鼻から息を吸うと、血の臭いが嗅覚を刺激する。
 眼を見開いても、視界は依然ぼやけたまま。
 夜の路地裏を歩く青年は、満身創痍を絵に描いた様な状態であった。

「……ッ!」

 右腕に纏わりつく激痛に、思わず声が漏れかける。
 かろうじて繋がっているものの、彼の右腕は最早使い物にならない。
 こんな有様では、戦闘の続行など土台無理な話だ。

「探さ……ないと……あの娘と、一緒に……早っ……く……!」

 青年は、剣の英霊――セイバーとして、月の聖杯戦争に馳せ参じた。
 彼を召喚したマスターは、この街の何処かで身を潜めている。
 無力な彼女を戦いに巻き込まない様にと、青年がそう提案したのだ。

 近くの敵を倒したら、また此処に戻ってくる。
 だから、そこで静かに待っていてくれないか、と。

 だが今となっては、計画は変更せざるを得ない。
 無様な話だが、セイバーは返り討ちに遭ってしまったのである。
 故に、早く彼女の元に駆け付け、共に戦場を離脱しなければならない。

 そうしなければ。
 あの悪魔が、命を刈り取りにやって来るから。

――フフッ。

 その時だった。
 小さな笑い声が、セイバーの鼓膜を揺らした。
 あの狂った笑みが、もうすぐそこまで近づいている。

 鼓動が早くなり、恐怖で足が震え始める。
 もしアレに見つかれば、その時が青年の最期だ。
 きっと一切の躊躇も無く、奴は敗者の魂を握り潰す。

――フフ、フフフ、アハハ。

 笑い声が近づく。悪魔がすぐそこまで来ている。
 早く奴から逃げねば、死よりおぞましい絶望が待っている。

 目的の場所まで、もうすぐそこだ。あと少しだけ歩けば、マスターと合流できるのだ。
 どうか無事でいてくれと願いながら、セイバーは満身創痍の身体に鞭打って、歩き続ける。

 その時だった。
 セイバーの背後から、何かが跳躍してきた。
 彼の前方に着地したそれは、人の形をしている。
 いや、あれは人ではない。人より遥かにおぞましい――悪魔だ。

――フフ、アハハハッ。

 目の前に、奴がいた。
 純白の肉体に金色の装飾、漆黒の瞳に四本角。
 美しさすら覚える姿を保ったまま、彼はセイバーを見つめ、笑っていた。

 青年は思わず尻餅をつき、怪人から後ずさる。
 立っているのもやっとな状態で、これ以上戦える訳が無い。
 逃げる体力も残っておらず、最早打つ術が何も見当たらない。

 恐れていた事態が、現実のものとなってしまった。
 死の運命は絶対となり、あとは最期を待つばかり。

 白い悪魔が、ゆっくりと近づいてくる。
 二人の距離がゼロになった瞬間、セイバーに死が訪れるのだ。

 ……だが。
 その最期の時が、数秒経っても訪れない。
 代わりと言わんばかりに、何かを叩き付ける音ばかりが、路地裏に響いている。

 見ると、悪魔の真後ろで、何者かが棒を振るっているではないか。
 目を凝らしてよく見てみると、それが華奢な体格の幼女である事が分かった。
 バールの様なもので悪魔を殴り続ける彼女の顔を、見違える訳が無い。

「やめて!セイバーのお兄ちゃんを、いじめないで!」

 悪魔と対峙していたのは、セイバーのマスターだった。
 まだ十にも満たない幼女が、敵に決死の抵抗を行っている。
 どうしてこんな場所にいるのか、何故此処が分かったのか。
 そんな事を考える前に、セイバーの口は既に動いていた。

「逃げろ……君じゃ……勝て、ないっ……!」

 悪魔である以前に、奴はサーヴァントなのだ。
 たかが人間一人の力だけで、神秘の存在たる彼等に勝てる訳が無い。
 ましてやただの幼女如きが、悪魔を傷つけられる可能性などゼロ同然なのだ。

 悪魔は身動ぎ一つせず幼女を掴み上げ、セイバーの方向に投げ飛ばす。
 二人のサーヴァントに挟まれる形となった少女は、痛みで蹲っていた。
 直後、セイバーの目が捉えたのは、右手をこちらに向けるバーサーカーの姿。 

