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ジュード・マティス&セイバー  ◆OmtW54r7Tc


「ここが…聖杯戦争の舞台」

医者のような、学者のような白衣の服に身を包んでいる、一人の少年。
まだ16歳のその少年の名は、ジュード・マティス。

「僕達を進ませてくれたユリウスさんの為にも、こんなことをしている場合じゃないのに…!」

ジュードたちは仲間である少女、エルを取り戻すためにカナンの地へ行く必要があった。
しかし、そこへ行くためには魂の橋を架ける必要があり、ユリウス・ウィル・クルスニクは自らの命を散らして橋を架けた。
そしてジュード達は、カナンの地への出発を前に荷物の整理をしていた。
戦いに不要な素材は決戦を前に全て売り払ってしまおうということとなったのだが、その荷物の中の一つに『木片』というものがあった。
よく手に入る割に売っても対した額にはならず、クエストの依頼で欲しがる者もほとんどいなかったために大量に貯まったまま放置されていたそれを売るために、手を取ったのだが…不幸にもただの木片ではなかったのだ。

「あの木片、ルドガーの荷物に入ってた。もしかして本来ここに来るはずだったのは僕じゃなくて…」

彼はこめかみに指を当て、考える。
何かを考える時のジュードの癖であった。

基本的にアイテムの管理は先述のユリウスの兄でありジュードにとっては親友ともいえる青年、ルドガー・ウィル・クルスニクが行っていた。
故に、あの木片に触れる可能性が高かったのはルドガーだったはずだ。

(もしルドガーがここに連れてこられたとしたなら…彼はどう行動しただろう。エルを救うために、ここにいる人達を皆殺しに、なんて考えたくないけど…)

ジュードの脳裏に、かつてとある分史世界で出会ったヴィクトルという男の存在が浮かんだ。
彼は、その分史世界(いわゆる並行世界、パラレルワールドというやつだ)における十年後のルドガーであり、エルの父親であった。
ヴィクトルは、娘を守るためにその世界でのジュードをはじめとした仲間達を殺害した。
別の世界での未来の話とはいえ、ルドガーには…大切な人を守るためなら仲間にすら手をかけるという行動に出る可能性があることを、あの分史世界は示唆していたと言えるだろう。

(なんて、考えすぎか…ごめんねルドガー、変なこと考えて)

あれはあくまで別世界のルドガーであり、自分達の仲間であるルドガーとは別人なのだ。
かつて共に行動していた分史世界のミラ(正史世界のミラとの区別のためにジュードはさんづけで呼んでいた)が、自分たちの知るミラとは別人であるように。
友達に対して失礼なことを考えていた自分を反省し、脳内でルドガーに謝罪をしていると、


「いい加減こっちに気づかんかい!」


「へ?…うわあああああああああ!?」

背後から聞こえてきた声に振り向くと、眼前に巨大な腕が迫ってきていた!
ジュードは驚きつつも咄嗟に後ろへ跳び、その場から消えたかと思えば、いつの間にか襲撃者の背後を取っていた。

「な!?消えた!?どこにいったんだ!?」

襲撃者――エリーゼと同年代ぐらいと思われる少年は、ジュードを見失ってうろたえていた。

「僕はここだよ」
「うお!?いつの間に後ろに!?ていうかいきなり後ろに立つなよ!なんか怖いだろ!」
「あ、ごめん…」

襲われたのはこちらだというのに、何故か謝ることとなってしまった。

「まあいいけどよ。それより、あんたが俺のマスターで間違いないか?」
「マスターって…それじゃあ、もしかして君が?」
「…間違いなさそうだな。俺はあんたのサーヴァント、セイバー。真名はニケだ!よろしくな!」
「あ……僕は、ジュード・マティス。こちらこそよろしく」

こうして、一組のマスターとサーヴァントは出会った。

「………………う~ん」
「? どうしたの、ニケ?」
「いや、ジュードって知り合いに似てるなと思って。頭が良さそうな所とか」
「へえ、そうなんだ」
「後、影の薄そうなとことかな」
「ええ!?」



