レックス&少名針妙丸 ◆vE7Jb4ucI6



ボクの名前はレックス。
月海原学園に通う小学生。
物心付く前に両親と妹を事故で失くして、おじさんと二人暮らし。
でもそれを、不幸だなんて思ったことはなかったんだ。
おじさんは優しいし、料理がとっても上手だし。

そんなボクには今、ちょっとした秘密があって……。

「ただいまー」

「坊っちゃん、今日は早かったですね。
 今日のおやつは特製のカスタードプリンです」

「わあ、おいしそう!
 二階の部屋に持って行って良いかな」

「ええ、構いませんが……。
 ここ数日の坊っちゃんは部屋におられることが多いですな。
 友達とスポーツなどをされるのがあれほど好きだったというのに……」

「う、うん、最近は読書にハマってて、さ」

「ほう、それは感心なことです。
 ……様を見習って……はて? 誰のことでしたか……?
 と、それはともかく、最近、夜中に何やらゴソゴソと音がするのです」

「!!」

「坊っちゃん、もしや捨て猫をこっそり飼われていたりはしませんか……?」

「い、い、いや、何も拾ってきたりしてないよ?」

「そうですか。まあ、ここは借家ではありませんし、犬や猫の一匹や二匹なら
 正直に話してくださればすぐにでも飼うことができますよ」

「そ、そっか」

「坊っちゃんが何も拾われていないというのであれば、
 屋根裏か床下にネズミでも潜んでいるのかも知れません。
 見つけたらすぐにこの私に申し付けて下さい。すぐに捕まえて追い出しますので」

「あ、ありがとう……お皿、後でここに返しに来るから」

危なかった……。
おじさん、ヘンな所で鋭いんだから……。

おじさんの勘づいているとおり、確かにボクは数日前に生き物を拾ってきて
二階の部屋で秘密でかくまっているんだ。
だけど、その生き物というのが……。

「ただいまー、『セイバー』。ボクだよー。……大人しくしてたかー。」

「あ! 『マスター』! おかえりー!」

部屋の扉を開けるとボクの胸に飛び込んできたのは……小人。
身長20センチ程で、赤い着物を着た、ショートヘアの女の子。
頭には帽子代わりのお椀までかぶってる。
名前は……『セイバー』というらしいんだけど。
数日前に学校の帰り道で捨てられているのを拾って、それからこうして部屋の中でかくまっている。
だけどおじさんに……言える訳ないよねぇ。犬や猫ならともかく、小人なんて。

「今日のおやつは……プリン!? いただきまーす!!」

「ちゃんとボクの分、残しといてよね?」

ボクの気苦労も知らず、セイバーはスプーンをスコップのように持ってプリンの山をひとすくいし、
顔をうずめて直接食べ始めていた。見た目だけは絵本の中から飛び出してきたみたいな可愛らしい光景だけど……。
あーあ。顔も髪の毛もベトベトだ。後でお風呂の用意してあげなきゃ……。

「セイバー、勝手に『アレ』は使うなって言ったじゃない…」

ため息混じりに部屋の中に視線を戻すボク。
部屋に戻ったボクを出迎えてくれたのは、小人のセイバーだけではなかった。

ページを蝶のように羽ばたかせて、宙に浮く絵本。ページは色々な表情の顔になっている。
テレビの前で大きなドラムに腰掛け、こちらの様子をニコニコして見ている赤髪のお姉さん。
身体の回りには、フラフープで繋がれた雷太鼓が浮いている。
そして、目と口が付いたトゲトゲ球の頭と、鎖の身体を持つ、鉄のヘビ。

「まったく、おじさんにバレたらどうするのさ……」

彼らがここにこんな姿でいるのも、セイバーが来たことが原因だった。
一日目。セイバーを拾った日。
セイバーは持っていた金ピカのハンマーでおもむろに本棚の絵本を叩いていた。
すると絵本が独りでに動き出していた。1時間もしたら元の本に戻ったからよかったけど……。