「やめ、ろ……その娘は、関係ないんだッ……だから……!」

 その娘は、ただゴフェルの木片に触れただけなのだ。
 持つべき願いもない、ただの被害者に過ぎない彼女を、これ以上痛めつけないでくれ。

 全身を震わせ、掠れた声でセイバーが懇願しても。
 狂った悪魔の心には、何一つ届かない。

――ハハハッ。

 刹那、セイバーの視界が赤に染まる。
 彼の目の前で、燃え盛る炎が顕在したから。
 炎の中心で泣き叫ぶのは、小さな少女だった。
 セイバーが護りたかった筈の、ただの子供だった。

「あ、ァあ……ああァ……!」

 夜の街を照らす炎は、ものの数秒で消え失せる。
 そこに残されるのは、焼け焦げた肉塊一つだけ。

 ほんの数秒前まで息を吸い、声を張り上げた少女は。
 目の前に立ち塞がる悪魔に、呆気なく焼き殺された。

 炎が燃え尽きるまで、悪魔は"笑顔"のままだった。

「キ、サ、マァァァァァァァァッッ!」

 怒りが急速に膨れ上がり、すぐさま破裂する。
 恐怖で竦んでいた足に、もう恐怖は纏わりついてなかった。

 マスターを殺された以上、サーヴァントたるセイバーもいずれ消える。
 だが、ムーン・セルに存在を消去される、その前に。
 あの白い悪魔だけは、何としてでも己が手で討ち取らなければならない。

 まだ使い物になる左手に、剣を顕在させる。
 セイバーの宝具であり、悪魔の心臓を穿てる唯一の武器。

 力を振り絞って立ち上がり、そのまま悪魔に肉薄する。
 敵からの攻撃を度外視した捨て身の一撃だが、最早セイバーには関係ない話だ。
 残り僅かな寿命は、この悪魔を打倒する為だけに投げ捨てる。

「貴様、だけはッ!この手で、殺すッ!殺してやるッ!」

 マスターの無念を剣に乗せ、叩き込むのは必殺の一撃。
 持てる力を全て引き出し、奴の心臓を貫く――――!

「……がっ、ぁ」

 貫く、だなんて。
 そんなお伽噺の様な奇跡、敗者に起こる訳がない。

 最後の剣撃は、怨敵の心臓には届かなかった。
 その代わり、手刀がセイバーの心臓を穿っていた。

 セイバーの口から、鮮血が吹き零れる。
 全身の力が抜け、意識も遠のいていく。

 何一つ戦果を上げれず、敵討ちすら果たせずに。
 セイバーという英霊は、絶望を抱えたまま消滅する。

――フフッ。

 悪魔は、最後まで笑っていた。

□ ■ □


 怪人の正体は、れっきとした一騎のサーヴァントだ。
 クラスは「バーサーカー」で、悪魔ではなく狂戦士である。 

 セイバーが完全に消滅したのを確認すると、バーサーカーは元の姿へと戻る。
 純白の服を身に纏い、朗らかな笑みを浮かべた青年。
 その出で立ちは、狂戦士の称号とはまるで不釣り合いなものだった。

 だが、彼は間違いなく狂った戦士であり、それに相応しい歴史を有している。

 太古の昔に存在した、「グロンギ」なる戦闘民族。
 肉体の構造こそ人類に限りなく近いものの、あまりの残虐さ故に封印された殺戮者達。
 そして、その数千年後に「未確認生命体」として人類を殺戮した怪人の軍勢。

 その頭領こそが、バーサーカーその人である。
 数万もの命を踏み躙った彼の真名は、「ン・ダグバ・ゼバ」という。

「アッはっはッハっはっ!恐ろしく強いな君は!べらぼうに強い!」

 威勢のいい声と、賞賛の意が籠った拍手の音。
 バーサーカーが音の方角に目を向けると、そこには一人の男が立っていた。
 眼鏡を掛けた肥満体で、性悪臭い笑い顔を浮かべている。
 この肥え太った男こそが、バーサーカーのマスターであった。

