ミカサ・アッカーマン&ランサー ◆FFa.GfzI16


市立図書館。

ミカサ・アッカーマンは愛用のマフラーを膝元にかけ、個室ビデオコーナーに座り込んでいた。
迷彩を突き刺すような強烈な光が飛び込んでいく。
耳元から無慈悲なほどに注ぎ込まれる未知の情報がミカサのニューロンを焼く。
彼女のゴースト、コトダマ、霊的情報、総じて『魂』と呼ばれるものに、説明不能な痛みが走る。
それでもミカサの意識は目の前の映像に集中していた。

世界は、美しい。

世界には『海』というもの存在する。
そこは塩分濃度が非常に高い水で構成されている。
高級品である塩、それを多く含んだ水が取りきれないほどにあふれているというのだ。
すべての生命の源は『海』であるという。
正確に言えば、がぐつぐつと波を打っている生命の存在を許さない『炎の水』の『海』から生まれた。
そう、『炎の水』なのだ。
そこには、生命の存在が許される一片の道理もないように見えた。
しかし、始まりはそこにあった。
始まりは、生命など生まれるはずのない世界だったという。

世界には『氷の大地』が存在する。
一面に広がる『氷の大地』は全てを失わせる、そこは時が止まったような空間だ。
しかし、その上空にはミカサが知る由もなかった世界が広がっている。
北天に広がる『オーロラ』、それは空のさらに上存在する、『宇宙』の奥深くから届く『星の光』であった。
そう、『星々の煌き』とは全てに論理的な意味が存在する。
それはあまりにも無慈悲で、あまりにも優しかった。
世界は、空を見上げるだけで広さを証明してみせるのだ。

気づけば、ミカサは眼から涙を零していた。
感動ではない。
感傷だ。
こんなものが世の中には存在していた。
いや、これこそが世界だったのだ。
しかし、ミカサには、ミカサ『達』にはその世界を見ることが出来ない。
鳥籠の中に飼われるように逃げ込んだ、ミカサ達には。
『巨人』という名の人類の天敵から逃げ出し、世界を捨てたミカサ達には。
永遠に、見ることが出来ないのだ。

「……」

ミカサは右手で涙を拭い、マフラーで口元を覆い隠す。
そして、そのまま逃げ出すように図書館から外へと出た。

そこから広がる世界はミカサの知るそれとは大きく異なっている。
なのに、かつてミカサは違和感を抱くことなくこの世界で生活していた。
『ゴフェルの木片』によって導かれた『方舟へと至る聖杯戦争』。

ミカサがこの街に訪れる前。
人類を守る『壁』と隣接しているトロスト区が巨人によって襲撃された。
本来ならば破壊されることのない壁を破壊され、トロスト区は壊滅することになったのだ。
かつて、ミカサが二人の母を失った時のように。

しかし、トロスト区は奇跡的に、そう、奇跡のようなお話で救われた。
一人の『人間』が『巨人』へと変化することによって、救われたのだ。

その後、巨人達の死体の処理が行われた。
ミカサが手に入れたゴフェルの木片は、その際に巨人の体内から発見されたものだった。
それは奇妙なことに、一切の汚れが付着していなかった。
巨人の胃液による汚れが存在せず、持ち上げて軽く振ってみせるだけで、その汚れは落ちた。
木片を発見した時のミカサは魅入られたように眺め続けていた。
感染症を起こしかねない死体の処理も忘れ、木片に何かを見出したように、強烈な巨人への怒りと家族への愛情を抱いて。
ミカサは、眺め続けていた。

気づけば、全てを忘れてミカサはこの街で生活していた。
ぬるま湯のような日々だった。
深い怒りも、愛情もなく。
ミカサはただ息をするだけで生きていた。
飼いならされるという言葉があるが、ミカサの状態はまさしくそれだった。
『見えない何かに飼いならされている』ようだと。
ある日、そう考えた時。
唐突なまでに全てを思い出した。
怒りも、愛も。

