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心底、面倒臭い。
横にいる相手には聞こえないよう言の葉は胸の奥に秘めておきながら。
それでも隠し切れない感情を重い溜息に変えて、月のない夜道を進む。

「なぁなぁ! アレはなんだ?赤くて、ピカピカしてるやつ!」

鈴の鳴るような声に反応し、視線を其方に向ける。
恐らく、数メートル先に直立している信号機を指しているのであろう。
華奢な体躯からすらりと伸びる腕の先。
細く、たおやかな指先をぶんぶん振りながら好奇心全開な視線を僕に向けてくる彼女。

「……さっきも教えなかったかい? あれは、信号機って言って――」

本日二度目となる説明を開始した僕の唇は彼女の容赦ない平手打ちによって塞がれた。
強烈なビンタから、悲鳴をあげる隙間すらなくぴったりと唇を覆う掌。
普通に痛い。
そして苦しい。
自然、睨み付ける様な表情を浮かべてしまうがどうやら僕以上に彼女はご立腹らしい。

「アンタはアタシを馬鹿にしてんのか! 信号機は、さっきの青いのだろ!」

掌を退かせ僕が糾弾を開始する、その前に烈火の勢いで彼女は言葉を紡ぐ。

召喚、当初から薄々勘付いてはいた。
だけど、考えたくなかった。

「一回までなら許してやる! だからさっさとあの赤いやつの正体を教えな!」

まさか、自分の召喚したサーヴァントがこんなにも馬鹿だったなんて。
大体、サーヴァントは召喚に際し聖杯から必要最低限の知識を教えて貰っている筈なのだがそれはどこへ消えてしまったと言うのだろうか。

信号機を知らないだけならまだ理解出来なくも無い。
人間――英霊であっても――誰しも全てを知っているワケではない。
自分が信号機を知っているからと言って、相手にもソレを押し付けるのは些か傲慢が過ぎるだろう。
知らない事は、知れば済む話なのだし。

だけど、だけれども。

赤く点滅する信号機と青く点滅する信号機を別々に理解したうえに、言葉に対し暴力でキャッチボールを行う相手にどう物事を教えれば良いと言うのだ。

否、信号機云々は問題の本質からは程遠い。
確かに、互いの認識――或いは常識の摺り合わせは、根気強く付き合っていけばなるほど確かに可能だろう。
だが、暴力による返答、これが問題だった。
些か以上に貧弱な僕の体に、仮にも英霊と呼ばれる存在からの殴打は荷が重い。
必然的に会話を避けていたのだがどうやらこの英霊様は絶えず喋っていないと我慢出来ない性質らしい。

「赤いのも、青いのも同じ信号機だよ。……点滅する色によって発信する意図が違うんだ
……ほんとに、こんなんで勝ち抜けるのかな……」

小学生の子供を相手にしているような錯覚に陥りつつ、ポロリと本音が漏れ出してしまう。
それは、偽らざる素直な気持ちだった。

どうしても、叶えなくてはならない願いがある。
例えどれ程の怨嗟を受け、生涯許される事の無い罪をその身に背負ったとしても、叶えなくてはならない願い。
からっぽな僕に残された、たった一つ形あるもの。

聖杯戦争。
魔術師とサーヴァントの主従が、たった一つの願望器を巡って争い、殺し合う儀式。
曰く、何でも願いの叶う願望器。
聖杯の存在は、崩れ落ちそうな意志を再び奮い立たせるには充分すぎる以上に効果を発揮していた。

愛し気に、首筋に現れた印を撫でる。
令呪と呼ばれるそれは、サーヴァントに対する絶対の命令権。
生意気なサーヴァントを律する事も可能であれば、一時的とは言えサーヴァントの力を強化する事も出来る。
その圧倒的な力量差から、サーヴァント同士の争いに介在する事は不可能だが、令呪を用いれば力の劣るサーヴァントでもジャイアントキリングを起こす目も出てくるだろう。
――勿論、敵対するマスターも同じ事を考えているだろうから、実際に起こる可能性は相当低いのだが。

