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暁美ほむら&セイバー ◆F61PQYZbCw



「暁美ほむら、君はもう一度奇跡に縋るつもりはあるかい?」


 この一言が全ての終わりと始まりを司る。
 暁美ほむら、呼ばれた少女はかつて奇跡をその身に宿し魔法少女の力を手に入れた。
 その奇跡は大切な人を救うための願いであった。もう一度世界をやり直したかった。
 キュゥべぇと呼ばれる宇宙からの使者――インキュベーターと契約を果たした彼女は時の力を手に入れる。
 時間停止、そして別の並行世界への移動、全てをやり直す力を手にいれていた。


 鹿目まどか、暁美ほむらにとって大切な存在、全てを捨てれる程に大切な、大切な存在。
 彼女は魔法少女だった。転校先のクラスメイトは秘密の顔を持っていた。
 彼女達の戦いを見守る暁美ほむら、秘密の共有はそれだけで彼女達の絆を特別にさせる。
 だがそんな素晴らしい日々も関係も人生も理も運命も。長くは続かない。


 魔法少女達の中で噂になっている最強最悪の魔女――ワルプルギスの夜。
 それが見滝原、つまり彼女達の街に襲来してきたのだ。
 人々を守るため鹿目まどかは先輩の魔法少女である巴マミと共に応戦する、が。


 先輩は戦死、鹿目まどかのソウルジェムも黒く濁り生を保てるのも時間の問題だった。
 鹿目まどかは告げる、『騙される前の馬鹿な自分を救ってくれ』。
 暁美ほむらは誓う、『何があっても貴方を必ず助けだす』。
 契約は成立した、そして彼女は世界線を超え再度鹿目まどかと出逢う。
 それを何度も何度も繰り返すのだ、死ねばやり直し、死ねばやり直し……。


「説明を求めたら教えてくれるのかしら、インキュベーター」


 そして遂に彼女の戦いは終わりを告げる日が――鹿目まどかが概念と化した事により終結。
 優しい彼女は己の存在を犠牲にし全ての魔法少女を出来る範囲で救ったのだ。
 それにより彼女を覚えている人間は己を除きこの世に存在しない。


「最近の君は頑張っているからね、それにそろそろソウルジェムも限界に近い……。
 逢いたいんだよね、鹿目まどかって子に」


 此処が戦場ではないのなら、新たな戦場に赴くのに理由は必要ない。


 インキュベーターは空間から一つの木片を取り出し暁美ほむらの足元に落とす。
 拾い上げると魔力――かどうかは分からないが何かしらの力を感じる、それもオカルト寄りな。
 不思議そうに眺めるが変哲も無い木だ、しかしナニカ惹かれる物がある。


「月の聖杯戦争を知っているかい? 知らないだろうね、僕もつい最近知ったんだ。
 マスターとなった人間は英霊と呼ばれるサーヴァントと共に最後の生き残りになるまで戦い続けるんだ。
 最後に残った組には聖杯から願いを叶える権利を得る――どうだい?」

「貴方にしては珍しく説明するのね、私にリスクは」

「求められればするさ。参加のリスクは生命だね。最後の生き残りになると言うことは他の参加者を全員殺す意味合いさ。
 当然狙われる危険もあるし、君には誰かの命を直接殺めなければならないって事だね。
 サーヴァントに任せるのが大半だと思うけど、間接的に殺人に絡む覚悟が必要だね暁美ほむら」

「……」


 暁美ほむらは何度も大切な存在の死を目の当たりにして来た。
 その数だけ世界を放浪し、またその数だけ死者を見続けている。
 だがその手で直接他人を殺したことはない、覚悟など女子中学生に存在しない。


「――この木片、私の物で構わないわよね?」

「もちろん、そのためのゴフェルの木片さ。
 でもいいのかい? 話を持ちかけた僕が言うのも君からすれば可怪しいかもしれないけど」


 暁美ほむらに他者を殺す覚悟は無い、甘さを捨て切れてないない。
 他人を見捨てることは、見殺しにすることは出来る。しかし殺すことは出来ない。
 そんな彼女が聖杯戦争に参戦しても勝ち残れるとは思えない、だが彼女は運命を受け入れる。
 覚悟は無論持ち合わせていない、持つ予定も不確かだ。
 それを乗り越える程逢いたい、彼女に、鹿目まどかにもう一度逢いたい。