二日目。
音楽に合わせて太鼓のコントローラを叩くゲームを遊んでいたら、セイバーが私も遊びたいと言い出したんだ。
交代してあげたら、セイバーは何を思ったか、
コントローラを専用のバチじゃなくて例のハンマーで叩いてしまう。
すると、太鼓のコントローラは白い煙を上げ、赤髪のお姉さんに姿を変えていた。
その時は流石にビックリして腰を抜かしちゃった。
女の人を連れ込むなんて、いくらなんでもシャレにならないよ。

そして今日、三日目。
昨日みたいなことが続いたら流石におじさんにバレちゃうよ。
という訳で、学校に行っている間このハンマーは没収。
……しようとしたら、『じゃあ私も学校についていく』なんて言い出すから、
キツく釘をさしておいたはず、なんだけど……。

「ね、ねえ、セイバー、何だか……増えてない?」

「うん、頑丈な子が生まれるかなーと思って、作ってみたんだ」

「ガション、……ガシャシャ」

『新しいお友達』、鉄で出来た蛇が、見た目通りの金属質な鳴き声を上げながらボクの足元に擦り寄ってきていた。
すねに伝わる感触は、硬くて冷たい。
オモチャとかじゃないよ、コレ……全身鉄だ。

……その時ボクは、頭の奥の方で妙な痛みを感じたんだ。

「……セイバー。この子は、何を元に作ったの?」

「むぐ、むぐ。見ての通り、鎖分銅だよ。……いや、フレイルとか、
 『モーニングスター』って言った方が良いのかな?」

セイバーは、プリンを口いっぱいに頬張りながらあっけらかんと答える。
……そんなことは解ってるんだ。
ようやく、お■■の居場所を突き止めて、旅に出るときに準備してもらった武器。
どうして、こんな所に? こんなもの街で持ち歩いてたら、おまわりさんに捕まっちゃう。

「えっ、いや、ちょっと待って。そんなモノ、どこにあったのさ?
 まさか、家の外まで探しに行ったって訳じゃないよね?」

「……クローゼットの奥」

セイバーは、その小さな手でクローゼットを指差した。
ボクがクローゼットを開くと、奥に布袋が一つ転がっていた。
丈夫そうな布地で、使い込まれていて、土や砂で少し汚れている。
引っ張りだそうとすると、想像以上の重さを感じた。
袋の中からガチャガチャと金属の当たる音が聞こえる。

何とか袋を部屋に引きずり出し、中身を空けてみると、出てきたのは……

「鎧に、盾に、かぶと? そしてこれは……ボロボロのマント?」

ファンタジー映画で出てくる西洋の騎士が使っていそうな、金属の防具だった。
その一つ一つに細かい傷や凹みがいくつもついていて……使い込まれている。
サイズが妙に小さい。まるで子供用だ。試しにカブトを被ってみると、ボクにピッタリだった。
サイズが合っているだけじゃない。妙に肌になじむ。まるでボクが常日頃から身につけていたように。

……そうだ、ボクは……!

「ううっ!」

突然、ボクは激しいめまいに襲われて、床にうずくまってしまった。
頭の中にいきなりぶちまけられた、何年分もの、たくさんの、たくさんの記憶。
ものすごい量の言葉が、映像が、思い出が……頭の中を嵐のように駆け巡り、
立っていることができなくなってしまった。

森の中の大きな石のお城、グランバニア城。
本当は、ボクはそこで生まれたんだ。
泣き虫だけどボクのことが大好きな、双子の妹のタバサ。
お■さんのお友達の魔物たちとは、よく一緒に遊んだなぁ。
おじさんは、向こうでもお父■んとお■さんに代わって僕らを育ててくれた。
ちょっと頼りないけど、優しいオジロンおじさん。
タバサと仲良しだった、ドリス王女。
いじわるでいつも威張ってた大臣。
城下町のみんなには、よくイタズラをしては怒られてたっけ。

そして……肖像画でしか顔を知らない、お父さんに、お母さん。
ボクとタバサが生まれた日にお母さんは悪い魔物にさらわれて、
助けに行ったお父さんと一緒に石像にされてしまって……。
石像となった二人はそのまま誰かに拾われて、ゆくえ不明になってしまったんだ……。
おじさんに、お城の人たちは二人をずっと探し続けてきて、ボクとタバサもそれを手伝って……。
そうだ、やっと見つけたんだった……!
お父さんの居場所と、石になった二人を治すことができる道具を。
こんなところでグズグズしてられない……!
ボクの家族は、事故で死んだわけじゃなかった。
ここでおじさんと暮らしていたという記憶は、全てニセモノの記憶だった。
こんな『方舟』なんかすぐに飛び出して、早く会いに行きたい……!