――――そして、恐怖も。

鳥籠の中に囚われていた恐怖と屈辱の記憶。
それを、はっきりとミカサは思い出した。
その恐怖と屈辱の世界を塗り替えすために、ミカサは『聖杯戦争の優勝』を決意した。

影奉仕が、嘲笑うように伸びている。
コンクリートジャングルはミカサの魂を激しく圧迫する。
『ここではないどこか』への郷愁。
全てを可能とする願望機。
夢の様な世界で、夢の様な奇跡を手にする。
ミカサに与えられた試練と機会は、世界の美しさを暴力じみて突きつけられることだった。


ミカサは、図書館から抜けだすと丘の上へと向かった。
風がミカサの身体を目掛けて駆け走ってくる。
『この風はどこからやってきたのだろうか』、ミカサはそんな益体もないことを考えた。
ここからは壁は見えない。
かつては憧憬だけを煽っていた空も、無限の広さを演出している。
そこには世界がある。
ミカサの知らない、無限というものを教えてくれる。

周囲の視線を感じた。
ミカサは東洋人と北欧人のハーフだ。
元の世界では『東洋人とのハーフ』であったが、この世界では『北欧人とのハーフ』であった。
絶滅したと言われる自身のオリジンが、今も目の前を歩いている。
そこに奇妙な念を感じ、同時にどうしようもない安堵を覚えた。
一人だけではないという、安堵。
あまりにもこの世界は表面的に美しく、優しかった。

「マスター」

堪え切れないように目を伏せたミカサの元に、冷たい声が響いた。
気づけば、ミカサの背後に一人の女が立っていた。
黒い軍服は奇妙なことにノースリーブワンピースの形状をしている。
スカートには大きなスリットが入り膝上10センチにもなるミニスカート。
ノースリーブではあるが七分丈の袖がつけられ、手元にはやはり黒い革手袋。
艶やかな脚は黒いストッキングに包まれ、ヒールの高い軍靴を履いていた。
ノースリーブによって露出された肩を隠すように備えた黒い外套を風に棚引かせる。

ランサーのサーヴァント――――東ヨーロッパ帝国連合の猛将・セルベリ・ブレス。

長い白銀の髪は周囲を探るように風に揺れ、血のように紅い瞳は油断なく周囲を警戒している。
軍服を押し上げる豊満なバストは女性であることをこれ以上となくアピールしているが、手に握られたライフル銃がその柔らかな印象を簡単に拭い去る。
『Ruhm』と呼ばれる愛用の歪なライフル銃はドラム式のマガジンと高性能の反動装置から人が扱えるものではないことを教えてくる。
しかし、これはセルベリアの宝具ではない。
宝具による魔力の消費を抑えるために、通常兵装として扱っているのだ。

「わかってる、ランサー」

ミカサは郷愁の念を収めるために、マフラーを指でなぞった。
このマフラーはミカサにとって家族の象徴であり、ミカサが一人でないことを言葉よりも雄弁に語りかけてくるものだ。
マフラーをなぞるたび、ミカサの心はエレンが与えてくれた暖かさを思い出す。
エレン・イエーガー。
ミカサの、何よりも大事な、残されたたった一人だけの家族。
巨人に家族を奪われ、巨人に自由を奪われていることに気づいた少年。

「離れるぞ、現状での交戦は賢くない。
 戦うならば、仕掛けるか籠城か、だ」
「……ランサー」

ミカサは静かに、しかし、俊敏に動きながらランサーへと語りかける。
視界の端にひっそりと映った、ランサーの発見した遺体。
聖杯戦争への非参加者の魂を食らい、サーヴァントへの力と変える『違反行為』。
奇跡の代償。
奇跡を得る資格のない、生贄。

「こんな世界でも血の匂いと色は変わらないのね」

ミカサは口元のマフラーを鼻元まで持ち上げた。
死体の方向から視線を逸らす。
夕焼けがあまりにも美しく街を照らしていた。

――――世界は美しい。

今度は涙は出なかった。
しかし、やはりその足取りは逃げ出すような色を感じさせた。
ミカサにとって今の世界はあまりにも美しすぎた。
そうだ、美しすぎる。
ミカサにとって、その美しさは。