…とまあ、ドタバタとした出会いとなったが、ともかく二人は、ようやく落ち着いて話を始めていた。

「…それじゃあ、ジュードは優勝して聖杯を手に入れる気はないのか?」
「うん。願いを叶える願望器…確かに魅力的ではあるけど、その為に他の誰かを犠牲にするつもりはないよ」

そう言ってから、ユリウスのことを思い出す。
こんな綺麗ごとを言いながらも、元の世界では聖杯と同様、願いを一つ叶える場所、カナンの地へ向かうために彼を犠牲にしてしまったのだ。
それ以前も、自分達の世界を守るためにいくつもの分史世界を破壊し、それこそ結果的に数えきれないほどの人々を殺してきたのだ。
エルを助ける為、そして世界を救うために必要なことだったとはいえ、あんな悲しいことがそう何度もあっていいはずがない。

(自分の身を削ってまで僕たちを進ませてくれたユリウスさんの為にも、僕たちが今まで壊してきた世界の為にも、ルドガーやミラ達、みんなの所に早く帰らないと)

心中で静かな決意をしていると、ニケが口を開いた。

「じゃあさ、いっその事俺達の手でこの聖杯戦争をぶっ壊すか?」
「! 聖杯戦争を…壊す?」
「ああ。ていうかそもそも、願いを叶える聖杯なんて都合のいいもん、実はないのかもしれないしな」

ニケ自身当初は、「願いがかなうなら一生遊んで暮らせるなグフフ」などと能天気なことを考えていたのだが、今になってその聖杯の存在そのものへの疑念が頭の中をよぎったのだ。
ニケがそう考えるのは、かつて地の王が『地の剣』を餌に人々を『ゲソックの森』という所へ閉じ込めており、ニケ自身もそれに巻き込まれたことがあったからだ。
地の王は、剣がないからということで、いくら敵を倒してもゲームが終わらないいわゆるハマリの世界を作り上げた。
この聖杯戦争がそうでないと、どうして言い切ることができるだろうか。

「ただ決められたことをやらされる冒険なんてつまらないしな。ジュードもそう思うだろ?」

ジュードはこめかみに指を当て、しばらく考え込んだ後、ニケの方を向いて言った。
確かに、この聖杯戦争自体を破綻させてしまえば、最後の一組になって優勝する必要はなくなる。
少なくとも現状では、殺し合いに乗らず元の世界に帰ろうと思えば、その方法を取るしかないように思う。
そんな方法があるのかは分からないが…分からないならこれからその方法を探せばいい。

「…うん!それいいよ!僕もニケの考えに乗るよ」
「そっか!それじゃ、これからよろしく頼む」
「こちらこそ」

こうしてジュードとニケは、お互い手を握り、協力を約束した。
聖杯戦争という悪夢を、破壊するために。


【マスター】ジュード・マティス@テイルズオブエクシリア2
【参加方法】ムーンセルによる召喚。
      素材アイテム『木片』の内の一つがゴフェルの木片だった。(本来はルドガーの手に渡るはずだったのではと推測)
【マスターとしての願い】聖杯戦争を破壊し、元の世界に帰る。(ただしオリジンの審判の存在を知っているので、ニケと違って聖杯の存在はそれなりに信じている)
【weapon】:タイラントナックル
【能力・技能】
護身術として格闘技を使える。
また、エクストラエピソードを通過済みであるため、四大精霊(火の精霊イフリート、地の精霊ノーム、水の精霊ウンディーネ、風の精霊シルフ)を束ねる元素の大精霊、マクスウェルの使役が可能である。
またスキル『集中回避』によりバックステップで敵の攻撃をかわすと背後を取ることが可能。
さらにスキル『レストア』によりパートナー(この場合サーヴァント)が地面に倒れた際にパートナーの体力を回復させることができる。
【人物背景】
『テイルズオブエクシリア』の主人公で、『テイルズオブエクシリア2』のパーティメンバーの一人。
イル・ファンの病院で研修中の医者志望の少年であったが、ハウス教授を迎えに行った際にミラ=マクスウェルと出会ったことにより大きく運命を変えることとなり、世界を揺るがす大騒動に巻き込まれていく。
『2』では医大を卒業し、次世代システム「源霊匣(オリジン)」の研究者として研究に没頭中。終盤には大精霊マクスウェルの源霊匣の使役に成功した。
参戦時期はChapter15、カナンの地突入前。
ただし、エクストラエピソードは経験済み。