「歴史に名を馳せた豪傑がまるでボロ雑巾じゃないか!まさしく君は怪物(ミディアン)だ!おぞましい悪魔(ミディアン)だ!」

 ひどく昂ぶった声を出すこの男は、バーサーカーに「少佐」と名乗った。
 それが本名なのか、はたまた階級を示す単語なのか、彼には知る由も無い。
 もっとも、それに関する知識など、この狂戦士には取るに足らない事でしかないのだが。

「それで、どうだったねバーサーカー?前菜にしてはそれなりのものだと思うが」
「楽しかったよ、とても」

 バーサーカーが興味を示すのは、ただの一つだけ。
 相手が自分を"笑顔"にしてくれるかどうか、この一点に尽きる。
 敵が強ければ強い程、バーサーカーは喜びを覚え、その分頬を釣り上げる。

「でも、クウガはもっと強かった」

 そんなバーサーカーが、最も"笑顔"でいられた相手。
 それこそが、太古の昔にグロンギを封印し、彼等と同時に現代に蘇った戦士――クウガであった。

 吹雪の中で行われた決戦は、今でも鮮明に思い出せる。
 究極の力を得たクウガが、自分と対等に渡り合ってくれる歓喜。
 肉体を燃やしても斃れず、こちらに前進してくれる悦楽。
 恐らくあの瞬間こそが、バーサーカーの人生における絶頂だった。

 狂戦士の英霊が求めるのは、その闘争さえ超えた喜び。
 聖杯戦争に馳せ参じた豪傑であれば、自分をもっと"笑顔"にしてくれる筈だ。
 そんな考えの元、バーサーカーは聖杯の召集に応えたのだ。
 言ってしまえば、彼は聖杯戦争という過程こそが願いであり、結果たる聖杯になど微塵も興味が無かった。

「ねえ、本当に君は、僕を笑顔にしてくれるの?」
「勿論だとも。戦争はきっと、凄く楽しいぞ」

 「戦争」。
 その単語の意味など、バーサーカーは既に把握していた。
 リント、もとい人間同士が、何らかの確執で始める殺し合い。
 彼等も随分変わったものだと、当初はその程度にしか思わなかった。

 召喚されたバーサーカーに対し、少佐はまず戦争の何たるかを説いた。
 戦争がいつから始まり、戦争が何人殺し、そして戦争が何を齎したのか。
 それらを話し終えた後に、少佐は自分の願いをバーサーカーに打ち明けた。

 私は戦争がしたい。この街を戦場に変えたくてたまらない。
 君が戦争を見た事が無いと言うのなら、私が戦争を見せてあげよう、と。

 この時バーサーカーは、初めてリントという種に関心を抱いた。
 正確に言えば、このリントが始めようとする戦争に興味が沸いた。
 そして、彼等が殺し合う戦場に、身を投げ出してみたくもなった。

 それ故に、バーサーカーはマスターに隷属している。
 彼が創造する戦争を見聞きし、感じ、味わい、"笑顔"になる為に。

「僕達がいない間、本当にリントは変わったんだね」
「我々が変わった?それは違うねバーサーカー、それは愚問というものさ。
 君があまりにも人間を知らなさすぎる、ただそれだけの事なのだよ」

 そう言って、少佐は口角を釣り上げた。
 獲物を見つけた動物に似た下種な笑みは、ダグバに同族を想起させる。
 まるでグロンギの様な"笑顔"を見せる人間は、少佐が初めてだった。

「君はまだ人間(リント)の何たるかを知らない。
 君が犬だ畜生だと嗤ってきた狂人(リント)の本性を知らない。
 闘争をこよなく愛する我々(リント)の真髄を知らない!
 80cm戦車(ドーラ)砲の驚異を知らない!88mm(アハトアハト)の火力を知らない!
 英米攻撃機(ヤーボ)の恐怖を、シュマイザーの快感を知らない!
 大地を焦がす闘争を!淑女を犯す獣共を!湖水を濁らす鉄火を!
 君はあまりに知らなさすぎる!戦争を、人間の何たるかをまるで理解していない!」

 声高らかに叫ばれる演説が途切れた後、バーサーカーはくつくつと笑い出した。
 果たして今まで、殺戮以外でこんなに笑える出来事があっただろうか?