『会いたいよ……! お父さん、お母さん、タバサ……! 今すぐ帰りたいよ……』



だけど、よみがえったのはボクの思い出だけじゃなかったんだ。
ボクがなぜここにいるかを知ったことで、セイバーとの間にできつつあった、『つながり』。
そのつながりを通って、セイバーの心の中が流れ込んできたんだ……。

セイバーと同じサイズの人々……小人の国。
そこは小人の他は誰もいない寂しい世界で、お姫様だったセイバーも同じように寂しそうだった。
そこに現れたのが、頭にツノを生やした、女の子。人間と姿は似てるけど……魔物、いや、妖怪だったんだ。
ツノの女の子は言ったんだ。
『姫、貴女にしか扱うことのできない、素晴らしい力がある』って。
『その力で、小人の一族をこんな寂しい所に閉じ込めた強きものどもに、復讐してやりましょう』って。
セイバーはその子の言われるがままに、素晴らしい力……『打出の小槌』を使って、
小人の国を抜け出し、強き者共に対する反逆を始める。
……だけど結局、すっごく強い女の子に打ち負かされてしまって、
その時セイバーは本当のことを知ったんだ。
小人の一族が寂しい所に閉じ込められていたのは、小人のご先祖様が過ちを冒したせいだったんだ。
セイバーは、あの妖怪に騙されていたんだ……って。
その後も、ひとり小人の国を抜けだしたセイバーは、小人の国の人たちを救う方法をずっと探し続けていて、
どこかでこの方舟のことを知って、聖杯と契約を結んだんだってことも……。


「……願い事を、思い出したんだね?」

目を開くと、仰向けに寝そべるボクをセイバーの顔が見下ろしていた。
ボクは気を失ってしまっていたらしい。
彼女は、そんなボクを膝枕してくれていた。

小人である彼女がなぜ人間のサイズになっているのか……
正式にマスターとサーヴァントの関係となりつつある今なら判る。
セイバーは『打出の小槌』もっている時だけ、
『変身』のスキルで身体を大きくできるんだ。

ボクは身体を起こし、セイバーと向かい合った状態で座り、彼女の手を取った。
そして彼女の目を真っ直ぐ見て、尋ねた。

「ねえ、セイバー。キミの『マナ』……本当の名前は?」

「シンミョウマル。……少名針妙丸(すくなしんみょうまる)よ。
 ……ねえ、願い事を言って。それで契約は成立するわ」

「うん。……じゃあ、言うよ。ボクの願いは……
 針妙丸ちゃん……キミの願いを叶えること」

「……えっ」

セイバーは、ポカンとして、こっちを見たまま固まってしまった。

「今、見たんだ。キミが、サーヴァントとして、聖杯に何を願っているか。
 小人たちが別の世界に閉じ込められていて、キミがそれを聖杯の力で救おうとしてるってこと」

「……マスターの願いは、いいの?」

「ボクは、元の世界に帰れるなら、それでいい。
 それより、サーヴァントとしてずっと戦い続けているキミのことを救ってあげたい。
 ご先祖様のたった一度の過ちで、ずっとずっと苦しみ続けているキミの一族のことを救ってあげたい。
 ボクは『勇者』として生まれたんだ。……困ってるキミを見過ごすことなんてできないよ」

