦士の一撃を防ぐことは可能だろう。
 しかし何度も何度も防ぐことは難しい、投影してもこの剣は紛い物、本物には劣る。


「■■■■■■、■■■■■――!!」


 斜めに斬り降ろされる斬撃を弓兵は斬り上げることで斬魄刀毎弾き飛ばす。
 身体に激痛が走るが構う時間も余裕もない、そのまま剣を己の正面に構え直す。
 狂戦士が斬魄刀を引き寄せる前にその剣は彼の身体を貫いた。

「■――■■■■■■■■■■ッッ!!」

 吠える狂戦士、されど弓兵は退かず剣に力を込める。

「耳元で叫ばれては敵わん――このまま退場願おうかッ!!」

 心臓を狙ったつもりだが予定よりも大きく外れていたようだ。
 この一撃で息の音を止める予定だったが失敗に終わる。
 しかし剣を引き抜くことはない、引き抜けば再生されてしまうだろう。


◆  ◆  ◆


 弓兵が投影した剣、それは黄金に輝く剣。
 この剣は方舟に招かれた後――つまり数時間前に目撃していた剣だ。
 彼が剣を用意したのは前述の通りである、そしてこの剣を選んだ理由。
 単に狂戦士の攻撃を正面から受け止め反撃するだけなら刀身が大きい物を選べばいい。何故か。

 弓兵は嘗て憧れていた存在があった。
 何の縁か彼のマスターにも似たような使命、願い、夢が在る。
 元々弓兵――アーチャーとして現界した彼とマスターである衛宮切嗣には縁が在る。
 彼らには共通点が在った。それだけの話。
 故に彼が手に執ったのは一種の憧れから生まれた最善の選択だった。

 投影した剣は伝説の勇者の剣だ。
 その存在は総ての勇者にとって始まりとされる至高の存在。
 幾多の伝承があろうと彼/彼女は剣を用いて世界を救った。
 古今東西永劫回帰――勇者は悪を滅ぼし民を、世界を救う存在だ。
 牙無き者にとっての最後の希望、人類の憧れである――。


 正義の味方。


◆  ◆  ◆


 アーチャーが剣を抜く事はなく更に力を込めて動かそうとする。
 心臓に当たらなかったならば動かして辿り着けばいい。

「根比べと行こうじゃないか、私は思ったよりもしぶといぞ?」

 バーサーカーを挑発するアーチャーだが彼にそんな余裕はない。
 己も身体に大きく傷を受けている身、倒れそうなのは彼だ。
 バーサーカーも吠えて、叫んで。斬魄刀を引き寄せ反撃の用意を整える。
 之が振り下ろされれば負け、アーチャーは不敵に笑う、何故か。


「どうやらここまでのようだ――二度と会わないことを祈っているよ」


 彼が言葉を紡ぎ終えるとその姿は消え去った。
 アーチャーの消失に伴いバーサーカーに突き刺さっていたロトの剣も消え去る。
 その瞬間に傷を再生させるバーサーカー、思ったよりも魔力を消費してしまった。

 アーチャーが消えた理由など彼には関係ない。
 標的が消えたならば本来の目的であるB-4に向かうだけだ。
 己の戦闘で破壊した大穴に向けて彼は翔ける――マスターを護るために。



【C-7/上空/一日目 夕方】

【バーサーカー(黒崎一護)@BLEACH】
[状態]疲労(中)、魔力消費(中)、身体に刺傷(数秒後に再生します)
[装備]斬魄刀
[道具]不明
[所持金]無し
[思考・状況]
基本行動方針:美遊を守る
1.令呪・《B-4に存在するサーヴァントを殺す》
2.1.を果たし速やかに美遊の元へ戻る
[備考]
※エミヤの霊圧を認識しました


「情けない話だが助かった……悪いが少し休憩させてもらうよ」

 それだけ呟くとアーチャーは霊体化を行った。
 此処はとあるビルの応接室。ソファーに座るのは彼のマスターである衛宮切嗣だ。
 アーチャーはバーサーカーとの戦闘で後半から念話を行う暇も無かった。
 彼が戦闘している間に衛宮切嗣は目を覚ました、状況を飲み込むのに時間が掛かったが。

 何故自分が崩れたビルで寝ているかは不明だったが遠くから響く戦闘音に耳を奪われた。
 気付けば周囲にアーチャーは居ない、確信したのは此方に衝撃が飛んで来た時だった。
 衛宮切嗣は知る由もないがこの衝撃はバーサーカーが飛ばした斬撃である。
 ビルに直撃し轟音を鳴り響かせる、身の危険と何か嫌な予感を感じた切嗣は令呪を発動した。

