範馬勇次郎&キャスター ◆/k3Q/jYeig


範馬勇次郎は退屈していた。
「あの」親子喧嘩以来、どこへ行っても自分が範馬勇次郎と悟られ、落ち着かない。
道端で子供にサインをねだられたことももはや両手の指では収まらない。
だからか、ふと気が向いて赴いた人気のない修行の地……幼少の頃の刃牙を鍛えた富士山麓の樹海で「それ」に出会った時。
勇次郎を絶えず襲っていた欠伸の衝動はピタリと止んだのだ。


「フォ……フォッ……フォ。おヌシがワシのマスターか?」
「そういうテメエは俺のサーヴァントだな?」


「闘争のない日常」を「退屈」と断じ、勇次郎は早々に予選を突破した。
そこで出会ったのは齢百を越えようかという、あの郭海皇ですらも赤子に思えるほどの年輪を重ねた老人だった。
しかし……勇次郎は直感する。
この老人は郭海皇やピクル、あるいは己すらも瞬きの間に殺してのけるほどの強者――否、絶対存在であると。
それほどの強者、常ならば勇次郎は即座に挑みかかっていただろう。だが今は事情が違う。
できるかどうかはともかくとして、この老人を殺してしまえばこれから始まる大戦にも参加できなくなってしまう。


「ソイツぁ困るな……ジイさんよ、俺は優勝してえんだ。手伝ってくれる気があんのかい?」
「ふむ……構わんよ。ワシも願いがないわけじゃあない。気骨のあるマスターならば歓迎じゃわい」


呵呵と笑う老人。勇次郎もつられてニマ~と笑う。
引いたサーヴァントはキャスター、魔術師のクラス。
一般的には、三騎士などに比べれば「外れ」と思うだろう。だが勇次郎にとっては「当たり」だ。
なにせこの老人、魔導においては世界に並ぶ者のない存在だからである。
その絶大なる魔力を以ってすれば、勇次郎をサーヴァントと「殴り合わせる」ことも不可能ではないからだ。


「じゃあ行くか、ジイさん。言っておくが、サーヴァントは俺に喰わせろよ」
「そりゃええわい。ワシも楽ができるでな……ファッファッファ」


かたや「地上最強の生物」、範馬勇次郎。
かたや「キャスター」、すべてをしるもの。
暴力と智謀の頂点が出会い、聖杯戦争という極上の料理を食す。



【マスター】
 範馬勇次郎@刃牙道

【参加方法】
 刃牙と山籠りを行った樹海の大木がゴルフェの木だった 

【マスターとしての願い】
 人間世界の闘争にも飽きたので、サーヴァントになって別次元の闘いを楽しみたい。

【weapon】
 素手

【能力・技能】
 あらゆる格闘技に精通し、歴史や人体学にも造詣が深い。
 しかし勇次郎は己の肉体に絶対の自信を持っているため、技を使うことはめったにない。
 「鬼の貌」と恐れられる鍛え上げたヒッティングマッスルを用い、ただ力の限り殴りつけるスタイルこそが範馬勇次郎である。

 地上最強の生物:A あらゆる格闘技に精通し、しかし決して技に頼らず腕力で物事を押し通すエゴイズム。スキルというより範馬勇次郎という存在の生き様に近い。
             勇猛スキルと心眼(偽)の複合スキル。
             威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。また、格闘ダメージを向上させる。
             直感・第六感による危険回避。天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。

【人物背景】
 いわく「地上最強の生物」。
 生まれ出たその瞬間、大国の指導者に「極東の島国にとんでもない脅威が生まれた」と核兵器の使用を一考させるほどのプレッシャーを与えた。
 長ずるに連れ、自然と彼は戦場に向かう。戦場こそはこの地上で最も合法的に人を喰らい、また己を磨き上げられる場であるからだ。
 闘争こそが人生の全て。戦うために喰らい、戦うために眠り、戦うために戦う。
 その飽くなき最強への欲望は、血を分けた息子ですらも餌としてしか認識しない。

【方針】
 「サーヴァントに任せて隠れておくのが定石? エフッ エフッ エフッ F F ……わかっちゃいねェなァ……それじゃ面白くねェだろ?
  ジイさんは後ろで見てりゃいいや……せっかくサーヴァントなんて極上の獲物が雁首揃えて待ってんだ……ちょうしこかせてもらうぜ!!」