「馬鹿ね、私はやり直す事が出来なくなってしまった。
 これが彼女の望んだ世界かもしれないけど私は望んでいない、此処は私にとって最悪の地獄なの。
 以前は繰り返せば……この世界のまどかを見捨てればもう一度別のまどかに出逢えた、此処じゃそれも出来ない。
 私の心に空いた風穴を埋めることは永遠に出来なくなった、ソウルジェムの濁りも取る必要はないの。
 魔女になる時、円環の理に導かれてもう一度まどかに逢える」


 自分の盾を構え動作を確認、しっかりと動く。
 リボンを触る、固く結ばれており近くに鹿目まどかを感じるようだ。
 髪を靡かせ彼女はインキュベーターに言葉を言い放つ。


「でもそれじゃ私は一瞬でしかまどかに出逢えない、私はもう一度日常に帰りたいの。
 そんな奇跡は起きない……だから目の前に奇跡があるのなら泥に塗れても縋るわ。
 貴方の嘘でも構わない、時間は残り少ないから。この世界に未練は無いのよ」

「そうか、君はもう一度奇跡に賭けるんだね。
 それも君の道さ、僕に止める権利何て無いからね。
 今までありがとう暁美ほむら。中々面白かったよ君たち人間は。
 ……もう逢えないかもしれないからね」

「そう……さようならインキュベーター。
 もう二度と貴方に出逢うことはない、これだけは言える。
 私が聖杯に辿り着いたなら貴方の存在はこの世界から消える筈よ。
 もう一度言うわインキュベーター。さようなら、貴方に出会えて私は最高に最悪だったわ」


 この言葉を最後に暁美ほむらは月に召される。
 インキュベーターに別れを。運命を狂わし全てを壊した彼に地獄の手向けを。








 時空の加護受けた魔法少女は神殿にて目覚める。
 此処が神殿なのか彼女は知らないが本能的に神殿だと察している。
 そもそも何故此処に居るのか、そんなことさえ理解出来ていない。
 頭の中に何かが足りない、けれどその大切な欠片が彼女には分からない。


 視線の先には台座に一つの剣が刺されていた。
 彼女に剣の価値など分からないが魔力のような何かを感じる、これは一体、思考が更ける。
 台座に近づけば近づくだけ彼女に共鳴するように心臓の鼓動が活発になる。
 引き抜け、この剣を、引き抜け。
 脳が信号を送る、相手は暁美ほむら、送り主も暁美ほむら。
 己の事だが理解出来ない。


 まるで丸く繋げた線路の上を走る電車のように思考は答えを見つけ出せないでいる。


 赴くままに剣に手を掛ける、自然と力が入るが魔力は感じない。
 引き抜こうとすれば剣は少しも動かず、彼女の力では抜けそうにない。


「こんな物に時間を掛ける必要もないわ、まずは此処は何処かを探らな――」


 納得させるように無の空間に放つ独り言を中断、感じた。
 剣から触れている腕を通して彼女の全身に駆け巡るは永遠の記憶と哀しい思い出。
 少しでも忘れいた自分が馬鹿らしい。
 少しでも忘れていた自分を殺したい。
 一瞬でもまどかの事を亡くしていた自分を裁きたい。


「抜けた……私には分かる、これはセイバーの宝具。
 つまり私のサーヴァントの力……貴方が私のサーヴァントね」


 記憶は蘇るだけではなく聖杯戦争に関する知識も彼女の頭の中に浮かんできた。
 腕の令呪、ゴフェルの木片、サーヴァント……此処は何処でもない、方舟だ、聖杯戦争だ。
 奇跡を求めて此処に来た、居場所は此処だ、そして終わらせる、悪夢を。


「そのために貴方の力を貸してセイバー。
 私も貴方も因果か何かに結ばれているのかしら……時に縁があるようね。
 英霊として死んでしまった貴方を再びこの世に現界させるのは申し訳ないと思っている、でも。
 世界を導いたように私にもその力を――お願いよセイバー、私に聖杯を」


 暁美ほむらは手を差し伸ばす、この手を握ってくれ我が剣よ。
 主の言葉にセイバーは頷くと歩み寄る。
 そのまま手を握り返し微笑みかける、今宵の宴に捧げる夢、それはマスターのために。


 再び時空を超えた暁美ほむらとセイバー、何の因果かこうして契約を結ぶ。
 彼女達に待ち受ける運命は生半可な物ではない、死ぬ気でなければ生き残れないのは確実。
 運命に抗い続け打開した、ならば今宵も抗い、その先に待つ奇跡を手に収めるだけ、ただそれだけ――。




