武智乙哉&アサシン ◆QyqHxdxfPY


「………………」

惚けた表情で、ぱちぱちと瞬きする。
ノイズのようにぼやけていた視界。
今を今であると理解出来ないような感覚。
そんな違和感は少しずつ掻き消え、鮮やかな世界を着実に認識し始める。
まず視界に入ったのは————空だ。
無数の星々が輝いており、白いお月様が見下ろしている。
あたしは人気のない路地裏の壁に寄りかかりながら座り込み、ぼんやりと宙を眺めていた。
暫しの間空を見上げた後、自らの前に立つ『誰か』に視線を向ける。

「気分はどうかな、武智乙哉くん」

正面に立つ金髪の男があたしを見下ろし、言葉を掛けてくる。
スカした高級ブランドのスーツを身に纏ったサラリーマン風の男。
歳は30くらいだろうか。
顔立ちこそ整っているものの、目を引く程の美形という訳でもない。
その出で立ちからはどこか地味な印象を感じる。

「自分が何者なのか……解るね?」

自分———————そうだ。
少し前までは『これっぽっちも思い出せなかった』。
先程も思い出したばかりで少々記憶が混乱していたが、今となってはハッキリと認識出来る様になっている。

「あたし………」

ふと、首を横へと向ける。
視界に入ったのはコンクリートの地面、建物の壁。
塵などが散乱しており、薄汚い空気を漂わせている。
視線を動かし、あたしは近くに何かが横たわっていることに気付いた。


それは全身を滅多刺しにされ、傷口から血を流している無惨な死屍。


歳は10代後半程度。まだあどけなさの残る女の子だ。
名前も、素性も、目的も、全くと言っていい程知らない。
自分と同じ『参加者』だったのか、NPCだったのかすら謎のままだ。
そんなことを思っていた後、女の子の死体の肉体は端から黒ずみ始める。
それを見た金髪の男が死体に歩み寄り、その頭を乱雑に掴んだ。

「ふむ…魂喰いは可能か。どうやらマスターの魔力不足は補えるようだな」

男が小声でぼそぼそと呟いた後————頭を掴まれた女の子の全身が黒く染まり、完全に消滅する。

そう、跡形も無く消失した。まるで不要なデータがクリック一つで削除されてしまうかの様に。
初めて目の当たりにする光景であったので少々呆気に取られてしまったが、
金髪の男がこちらへと向いてきたのですぐに落ち着きを取り戻す。

「さて、事の顛末は思い出したかい?武智くん…いや、我が『マスター』」
「…もちろん、全部思い出したよ」

私は座り込んだまま、ゆっくりと掲げる様に右腕を前へと伸ばす。
冷酷な死神の鎌のようにも、残忍な蜘蛛の牙のようにも見える奇怪な紋章———『令呪』が手の甲に浮かんでいる。
そして、令呪の刻まれた右手にしっかりと握り締められていたもの。

それは血塗れのハサミ。

紅の滴る刃が月に照らされ、鈍い輝きを魅せる。
その時、あたしはほんの少し前の出来事を追憶した。
これは、あの女の子の血。
これは、あの女の子の命の証。

———あたしがあの娘を殺した。

予選中、記憶を失ったあたしは普通の女の子として穏やかな生活を送っていた。
月海原学園の一生徒として暮らす、学生らしい毎日。
そんなあたしも日を経るに連れ、少しずつ世界への違和感を感じ始めた。
何か大切なことを忘れているような。自分が何者なのか、抜け落ちているような。
晴れない霧の中を手探りで進んで行く中でふらりと気付いた。
あたしを、あたしとして定着させている意志を。

白い肌。細くか弱い腕。柔らかな黒髪。空みたいに蒼い瞳。
その姿は網膜に焼き付いている。本当に可愛らしい娘だった。

世界と意識のズレを感じ始めていたあたしは、その瞬間『思い出した』。
忘れていた『快楽』が、封印された記憶を解く鍵となった。
たまたま夜道で見かけた女の子を路地裏に無理矢理連れ込んで。
頬を紅潮させながら、腰のポーチに入っていたハサミで女の子を何度も何度もメッタ刺しにして。
人殺しの感触を、迸る快楽をこの手で味わうことで、自分が何者なのかを思い出したんだ。

