「はあ……」

教師の仕事が終わり自宅へと帰る途中、井伊直虎はため息をついた。
別に今の生活に不満があるわけじゃない。生徒達にからかわれたり振り回されたりしてはいるが、楽しくやりがいもある。
ただ――何か、違う気がする。身長180cmなどとからかわれる時があるが、別の言葉で嫌味を言われていたような気がする。
今来ている服も、本来なら別の物を着ていた気がする。
教育も、もっと幼い、それも複数ではなく個人にしていたような気がする。
自分は何か重要な事を忘れているのではないかと思わずにはいられないが、それ以上進展する事は無く、時間が過ぎていくだけだった。


「あの~そこのおねえさん、聞いてる? 少し時間をとらせてくれないかな?」


自分が思っていた以上に深く考えこんでいたらしく、青年を無視していたらしい。

「す、すみません! 私に何か用でしょうか?」
「いや、ここじゃ何だからちょっと付いてきてくれないかな」
「は、はぁ……」

そういって青年は人気の無い裏路地に直虎を案内する。
怪しい感じはしたが、得体の知れない違和感の手がかりになるかもしれないと思い青年に付いていく事にした。

「あ、あの……すみません、どこまで行くんですか……?」
「まあまあ、もうちょっとだから」

が、さすがに街灯の明かりの届かないほど真っ暗な所にまで来ると不安になってくる。
そうして行き止まりに辿りつくと青年はこのあたりでいいかな、と逃げ道を塞ぐかのように回り込む。

「えーっと、それで、用っていうのは……?」
「うん、死んでくれない?」

聞き間違いかと思った。が青年の傍に突如剣を持った男が現れ、

「■■■■■■■ーーーーー!!!」

咆哮を上げてこちらに突進し、斬りかかってきた。

「きゃあ!」

奇跡的に不意打ち気味の攻撃を避ける事が出来たが、事態が理解できなかった。

「お、今の攻撃をかわすとは、やるねえ」
「あ、あの、何なんですか、これは!? 死んでくださいって、どういう事ですか!?」
「君、道のド真ん中で何やらものすごく悩んでたみたいだから。NPCがそんな行動をとるとは考えにくい。
 だとすれば今の生活に違和感のあるマスター候補しかない」
「マスター候補? それにあなたはこの違和感が何なのか知ってるんですか? 知ってるのなら教えてください!」
「ダメ。違和感が何なのか知られるのが僕にとって今一番困る事だから。それにバーサーカーを動かすのも結構きついんだ。
 だからさっさと死んでくれない? ここならヤツらに見つかる可能性も少ないだろうし」

別に一人くらいなら殺しても問題無いだろうけど、念のためにね。そう青年が呟くと、
男が咆哮を上げながら再び殴りかかってきた。一般人なら間違いなく命中する速度。
さっきは奇跡的にかわされたが、二度も起こる訳が無い。
青年は今度こそ殺せると思ったが、直虎は左腕に傷こそ受けたが再び攻撃をかわし、それどころか男に蹴りを三発叩き込んだ。

「な……!? かわされたどころか蹴り、それも三連撃……!?」

直虎も自分のとった行動に驚いていた。まるで戦い慣れているかのように、当然のように、今の行動をとったのだから。

「え……今のを、私が……!? でも、何だか、以前から脚技で戦ってきたような……」

あと少し。あと少しでこの違和感の正体が分かる気がする。
が、まずは男を何とかするのが先だ。

直虎は男に追撃をしかけようとするが、男は直虎よりも速く斬りかかってきた。
とっさに距離をとったが、かわしきれずに傷を負う。

「ビビらせやがって。当たり前のように攻撃してくるから神秘があるのかと思ったじゃないか。
 神秘が無いんじゃ、君の攻撃は全部無意味だから。さっさと諦めなよ。そしたら、苦しまずに死ねるよ」

神秘が何なのかは分からないが、さっきの直虎の攻撃は男に傷一つ付いてなかった。
男の攻撃を完全にかわす事も出来ない。このままではいずれ殺されるだろう。
だが、だからといって諦めるわけにはいかなかった。
違和感の正体もそうだが、きっと自分にはやらないといけない事があったはず。

「やれ、バーサーカー。今度は仕留めろよ」
「■■■■■■■ーーーーー!!!」

男が向かってくる。今までで一番速い突進だ。避ける事事態は出来るだろうが、重傷は免れない。
しかし直虎は諦めなかった。

「井伊家家訓! 最期の時まで――」

と、その瞬間、今までの違和感の正体に気が付いた。
それは今まで自分の記憶を奪われ、偽りの記憶を与えられていた事だった。
田鶴から遠州の平和を託されたことも、虎松を育てていた事も、家臣に城を乗っ取られ、寺に身を寄せていた事も、全部、思い出した。