【クラス】セイバー
【真名】ニケ@魔法陣グルグル
【パラメータ】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運A 宝具EX
【属性】混沌・善
【クラス別スキル】騎乗:D
【保有スキル】道具盗掘:B 隠されたアイテムを見つけ出すことができる
【宝具】
『自己投影(自分の剣)』
 ランク:E 種別:対人、大軍宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1~8人
 自分自身のエネルギーを利用した光魔法キラキラの一種。
 威力は弱いが、伸縮自在で鞭のようにしなり、変則的な攻撃が可能。

『炎の料理人(火の剣)』
 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1~2人
 火のエネルギーを利用した光魔法キラキラの一種。
 高めの攻撃力を有する凡庸性の高い剣。

『全てを砂塵と化す剣(土の剣)』
 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1~2人
 地のエネルギーを利用した光魔法キラキラの一種。
 地上のものなら斬れないものなど存在せず、斬ったすべてのものが砂に変わり土に還る。
 最大の攻撃力を誇る宝具だが、有線(しかも短い)の為、使い勝手は非常に悪い。
 また発動の際には地面に手をかざしてタイコを出現させ、タイコを叩きながら「おっぽれ」と唱え続ける必要があるため、隙だらけとなる。

『呪いを断ち切る剣(水の剣)』
 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1~2人
 水のエネルギーを利用した光魔法キラキラの一種。
斬ったものの呪いを解く力があるが、発動には水分を含むものが必要。

『気まぐれな疾風(風の剣)』
ランク:EX 種別:対人、対軍宝具 レンジ:? 最大捕捉:?
風のエネルギーを利用した光魔法キラキラの一種。
風より軽く、ADSLより速いらしく、高速の斬撃で瞬時に急所を貫き、多数の敵を一瞬で薙ぎ払う――ときもあるにゃあ。
効果が風のように気まぐれで、たまにハズレの剣が出てくることもあり、また威力や効果範囲も気まぐれに変動する。
発動の際にはマフラーを勢いよく振る。

【weapon】
『短剣』…攻撃力2。値段は200R。
     しかしニケは剣の才能が全くないため、あまり扱いは上手くない。
『勇者の拳』…世の中に「おかしい」と言える勇気、すなわち勇者の証である拳。普段は腕にはめたブレスレットとして収納されているが、勇者のツッコミによって巨大な腕となる。
攻撃手段としてだけでなく、ツッコミ次第で封印や呪いの解除なども可能。
威力や効果の強さはツッコミの鋭さに比例。
分かりやすく言えば、漫才の「なんでやねん!」が攻撃になった感じである。

【人物背景】
 父親に無理やり勇者として旅立たされ、魔法使いククリと共に魔王ギリを倒すために旅に出る。風の精霊ギップルや、踊り子キタキタおやじ、魔技師トマ、プラトー教の巫女ジュジュなど、様々な仲間との出会いと別れを経験しながら、ククリと共に魔王ギリを封印した。
 なお、宝具の関係でクラスはセイバーだが、職業が「すばやくて運が強いが剣などはあまり得意ではない」という特性を持つ盗賊の為、剣の腕は非常に素人である。素早さが長所なので鎧を着ての戦いも向いていないだろう。

【サーヴァントとしての願い】
聖杯の存在自体が胡散臭いので、あまり信じていない。
決められたことをただこなすだけなのはつまらないので、聖杯戦争をぶっ壊す