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反逆のロザリオ (マルチェロ&鬼人正邪) ◆vE7Jb4ucI6



「……法皇は 心労で倒れ
 じゃまな大司教は いなくなった。
 思いの外 うまくいったな」


静まり返った廊下で、長い杖を携えた背の高い男が一人ほくそ笑んでいた。
後ろ向きに丁寧に撫で付けられた黒髪、筋の通った高い鼻。
両の目頭に刻まれた深い皺は、元よりシャープな彼の顔立ちを一層険しく見せていた。
彼の名をマルチェロという。


(ついでに……ほんのついでだが……
 腹違いの弟ククールも 大司教と共に
 煉獄島に流してやった。
 もう、あの男に居場所を奪われる恐れもない……か)


思えば、本当にうまくいったものだ。
マルチェロが法皇の館を訪れたあの日、館を翼の生えた犬の魔物が襲撃したこと。
その場に大司教とククールたち一行が居合わせていたこと。
襲い掛かった魔物とククールたちとの戦いを誰も目撃していなかったこと。
魔物に襲われた当事者の法皇がショックで寝込んだままであること。

様々な偶然が重なり、
『大司教とククールたちが犬の魔物をけしかけて法皇を襲った』
事実をでっちあげることができた。
今ごろ、大司教とククール一行は煉獄島に流されている所だろう。
二度と陽の目は見られまい。


(……あとは、現法皇をどう始末するか、か。
 現法皇がいなくなれば、継承者は……
 このマルチェロだ)

(そうして私はこの世界の宗教の頂点に立つ。
 頂点に立ったあかつきには……)


突如、脳を直接締め付けるような感覚がマルチェロを襲う。
頭が割れそうだ。マルチェロは思わず膝を突き、うつむいて耐える。


――我が肉体は いまいましき賢者どもに

――封じられ 失われた……


低く不気味な声が、マルチェロの頭の中に響いてくる。
右手に握る杖から、マルチェロの腕に向かってイバラのツルが伸びてきている。


「誰だ、貴様は!?」


マルチェロの問いに答える者はいない。
声の源は……

(この杖……か……!? 法皇を襲った魔物が咥えていたと思しきこの杖。
 重要な証拠品であるはずのこの杖を、どうして私は後生大事に持ち歩いているのだ……?)

イバラが執拗にマルチェロの身体に根を張ろうと絡みついてくる。
必死で腕を振って払い落とそうにも、イバラが巻き付いて既に手遅れだ。


――杖を 手にする者よ

――汝こそが 我が新しき手足


(……そうだ、思い出した、この杖の意匠……!
 『■鳥■杖』……! かの■黒■の魂を封じたカギ……!
 ……異界に存在するというゴfェ■の木■を材料にするという……)

短剣を取り出してツルを切り落とそうとするも、次々伸びてきてキリがない。
遂にツルはマルチェロの肩まで届こうとしていた。
そうこうしている間にも頭痛は容赦なく強まっていく。
視界がかすみ、昏くなる。このままでは、意識を失う……!

(暗■■■プ■■ンよ、このまま私の意識を乗っ取って
 封印を解くための操り人形にするつもりか……!
 だが……貴様の思い通りになど、なってたまるか……!
 貴様の手に、この身体、この世界渡すものか……!)


――さあ 杖の虜となれ

――仮の宿りとなりて 我に従え……!


(貴様なんぞに、この世界を、人の世を破壊させてなるものか……!
 頂点に立つのは……! そして、この腐った社会を『ひっくり返す』のは……)


      ザクッ!!


――なんだと……!?


杖の中から驚愕の声が響く。
マルチェロは右腕に短剣を突き立て、その痛みでもって無理矢理意識を保ち、杖の支配を逃れたのだ。
イバラのツルがしぼみ、杖の中へ戻ってゆく……。


「……命令をされるのは
 あいにく 大嫌いでね」


そう言い放ち、マルチェロは右手の杖を睨みつけてすっくと立ち上がった。
そして杖を振りかぶり、石造りの床にぶつけて叩き壊そうとする素振りを見せてみるも……。
……杖から何の反応もない。