「■■■■■■■ーーーーー!!!」
(あ……)

だが、取り戻した記憶に気をとられ、バーサーカーの対処を忘れていた。今からでは避ける事など不可能。
もはや直虎の死は免れないと、青年も直虎自身も思っていたが、

「どけ!!」

何者かに直虎は突き飛ばされたため、バーサーカーの攻撃は当たらずに済んだ。

「何をボサッとしている!」
「す、すみません! えーっと、あなたは……!?」
「アーチャーだ。それより、今はヤツらを倒すのが先決だ。アンタはここにいろ。」
「え!? は、はい!」
「な……サーヴァントを召喚しただと……!? だがアーチャーなら正面戦闘に弱い筈……やれ、バーサーカー!」

青年は動揺していたものの、すぐに落ち着き、バーサーカーに攻撃を命じる。

「■■■■■■■ーーーーー!!!」
「遅い!」

バーサーカーがアーチャーに斬りかかるその瞬間、ビュンと音が鳴ったかと思うとアーチャーはバーサーカーの背後に居た。

「何時の間に!?」
「速い……」

アーチャーは手にした銃でバーサーカーの背中を何発も撃つが、

「チ、さすがにサーヴァント相手では数発でケリをつける事は出来ないか……」

効いてはいるがあまりこたえてはいない様だった。

「ならば! あんこぉぉぉぉぉぉぉく!!」

銃を空に掲げ、黒い何かを召喚する。何かは上空で爆発したかと思うと、辺りを月の光さえ届かない闇に染め上げた。

「これでは何も見えない! く、バーサーカー! 手当たり次第に暴れろ! アーチャーは手出しできなくなるはずだ!」
「■■■■■■■ーーーーー!!!」

バーサーカーが暴れ、破壊音が鳴り響く。が、

「フッ……バーサーカーが暴れているのなら、誰がアンタを守るんだ?」
「しまった……! 初めからアーチャーは僕を狙ってたのか!?」
「終わりだ、喰らえ!」
「うわあああああぁぁぁあぁぁぁ!!!」

青年の絶叫が響き渡ると同時に、バーサーカーも暴れるのを止めたらしく、破壊音は止まっていた。

「大丈夫か? もうすぐ周りが見えるようになるはずだ。」
「あ、ありがとうございます……私は、井伊直虎って言います……」
「直虎? 男みたいな名前だな」
「は、はうう……! すみません、男でなくてすみません!」
「……」

気が付けばアーチャーの言った通り、周りが見えるようになっていた。
青年――バーサーカーのマスターとバーサーカーの姿が無くなっていた事から、彼らはアーチャーによって始末されたのだろう。
改めてアーチャーの姿を見てみると、外見こそまだまだ人生これからといった少年ではあるが、
その身になにか恐ろしい物が宿っているような、ただ者では無い感じがした。
直虎はアーチャーのステータスを見ていく内に、気になる所を見つけた。

「すみません、あの、アーチャーさんって女の子なんですか?」
「なぜ、そんな事を聞く……」
「ご、ごめんなさい、ごめんなさい! 失礼ですよね、こんな事を聞くなんて……」
「そんなことはどうでもいい。なぜ俺が女だと思った?」
「すみません、あの……月下美人ってスキル?に女性が得られるスキルって書いてあるので……」

女なのに男として育てられたとしたら、自分と同じだ、と直虎はアーチャーに親近感が湧いた。

「……それで俺が女だと思ったわけか……」

なるほど、とアーチャーは納得する。

「結論から言えば、俺は男だ……もっとも仮に俺が女だとしても月下美人の力など手に入るはずもなかったがな」
「ええっと、それじゃあ、どうしてこのスキルがあるんですか……?」
「月下美人になるためには月の一族の中でも慈愛と狂気が必要……だが、俺に慈愛の心などある筈も無い。
 だが、かつて俺の身体に宿っていたカーミラという女の魂……彼女が、俺を月下美人へと押し上げた……それだけのことだ」

かつて、ということはカーミラの魂はもう失ったのだろうか……
そんなつもりではなかったとはいえ、大切な人の死に触れてしまい、直虎は申し訳なく思った。

「……すみません」
「お前が気にするようなことでは無い」

俺が彼女を殺したのだからな、アーチャーは誰にも聞こえないように呟く。

「それで、参加した理由……聖杯への願いは何だ?」
「あの……その事なんですが……願いは有るんですけど……」

ここに連れて来られる直前の出来事をアーチャーに話す。
城を家臣に乗っ取られ、友達との約束も果たせなくなり、井伊家も終わりだと嘆いていた時、
ある武将からこの木片を持って強く願えば願いが叶うかもしれないと言われ、気が付いたら聖杯戦争に参加していた。

