【クラス】
セイバー(アヴェンジャー)
【真名】
オルステッド
【パラメーター】
筋力A 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運E- 宝具A++
【属性】
中立・中庸
【クラススキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:-
騎乗の逸話が無い上、「二重召喚」で得た宝具の影響を受けているため騎乗スキルは失われている。
【保有スキル】
二重召喚:B
二つのクラス別スキルを保有することができる。
極一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。
ただしこのセイバーの場合、併せ持つのがアヴェンジャーのクラスのためクラス別スキルを得ることはできない。
その代わり、セイバーのクラスには合わない個人スキルや宝具を保有する。
対英雄:E
セイバーと戦う「善」もしくは「中庸」の英雄は全パラメータが1ランクダウンする。
反英雄、もしくは「悪」か「狂」の英雄には効果が無い。
このスキルは極めて希少であり、保有するのはかなり高位の英霊のみ。
それを低ランクとは言え所持するのは、アヴェンジャーのクラスを得た事で魔王としてのスキルが僅かに発現したため。
仕切り直し:A
戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。
生前はただ一人で王国の兵から逃れながらさまよっていた。
戦闘続行:A
決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
生前はただ一人で王国の兵と魔王山の魔物を蹴散らし、頂上まで踏破してみせた。
【宝具】
『魔王、山を往く(ブライオン)』
ランク:C 種別:対陣、対門 レンジ:1~99 最大補足:1
かつての勇者より受け継いた魔剣。
あらゆる施錠や防護を解除し門や結界は崩壊させ、建造物や土地の入り口を無条件で切り開く。
かつては聖剣であり対象も「魔」によるもの限定で、その頃の真名は『魔王山を往く』だった。
しかしオルステッドが大量の兵士を斬り捨てたことで魔剣となり、真名の変化と共に効果対象も拡大された。
……ただし効果対象の拡大については、賢者ウラヌスが命を懸けてオルステッドを脱獄させたことも一因であろう。
『憎悪の名を持つ魔王(オディオ)』
ランク:A++ 種別:対人、対獣、対機 レンジ:なし 最大補足:8
負の感情――特に憎悪を糧として力を得、或いは力を与えるセイバーの最終宝具。本来はアヴェンジャー時の宝具。
この宝具を完全に解放した時、オルステッドは魔王オディオと化し神霊並みの力を得る。
しかしその強さゆえに、相当な量の魔力を消費しなくては発動できない。
この宝具の完全解放は仮に綺礼とセイバーの全魔力を使用した上で、三画の令呪を補助に使っても不可能である。
部分的な使用ならば能力と解放量にもよるが可能。しかし、そもそも勇者に戻ることを決意したセイバーにこの宝具を使う気はない。
唯一、負の感情や記憶に反応する能力だけをごく僅かな魔力を使って解放させている。
【weapon】
魔剣ブライオンと、盾や鎧などの各種防具。
【人物背景】
とある世界の勇者であり、魔王。
魔王となった経緯については先に述べた通り。
その後、絶望して魔王となったオルステッドは自分の世界にいる全ての人間を殺し、その魂を封印した。
そして各世界の英雄――他のシナリオの主人公たちを集め、人間の愚かさを知らしめた上で殺そうとする。
だがオルステッドは敗北し、諭され、その言葉を受け入れながらも誰もが魔王に成りうる事を言い残して消滅した。
【サーヴァントとしての願い】
人は己の中に存在する魔王に勝ちうるのか、悪そのものである綺礼を通して確かめたい。
この願いは皮肉にも、stay/nightの綺礼の願いとどこか似通っている。
【基本戦術、運用法】
よくも悪くもセイバークラスらしく素直な性能なので、正面から各種剣技で戦うしか無いだろう。
幸い、セイバーは周囲の敵をまとめて吹き飛ばす技や遠くの敵を剣風で切り裂く技を習得している。
そのため剣技だけでも様々な状況に対応することができる。
相手に直接ダメージを与える宝具がないのは欠点だが、その代わり対英雄のスキルはランクEでも生半可な宝具より強力。
天敵は素の能力で押し負け、更に対英雄も効かないバーサーカーのクラス。
仕切り直しで逃げるしかない。
【方針】
セイバーはあくまで「勇者」として振る舞うつもりである。
そのためマスターの意に反そうと、不利益を被ろうと正義を貫くであろう。
ただしセイバーの抱いている感情により、マスターに異を唱えることはあっても見捨てることもないだろう。
登場話一覧
最終更新:2014年12月05日 17:02