どこか誇らしげなマルチェロは杖で床を一突きすると、廊下には高らかな音が響く。
再び何事もなかったかのように再び歩き出す彼を――。



――『天地のひっくり返る感覚』が襲い掛かった。


↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓


「ぐうっ!」


天井に向かって『落ちてゆく』感覚を味わった次の瞬間、マルチェロは固い地面の上に放り出された。
かろうじて受け身を取ったマルチェロ。周囲を見回すと、そこは聖堂の廊下とはまた違った細長い空間だった。
両側を薄汚れた灰色の壁に挟まれ、ゴミや空き瓶がそこかしこに転がるこの場所は……路地裏のようだ。
首を起こすと、目の前に誰かいる。


「……誰だ、貴様は」


マルチェロの目の前にあるのは、年若い少女の後ろ姿。
彼女は白を基調として、黒と赤の派手な装飾で縁取られた、派手なデザインのワンピースに身を包んでいる。
身体を反らして首は空を見上げ、地面に突っ伏すマルチェロをその赤い瞳で見下ろしていた。
そして、少女はマルチェロを背中越しに見下ろしたままニヤリと笑顔を作り、舌をぺろりと出して


「『おはよう』、マイマスター」


とご挨拶。
マルチェロが見上げると、少女の頭上、コンクリートの隙間の『夜空で』、満月が輝いていた。



「私が、あんたのサーヴァントさ。クラスは……うわっと!」


機敏な動作で立ち上がったマルチェロは、問答は無用とばかりに腰の細剣を抜き放ち、少女に突きを繰り出した。


「ちょっ、待って、話を、聞けって!」

「……生憎だが、『魔物』と取引する気はない」


戸惑う様子と裏腹に、軽やかなステップで後ずさる少女に対し、
マルチェロは尚も鋭い刺突、斬撃を見舞う。
聖堂騎士として魔物と戦いを繰り広げていたマルチェロには判っていた。
少女の発する気配は、人ならざる、『魔の者』の持つそれ。
目の前に現れた魔物は問答無用で倒すか、逃げるか、あるいは大声でも出して追い払うのが、
マルチェロの世界の基本ルールである。
ゆえに、彼が魔物である彼女と会話する理由などない。

もっとも彼の世界の『魔物』の中には、僅かながら人に対して友好的な者も居るのだが……。
ついさっき魔物に心を乗っ取られかけたマルチェロに
『魔物』との円滑なコミュニケーションを期待するのは、酷な話なのであった。

「ゲッ、痛ッ! あんた、何でサーヴァントをっ、斬れるんだよ!」


マルチェロの剣が、少女の身体に細かい傷をつけ始める。
少女の体捌きは中々に見事だったが、マルチェロの剣が追いつき出していた。


「マスター! あんた、まだルールとか頭に入ってないのかよ!?
 何も思い出してないのかよ!?」


少女は半ば涙声で、マルチェロから大きく飛び退く。
そして、剣の届かない空中に留まった。
……そう、彼女は宙に浮いていたのだ。

その光景に一瞬の動揺を見せたマルチェロだったが、すぐに次の手を打った。
レイピアを空中の少女に向け、その切先で何かを描く。
そして唱えたのだ。


「……メラゾーマ……!」


と。
するとマルチェロの眼前に魔法陣が輝き、中から燃え盛る火球が出現。


「うえぇ!?」


直径2メートルに迫ろうかという火の玉が、空中の少女を飲み込んで、そのまま夜空に向かって消えていった。


「あ、あぶねー……」


……いや、少女は無事。
紫とピンクの、やたら派手な色遣いの布の中から現れた少女は、火傷一つなく空中に留まっていた。


「なー、マスタぁ~。いい加減私の話……ってアレ?」


少女の足元に、今の今までいたはずのマルチェロの姿が無い。
少女がキョロキョロとマスターの姿を探そうとすると同時、


「ぐげぇっ!?」


少女はマルチェロに背中を踏まれていた。
不意を討たれた少女は地面に落下し、うつ伏せでマルチェロに思い切り踏みつけられる形となった。


「……止めだ」


靴底と地面で少女を挟んだマルチェロは、そのまま少女の首筋を細剣で貫こうとする。
その直前、少女はいつの間にか取り出していたカードを手に、叫んだ。


「……ぎ、逆符! 『天地有用』!」

「!?」


細剣の切先を下に向け、少女の頚椎に差し込もうとしたマルチェロだったが、
剣を突きおろそうとしたら……逆に振り上げていた。
大きく身体をのけぞらせて尻もちを付いてしまう。
彼の身体を、ふたたび『天地のひっくり返る感覚』が包んでいた。