と、そこで再び視線を自らのサーヴァントに向ける。

「……不満そうだなね、アサシン」

先程漏らした言葉をしっかり聞いていたのだろう。
露骨に不満そうな表情をしているサーヴァント。

黒を基調とした豪奢なドレス姿から伸びるのは対照的に透き通るように白く、何処か艶めいた素肌。
長く伸ばされた黒髪は風に揺れ蟲惑的な香りを醸し出している。
小学校低学年位の身長でしかないのを差し引いても、充分美女といえる存在。
街中を歩いていたら思わず他人の目を惹きつけそうな彼女ではあるが――隣にいて尚、その存在を見失いかねない程、存在感が希薄だった。
否――最早皆無と言っても過言ではない。

アサシンの持つスキル、気配遮断。

知識として理解してはいたが、いざ体験するとここまでのモノかと驚いてしまう。

「別に、アンタがどうアタシを値踏みしようと勝手だけどさ……弱音を吐かれるのは鬱陶しい」

じっとりとした視線。
その眼差しに、比喩ではなく本当の意味で冷や汗が一筋零れ落ちる。
如何に幼い少女の姿をしていても英霊は英霊。
この舞台に呼ばれるに足る逸話と力を保持しているのだ。
その気になれば、華奢な僕の身体など位置を数える間に千は殺しきるだろう。
自分自身の力量を卑下するわけではないが、彼我の差は絶対だった。

「別に、ちょっと不安になっただけさ。君の力を疑っているワケじゃない。
――勝つのは僕たちで、願いを叶えるのもまた、僕たちさ」

先程溢した不安は確かに、混じりけの無い純粋な気持ちである。
だがしかし、これもまた純粋な本音だった。

正直、滅茶苦茶驚いた。
その数分後により驚く事になるのだが、それはさておき、兎に角驚いた。

戦争の前に、自軍の戦力を確認しない愚かな将などいる筈は無い。
サーヴァントを召喚し、少女がアサシンのクラスを名乗ると同時。
マスターに与えられた特権の一つである、ステータス確認を用いたところ、僕の視界に飛び込んできたのは最低Bランクに平均Aランクというアサシンでは到底考えられないような数値である。
スキルによる底上げや、逆にスキルによるマイナス補正などランクの調整は確かに存在するらしいが、そんな小細工は一つもない純粋な彼女の実力がそこには示されていた。
加えて、アサシンとしての固有スキルを失っているなどという事も無く。
言ってしまえば、三騎士クラスのサーヴァントにアサシンのスキルを付けるというバランスも糞もないステータスになっていたのである。

そして、彼女を彼女足らしめる切り札である宝具。

Aランクという文句なしの宝具に優秀なステータス、ほぼ確実に有利を取れるスキル。
苦手な性格且つ頭が悪いのが難点だが、それを補って余りある程の勝率を見出していた。

――とは言え、その頭の悪さが勝敗を左右する結果になりかねないのは肝に銘じておかなくてはならないだろうが。

「……赤は止まれ、で青は進め。じゃあ……アレはなんなのさ」

心配していない、の一言で機嫌を直した彼女の興味はまたしても信号機に移っていた。
赤と青、この二つの意味を漸く理解したらしい彼女は、新たに現れた黄色の存在にご執心らしい。

「決まってるだろう? 黄色は……アレ? えと、黄色は……」

はて、どうやらど忘れしてしまったらしい。
脳内をフル回転させて記憶を手繰る。

一般常識では、あるのだが……深夜に出歩く性質でもない僕に黄色信号と触れる機会はとんと無かった。

止まれと、進めの間……わからない。
赤と青の中間というのなら、ゆっくり進めにも思えるが、これはきっと違うだろう。
なら急いで渡れ、かとも思ったがどうにもしっくり来ない。
何にせよ、彼女に真偽を確かめる術など無いのだし多少自信が無くともこれ以上機嫌を悪くされる前に答えておくべきだろう。

