ステイル&セイバー ◆w7FNZrLzJw








我が名が最強である理由をここに証明する。






 ◇  ◇  ◇






その日も、朝から憂鬱な気分だった。朝食をとるのすら億劫とさえ感じていたよ。
適当に作ったベーコンエッグとトーストというありきたりな朝食を食べた後は制服へと着替えてほんの少しの余裕をもって学校に登校する。
学校。僕よりも早く登校していた■■■におはようと挨拶をする。
朝から元気で羨ましいことだ。もっとも、僕は合わせてやる義理もないので適当な相槌をうつことで留めておく。
そこに●●●がムカつく笑顔で割り込んでくる。●●●はニヤニヤ意地の悪い笑みを浮かべて不愉快だ。
そう、何かが足りなかった。僕はそれに気づくまで――偽りの生活を送っていた。

【世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる始まりの炎よ】

放課後は教会で銀髪の修道女とこれからどのようにして教会を盛り上げていくかを議論する。
もっとも、議論って言ってもただ修道女の嫌味ったらしい話を僕が聞き流しているだけなんだけれどね。
それでも、どうしてか知らないけれど、僕はこのなんともいえない空間に安らぎを覚えていた。
彼女の銀色に――既視感を抱いていた。
後は語るべくもない。家に帰って、適当に作ったご飯を食べて、軽くシャワーを浴びてベッドで眠る。
また繰り返す。意味のない日常を何度も繰り返す。
それが僕の■■■■■■■■の全てだった。

【それは生命を育む恵みの光にして、邪悪を罰する裁きの光なり】

足りない、やっぱり僕にとっては何かが足りない。
■■■■■■がいないんだ。
■■■■■スがいないだけで、僕には眩しい朝の光も教室の喧騒も修道女のくだらない話も美味しいご飯も詰まらない唾棄すべきものと成り果ててしまう。
■ン■■■スの思いを犠牲にして、■■の命は救われた
イン■■クスが自分を顧みず、僕達のことを想ってくれたおかげで僕達はこうして当たり前を謳歌できている。
だけど。インデ■クスの「世界」は救われない。抗っても抗っても足掻いても頑張っても救われない。
仕方ないことなんだよ。だってさ。“インデックス”はもう――何処にもいないんだから。

【それは穏やかな幸福を満たすと同時、冷たき闇を滅する凍える不幸なり】

瞬間、僕の頭の中で何かが弾け飛んだ。
ステイル=マグヌス。必要悪の教会。Fortis931。聖杯戦争。サーヴァント。
今まで封印されていた記憶と知識が濁流のように頭に入っていく。
最愛の少女の名前も、思い出した。
インデックス。記憶消去を行わなければ生き延びれない少女。
結論からして、僕はインデックスを救うことができなかった。
インデックスの為なら世界だって敵に回せる。
たとえ君は全て忘れてしまうとしても、僕は何一つ忘れずに君のために生きて死ぬ。
それ程までに決意を固めたのにも関わらず、解決の糸口は見つからなかった。
結局、僕の決意など口だけのものだった。
あの素晴らしき日々がが終わる時。インデックスが涙声で、僕と神裂のことを忘れたくないと零した日から――何も変わらない。
翌日からは再び、元通り。僕の日常はまたいつもと同じ、魔術師としての使命を果たすだけの虚しい日々だった。
いつまでも、孤独に打ちひしがれている彼女を――僕は許容できなかった。
嫌だ。そんなふざけた事実は認めない、認めてたまるものか。今もインデックスはいつ失うかわからない恐怖と戦っているんだ。