その隙にマルチェロの足元から這い出した少女は、マルチェロから逃げるように一直線で駆け出した。
数秒の後に違和感から開放されたマルチェロ、少女の背中めがけて右手をかざし、指を弾く。
するとマルチェロの右手から風の刃が飛び出し、少女の身体を通り抜けて真っ二つにした。
だが、斬れたは少女の身体ではなく、黒髪の人形だった。オトリだ。

『魔物』の気配を背後に察したマルチェロは、反射的に剣を向け、振り返る。
振り返ると、喉元に剣を突きつけられた少女が、『神鳥の杖』をマルチェロに突きつけていた。

杖と細剣とを交差させ、二人はしばし無言で見つめ合う。


……沈黙の後、マルチェロが剣を鞘に納めた。


「落としモノだぜ、マスター。ここでは『カラッポの入れ物』、だけどな。
 ……この『神鳥の杖』を見て、やっとここでやるべき事を理解してくれたみたいだな。
 ……ったく、契約もせずにサーヴァントを殺すマスターなんて、前代未聞だぜ」


そう言うと少女は杖を手渡してマルチェロに背中を向け、
背中を反らして首だけを向ける件のポーズを取った。


「……フン、私のサーヴァントが『魔物』だなどと、思ってもみなかったからな」

「私は『魔物』じゃなくて、『妖怪』さ。……アンタが聖杯に託す願いは?」

「無能な王を許す、生まれと血に縛られた人の世の破壊。
 実力ある者の支配する世の構築……それが、このマルチェロの願いだ」

「……プッ……くくくくっ、あっはっはっはっは!」

「何がおかしい?」

「……いや、私の生前の願いと真逆だと思って、さ。
 ……ま、天邪鬼としてはそれに手助けするのも一興か。
 私は、キャスターのサーヴァント。 真名は『鬼人 正邪(キジン セイジャ)』。
 見ての通りのアマノジャクさ。 これにて正式な契約が成立って訳だな」


その時、マルチェロは左手に一瞬だけ違和感を覚えた。
手袋を外すと、手の甲に『Ψ』の形に似た紋章が光っている。
それは、彼の世界のロザリオの形に似ていた。
ただ、三叉の先端は矢印のような『返し』が付いていた。
目の前のサーヴァント、『キャスター・鬼人正邪』の衣服の至る所にデザインされているような矢印の形だ。
まるで、悪魔の持つ三叉槍のような紋章だと、マルチェロは思った。


――――



【クラス】キャスター
【真名】鬼人 正邪 (キジン セイジャ)
【出典】東方project(東方輝針城、弾幕アマノジャク)
【性別】女性

【パラメーター】
筋力E 耐久C- 敏捷C 魔力A 幸運E 宝具A-

【属性】
混沌・悪

【クラススキル】
道具作成:C
『ひらり布』、『呪いのデコイ人形』などのマジックアイテムを作成可能。
作成できるのはキャスターが生前、幻想郷中の人妖から追い回されていた際に使用した物に限る。
その経緯から、生成できる道具は防御・回避に関係するものが多い。

陣地作成:A-
宝具『輝針城』による陣地作成が可能だが、
追手から逃げ回る根なし草だった彼女はあまり陣地作成を行わない。

【保有スキル】
妖怪:C
キャスターが人ならざる者、『妖怪』であることそのものがスキル化したもの。
『妖怪は人間より肉体が頑丈であり、五体がバラバラになる様なことがあっても、すぐに治癒する』
という謂われから、キャスターとしては高い耐久(Cランク相当)を有している。
一方で、『妖怪』『悪魔』『魔物』などに対して有効な攻撃からは、通常より大きなダメージを受ける他、
人とは異質の独特の気配を発するために、妖怪退治の専門家などには存在がバレやすくなる。

矢避けの加護:C
飛び道具に対する防御スキル。キャスターのもつそれは後天的に身につけたテクニックである。
生前、数多くの不可能弾幕をくぐり抜けて生き残ってきたキャスターの弾幕回避技術。
目視可能な飛び道具なら瞬時に回避方法を見出して、実行することが可能。