――――そして、とても残酷だ。

世界の無情さそのものだった。




「……………ただいま」

ミカサは自宅の扉を開く。
人の気配がする。
人工的な光がミカサの目を刺し、香ばしい匂いが鼻をくすぐる。
わかりやすい『幸せの形』がそこにあった。

「……」

しかし、偽りにすぎない。
こんなものは、全て偽りの生活なのだ。

ミカサの両親は、殺された。
二度目の両親も、もう居ない。

それが全てだ。
ミカサの両親は、それで終わってしまったのだ。
だから、今の両親はただの悪趣味なおままごとに過ぎない。

「ちょっと、ミカサー!」
「……」

『母』として設定された声から逃げこむように、いや、実際ミカサは自室へと逃げ込んだ。
無慈悲に襲いかかる幸せから逃げ込んだのだ。
そして、その幸せを間違っても感じてしまわないためにも、ミカサは学習机へと向かった。

「ランサー」

若干、乱れた声だった。
動揺と、不安。
ミカサはここまでの時間、エレンと離れているのは久しく存在しなかった。
どうしようもなく、エレンに会いたかった。

「ここにいる」

霊体化していたランサーが姿を表す。
心の乱れをそのままに、ミカサはランサーへと睨みつけるように視線を向ける。
乱雑とした室内、しかし、それは無精から生まれるものではない。
机上には広げられた一枚の使い込まれたノート。
ミカサは記憶に目覚めて以来、時間さえあればランサーと聖杯戦争に向けた作戦を練っている。
今日、図書館へと向かったのもこの街という街の全てを把握するための行動だ。

「今日もやる」

ミカサの言葉にランサーは頷き返し、聖杯戦争のルールを口にし始める。
ミカサはランサーから語られる聖杯戦争のルールを、脳に刻みこむようにノートへと書き込む。
それは幾度と無く把握した内容。
しかし、反復し続ける。
そこに見逃しがあってはならないのだから。

英霊。
サーヴァント。
ムーンセル。
令呪。
魔力。
魂食い。
契約。
宝具。
ランサー自身の性能。
ランサーが判断したミカサの性能。
魂食いを行っているサーヴァントの存在。

何度なく把握した内容を終え、次はランサーと当面の戦略について論議する。
ランサーは隠密行動には向かない。
長距離からの狙撃も不可能だ。
ミカサの魔力供給も理想とは言いがたい。
ミカサの所持する立体機動装置、外へと持ち運んだことはないが何度となく調整は済ませてある。
スナップブレードは獲物としては不十分だ、あまりにも目立つ。ナイフなどとはわけが違う。
マスターの暗殺も難しい。

手持ちの札は、正直なところ苦しい。
勝利は遠いように思える。

ならば、魂食い。

その言葉がミカサの頭によぎるが、即座に却下。
管理者と呼ばれる存在との対立は避けるべきだ。
管理者に察せられることなく魂食いを行える技術はミカサもランサーも所持していない。

(管理者は『それ』を全面的に警戒している以上、潜り抜けることは実質不可能。
 そこから『管理者の標的』となってしまうデメリットを考えると、現状では安易な悪手の一つ)

などと、ミカサは様々な理論を立てるものの、心の奥底でその行動に対する忌避感も当然存在した。
殺人に忌避がないわけがないのだ。

ただ、それを超える物がミカサの中には存在する。
しかし、しかし、もしも。
捨て身を選ばざるを得なくなれば、魂食いも――――

ミカサは首を横に振る。
少なくとも、今はデメリットの大きさから使わないと決めた。
魂食いも考慮した戦法も考えつつ、本筋は別のところに見出すべきだ。
ミカサは図書館から持ちだした地図を眺める。
ランサーが語るような魔術師であれば、ここから有利な拠点などを導き出せるのだろう。
それは単純な土地の構造だけではなく、魔術的見地から見た大地に流れる魔力の流れも考慮した上でだ。
ミカサはインチキじみた風水本から、それを想像する。
東西南北、川の流れ、山、それを考慮した上でその流れを遮るように存在する建物。
そこから危険であり陣地を構えているであろう魔術師を警戒するのだ。

それをランサーとともに不十分な知識で話し合い、最後は十分な食事と睡眠を取る。
日が登っているうちには知識不足を様々な行動で埋め、日が沈めばそれらを加えた作戦を立てる。
現状、幸運な事にサーヴァントとの交戦はない。
しかし、明日にはあるかもしれない。
ミカサは張り詰めたままベッドへと向かわなければいけない。