【マスター】暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ


【参加方法】ムーンセルによる召還(木片はインキュベーターから入手)


【マスターとしての願い】鹿目まどかが創り上げた世界を新たに塗り潰す。


【weapon】魔法によって戦う。なお、彼女の腕に装着されている盾は四次元のように物を収納可能であり銃器類が隠されている。


【能力・技能】
 彼女の魔法は弓を魔力によって精製する遠距離攻撃が主体、この力はかつて鹿目まどかが用いていたもの。
 魔力で己の身体能力を強化することも可能。
 時を止める力は失われていたが、セイバーの召還に伴い再び力を手に入れた。
 これにより僅かではあるが時を止めることが可能。彼女に触れている者だけが絶対時間から開放される。
 この魔法は発動の前に盾を潰せば止めることが可能である。


【人物背景】
 重い病気で長い間入院していた、そのため学力も運動も取り柄がなく転校先では浮いていた存在だった。
 そこに手を差し伸ばしたのが同じクラスの鹿目まどか、初めての友達であり初めての魔法少女でもある。
 彼女と先輩である巴マミの戦いを見続けていたがワルプルギスの夜の襲来により二度と彼女達の姿を拝める未来を潰された。
 鹿目まどかは彼女に『救い』を求めた、そして暁美ほむらは鹿目まどかを救うために契約、時の力を手に入れる。
 何度も何度も犠牲を伴いながら繰り返した結果、鹿目まどかは世界の理を己で塗替えてしまい遠い存在になった。
 世界はこれでいい、これが正しい。
 だが彼女にとっては地獄、世界などどうでもいい。まどかのために再び戦場に赴く。


【方針】
 基本はセイバーに任せ自分はサポート及び対マスターを担当する。
 魔力の関係上連発は避けたいが時止の使用も視野に入れ聖杯戦争に望む。
 他所と組むことも想定するが――。  



【クラス】セイバー


【真名】リンク@ゼルダの伝説時のオカリナ


【パラメータ】筋力B 耐久B 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具A


【属性】秩序・善


【クラス別スキル】
 対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

 騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。


【保有スキル】
 時の勇者:A
 世界を救った歴史に残らない英雄を指す称号。
 勇者は果敢に挑み傷付いても世界のために己を奮い立たせる。
 攻略した根城の数は圧倒的、相手の陣形や罠を見破る洞察力にも長けている。
 その真の武器は運命に抗い続ける勇気そのもの。

 宿いし金色の勇気:A
 神々から与えられし証は勇気を司る。
 妖精の加護も受けており勇者は世界のために全てを託された。
 どんな強敵にも恐れない心、深い傷を負っても諦めない心、決して諦めない強い心を持つ。

 神性:D
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 神々から力を授かり世界を救ったセイバーには神と同質の意義を表わす。


【宝具】

『選ばれし退魔の剣(マスターソード』
 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1~50人
 選ばれた者のみに扱える伝説の聖剣。
 その力は悪や魔族に対して絶大的な力を発揮し本来以上の威力を叩き出す。

『此処に集うは勇者の証(旅道具)』
 ランク:E~A 種別:対人宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
 セイバーが旅の中で愛用してきた道具を扱う宝具。
 その中には爆弾から弓矢まで様々な武具が揃っておりどんな戦闘にも対応する力がある。
 また、普段の武具とは違う特殊な武具も存在するため初見で全てを対応するのは至難の業。
(扱えるのは『時のオカリナ出展のアイテムのみ』です。なお、ナビィは含みません。)

『平原に響くは賢者の息吹(時のオカリナ)』
 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
 時間を遡る奇跡を起こすことも出来る神聖の秘宝。
 無論此度の聖杯戦争では魔力の関係上自由に時を操ることは出来ない。
 吹くことにより相棒であるエポナを召喚することも可能。
 奏でるメロディーによって様々な効果や現象を起こす。
 時を操るのは理論上不可能だが昼夜を逆転することは一回程度なら可能かもしれない。


【weapon】宝具に依存する。


【人物背景】
 コキリ族の少年――だった。自分の使命を知った少年は故郷を飛び出し平原を駆ける。
 その先に待ち受ける数々の試練と危険な運命、それらに立ち向かい彼は時空を超えて世界のために旅を続けていた。


【サーヴァントとしての願い】
 願いは無し、マスターに捧げる。


【基本戦術、方針、運用法】
 己の勇気と武具によりどんな距離でも戦える、正面でも隠密でもセイバーは力を発揮できるだろう。