仕切り直し:C
戦闘の場を一旦離れ、アイテムを換装して出直すことが可能。

飛行:D
魔力を消費して空中戦闘が可能。
飛行速度はあまり速くないが、燃費は良好で、小回りが利く。

単独行動:E
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。
Eランクはマスターに内密で勝手に行動するに留まる。

【宝具】
『何でもひっくり返す程度の能力(リバースイデオロギー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大補足:10
キャスターが『妖怪・天邪鬼』として持つ能力が宝具と化したもの。
対象の上下や左右の認識を逆転させ、行動を妨害する。
発動の際は、逆符「鏡の国の弾幕」、逆符「天地有用」などといったスペルカード宣言を行う必要がある。
魔力消費は持続時間と効果範囲に比例する。

『輝針城』
ランク:A- 種別:対城宝具 レンジ:100 最大補足:500人
空に逆さまに浮かぶ和風の城。
ただでさえ空中に浮いている上、魔力が潤沢ならば周囲に嵐を巻き起こすことさえ可能。
おまけに内部では魔力弾を放つ妖精たちが自然発生するため、攻略は非常に困難。
ただし、設備から何からがすべて上下逆転しているため、居住性は劣悪。
起動には尋常でない量の魔力が必要である。
マスターであるマルチェロは高い魔力を有するが、
それでも個人レベルの魔力で輝針城を出現させるのはまず不可能と考えて良い。

【weapon】
  • 弾幕
魔力の弾丸を連射する攻撃。
魔力消費が小さく速射性が高い一方、一発の威力は小さい。
対魔力の高い相手にはダメージを与えられないだろう。

  • スペルカード
魔力の弾幕を『技』としてパターン化したもの。
発動の際は、スペルカード宣言を行う必要がある。
上述の宝具『何でもひっくり返す程度の能力』と組み合わせた攻撃パターンの他、
欺符「逆針撃」など、純粋に弾幕だけを用いたパターンの攻撃もある。

  • 反則アイテム
上述の道具作成スキルで作成したマジックアイテムを使いこなす。
以下に主なアイテムと、その効果を記す。

ひらり布:僅かな時間だけ身を隠し、攻撃をやり過ごす。
呪いのデコイ人形:一定時間使用者の身代わりとなって、攻撃を引きつける。
打ち出の小槌(レプリカ):かの有名な『打ち出の小槌』のレプリカ。
 魔力を帯びた一撃を目の前に見舞う、数少ない攻撃用アイテム。

他にも、数々の反則アイテムが存在する。
熟練度によって効果が増す、
メインとしての効果の他にサブアイテムとしての効果も有する、
などといった細かい部分は、のちの書き手さんにお任せします。

【人物背景】
妖怪、天邪鬼(アマノジャク)の少女。
実力ある者が支配する土地である幻想郷をひっくり返すため、
小人族の末裔・少名針妙丸(スクナシンミョウマル)をそそのかして異変を巻き起こした。
早い話が『東方輝針城』原作の黒幕である。
その行動はまさに外道にして下衆。
ゲスなロリっ娘、略してゲスロリ。

次回作『弾幕アマノジャク』では案の定、幻想郷中の人妖から追い回されることになる。
生死不問、ルール無用の不可能弾幕を、数々の反則アイテムを駆使して潜り抜けてきた。

性格は、人が嫌がる事を好む、人の命令は絶対に聞かない、嫌われると喜ぶ……
というあまのじゃくそのものだが、原作中では割とまともに会話を成立させているし、
サーヴァントが人の命令は絶対に聞かない……ではちょっと困ったことになる。
書き手のさじ加減次第だろう。

【サーヴァントとしての願い】
既存の仕組みがひっくり返る様を見たい。

【基本戦術、方針、運用法】
キャスターの直接戦闘は避けるべき。
マスターはとても強いが、それでも三騎士やバーサーカー相手には分が悪い。
最初は目立たないようにしながら戦闘向きのサーヴァントと手を組んで、
ライバルを減らしていく方針でいこう。


【マスター】マルチェロ
【出典】ドラゴンクエスト8
【性別】男性
【参加方法】ゴフェルの木片でできた『神鳥の杖』を入手して参戦。

【マスターとしての願い】
血縁や生まれによって人の地位が定められる社会を破壊し、
実力あるものが覇権を握る社会を創ること。
当然、自分がその頂点に立つつもりでいる。