【その名は炎】

そんな時、僕は聖杯の存在を知った。聖杯がもたらす奇跡を用いれば、彼女を救うことが出来るかもしれない。
根拠もない自信は僕の胸を焦がし、このムーンセルに至らせるには十分だった。
触媒である木の欠片を手に入れ、願う。天壌無敵の想いを、いつまでも忘れ得ぬように。
だけどその一方で残酷な現実がぼくの胸を冷やすんだ。
仕方ないじゃないか。もう戻ってこないんだ、僕達と一緒に過ごしたインデックスは。
苦しい。思い出すだけで胸が痛くなる。少しは吹っ切れたと思っていたのに結局はこの有様だ。
それでも、忘れてはいけない。なかったことにしてはいけない。
気づけば、僕は衝動的に外に出て。暗い道のりを疾走していた。
何故かはわからないけれど、無性に外に出たかった。
体力もないのに、この行動が感情の発散とわかっているのに。
身体は勝手に動いていたんだ。走って、止まって、また走って。ひんやりとした空気が火照った身体を冷やしてくれる。
そうして当てのない疾走の終着点は小高い丘だった。
目の前にあるのは何処までも広がる草の海、眼下には人工的な星の海が映っている。

【その役は剣】

吹っ切ったはずの弱音が心から湧き出してくる。未練がましい自分の欲望。だけど強い、どんなことをしてでも伝えたい想い。
例え、世界を再び敵に回すとしても。僕はもう一度、インデックスに会いたい。

【顕現せよ、我が身を喰らいて力と為せ】

一度だけでもいい。世界なんて知った事か。必要悪の教会など炎に塗れて燃え尽きてしまえ。
僕は、インデックスに会えれば、それでいい。
そう強く望んだ瞬間、異変が起きた。 空気が変わる。得体のしれない何かが辺りに広がっていく。
僕の中にある第六感が逃げろと叫んだが、もう遅い。
事態は僕を置き去りにして動き出してしまったのだから。
光。草原の中心で光が人の形を取り始めている。ぼくの望んだ願いに呼応して強く、強く。
夜暗の草原が、今だけは昼間の明るさを顕現しているのだから驚きだ。
光の収束が徐々に収まっていく。一面が白色だった視界も元の暗闇に戻り。

「ったく、眩しい光だ。まあ、オレを照らすには丁度いいか」

僕の目の前に立つのは見目麗しい金髪の少女だった。
誰だ、こいつは。まさか、この少女がサーヴァントなのだろうか。
色々と次から次へと疑問が浮かび上がり、思わず足が後ろへと下がってしまう。

「――よう、お前がオレを呼んだクソッタレなマスターかい?」

明らかにドン引きしている僕に対して、にニヤリと笑いかけるその姿は何故か気品に満ちていた。
そして、少女は右手を僕の方へと伸ばし、掌を広げる。握手をしろということなのだろうか。

「……ステイル=マグヌス。どうやら、僕らは一蓮托生となったみたいだね」

未だに何が起こったかを完全に掴めていないけれどたった一つだけ確かなことがある。
もう、後戻りは許されない。ここから先は、一方通行の地獄道である。
ヒュウヒュウと肌寒い風が吹くけれど、僕の中にある熱は収まらない。
その熱の元にある強い願い。
インデックスともう一度会えるのなら、僕は何だってしよう。
この手を取ることで僕はその一歩を踏めるのなら、もう迷いなんてしない。



【マスター】ステイル=マグヌス@とある魔術の禁書目録

【参加方法】木片は必要悪の教会からこっそりと拝借した。

【マスターとしての願い】“ステイル達と一緒の思い出を共有しているインデックス”にもう一度会いたい。

【weapon】ルーンカード

【能力・技能】魔術:A…主に炎主体の魔術を得手としている。
            また、応用によって火傷治癒の術や、目晦ましの術、人払いや神隠し、
            特定の人間を精神的に拘束することや、精神のロックを解除することもできる。

【人物背景】2mオーバーの14才赤髪神父。顔立ちは未成年っぽいが、どう考えても未成年っぽくない。
      必死にルーンを極めた天才魔術師だけあって、物事の理解力は天下一品。
      性格は修羅場をくぐっているだけあって冷静。もっとも、年相応な部分もある。
      派手なアクセサリー、強い香水の匂い、右目の下にはバーコードの刺青といったこれでもかといった目立った容姿。
      ちなみに、未成年だが重度のヘビースモーカー。