いや、魂食いを行っている参加者が存在する以上、明日には偽りの両親が死んでいる可能性だってある。
眠る暇などなければ、眠っていても迎え撃てるほどミカサには力がない。
それでも、寝なければいけない。
休息を取らなければ、十全の力を発揮することなど出来ないのだから。

「マスター」

しかし、今日に限り、そのルーチンが違った。
ランサーがミカサへと語りかけたのだ。
ミカサはベッドに腰を掛け、ランサーとよく似た冷たい眼でランサーを見つめる。
ランサーは怯まない。
睨み返すように冷たい眼でミカサを見つめた。

「私の槍は殿下のものだ」

艶やかな唇から発せられた言葉は、今までミカサに語られなかったランサー自身の過去だった。
英雄であるランサーの過去を、ミカサは断片的にしか知らない。
魔力パスによって繋がったミカサとランサーは、その記憶を混濁した状態で共有する。
睡眠という行為によって、自我が混ざると考えれば良い。

ミカサは夢によって見たランサーの断片的な生を想い出す。
そこには常に一人の男が居た。
冷たい眼をしていた男だった。
ミカサやランサーの眼も冷えたものだが、その奥には確かに暖かなものが存在する。
男の眼には、それすら存在しなかった。
しかし、ランサーにとってはその男こそが全てなのだろう。
その男が居なければ、ランサーの瞳もまたただの冷たいだけの眼となっていたのだろう。

「我が槍は殿下の栄光を闢き、我が盾は殿下の栄光を覆う。
 マスターとは主従の契約を結んだが、殿下への忠誠を覆すことだけは許さない」

ミカサの想像通り、ランサーにとっての英霊としての全ては『殿下』に捧げられているのだろう。
ランサーの心奥深くに潜んだ願いが報われることがないと知っても。
槍に込められた想いは、その恋慕も含まれている。
報われない槍を振るい続けることは、どのような想いだったのだろうか。
ミカサには、正直なところエレンへの想いは様々なものが入り混じっている。
家族としての愛情、異性への恋慕、人としての尊敬。
当然だ、何か一つに固まる感情はあり得ない。
セルベリアだって、確かに主への報われることのない恋慕の情は大きいが敬意もまた余りあるほどに大きい。

「しかし、マスターの瞳が我が穂先と同じ場所を向けられているというのならば、この槍はマスターのものだ」
「……」

ランサーの取り出した、無骨な槍に息を呑む。
ランサーの身の丈ほどもある巨大な青白い槍だった。
ヴァルキュリアの槍と呼ばれる、ランサーの愛槍。

「これが私の宝具だ、マスターが所持しているべきだ」
「……私が、所持?」
「覚醒用のラグナイトであり、私の宝具だ。
 その光で私を照らすことによって、私は初めて本来の力を発揮する。
 ヴァルキュリア人として覚醒することで、この槍の力も十二分に発揮できる」

ラグナイトと呼ばれる特殊な物質。
そこから発生するラグナイト光に照らされ、ランサーは体内のラグナイトエネルギーを爆発的に増加させる。
これは光を発生させること自体は容易であり、ミカサにも扱うことが出来る。
同時に、ミカサはその光をランサーの過去から知っていた。
研究所――――あまりにも非人道的な扱いを受けていた記憶。
四六時中ラグナイト光に照らされ続け、ランサーがその携帯すらも拒絶するほどトラウマを抱いていたこと。
そう、ミカサは理解していた。
この光はランサーにとって嫌悪するものであり、同時に『殿下』から求められる『セルベリア・ブレス』にとっての全てであることを。

『セルベリア・ブレス』ではなく、この光が生み出す『兵士』が求められているのだ。

「勝つのならば、全てを使え。殿下のように、私を物として扱え」

ランサーの瞳から悲しみが窺えた。
ミカサの向けてくる眼が、ランサーには辛かったのだ。
ランサーは、ミカサが自身に向ける眼への変化を感じ取っていたのだろう。
ミカサの無意識な変化だ。