再び固まるセイバー。
だがやがて彼女の両目から大粒の涙がこぼれだし、


「あ、あ、ありがっ、まずたああああ!
 うっ、うっうえええ~! ありがとおおおおお!!」


ボクに抱きついて、大声で泣きだしてしまったのだった。


「ちょっ、ちょっ、待って!!
 おじさんにはキミのこと秘密なんだから!
 大声はマズイって!!」

「う゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!
 ありがどおおおおおおおお!!」


その後、すぐに1階にいたおじさんが駆けつけてきて、大目玉を食らった事は言うまでもなかった。
『セイバーの親御さんと連絡が付くまではうちに居て良い』
ってことになったから良かったものの……。




……とにかく、ボクとセイバーの二つの世界を救うための戦いは、
こうしてようやく始まったんだ。
必ず救ってみせる。ボクの世界も、セイバーの世界も。
そして……ボクたち自身も。


◆     ◆


【クラス】セイバー
【真名】少名 針妙丸 (スクナ シンミョウマル)
【出典】東方project(東方輝針城、弾幕アマノジャク)
【性別】女性

【パラメーター】
(小人サイズ時)
筋力E 耐久E 敏捷D 魔力B 幸運C 宝具A
(人間サイズ時)
筋力C 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具A

聖杯戦争の舞台が日本国内の都市をベースとしているため、
日本で有名なおとぎ話である『一寸法師』の子孫であるセイバーは、知名度補正の恩恵を受けている。
(参考:知名度補正無し、人間サイズ時)
筋力D 耐久D 敏捷C 魔力C 幸運D 宝具A


【属性】
中庸・善

【サーヴァントとしての願い】
過去に乱用された打出の小槌の『代償』として
鬼の世界に幽閉された小人族の仲間を聖杯の力で救出する。


【人物背景】
真名、少名針妙丸。(すくなしんみょうまる)
小人族の末裔である少女。
おとぎ話で有名な『一寸法師』、その人の子孫である。

鬼退治を成した一寸法師によってもたらされた打出の小槌だったが、
宝具説明の通りの、代償を要するというリスクから一旦は封印される。
だがある代の子孫でその禁は破られてしまう。
『小槌の魔力で贅の極みを尽くし、豪華な城を建てて民を支配したい』
という望みに小槌の魔力は一瞬で尽き、小人族は鬼の世界に幽閉されてしまった。

それから長い年月の後に、針妙丸は生を受ける。
再び封印された小槌の存在は既に忘れられた存在となっており、彼女もその存在を知らなかった。
そこに打出の小槌の存在を知る天邪鬼・鬼人正邪が現れ、
小人族の屈辱、打ち出の小槌の強大な力、そして屈辱を与えた幻想郷の妖怪達
という嘘を吹きこまれてしまう。
針妙丸は力を取り戻していた小槌をそのリスクを知らないままに振るい、
正邪と共に幻想郷転覆のためのレジスタンスとして動き出すこととなった。

結局、レジスタンスは3人の人間によって鎮圧され、騙されていただけの針妙丸は、
3人のうちの1人、博麗霊夢に保護されることとなる。

……という経緯の通り、鬼退治のヒーロー・一寸法師の末裔の名に恥じない
勇気と正義感を持つ一方で、世間知らずで騙されやすい面がある。

本来、彼女はキャスター>アサシン>ライダーの順に高い適性を持っていたが、
今回のマスターはセイバーとして高い適性を持っていたため、セイバーのクラスで現界した。
本来の小人族のサイズは人間の半分程度であるが、
今回のセイバーは博麗霊夢に保護されていた時期からの参戦であるため、
通常時のサイズは身長20cm程度である。

【クラススキル】
対魔力:C
セイバーのクラス特性により獲得。
宝具『打ち出の小槌』の魔力を自分自身に与えることがあるため、
標準的なセイバーと比べるとランクが低下している。

騎乗:B+
セイバーのクラス特性。
マスターが(父親や妹ほどでないものの)魔物と心を通じ合わすことができるため、ランクが上昇している。
お椀の舟で河を渡った先祖の逸話から、水上・水中を移動する乗り物に対する適性が特に高い。