思考と同時、ぞわり、と全身に悪寒が走る。
またご機嫌斜めか……。

そう考え、数秒の間内に向いていた意識を外に向ける。
その刹那。
張り詰めていた意識の一瞬の空白。

ひうん、ひうん、ひうん、ひうん、と。
泣き叫ぶような、空気を裂く音が僕の耳に届いて――ナニカが落下する感覚と共に、気付けば僕の瞳は自分の胴体を見上げていた。
考えるまでもなく、理解する。
僕の意図はここで切れ――僕の聖杯戦争は終わりを告げたのだと。
段々と霞んでいく視界に映るのは、闇に紛れて霞みそうな、黄色。



ふと、頭を過ぎる。
ああ――黄色は、注意しろ――だったっけ。



 +++

「ざっとこんなもんですかねー」

自分の呼び出したサーヴァントが、自分と同じマスターと呼ばれる存在を殺すのを、少女――御坂御琴は一時も目を離さず見つめていた。
既に一定の信頼を気付いていたのだろうか楽しげに会話し、揉め、また笑顔を浮かべていた彼ら。
どう見ても小学生にしか見えず、見る場所によっては微笑ましくすら思う組み合わせではあったが……それでも、美琴のサーヴァントは幼い相手に対する情けや容赦など一切含まず、彼らを血に沈めた。
圧倒的、そう評するしか無いだろう。

如何に幼く見えたとは言え、彼らも立派な参加者であり、少なくとも美琴の目には周囲に対する警戒を解いたようには見えなかった。
美琴のサーヴァント――アサシンは、確かに不意打ちや闇討ちに長けたサーヴァントではあるが、それにしても凄いとしか表現の仕様がない。

アサシンの宝具である、不可視に近い糸。
一体どのような原理なのか、その糸を繰ると、此方が一方的に視認出来るだけの距離に居ながらにしてマスターと思わしき少年の首に糸が巻き付く。
それでも、気付かれれば即座に外されて終わりだろうと思うが、そのような仕組みか少年がその気配に気付く様子はない。

――こうなってしまえば、結末は一瞬だ。

僅かでも動揺を誘う為だろうか、小柄な体躯で堂々彼らの前に姿を現すアサシン。
相手が何らかの反応示すその刹那。
まるで学芸会の指揮者のように、アサシンは指先をくいっと振り上げ、ついっと斜めに振り下ろす。
それで、終わり。
名も知らぬマスターと、名も知らぬサーヴァントの姿はずたずたに――ジグザグに、切り裂かれて、その命を終える。

「怖気ついちゃいましたか?」

たった今、二つの命を奪ったなど微塵も感じさせない口調でアサシンが美琴に問い掛ける。
その瞳は探るようで、返答を間違えば即座に命を落としかねない危うさを孕んでいる。

「そう、ね……ショックなんてありません、全然平気です。なんて言ったら嘘になると思う。
……でも、この位で……たった二人死んだ――ううん、殺したくらいで、折れるつもりは無いわ」
「ふう、ん。それなら全然問題ないですけどねー。……取り合えず、暫くは予定通り剣玉必殺。獲物が網に掛かるまで姫ちゃんは姿を隠しとくですから。マスターは、予定通りに無防備な姿をアピールしてて欲しいですよ。――その方が、手っ取り早いですし」
アサシンは、美琴の身体が微かに震えているのを見逃さない。
だがそれでも、その言葉に宿る意志の強さを見て図ったのか、それ以上追求する事は無く一方的な要求を告げるとこれ以上話す事は無いとばかりに霊体化して姿を消す。

姿を消しただけで、居なくなったワケではないが、其れでもあの威圧感から開放されたと言うだけで思わず安堵の吐息が零れ落ちてしまう。

「ごめんなさい、なんて一方的で意味無いなのはわかってるけど。……でも、それでも、ごめんなさい」

彼らも覚悟してこの聖杯戦争に臨んでいる。
放っておいても、誰かに殺し殺されるだけの存在――そう理解してはいても、胸中のん美外感情は消えることなく美琴の心を蝕む。

殺人も、それに加担するのも同罪だと美琴は思う。
彼らに直接手を下したのが自分ではないとは言え、その命を下したのは間違いなく彼女だ。
それ故に、この場において初めて感じる――そしてこれから幾度も味わう事になるであろう罪の意識に押し潰されそうになりながら、それでも前を見据えて懺悔の言葉を紡ぐ。
ただの自己満足であるとは思っても、其れでも彼らが安らかに眠れるように、と。

