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ミレニアム ◆qB2O9LoFeA



放課後の月海原学園を一人の青年が走っていた。既に生徒は下校した後であり校舎はほぼ無人とかしている。人がいないことを確認し終えた青年は一つの空き教室に入って息を吐いた。

青年の骨張った左手の甲、そこには赤々とした令呪が宿っていた。
記憶を取り戻すと共に宿ったそれはマスターの証しであるが、彼はまだマスターではなかった。マスターはサーヴァントを召喚して初めて聖杯へと挑むことができる。いまだサーヴァントを持たない彼は、この教室で召喚に望むのだ。

机をどかせある程度のスペースを作ると青年は召喚を始める。自分の武器となる強いサーヴァント、できれば三騎士クラスを引きあてようと一心に願う。

「こんばんわー。」
魔力の高まりを感じると同時に若い女の声がした。見れば目の前には、マスケット銃らしきものを持ち、スーツに身を包んだ眼鏡の女がいる。どうやら召喚に成功したようだ。

「いやー、大変ですよねぇ、聖杯戦争。記憶を取り戻さないとNPCのまま死んでいくって怖いですよねー。」
饒舌に話しかけてくる目の前のサーヴァントに答えず、青年はマトリクスを開示させる。ステータスはCDCCEと低めだが一通り戦えるスペックだ。だが、クラスが表示されない。
疑問に思った青年が声を出そうとするも、出ない。

「――だから、記憶を取り戻せてから死ねるとかありがたいと思えよ。」
そう言うサーヴァントの声を体を折りながら聞いて、青年は当て身を喰らったとおぼろげながらに自覚しながら気絶した。



「ふーりーかーざすおうごんのかがやきー」
冬木市の市街地、飲食店や居酒屋などが入る雑居ビルがならぶなか、そのカラオケ店はあった。
熱唱しているのは金髪の肥満体の男性。ノリノリでアニソンを歌う姿は日本好きの外国人というイメージにピッタリである。
そしてその男性を困ったように見つめてため息を吐く幼女。その手にはここが聖杯戦争の会場であることの証明でもある令呪があった。

その幼女、希里ありすが記憶を取り戻したのは学校で次々と失踪する児童が出たからである。
ほぼ毎日のように誰かしらがいなくなったり、校内で不思議な光が輝いたり、時には刃物を持った不審者が現れたと思ったら幽霊のように消えたり。
さらにはどこかのクラスの担任が失踪することもあった。ここまでくればほとんどNPCと変わらなくなっていた彼女も記憶を取り戻すことができた。

頭のなかに聖杯戦争の知識が思い出され、ドキドキしながらサーヴァントを召喚する。
まばゆい光を発し現れた彼女を守るサーヴァント。それが目の前の彼。

「からまったいーびつーなーねがいだってほどーーけるーー」


筋力E-耐久E-敏捷E-魔力E-幸運E-宝具E-


ごらんの有り様である。なんだE-って。


「そう浮かない顔をするな、マインマイスター。君も一曲どうかね?」

歌い終わって爽やかな汗をかいたそのサーヴァント、ライダーからマイクを渡されながらありすをため息を吐く。まだ小学生の彼女でもここがいわば殺しあいの舞台であり、人が簡単に死んでいく地獄だということはわかっている。わかっている故に全てにおいて最低ランクのライダーを見ると絶望の二文字が頭から離れないのだ。

彼女は人は見た目ではないと思っている。彼女が元の世界で頼りにしていた少年はライダー同様太っていたが勇敢に(少なくとも彼女から見て)戦っていた。だからサーヴァントとして出てくるぐらいならとても凄い必殺技とか持っていると思っていた。

実際はちょっと日本文化に詳しいだけのおもしろ外人だった。
走る速度は彼女より遅くエアガンすらまともに撃てない。
なんか自分でも銃とかあれば簡単に倒せそうだ。


目の前でフライドポテトをコーラで流し込むサーヴァントのステータスをありすは再度確認すると、そのステータスが変わりないことに数十回目のため息を吐いた。



『少佐、帰還しました。』
『ご苦労中尉。』
カラオケでヤケになったように歌うマスターを見ながら、ライダーこと少佐はスマホで会話する。会話の相手は彼の『サーヴァント』、真名をリップバーン・ウィンクルという。

『引き続き日没後は学校付近で予選を突破したマスターを狩れ。くれぐれも丁重にもてなすように。』
通話を切ると、ライダーはコーラ片手にこの聖杯戦争を楽しむ算段を洗練すべく思考をめぐらす。彼の宿敵たるものがここにいることはまだ知らない。



【マスター】
希里ありす@学園黙示録HIGH SCHOOL OF THE DEAD

【参加方法】
高城邸でゴフェルの木片に接触?