【保有スキル】
神性:D
セイバーの祖先・一寸法師の物語が日本神話に登場する小人の神、スクナビコナの伝説を源流とすることから。
ただし長く代を隔てていることから、ランクは低い。

飛行:D
魔力を消費して空中戦闘が可能。
飛行速度はあまり速くないが、燃費は良好。

変身:B
打ち出の小槌の魔力で、身長20cm弱のセイバーは人間サイズに変身することができる。
サイズ相応に筋力・耐久・敏捷が向上する。
人間サイズ以上の大型化も可能だが、膨大な魔力を必要とする。

分身:B
打ち出の小槌の魔力で、最大6人までの分身を生み出すことが可能。
その能力は、セイバー本体と遜色ない。

エンチャント:A-
打ち出の小槌を通じて魔力を送り込むことにより、無生物にかりそめの意思を与えることが可能。
意思を与えられた物体は、魔力が回収されるまでの間だけ魔物や付喪神と化して自律行動する。
他の物体や他者のサイズを変化させることも可能だが、意志を持つ相手なら対魔力によって抵抗・無効化される。

単独行動:B-
小人サイズ時、セイバーが打ち出の小槌を携帯しているという条件で、
打ち出の小槌の魔力をバッテリー代わりとして3日程度単独行動が可能。

気配遮断:D-
小人サイズ時のみ。物理的に身体のサイズが小さいため、気配を察知されにくい。


【宝具】
『打ち出の小槌』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:100
何でも願いを叶えるとされる伝説の槌。
セイバーの先祖・一寸法師が鬼退治を成した際に入手した秘宝で、鬼の魔力が込められている。
セイバーの一族、小人族にしか扱うことができない。
生前にセイバーが扱った際は、一寸法師の物語通りに物体や他者のサイズを変える他、
物に生命を与えて付喪神化させるなどの奇跡を引き起こした。
『願望器』の一種ともいえる代物である。
だが、この宝具は願いを聞き入れる代わりに、それに似合った代償を与える。
願いを叶えるための魔力を放出しきってしまうと、その恩恵を受けた対象から魔力を回収してしまうのだ。
小さな身体を大きくしたり、付喪神を呼び出して仲間を呼んでも、
魔力が回収されれば元通りに戻ってしまうという事である。

この方舟内において再現された打出の小槌は、実物ほど大規模な願いを叶える魔力を持たない代わりに
放出→回収のサイクルが短く設定されている。たとえ魔力を使いきってしまったとしても、
数時間もすれば魔力の回収が完了し、元通りに使用することが可能だろう。
また、打出の小槌にマスターやセイバーの魔力を送り込むことで、
願いを叶える規模を大きくしたり、小槌の魔力の回復を早めることができる。

『輝針城』
ランク:A- 種別:対城宝具 レンジ:100 最大補足:500人
空に逆さまに浮かぶ和風の城。
ただでさえ空中に浮いている上、魔力が潤沢ならば周囲に嵐を巻き起こすことさえ可能。
おまけに内部では魔力弾を放つ妖精たちが自然発生するため、攻略は非常に困難。
ただし、設備から何からがすべて上下逆転しているため、居住性は劣悪。
起動には尋常でない量の魔力が必要である。
個人レベルの魔力で輝針城を出現させるのはまず不可能と考えて良い。


【weapon】
  • 輝針剣
縫い針に小槌の魔力を与え、武器としたもの。
一寸法師が鬼を倒した際の針とは別のものである。
セイバーとして現界したせいか、この剣だけは『打ち出の小槌』の魔力が尽きても、
武器としての機能を維持し続ける。
戦闘とは関係ないが、セイバーは裁縫が得意。

  • 弾幕
魔力の弾丸を連射する攻撃。

  • スペルカード
魔力の弾幕を『スペルカード』としてパターン化したもの。
発動の際は、スペルカード宣言を行う必要がある。
上述の宝具『打出の小槌』と組み合わせた攻撃パターンも存在する。