『戻ってこい、アーチャー』

 何処に行っていたかも解ってはいなかったが緊急事態であるため令呪を用いた。
 結果として衛宮切嗣が令呪を発動していなければアーチャーはバーサーカーに殺されていただろう。
 彼はアーチャーに聞きたいことが山程在る。

 自分が八極拳を用いるマスターとの交戦中に何が起きたのか。
 気絶している間に何が在ったのか。数多の質問が脳内を泳ぐ。

 だが。

 今はアーチャーを休ませるべきだ。あの傷では大きな作戦は不可能だろう。
 効率は悪いだろうが今は休息の時、自分も無傷ではない。

 直に夜が来る。黙っていても宴には巻き込まれるだろう。


【C-8(北)/ビル応接室/一日目 夕方】


【衛宮切嗣@Fate/Zero】
[状態]健康、毛細血管断裂(中)、腹部にダメージ(中)、魔力消費(小)
[令呪]残り二角
[装備]キャリコ、コンテンダー、起源弾
[道具]地図(借り物)
[所持金]豊富、ただし今所持しているのは資材調達に必要な分+α
[思考・状況]
基本行動方針:聖杯を勝ち取り、恒久的な平和の実現を
0.アーチャーの休息を見計らい何が起きたか尋ねる。
1.使えそうなNPC、および資材の確保のため街を探索する。
2.昼を回ったら暗示をかけたNPCに連絡を取り、報告を受ける。
3.B-4で起きるであろう戦闘を監視する。
[備考]
※この街のNPCの幾人かは既に洗脳済みであり、特に学園には多くいると判断しています。
※NPCを操り戦闘に参加させた場合、逆にNPCを操った側にペナルティが課せられるのではないかと考えています。
※この聖杯戦争での役割は『休暇中のフリーランスの傭兵』となっています。
※搬入業者3人に暗示をかけ月海原学園に向かわせました。昼食を学園でとりつつ、情報収集を行うでしょう。暗示を受けた3人は遠坂時臣という名を聞くと催眠状態になり質問に正直に答えます。
※今まで得た情報を基に、アサシン(吉良)とランサー(エリザ)について図書館で調べました。しかし真名まではたどり着いていません。
※アーチャー(エミヤシロウ)については候補となる英霊をかなり絞り込みました。その中には無銘(の基になった人)も居ます。
※アーチャー(アーカード)のパラメーターを確認しました。
※アーカードを死徒ではないかと推測しています。
そして、そのことにより本人すら気づいていない小さな焦りを感じています。
この焦りが今も続いているかどうかは不明です。


【アーチャー(エミヤシロウ)@Fate/Stay night】
[状態]身体の右から左に掛けて裂傷(大)、右腕負傷(小)、右肩負傷(中)、左足と脇腹に銃創(小)、疲労(大)、魔力消費(中)
[装備]実体化した時のための普段着(家主から失敬してきた)
[道具]なし
[思考・状況]
基本行動方針:切嗣の方針に従い、聖杯が汚れていた場合破壊を
0.休息を行う。
1.出来れば切嗣とエミヤシロウの関係を知られたくない。
[備考]
※岸波白野、ランサー(エリザ)を視認しました。
※エリザについては竜の血が入っているのではないか、と推測しましたが確証はありません。
※『殺意の女王(キラークイーン)』が触れて爆弾化したものを解析すればそうと判別できます。ただしアーチャーが直接触れなければわかりません。
※身体の裂傷以外は霊体化して魔力供給を受けていれば比較的早く完治します
※バーサーカー(黒崎一護)の仮面の奥を一瞬目撃しました。


[共通備考]
※C-7にある民家を拠点にしました。
※家主であるNPCには、親戚として居候していると暗示をかけています。
※吉良吉影の姿と宝具『殺意の女王(キラークイーン)』の外観のみ確認しました。宝具は触れたものを爆弾にする効果で、恐らくアサシンだろうと推察していますが、吉良がマスターでキラークイーンがサーヴァントだと勘違い。ただし吉良の振る舞いには強い疑念をもっています。


※黒崎一護を『仮面をつけた』『黒刀の斬魄刀を所持する』『死神』と認識しました。
※ルリ、キリコ、美遊についての認識については後続の書き手にお任せします。
※レンタカーは図書館付近の駐車場に停車してあります。



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