後悔がないと言えば嘘になる。
だが、あの少年に叶えたい願いがあったように、美琴にも叶えたい願いがある。
その願いを叶える為なら、例えどれ程自らの手が血に濡れようと構わない。
元より、これからの幸せを願うには重すぎる罪を背負っているのだから。

たった今殺した彼と彼女だけで収まる話ではない。
既にこの身体は、一万人以上の罪に濡れているのだ。
今更罪を重ねようと、最早自らが幸せになる道は閉ざされている。

「もう、これしか方法が無いの……他の奴等に願いがあろうとなんだろうと――そんな幻想、ブチ殺してやるうじゃないの」

それならば、自分に残されたのはせめて遺された罪を清算することだけだと。
恐らく、もう二度と会えないであろう誰かを思いながら、狩人はただ得物を待つ。
自らの所為で犠牲になった妹達の全てを救い、その全てが幸せになれる世界――彼女達が誰かに利用される事無い世界を、夢見て。


 +++


アサシン――紫木一姫は、危うく、不安定なマスター召喚されたときの事を思い出す。

細かい会話など覚えていない、元より興味の無い事柄だ。
色々と応用の利く能力を持っているらしいが、魔術師というわけではないらしく魔力供給も碌に行えない少女。
暗く、澱んだ瞳をした少女が口に出したたった一つの願い。

(もう元には戻れない――だから、せめて残った罪を精算したい、ですか)

曰く、自分自身の不用意な行為で産み出された命を救いたい、と。
自らの身体が罪に溺れ、沈むのを待つのみと知って尚、足掻きたいと。
その身に更なる罪を重ねても願いへ到達出来る保証は無く、仮に願いを叶えてもその場所に自らの居場所はない。
地獄へ落ちるだけの一方通行、それでも構わないと。

その姿に、その言葉に、きっと僅かながら彼女自身の姿を重ねてしまったのだろう。
そうでなくては今頃、自分はマスターを探してさまよう事になっていた筈である。

無論、一姫には自分を犠牲にして他の誰かを救うなんて愚かな考えは存在しない。
彼女の願いはたった一つ――この身に纏わり付く罪の清算、だ。

たった一つ、歯車が噛み合わなかっただけのだと彼女は思う。
小さくて、とても大きな歯車。

世界中には、幸せそうに暮らしている同年代の少女がそれこそ星の数ほど存在している。
自分のように、最早取り返しの付かない罪と、欠陥を抱えているワケでもない。
幸せを幸せと認識できないようなぬるま湯に浸かった存在が、山程。

――其れが、羨ましかった。

紫木一姫は、ただそうであるように人を殺す。
今は友人でも、いつその境界線が無くなるのかも曖昧で。
敵は殺す、味方も殺す、そして自分を殺す。

こんな有り様で人並みの幸せなど、どうして願えよう。
いつ血に濡れるかわからないその手で、何を掴めよう。

――其れが、堪らなく嫌だった。

どうして、自分だけ幸せになれないのだろう。
どうして、自分には恋する人と幸せになる権利が無いのだろう。

そんなのは、間違っている――間違っていて欲しい。


だから、願う。
こんな自分との決別と――平穏な日常への仲間入りを。


+++


【クラス】 アサシン
【真名】 紫木一姫
【属性】 混沌・悪

【ステータス】
筋力:D(C) 耐久:D(C) 敏捷:B(A) 魔力:D(C) 幸運:E 宝具:C

【クラススキル】
気配遮断:A サーヴァントとしての気配を絶つ能力。活発な行動をしていなければ気配を感じ取られることはない。

【保有スキル】
戯言遣いの弟子:A
戯言遣いを師匠と仰ぎ、彼すら騙しうる嘘吐きであることの証明。
あらゆる嘘を見抜き、彼女の吐く嘘を見抜くのは至難の業。
少なくとも同ランク以上のスキルでなくては不可能である。