「殿下のように、私を見てくれ。
 殿下のように、私を無視してくれ。
 そうでないと、私は……耐えられない」

ランサーの過去を知ってしまったからこそ、知らずの内にランサーへの接し方に変化が生まれていた。
ミカサは感情の起伏が薄いように見えるが、実質のところ感情に強く左右される普通の人間だ。
優先順位は存在する、しかし、心がそれに抗う。
ミカサ・アッカーマンは十五歳の少女であり、世界に絶望して一筋の光に縋る弱い人間だ。
だからこそ、ランサーの気持ちが理解できた。
ランサーは救われた、皇子なる男にどんな思惑があろうとランサーは救われたのだ。

しかし、そこから生まれた想いが答えられることは永遠にない。
だのに、新たな『主』が求めていた眼を向けてくることが。
ランサーのことを『セルベリア・ブレス』として見てくる眼が。
ランサーにはどうしようもないほどに耐えられなかった。

――――世界は美しい。

「その令呪で、その気持で……殿下の槍であることから、私を引き離さないでくれ」

――――そして、とても残酷だ。



【CLASS】
ランサー

【真名】
セルベリア・ブレス@戦場のヴァルキュリア

【パラメーター】
筋力D(B-) 耐久D(B-) 敏捷C(B+) 魔力B 幸運E 宝具B
※()内のパラメーターはヴァルキュリア人としての能力を発揮した状態でのパラメーター

【属性】
秩序・中庸

【クラススキル】
対魔力:C(B)
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
ヴァルキュリア人として覚醒した場合は1ランク上昇する。
その場合、魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。


【保有スキル】
戦乙女:C
後述の宝具に依存するスキル。
宝具の発動と同時に効果を発揮し、身体から青い輝きを発するようになる。
この際の輝きはすなわち魔力であり、魔力が炎のように放出している状態であるため他の参加者から察知されやすくなる。
ランク:Cでは上昇効果はなく、本来のヴァルキュリア人としてのパラメーターを取り戻すことになる。

魔力放出:D
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
いわば魔力によるジェット噴射。
絶大な能力向上を得られる反面、魔力消費は通常の比ではないため、非常に燃費が悪くなる。

軍略:D
多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。
自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。

【宝具】
『戦場の戦乙女(ディ・ワルキューレ・アインズ・シュラハトフェルト)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人
セルベリアの軍が携帯していた覚醒用のラグナイトを使い、ヴァルキュリア人へと覚醒する。
第二次ヨーロッパ大戦にて無双を誇ったセルベリアの力の源であるラグナイトが宝具と化したもの。
ラグナイトエネルギーを自らの身体で操る能力を得、ヴァルキュリアの槍から光線を発生させることが出来る。
優秀な魔術師ならば、ラグナイトからよりエネルギーを引き出しセルベリアのパラメータを上昇させることも可能。
現在のマスターであるミカサにはそこまでの供給が出来ない。


『命短し、誘え乙女。蒼き唇、褪せぬ間に。(アインラデゥン・ツ・ヴァルハラ)』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1-100 最大補足:10000人
自身の体内のラグナイトエネルギーを暴走させ、巨大な爆発を起こす。
一要塞を消滅させ、さらに一帯を荒野と化す威力を持つ。
自らを構成しているエネルギーの全てを暴発させるため、使用後にセルベリアは消滅する。
暴走させることで発動させるため、威力をコントロールすることも不可能。
だが、セルベリア自身の魔力だけを利用するために発動は容易である。

【weapon】
『ヴァルキュリアの槍』
ラグナイト鉱石と呼ばれる鉱物で作られた、セルベリアの身の丈ほどもある巨大な青白い槍。
セルベリアが持つことで自身と槍のラグナイトエネルギーとを組み合わせて、光線を発することも出来る。
巨大だが同時には一つしか発生させられない光線と、一つ一つは細いが同時に多数発生させることが出来る光線を使い分ける事ができる。
射程距離はセルベリアの視界に届く全てであり、第二次ヨーロッパ大戦では無双を誇った。

『ヴァルキュリアの盾』
ラグナイト鉱石と呼ばれる鉱物で作られた、円状の盾。
セルベリア自身のラグナイトエネルギーによって補強されており、砲身が大型に強化された戦車の砲弾も防ぐことが出来る。

『Ruhm』
狙撃銃の精度と重機関銃の火力を持ったライフル銃。
弾倉はドラム式であり重厚に反動装置を装着している、ヴァルキュリア人の末裔であるセルベリアだけが使える銃。
「名声」の意味を持ち、セルベリアがマクシミリアン皇子から授かった兵装。
ヴァルキュリア人として覚醒していない状況では主にこのライフル銃を扱う。