 太古の昔、リントとはグロンギの狩りの対象でしかなかった。
 彼等は自分達より遥かに劣った種であると、信じて疑わなかった。

 だが、数千年後のリントは、その頃とはあまりに違い過ぎていた。
 グロンギの殺戮に全力で抵抗し、果てには殺人さえ躊躇しなくなっている。
 挙句の果てに、平然とリント同士で殺し合っているではないか。

 リントはいつの間にか、グロンギさえ超えてしまっていた。
 そして、その狂ったリントの代表格が、主人として目の前で笑っている。

「やっぱり、本当に君は面白いね」
「ああそうだとも、我々はつくづく面白い生き物さ。
 暇さえあれば煽り合い、殴り合い、挙句の果てに殺し合う単細胞共さ。
 だからこそ戦争が起き、戦争が終わり、また新たな戦争が始まる」

 素晴らしい流れだ、と。
 満悦気味に少佐がそう語る横で、バーサーカーもまた満足げな笑みを見せる。
 少なくとも、彼と同行していれば、しばらくは"笑顔"が絶えないだろう。
 それに、もしも少佐の言う事が正しければ――自分は確実に、願いを叶えられるのだから。

「愉しみにしてるよ。リント」

 そう言い残し、バーサーカーの姿は掻き消えた。
 主従の死体も殺戮者も消え失せ、残ったのはマスターたった独りだけ。
 そんな中でも、彼は"笑顔"を絶やさずにいた。


□ ■ □


 聖杯戦争のマスターは、時としてサーヴァントの歴史を夢を通して知るという。
 モンティナ・マックス――「少佐」と呼ばれたこの男もまた、己が下僕の記憶を垣間見ていた。

 破壊された車両の群れ。焼け焦げた死体の山。
 無数の死が振り撒かれた街の中心で、白い怪人が笑っていた。
 ゴミの様に命が踏み躙られる世界は、まさしく地獄のそれである。

 たしかに恐ろしい、狂気を煮詰めた様な光景であった。
 だが同時に、狂気を煮詰めた"程度"のものでしかなかった。

 紛争地域に足を運べば、あれ以上の地獄を気軽に体験できる。
 人が人の尊厳を捨て、獣の様に振る舞う姿の方が、よっぽど地獄らしい。

 とどのつまり、バーサーカーの大虐殺は、少佐の心を動かすには至らなかったのだ。
 むしろ、彼は召喚されたサーヴァント対し、ある種の失望さえ抱いてしまっている。

 たった独りで街を滅ぼせる力を持ちながら、ただの虐殺如きで満足してしまっている。
 人間(リント)を玩具としか捉えず、人間を知らずに人間を殺し尽くそうとしている。
 それでは駄目だ。あまりに勿体ない話であり、あまりに哀れな話だ。

 ならば、あの狂戦士に人間を教えてやろう。
 虐殺程度で満たされている彼に、人間の力を教えてあげよう。
 戦争という地上最大の娯楽を以て、彼を"笑顔"にしてみせようではないか。

 どんな事情があって、方舟がモンティナ・マックスという男を招いたかなど知る由も無い。
 満たされたまま生涯を終えた者を、どうして願いの戦いに呼ぶ必要があろうか。
 だが、こうして自己を保っている以上、彼にも聖杯戦争に参加する権利がある。
 ならば、この無駄な余生を、人生の蛇足を精一杯楽しませてもらおうではないか。

「まったくお笑いだ。それだけの力を持ちながらたったの3万とは。
 "究極の闇"だって?我々(ナチス)はもう当の昔に君の50倍は殺してるんだ」

「地獄を見せてあげようバーサーカー。君に最先端の"ゲゲル"を教えてやろうじゃないか」



【出典】仮面ライダークウガ
【CLASS】バーサーカー
【マスター】少佐
【真名】ン・ダグバ・ゼバ
【性別】男性
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A+ 敏捷:B 魔力:C 幸運:E 宝具:B(狂化時・怪人態)

【クラス別スキル】
狂化:-(B)
言語能力と理性を代価に、魔力と幸運以外のパラメータを上昇させる。
ダグバの場合、宝具の解放時に限り狂化のスキルが適応される。
また、このスキルが適応されたとしても、彼は従来のバーサーカーの様に雄叫びをあげない。
標的を嬲り殺そうが、自分が打ちのめされようが、ダグバはひたすらに"笑い続ける"。