精神汚染:E
生前の言語能力の生涯及び自分はもう戻れないという思い込みの副産物。
会話による意思疎通は困難であり、精神干渉系のスキルをある程度無効化する。

曲弦師:A
曲弦師としての極地。
対象に気取られる事なく曲弦糸を自由自在に操る事ができる。

人格形成:A
対象を観察する事が相手が望む性格を自由自在に形成する事ができる。

【宝具】
 『曲弦糸(ジグザグ)』
 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:100 最大捕捉:100~200
彼女自身の代名詞ともいえる宝具。重力、反発力、摩擦、遠心力、はたまた滑車の定理など、この世に満ち溢れる様々な力を駆使して糸を操る。彼女自身が糸であると認識したものなら構わず使用可能であり、生前は必要としていた滑車や手袋等も、この宝具が自由自在に糸を操ったという概念に昇華されていることから必要としていない。縦横無尽に糸を這わせ相手をズタズタに引き裂く、山一つ覆うほど範囲を広げ糸の結界内に侵入した対象の人数や会話内容の把握等汎用性に優れる。また、自身の持つ曲弦師としてのスキルやアサシンの気配遮断等も合わせこの糸を感知するのは困難となっている。

 『危険信号(シグナルイエロー)』
 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1
彼女自身が対象を敵であると認識してしまった場合、その存在を見過ごす事ができず、同盟協力等一切不可能になり攻撃を仕掛けてしまうようになる。生前の逸話が宝具となったもので、呪いのようなものであり、正攻法だまし討ち人質等々あらゆる手段を用いて対象を排除する。その呪いの代償としてこの宝具が発動している間のみ幸運以外のあらゆるステータスがワンランクアップする。

【weapon】
 『糸』
なんの変哲もない糸だが、曲弦師が使用する事で兵器となりうる。


【人物背景】
出展は「戯言シリーズ」
可愛いので皆『クビツリハイスクール』と『ヒトクイマジカル』を見よう。

【サーヴァントとしての願い】
間違えた一歩目をなかったことにした上で、戯言遣いや哀川潤、遊馬達との出会いをやり直し、殺人をしたこともなく今後することのない普通の女子学生としての生を送り直す。

【基本戦術、方針、運用法】
曲弦糸を用い糸の結界を張り、網に掛かった得物の会話を吟味し、刈り取る。


【マスター】
御坂美琴@とある科学の超電磁砲
【参加方法】
都市伝説として流れていた聖杯戦争の噂に縋り、箱舟のデータにハッキング。
【マスターとしての願い】
絶対能力者進化実験の完全消去及び死亡した妹達の蘇生、寿命長期化。
【weapon】
 なし。
【能力・技能】
学園都市第三位の発電能力者。
基本となる攻撃は速度と連射性に優れた直接電気を放出する電撃。作中ではよく高圧電流の槍を投げつける「雷撃の槍」を使用しており、最大電圧は10億ボルト。落雷を発生させることも可能。
磁力を操作することで、周囲の鉄を含む金属を意のままに動せる。これにより盾のように組み固めて相手の攻撃を防御したり、建材や瓦礫を集めて足場を作成したり、鉄筋や鉄骨などを使用した構造物の壁を自由に歩いたりなど幅広い応用が利く。さらに、地中の砂鉄を操って、表面を振動させて物体を切断し形状や長さが変化する「砂鉄の剣」や、津波のように地表を呑み込ませたり、竜巻のように突き上げるといった攻撃も可能。
直接的に電気信号や電子を操作することで、電子機械に対する高度なハッキング(クラッキング)を可能としている。また、磁力線が目視できるなど電磁気関連においては高い知覚能力も有し、AIM拡散力場として常に周囲に放出している微弱な電磁波からの反射波を感知することで周囲の空間を把握するなど、レーダーのような機能も有している。

【人物背景】
とある科学の超電磁砲既刊1~9迄。
面白いので是非読んで把握しよう。
【方針】
どんな手段を用いても聖杯を手に入れる。
基本は、曲弦糸による情報収集からアサシンの気配遮断を用いた不意打ちだが、難しそうなら同盟からの裏切り等も選択肢に含む。