「では、友との約束と一族の再興がアンタの願いという事か?」

アーチャーが確認する。しかし直虎の答えは違ったものだった。

「いいえ、記憶を取り戻した時に、自分のとるべき行動が見えたんです。
 井伊家にはまだ養子の虎松がいます。それに約束も徳川の方ならきっと果たしてくれます。
 ……まだ希望は消えちゃいない。聖杯に願うまでもありません」
「なら、アンタは聖杯戦争で何をするつもりだ?」
「……それは、まだ……でも、生きて、ここから脱出します。そのためにもお願いです、力を貸してください」
「フッ……ならば、この聖杯戦争を破壊することを誓え」
「え!?」
「何も驚く事ではあるまい? 聖杯を使わずに途中で生還などムーンセルや監督役が許すものか。ならばヤツらを倒すしか方法は無いだろう」

アーチャーの言う通りだった。一度参加した以上、聖杯戦争を辞めるなど許されない。
どうしても辞めるなら、聖杯戦争そのものを破壊するしかない。

「……分かりました。でも、あなたの願いは……」
「フッ……少し前なら、カーミラに人としての生と死を与えることを願っていただろう。
 だが今は……俺が何者にも縛られず、俺が俺自身を取り戻す事が、俺らしく在る事が、俺の願いだ……」

直虎とアーチャーは気付いていないが、アーチャーの中には未だにアーチャーらしさを見失った理由そのもののスキルと宝具がある。
その二つが、アーチャーの願いに影響を及ぼす可能性があった。



『マスター』井伊直虎@戦国無双Chronicle 2nd
『参加方法』ある武将(主人公)からゴフェルの木片を貰った。
『マスターとしての願い』
井伊家の再興と遠州の平和。
しかし、聖杯に願うまでもないと思っている。
『weapon』
甲懸・藤葛……ブーツのように履く足具。
『能力・技能』
脚技による戦闘を行う。
なかにはドリルキックや衝撃波を連射する技も。ただし神秘は宿っていないので、サーヴァントには無意味。
『人物背景』
戦国の世で珍しい女領主。幼名は次郎法師。
父・いとこ・叔父・曽祖父ら、井伊家を継ぐことが出来る男性が次々と死に絶える異常事態の中で「直虎」と改名し井伊家を継いだ女傑。
はとこにあたる井伊直政を養育したことで知られる。戦国無双ではおっとりとした性格でちょっと臆病だが、やるときはやる。
口癖は「井伊家家訓!」「ご、ごめんなさい!」「す、すみません!」であり、
直虎の言うごめんなさいは相手の武将に様々に解釈されてしまう。
また身長が高く、小野道好に「身の丈六尺」と何度も嫌味を言われている。
当時の六尺は現在の身長に直せば約181cm。
参戦時期は駿河防衛戦終了後、城を小野道好に乗っ取られ、寺に身を寄せている頃。
『方針』
とりあえず、誰かを探す。


『クラス』アーチャー
『真名』サバタ@ボクらの太陽シリーズ
『パラメーター』
筋力D 耐久C 敏捷B+ 魔力B 幸運E 宝具A
『属性』中立・悪
『クラススキル』
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
ただし、メイルオブルナの全属性耐性により無属性の魔術以外はランクA相当の対魔力として扱う。

単独行動:B
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。Bランクならば2日は現界可能。
しかしサバタは自力で魔力補給が容易に出来るため、実質マスター無しでも行動出来る。

『保有スキル』
暗黒仔(偽):D
暗黒の力を操る一族、暗黒仔。
サバタは暗黒物質(ダークマター)を埋め込まれた結果、暗黒の力を操る事が出来るようになった後天的な物で厳密には暗黒仔ではない。
太陽光が直接当たらない場所にいる限り、少しずつ魔力が回復していく。
手を掲げることで、急速に魔力を回復させる暗黒チャージが使用可能。
太陽の光を浴びるとダメージを受け続け、太陽光の強さによってダメージ速度は異なる。
弱ければほとんど気にならないが、強すぎると短時間しか行動できない。日焼け止めを塗っておけば一分間だけダメージを受けない。