【方針】防衛、攻略が得意な為、基本的には籠城。だが、情報の重要性も理解しているので他者との交流はフランクに行う。
    そして、協力が必要な場合はきちんと協力を申し出たり、受け入れたりといった冷静さも兼ね備えている。
    基本的に、どうしようもなく使えない参加者は速攻に間引くが、強敵になりうる参加者に対しては柔軟に対応するだろう。


【クラス】セイバー

【真名】モードレッド@Fate/Apocrypha

【パラメーター】
 筋力B+ 耐久A 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具A

【属性】
 混沌・中庸

【クラススキル】

対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
      大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自由に操れる。

【保有スキル】

直感:B 戦闘時に常に自身にとって最適な展開を"感じ取る"能力。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。

魔力放出:A 武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。
       いわば魔力によるジェット噴射。かの騎士王と互角に打ち合うほどの力量を持つ。

戦闘続行:B 往生際が悪い。聖槍で貫かれてもなお諦めず、騎士王に致命傷を与えた。

カリスマ:C- 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。希有な才能。
       モードレッドのカリスマは、体制に反抗するときにその真価を発揮する。

【宝具】
『燦然と輝く王剣』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
アーサー王の武器庫に保管されていた、王位継承権を示す剣。
「如何なる銀より眩い」と称えられる白銀の剣。モードレッドの主武装であり、通常はこの状態で戦闘を行う。
元は王ら戴冠式のためウォリングフォードの武器庫に保管されていた剣だが、それをモードレッドが叛乱を起こした際に奪い取り、カムランの戦いで使用した。
アーサー王の『勝利すべき黄金の剣』と勝るとも劣らぬ値を持つ宝剣であるが、モードレッドが本来の担い手の了承なくこの剣を強奪したため、ランクが低下している。

『我が麗しき父への叛逆』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:800人
「燦然と輝く王剣」の全力解放形態。剣の切っ先から直線状の赤雷を放つ。
真名解放時にはクラレントを構えた彼女を中心にした一帯が血に染まり、白銀の剣も邪剣へと変貌する。
英霊の必殺の武器であると同時に、絶大な誇りそのものと言える宝具だが、彼女にとって父の名を冠したこの宝具は誇りを超え、ある種の怨念と化している。
またアーサー王を害したエピソードゆえに、モードレッドの手で発動時にあるこの剣は「聖剣」ではなく、「魔剣」と化している。

『不貞隠しの兜』
ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
普段はモードレッドの顔を隠している兜。
ステータスやクラス別スキルといった汎用的な情報は隠せないが、真名はもちろん宝具や固有スキルといった重要な情報を隠蔽する効果があり、たとえマスターであっても兜をかぶっている間は見ることができない。また、戦闘終了後も使用していた能力、手にした剣の意匠を敵が想起するのを阻害する効果もあり、聖杯戦争において非常に有用な宝具。
ただしこの宝具を使用していると、彼女の持つ最強の宝具を使用することが出来ない。
兜は鎧とセットの状態で『脱いだ』時、初めてステータス情報が開示される。つまり鎧を外して現世の衣装を着ていても、武器を手にしていなければ、兜が無くても隠蔽効果は継続する。「ルーラー」のクラス別スキル「真名看破」の効果でも見破ることは不可能。

【weapon】

 燦然と輝く王剣を使用する。

【人物背景】
 円卓の騎士の一人でありながら、父であるアーサー王に反旗を翻した叛逆の騎士である。
 20歳にも満たぬ少女だが、女と呼ばれることを極端に嫌っている、可愛い。
 やや粗雑で男性的な口調で話し、一人称も「オレ」、可愛い。
 性格は自信過剰で好戦的だが、高潔な精神も備えている、可愛い。

【サーヴァントとしての願い】

 選定の剣に挑戦すること。

【基本戦術、方針、運用法】
マスターに理があるなら従うが、気に入らないならバシバシ言う。基本的にマスター共々、戦闘に関しては場慣れしているので相性はいい。
ちなみに、霊体化を嫌っているので服をちゃんと買ってあげましょう。