【人物背景】
侵略者ダルクス人に勝利してヨーロッパを守った後、突如姿を消したと言われる伝説的な民族『ヴァルキュリア人』の末裔。
銀髪赤眼というヴァルキュリア人の血を色濃く受け継いでおり、そのため幼少の頃より研究機関に囚われていた。
その研究機関から東ヨーロッパ帝国のマクシミリアン皇子から救われ、忠誠を誓っていた。
同じくヴァルキュリア人として覚醒したアリシア・メルキオットに敗れる。
アリシアに対しては同じヴァルキュリア人の末裔として、敵として以外の感情を抱いている。
その後、アリシア達によってと自らの部下が捕虜として護送され、自爆の影響が及ばない範囲まで離れた後、ガリア公国大将とその本隊を道連れに自爆した。

【サーヴァントとしての願い】
東ヨーロッパ帝国連合の栄光、すなわち、マクシミリアン皇子の栄光。

【基本戦術、方針、運用法】
戦闘時にはヴァルキュリア状態では魔力の放出によって他サーヴァントに察知されやすく、通常時では火力が低い。
狙撃手ほどではないが射程距離が広く耐久に優れているために、中距離戦闘には秀でている。
宝具は自爆であるためにセルベリア自身は消滅するのが特徴である。



【マスター】
ミカサ・アッカーマン@進撃の巨人

【参加方法】
巨人の体内から現れた謎の木片を回収した際、願いを秘めていたミカサが『所有者』と認められて聖杯戦争に参加させられた。

【マスターとしての願い】
巨人の殲滅

【weapon】
『立体起動装置』
アンカーが付いた二つのワイヤーの射出機が腰ベルトに付けられ、操作装置を兼用する剣の柄部分と繋がっている。
このワイヤーを打ち出し、壁や巨人の体に突き立てて高速で巻き取ることによって、素早い空中移動を可能にする。
カードリッジ式のガスボンベが燃料となっている。
自宅に幾つか予備のガスボンベ補給を所持している。

『剣(スナップブレード)』
前述の立体機動装置と連動している、正確には立体機動装置の操作装置を『柄』として剣を加えたもの。
「柄」は撃鉄、ブレーキレバー(制動操作装置)、二つのトリガー(引鉄)、二つの補助スイッチ(刃のリリースなど)を持ち、操作内容は柄尻から伸びる管を通して各所へ有線で送られている。
接続先は柄からアンカー射出装置基部、そこから別口で後方のガス供給弁の順。
刃の部分には特殊な製法で折れ筋が入れられており、折る刃式カッターナイフの刃を拡大延長したような外見をしている。
高負荷が掛かった際には簡単に折れる仕様で、これにより持ち手や柄の保護を行っている。

【能力・技能】
格闘術やサバイバル技術などの他に、立体機動装置を利用した特殊な移動法を所有している。
『立体機動』
前述の立体機動装置を使用することによって行う移動方法。
ワイヤーの射出と、そのワイヤーの巻き揚げによって行う高速・高所移動。

【人物背景】
繁栄を築き上げた人類は、突如現れた天敵の『巨人』から逃れるために『壁』が築き上げた。
その中で安穏とした日々を百年送り続け、ミカサもそのうちの一人だった。
しかし、ちょうど百年後。
ついに巨人によって『壁』の一つが壊され、ミカサは巨人によって親代わりのイェーガー夫妻を『捕食』される。
ミカサはそれ以前にも両親を人身売買を目的とした暴漢達に殺されている。
その際に父の友人であったグリシャ・イェーガーの息子、エレン・イエーガーに救われている。
家族を失った後のエレンの言葉に強く惹かれ、彼のことをかけがえのない『家族』と認識している。
二度家族を失った生い立ちから世界は美しいが、残酷で理不尽なものだということを理解している。
ミカサの世界ではほぼ絶滅されたとされる東洋人のハーフである。

【方針】
いかなる方法を使っても願いを叶える。
魂喰いについては、管理者の存在とそれ自体への忌避感から迷いを抱いている。



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参戦 ミカサ・アッカーマン&ランサー(セルベリア・ブレス 038:母なる海