月下美人:A
月の力を操る一族、月光仔の中でも強い慈愛と狂気を合わせ持ち、月の巫女(月下美人)として昇華された女性が得られるスキル。
吸血されても一切の影響を受けず、ゾンビやアンデッドにもならない。
満月の夜にチャージを行うと、周囲に生命力を回復させる月光虫が発生する。
肉体を失った者の魂を自身の体に保存でき、保存した事のある魂なら他者から魂を引き剥がすことも可能。
太陽と暗黒、火水風土の4大元素、その全てを受け入れ操り導く力を持っているとされているが、詳細は不明。

暗黒転移:C(A)
「暗黒転移」と詠唱することで、転移を行うスキル。
本来ならば地上から上空36000km、静止衛星軌道上にまで自在に転移できるがキャスター以外のクラスで召喚されたため劣化しており、
月光魔法「ゼロシフト」と暗黒転移の応用技であるバッグの中身を共有させることしか出来なくなっている。

原種の欠片:×(EX)
生も死も与えられず、ただそこに存在するもの、絶対存在(エターナル)。生と死を超えたその存在の根源である欠片。
生きてもいないし死んでもいないために魔力枯渇などの理由を除き消滅する事は無くなり、同ランク以下の精神干渉を受け付けなくさせる。
自身の理性を破壊衝動に変えていき、マスターにもこのスキルを付加させる。このスキルを外すことは出来ない。
「狂化」スキルの効果を持ち、最初はランクE相当だが時間がたつごとにランクアップしていき、EXになると宝具「破壊の獣」が自動発動する。
バーサーカー以外のクラスで召喚されたため、このスキルは機能していない。
発動しない限りこのスキルの存在を知る事は出来ず、サバタ自身も知らない(というより失ったと思っている)隠しスキル。

『宝具』
暗黒カード
ランク:E- 種別:対人宝具 レンジ:− 最大補足:2人
使用すると暗黒ローンから瞬時にエナジー(魔力)を任意の数値借りる事の出来るアイテム。
ただし、借りた魔力は三日後に1割増しで自動返却される。足りなかった場合、一日だけ返済期限が延長されるが、
それでも足りなかった場合は暗黒ローン地下百階、通称おしおき部屋にマスターと共に強制的に転移され、
足りない魔力をランニングマシンで発電して返却することとなる。
限度額はサバタの最大魔力が200とした場合9999となり、限度額に達した場合、一度返却しない限り暗黒ローンを再び利用することは出来ない。
世紀末世界と違って太陽バンクや太陽スタンドが無いため返却される魔力はサバタとマスター自身から直接支払われる。
本来なら宝具になるほどの価値はないのだが、サバタとは異なる歴史の未来において暗黒ローンは光の戦士の踏み倒しの連続によって破産、
暗黒カードはコレクター達の間で取引されるくらいの価値があるため、宝具へと昇華された。
サバタが落とした暗黒カードをジャンゴが使用していた逸話から、この宝具は受け渡し可能。
ただし、借りた魔力はマスターとサーヴァントの組み合わせごとに記録されるため借りた魔力を押しつけることは出来ない。

月の鎧(メイルオブルナ)
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:− 最大補足:1人
サバタが常時装備している鎧。装備している者に全属性耐性を付加させる。普通の鎧としても、防御力はそれなりにある。
装備中、この鎧は見えないため外見に変化は無い。

暗黒銃(ガン・デル・ヘル)
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:8人
古の一族、暗黒仔たちによって作られた魔法機械。暗黒仔にしか扱う事は出来ない。
暗黒物質(ダークマター)を用いて攻撃しているため、本来ならば攻撃を受けた相手は吸血変異を起こしアンデッドと化すが、
ヴァンパイアと戦う伝承の闇の戦士として呼ばれたため命中してもアンデッドとはならずに、
暗闇(ダーク)属性のダメージを与えるだけとなっている。バッテリーはマスターおよびサバタの魔力と繋がっている。
アーチャーのクラスで召喚されたため、生前に使用した全ての技が使用可能。
また、ブラックホールで動きを封じられたサーヴァントは脱出するまで神秘の無い攻撃でもダメージを受けるようになる。

破壊の獣(ヴァナルガンド)
ランク:EX 種別:対星宝具 レンジ:− 最大補足:2人
真名解放できず、原種の欠片によって理性が完全に破壊衝動に乗っ取られた時に自動発動する。
ヴァナルガンドを召喚し、自身およびマスターをヴァナルガンドと一体化させ、やがてはヴァナルガンドそのものとなる。
ヴァナルガンドに理性は存在せず、ひたすらに破壊衝動の赴くまま手当たりしだいに破壊の限りをつくす。
ヴァナルガンドは絶対存在(エターナル)であるため殺す事は出来ず、魔力枯渇に陥ることも無くなり、令呪も効かなくなる。
この宝具の存在を知る事は出来ず、サバタ自身も知らない隠し宝具。