【基本戦術、方針、運用法】
一寸法師の末裔ということで、知名度補正によって強化されているセイバー。
だが小人サイズが災いして、筋力・耐久ともにあまりにも貧弱。
時間制限付きで人間サイズになれるが、それでも最優のサーヴァントと称するには少々頼りない。
万能といえる機能をもつ宝具『打出の小槌』はもちろんのこと、
強化された騎乗スキルや飛行・単独行動なども活かして、
セイバーというクラスの常識に囚われずに行動したい。
時にはキャスターのように手駒やアイテムを増やし、
時にはアサシンのように隠密行動を取り、
時にはライダーのように戦場を駆けるのだ。

小人サイズ時は、現界に必要な魔力が非常に少ないのも特徴。
マスターの魔力が十分に高いのもあって、魔力供給という面では余裕がある。
宝具『打出の小槌』を乱用しなければの話だが。

マスター、サーヴァントともに、純真で騙されやすい性格。
状況に応じて柔軟な行動を取れるセイバーの特性を活かすためにも、
悪知恵が働き、それでいて信頼の置ける仲間と同盟を組みたい。


【マスター】レックス
【出典】ドラゴンクエスト5
【性別】男性
【参加方法】
不明。石像と化した父親の居場所を突き止め、救出に向かっていた所で方舟に呼び出された。

【マスターとしての願い】
勇者として、困っている人を救う。
元の世界に帰り、家族と再開する。勇者としての使命を果たす。

【人物背景】
ドラゴンクエスト5の主人公の息子にして、天空の勇者。
グランバニア王国の王子でもある。
8歳のやんちゃな少年だが、勇者としての自覚と正義感は持ち合わせている。
歳相応に明るく元気で好奇心旺盛、といった感じの性格。

【能力・技能】
  • 勇者の素質
天空の勇者として、危機に晒された世界を救うはずであった存在。
もし彼が元の世界でその使命を全うしていたならば、
『セイバー』のクラスで方舟からお呼びが掛かる可能性があった。
……のだが、現時点ではまだ未熟。
一般人とさほど変わりない戦闘能力しか持たない。ゲーム的に言えば、初期レベルのまま。
潜在的に高い魔力を秘めているだけあって、サーヴァントへの魔力供給に不自由しないのは救いなのだが。
ただ、秘めたるポテンシャルは非常に高く、
実戦経験を積むことで爆発的な成長を遂げることだろう。

  • 直接戦闘
天空の勇者として生を受けたレックスは、その使命を果たすため、
物心ついた頃から戦闘の英才教育を受けてきた。
才能に恵まれたこともあって、8歳にしてすでに
金属鎧を身に付けて、一通りの武器を扱って戦闘できる域に達している。
それだけでも規格外の事なのだが、実戦経験を積むことで彼はさらなる成長を遂げていくことだろう。

  • 呪文(魔術の一種)
攻撃・防御・回復など、様々な呪文の素質をもっている。
これらも実戦経験を積むことで、徐々に使用可能となっていくことだろう。
(習得済み)
マホトーン:対象の呪文を一定時間封印する。

(未習得)
スクルト:自分と周囲の味方の物理攻撃に対する防御力を強化する。
ベホイミ:味方単体の傷を中程度だけ癒やす。霊体や不死者の傷も癒やすため、サーヴァントにも有効。
ライデイン:電撃で広範囲の敵を攻撃する。
etc...

【weapon】
父親と合流する直前の装備をそのまま持ち込んでいる。
ゲーム的に言えば、初期装備。

モーニングスター:長い柄の先に鎖付き鉄球が取り付けられた、打撃武器。
マジックシールド:呪文のダメージを軽減する、円形の金属盾。
 性能の割に軽量で、非力な者でも取り扱い可能。対魔力:Eを得る。
はがねのよろい:本格的な全身鎧。
てつかぶと:鉄製のカブト。

元の世界では既に天空の勇者であるレックス専用の装備である天空の剣・盾を入手しているが、レックスの手元にはない。
この方舟のどこかに流れ着いているかもしれないし、いないかもしれない。

【方針】
セイバーの願いを叶え、元の世界に帰るため、優勝を目指す。
ただし、マスターは狙わない。