【固有スキル】
歪笑:A
対象に恐怖と威圧感を与え、ファンブルの確立を上昇させる。
両手を血に染め笑うダグバの姿は、人間にはさぞおぞましく映るだろう。
しかし、当の本人は笑いたいから笑っているだけに過ぎない。

精神汚染:C
同ランクの精神干渉を無効化する。
戦闘民族として人間(リント)とは異なる道を歩んだグロンギは、根本的な部分から人間と思想を違えている。
特にグロンギの長たるダグバの心情を理解するなど、並の狂人でさえ不可能である。

戦闘続行:A
決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
ただし、ダグバの場合は「標的が如何なる状態であろうと戦闘を続行する」という意味合いも兼ねている。
彼にとって戦いとは至上の歓びであり、それを中断するなどという選択肢は端から持ち合わせていない。

【宝具】
『白き闇(ギソキジャリ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1個
ダグバを怪人態に変化させるバックルであり、同時に魔力炉としても機能する宝具。
この宝具で怪人態に変身した場合に限り、彼は本来の能力を発揮できる。
また、天候操作や瞬間移動を始めとした様々な特殊能力の行使も可能となるが、
この宝具を解放している際のダグバは「狂化」スキルによって理性が喪失しているので、基本的には使用できない。

『究極の闇(キュグキョブン・ジャリ)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:20 最大補足:300個
宝具の解放によって狂化状態に陥ったダグバが、唯一使用できる特殊能力。
物質の原子や分子を操りプラズマ化させ、範囲内の標的を体内から発火させる。
ただし、存在自体が神秘の塊であるサーヴァントに対しては元々効果が薄く、
「対魔力」のスキルの高さに応じて火力は更に軽減され、Cランク以上で完全に無効化されてしまう。
この欠点から、サーヴァントとの戦闘ではなく人間の虐殺の為にある宝具と言える。

【weapon】
強靭な肉体と発火能力が頼りとなる。

【基本戦術、方針、運用法】
殺戮。

【サーヴァントとしての願い】
もっと笑顔になりたい。

【人物背景】
太古の昔に封印された戦闘民族「グロンギ」の頭領。人間には「未確認生命体第0号」と呼称されている。
人間態は朗らかな笑みを浮かべた白服の青年だが、子供の遊びの様に殺戮を楽しんでおり、
自ら復活させた約200体のグロンギの半数以上を「整理」と称して殺害、更には3万人以上の人間を虐殺している。
最期は、九郎ヶ岳遺跡にてアルティメットフォームとなったクウガとの決戦に臨み、
バックルを破壊され、生身となっても続いた殴り合いの末に失神、駆けつけた一条薫により射殺された。
泣きながら暴力を振るうクウガと対照に、ダグバは最後の瞬間まで笑顔を絶やさなかったという。

【マスター】少佐
【出典】HELLSING
【性別】男性

【参加方法】
詳細不明。

【マスターとしての願い】
あのすばらしい戦争をもう一度。

【weapon】
拳銃を一丁所持しているものの、少佐本人は射撃が極めて苦手であり、生涯で一度しか標的に命中させていない。

【能力・技能】
無数の機械で構築されたサイボーグであるが、特に戦闘に秀でている訳では無い。

【人物背景】
ナチスの残党組織「ミレニアム」のリーダー格。眼鏡をかけた肥満体の小男。
極めつけの戦争狂であり、本人曰く「(戦争の)手段のために目的は選ばない」。
人間を「意思の生き物」と定義しており、如何なる見た目であっても確固たる意思を持つ者は「人間」であるとしており、
その逆の存在である吸血鬼――アーカードを憎悪し、彼を人間として倒すことを人生の目的とした。
最期は怨敵たるアーカードを消滅させる事に成功し、至上の歓喜を胸に秘めたまま、宿敵と認めた女に射殺された。

【方針】
ダグバに「人間の戦争」を見せつける。
その結果自分が聖杯を掴み損ねようが、そんな事は知った事ではない。
手段に「戦争」を選んだ時点で、彼の願いは叶っているのだから。