『weapon』
暗黒銃、またいくつか魔法も獲得している。
月光魔法「ゼロシフト」瞬間移動を可能にする転移魔法。移動の際、姿を消している間は敵やその攻撃をすり抜けることができる。
連続して使うことで疑似的な無敵状態になれる。
月光魔法「ブラックサン」暗黒の欠片を呼び出す召喚魔法。しばらくの間、太陽の光を遮断し、辺りを暗闇にすることができる。
ブラックサン→暗黒チャージ→ブラックサン……と繰り返すことで、永続的に太陽の光を遮断できる。(もちろん暗黒チャージ中は隙だらけだが)
棺桶バイクを所有しているが、ライダー以外のクラスで召喚されたため召喚不可能。


『人物背景』
ボクらの太陽シリーズのライバル的存在。暗黒少年にして「月下美人」という二つの面を持つ。
ジャンゴの兄だが幼い頃に親元から連れ去られ、偽りの母、闇の女王(クイーン)に暗黒仔および太陽銃「ガン・デル・ソル」とは対を成す、
暗黒銃「ガン・デル・ヘル」の使い手として育てられた。実の母・マーニから月の巫女(月下美人)の力と「月光のマフラー」を受け継いでいる。
イモータルの尖兵だったが、マーニを通して自らの出生を知ると同時にクイーンに怒りを覚えイモータルと決別し、ジャンゴの味方となる。
暗黒仔にする為に暗黒物質(ダークマター)をその身に注がれている為、
吸血鬼でもイモータルでもないにも関わらず暗黒の力なしでは生きられない体となっている。
思った事を人の気持ちを考えずズバズバ言う性格のため口は悪いが根は弟思い。
『ゾクタイ』ではヴァンパイアになったリンゴにかまれたジャンゴを救おうとしたり、共にダーインと戦うなど良き協力者だったが、
『シンボク』では敵のイモータルの一人(ラタトスク)にジャンゴとの戦いを望む狂気を漬け込まれて操られ、
ジャンゴを地下牢獄に埋葬、封印し、その後もジャンゴと敵対すると同時に意味深な発言を残す。
最終的にはヴァナルガンドに取り込まれるが、彼の生死を左右するエンディングは複数存在する。
今回は複数のエンディングを混同された状態のため、未だに肉体はヴァナルガンドと共に眠りについているかのような発言をすると同時に、
カーミラに過去ではなく未来に生きろと言われたと矛盾した事を話す場合がある。
パラレルワールドではあるが未来の世界では伝承の闇の戦士、暗黒少年サバタとして名を残している模様。

『サーヴァントの願い』
ジャンゴともう一度戦いたいが、自分自身を取り戻す事が優先。
自分らしくいられるのなら直虎が聖杯を求めなくともそれはそれで構わない。

『基本戦術、方針、運用法』
井伊直虎、サバタ共にそれなりに戦える。特に使い魔などの雑魚の大群を殲滅させる場合、サバタよりも直虎の方が向いている。
ただし直虎の攻撃には神秘が無いためブラックホールを作るまでの時間稼ぎや動きを封じた時の追撃のような例外を除き、
基本的にサーヴァントにはサバタが応戦する事になる。
なんと言っても一番の特徴は太陽光に直接当たらない場所なら自然に魔力が回復していき、暗黒チャージで魔力補給が容易に出来る点だろう。
その上暗黒カードでいつでも魔力を全快に出来るため、戦う場所を選べば魔力不足に陥る事がほぼ無いと言っていい。
しかし、いざ戦闘になると大技が無く決め手に欠けるため、ヒット&アウェイのような地道に削っていく戦法になってしまう事が多く、
強力な広範囲攻撃を防ぐ手段もほぼ無い。
せっかくの魔力もこれでは宝の持ち腐れである。
そのため、魔力不足になりがちなマスターやサーヴァントと協力関係になる事が望まれる。
ただし、魔力補給は暗黒チャージの場合、サバタを経由して行われるため、
瞬間的に大量の魔力を消費する宝具などはサバタの最大魔力を上回る可能性があるのでサバタ自身とは相性があまり良くない。
暗黒カードの場合、渡す人物によっては裏切りの可能性を考慮せねばならず、よほど信用できる人物でない限り渡さない方が賢明だろう。
弱点としては、太陽光に当たる場所ではサバタはダメージを受け続け、魔力が回復しない点だが、ブラックサンである程度のフォローは出来る。