【weapon】
  • 細剣(レイピア)
マルチェロが腰に差している細剣。
造りは上質だが、特殊な効果はない。

  • 聖堂騎士団長の指輪
聖堂騎士団長の証である指輪。
装備者の攻撃力と素早さを少しだけ強化する。
(二次二次聖杯戦争での設定)
神の加護が装備者に僅かながらの『神秘』を付与し、
素手や手足に付けた武器での直接攻撃で、サーヴァントにダメージを与えられるようになる。
銃や弓矢などでの攻撃に神秘を付与することはできない。

  • 神鳥の杖
『暗黒神ラプソーン』の魂が封じられた杖。
暗黒神の魂が手にした者を問答無用で操り、暗黒神復活のための操り人形とする。
本来ならしかるべき場所に封印されるべき代物である。
(二次二次聖杯戦争での設定)
方舟の中に持ち込まれた本品にラプソーンの魂は込められていない。
ゴフェルの木片で出来ている、頑丈で、魔力の媒介としやすいだけのただの杖と考えて良い。


【能力・技能】
  • 剣術
主に、レイピアなどのような細剣を用いる。
若くして聖堂騎士団長を務め、政敵さえも認める彼の腕前は一流の域に達していると言って良い。
原作で素早さと回避率が高めに設定されているマルチェロは、
スピードを重視した戦いを得意とする様だ。
上述の『聖堂騎士団長の指輪』の効果もあって、直接戦闘を得意としないサーヴァントになら遅れはとらないだろう。

  • 特技
剣術の他にも、マルチェロは優れた魔術・体術を持つ。
以下に述べるのは、聖地ゴルドでマルチェロがククールたち一行と戦闘した際のもの。

メラゾーマ:大型の火炎弾を敵単体にぶつける、炎の呪文。
ベホイミ:味方一人の傷を中程度癒やす、回復呪文。
 彼の技量なら更に上位の回復術が使えてもおかしくないのだが……。(ゲームバランス調整のためか?)
かまいたち:敵単体に向けて、風の刃を飛ばす体術。少量の魔力を消費することから、魔術の一種ともいえる。
 威力は使い手の技量(レベル)に依存する。彼が右手パッチンで放つそれは上級呪文に匹敵する。
凍てつく波動:魔術による効果を無効化するオーラを放つ。
 原作ではどれだけ強化を重ねても一発で無効化するが……。
 この聖杯戦争でどの程度の魔術を無効化できるかは、後の書き手さんにお任せします。
グランドクロス:聖なる真空の刃で敵グループを討つ、マルチェロ最大の攻撃。
 不死者など、聖なる力を苦手とする対象には追加ダメージがある。

その他、メラ系やホイミ系の下位呪文、『カリスマ』スキルで得られる呪文特技などの
習得の有無は、後の書き手さんにお任せします。


【人物背景】
マルチェロはマイエラ地方の領主とメイドの間に生を受けた。
だがその後領主が本妻との間にククールをもうけると、マルチェロは母と共に屋敷を追い出されてしまう。
母を亡くした後はマイエラ修道院に引き取られる。
養父・オディロの元、不遇に負けず心優しい青年として育ったマルチェロは、
両親を喪ったククールがマイエラ修道院に引き取られた際も最初は優しく接する。
だがククールの素性を知るや態度を一変。
母と自分の居場所を奪った原因であるククールを逆恨みし、厳しい態度を取り続ける。
こうして彼は、「二階からイヤミ」「どこでもイヤミ」と評される歪んだ性格に育ってしまった。

聖堂騎士団に入団後は、高い実力に加えて収賄・弾圧など、手段を選ばずにのし上がってゆき、
マイエラ修道院長・聖堂騎士団長・法皇の警護役を兼任する。
さらに最終的には法皇をも謀殺し、何食わぬ顔で次の法皇に就任するまでになる。

彼をそこまで突き動かしたのは何だったのか。
聖地ゴルドでの法皇就任演説の内容から察するに、
彼の人生を翻弄し続けてきた
「血縁や生まれによって成り立つ社会の仕組み」
を破壊したかったのだと推測できる。


【方針】
優勝を狙うが、最初は潜伏し、情報集めや手を組む相手を探す。