【クラス】
 キャスター
【真名】
 すべてをしるもの@ファイナルファンタジーⅤ
【パラメーター】
 筋力B 耐久E 敏捷D 魔力A+ 幸運C 宝具C
【属性】
 秩序・中庸 
【クラススキル】
 陣地作成:B…それなりの高さのある塔の最上階に陣取ることで、塔内での物理攻撃を禁じることが出来る。
          ただしこれには対となる力の塔が不可欠であり、力の塔の守護者を了承するサーヴァントがいない限りは発動しない。
 道具作成:-…魔法こそ至上の利器と信じているため、道具作成スキルは失われている。
【保有スキル】
 怪力:B…魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性で、一時的に筋力を増幅させる。
 自己強化:D…戦闘を開始した時点で防御魔法「プロテス」と再生魔法「リジェネ」がかかる。
          これは本人の意志ではなくシステムとして行われるものであるため、発動の気配や魔力消費がない。     

【宝具】
「最後の約束の物語(ファイナルアタック・フレア)」
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大補足:200
 黒魔法の頂点である無属性魔法。対象の防御値を無視してダメージを与える。
 すべてをしるものは当然、封印されている「フレア」も「ホーリー」も知っているが、フォークタワーに挑んできた者への礼儀としてこの二つの魔法は使わない。
 ……が、自身が倒された時は別である。
 すべてをしるもののHPがゼロになった時、彼は自身を倒した相手へ向けて、持てる魔力の全てを注ぎ込んだ「フレア」を放つ。
 これは自動発動型の宝具であり、マスター・すべてをしるもの双方が自発的に使うことは不可能である。
 すべてをしるものは、たとえ自らを超える者であっても「自分以上に魔導に精通する存在」を許さないのだ。
 ただし例外的に、HP削減効果のある宝具やカウンター宝具などで倒された場合はこの宝具は発動しない。

「愚者の渡しの防御(リターン)」
ランク:D 種別:結界宝具 レンジ:1~30 最大補足:5
 戦闘を開始した時点まで時間を巻き戻す。
 体力・魔力、装備、周辺の地形など、敵味方問わずあらゆる状態がリセットされる。
 ただし人の意識には干渉しないため、この宝具を受けた者は「時間を巻き戻された」と即座に認識できる。
 宝具としては極めて魔力消費が少なくマスターにも負担を掛けないが、一度の戦闘で使用できるのは一度のみとなる。
 そのため、劣勢を挽回する以外にも敵の手の内を探るためという使い方が有効となるだろう。


【weapon】
 全魔法…回復・補助を司る白魔法、攻撃・状態異常を司る黒魔法、時間・空間を司る時空魔法。三つの魔導を極めている。
       しかしモンスターの力を我がものとする青魔法、召喚獣の力を借りる召喚魔法の二つは、すべてをしるものもまたモンスターであるがゆえに使うことはできない。
 コルナゴの壺…弱らせたモンスターを捕らえることができるアイテム。
          サーヴァントに効果はないが、マスターあるいはサーヴァントが召喚した低級のモンスターや怨霊ならば捕獲することが出来る。


【人物背景】
 二つの異世界が融合して生まれた新たな世界に、フォークタワーという双子の塔がある。
 魔の塔フレアタワーには黒魔法フレアが、力の塔ホーリータワーには白魔法ホーリーが、それぞれ封印されている。
 この二つの魔法は同時に取得しないと大爆発を起こすため、冒険者はパーティを二つに分けて挑むことになる。
 力の塔では魔法攻撃が、魔の塔では物理攻撃が禁じられている。
 すべてをしるものは魔の塔の最上階でフレアを守る、あらゆる魔法を極めしモンスターである。
 彼に挑む者は、剣や弓ではなく魔導の限りを尽くして勝利せねばならない。
 禁忌を犯し力で挑む愚か者はことごとく時の回廊に囚われ、戦いを始めた瞬間に時間を巻き戻されるであろう。
 ちなみに彼は魔の塔の担当であるが、力の塔を守護するミノタウロスよりも腕っ節は強い。数値にすると【ミノタウロス:攻撃力99/回数9 全てを知る者:攻撃力100/回数20】となる。

【サーヴァントとしての願い】
 相方のミノタウロスが役に立たないので勇次郎をサーヴァントにして新たな力の塔の守護者にする。

【基本戦術、方針、運用法】
 タイプとしては、すべてをしるものは後衛、範馬勇次郎は前衛である。
 すべてをしるものが全力で勇次郎を強化すれば、一般的なサーヴァント相手なら防衛戦が行えるほどになる。
 マスターが盾役となり後方からすべてをしるものが魔法で援護するのが、このコンビの必勝パターンかつただ一つの戦術となるだろう。
 もし相手が魔法を反射するタイプのスキル・宝具を持っていた場合、速やかに撤退すべし。
 もし相手がバーサク系の魔法持ってた場合? 心配するな、ワシは殴ったほうが強い。