【マスターとしての願い】
ゾンビだらけになった世界をなんとかしたい。
でもそれより帰りたい。

【weapon】
エアガン
ライダーの体形を見て銃を撃つのが上手そうだと思って買ってみた。
ぜんぜん下手だったのでなんとなくありすが持つことに。

【能力・技能】
自転車運転。

【人物背景】
小学二年生。
いわゆるゾンビものの幼女ポジションにいるためバイタリティーが高い。
ゾンビだらけになった世界で、目の前で父親が保護を求めた人間に刺し殺され絶体絶命になったとき、主人公達に救出される。

【方針】
帰れる方法を探したいがちょっと心が折れかけている。



【クラス】
ライダー

【真名】
少佐@ヘルシング

【パラメーター】
筋力E- 耐久E- 敏捷E- 魔力E- 幸運E- 宝具E-

【属性】
混沌・悪

【クラススキル】
騎乗:-
ライダークラスにあるまじきことだが騎乗スキルは存在しない。
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではライダーに傷をつけられない。

【保有スキル】
カリスマ:A-
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。
反英雄にのみ絶大な効果をもたらす。そのカリスマはヒトラーに匹敵しうる。
軍略:A-
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
勝利するために熱狂的かつ合理的冷静に戦況を把握できる。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられるが、敵味方問わず常に甚大な被害をもたらす作戦をライダーはとる。
破壊工作:A-
戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。
ランクAならば、待ち構える相手の九割近い兵力を一時的に戦闘不能に追い込む事も可能。
ただし、このスキルが高ければ高いほど英雄としての霊格は低下していき、また自らの兵力の消耗も通常よりはるかに大きい。
吸血鬼:E-
生と死を超えたもの、または生と死の狭間に存在するもの。
肥満のスキルと本人が拒絶しているためほとんど機能していない。
肥満:D
生前の不摂生から発生した。
慢性的な肥満のため、身体能力を上げる効果を低下させてしまう。
せっかくの吸血鬼も、このスキルがあるため全く発揮されない。

【宝具】
『戦鬼の徒(ヴォアウルフ)』
ランク:E- 種別:対界宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
自らが率いた戦鬼の徒をサーヴァントとして召喚する。一般人以下の力しかないライダーがサーヴァント級の吸血鬼を率いたことが宝具となった。
戦鬼の徒は全員で七騎おり、召喚するさいはクラスと宝具とスキルを持たない。
一度に召喚できるサーヴァントに上限はないが、ライダーのマスターとしての適正が一般人レベルのため、一騎維持し続けられるかも難しい。
トバルカイン
筋力C耐久D敏捷C+魔力C幸運E
リップバーン
筋力C耐久D敏捷C魔力C幸運E
ゾーリン
筋力C耐久D敏捷C魔力C幸運E
大尉
筋力B耐久C敏捷D+魔力C幸運D
シュレディンガー
筋力E耐久D敏捷E魔力B幸運D
ドク
筋力E-耐久E敏捷E-魔力E幸運E
ウォルター
筋力C+耐久E敏捷C魔力D幸運E
『最後の大隊(ミレニアム)』
ランク:E- 種別:対界宝具 レンジ:1000 最大捕捉:1000
自らが率いた吸血鬼部隊『最後の大隊』をまるごと再現する宝具。一般人以下の力しかないライダーがサーヴァント級の吸血鬼を率いたことが宝具となった。
1000人の吸血鬼と戦鬼の徒、さらには飛行船などを全員自らのサーヴァントとして召喚する。
ほとんど魔力を持たないライダーがこの宝具を使用するには最低でも五画の令呪を必要とする。

【Weapon】
拳銃。
サーヴァントの武器であるにもかかわらず神秘を持たない。
そのためサーヴァントに通用しないがそもそも狙ったところに撃つことがライダーにはできないので関係ない。

【人物背景】
ご存じのとうりの少佐殿。
戦争狂で、今回の聖杯戦争には英霊でもないのに『数多の吸血鬼を従え、不死の王を打ち破った一般人』として強引に参戦した。

【聖杯への願い】
聖杯戦争に参戦するのが願いだったが、今は闘争を楽しむことになった。
あとセイバーは俺の嫁。

【基本戦術、方針、運用法】
マスターのありすは魔力を持たない一般人だがライダーは自分で食事をとれば補えるので問題はない。しかし、『戦鬼の徒』によってライダーがマスターになると結局その分の魔力が必要となる。現在はリップバーンに魂食いをさせて補っている。
『最後の大隊』を使うためには最低でも令呪が五画必要なのでサーヴァントを召喚する前のマスターを拉致しドクの手術で令呪を奪う予定。こちらも現在はリップバーンが学校で『令呪狩り』をおこなっている。
基本的にライダー自身が他のマスターに接触することは自殺行為でしかないのでなるべく存在がバレないよう立ち回りたい。
なお、ライダーは魔術や神秘といったものに科学的にアプローチをかけたため宝具に宿る神秘は最低クラスであり、また自身を構成するのも吸血鬼ではなく科学技術によるところが大きい。そのため一般人レベルの霊核しか持たず、人混みに紛れると感知能力の高いサーヴァントでも発見は困難になる。また宝具にはほとんど神秘が宿らない。