そうして記憶を取り戻したあたしの前に、『金髪の男』————サーヴァントが現れたのだ。


「まさか他者を殺害することが記憶解放の引き金になるとはね。
 フフ…君の来歴は『殺人』と深い関わりがあったのかな?」

軽口を叩くように金髪の男がごちる。
そいつを見上げるあたしの口の両端が、ゆっくりと釣り上がる。
気が付けば、あたしは笑っていた。
自分でも解る。これは、恍惚と愉悦の笑み。

「問おう。君は聖杯に何を願う?」

男の問いかけを聞き、改めて自分のことに関して追憶する。

あたしの名前は『武智 乙哉(たけち おとや)』。
世間から『21世紀の切り裂きジャック』なんてあだ名をつけられている。
殺人に性的な快楽を見出す————言わばシリアルキラー。
特に女を切り刻むことが大スキだ。気持ちよくてたまらない。
そんなあたしも一度は警察に尻尾を掴まれ、ミョウジョウ学園10年黒組のゲームに参加することでやり過ごした。
しかし、ゲームに敗北したことであたしは学園から強制退学。
そのまま警察の追い打ちに掛かり、刑務所に収監されていた。
一度は脱獄に成功したが、再び黒組の裁定者に見つかってしまったことで刑務所に逆戻り。
二度の失敗を経て、あたしは大人しく刑期が終わるのを待とうとしていた。

そんなあたしを『聖杯』とやらはマスターとして選んだらしい。
聖杯戦争のことは、記憶を取り戻した瞬間から何となく理解している。

何故あたしを選んだのか。そもそもどんな基準でマスターが選定されているのか。
そんなものは知らないし、別段興味も無い。
重要なのはあたしが此処にいるという事実だけ。

「願い…決まってるじゃん、そんなの」

自らの願いを叶えるために殺し合う世界。
そこに放り込まれたあたしが何を願うか。
そんなモノ、黒組に参加した時と同じだ。


「誰を殺そうと、何人殺そうと、どれだけ切り刻もうと、一生罪に問われない権利!
 あたしが生涯安全に人殺しを続けられる保険——————それがあたしの望み!」


そう、これがあたしだ。
あたしは、これでいい。

あたしにとって当然の願い。
最高の快楽、『人殺し』を自由に行える権利。
一生安全にシリアルにキラー出来る保険。
黒組で脱落した以上、そんな願いを叶えられるは最早『聖杯』しか存在しない。
だからこそ、あたしは聖杯戦争で戦う—————当然だ。
聖杯を勝ち取って、この願いを叶える。存分に、安全に、人殺しを楽しみ続ける。

あたしの願いを聞いた瞬間、男の口元が綻んだ。

「フフフ…悪くない願いじゃあないか!
 少々趣向は違うようだが、やはり君は私と同じ『殺人者』のようだね。
 性に合いそうなマスターを引き当てるとは幸先が良い」

どこか愉快そうな様子を見せながら男は言う。
『私と同じ殺人者』。あー、成る程。
この男の目を見てからずっと気になっていたが、そうだったか。

殺人に一切の躊躇を持たない冷徹な目をしている。
殺人が日常と化している狂人の目をしている。
人を殺さずにはいられないサガを背負っている殺人鬼の目をしている。
あたしと同じ目をしている。

———ああ、やっぱり『同類』なんだ。それなら良かった。

「…名前、聞いてなかったよね」

そして、あたしは男に問いかける。
この男がサーヴァントであるということは既に理解している。
あたしにとっての凶器。
あたしが勝ち残るための刃。
あたしに用意された、たった一人の従者。
しかし、その『名前』を未だ知らないのだ。

暫しの沈黙の後、男が静かに口を開いた。

「私はアサシンのサーヴァント————『吉良吉影』」

吉良吉影“アサシン”が、座り込むあたしに向けて手を差し出す。
あたしが引き当てたサーヴァントは『殺人鬼』。英雄とは程遠い悪党だ。
ステータスに関しても幸運値ばかりが異常に高いが、それ以外は微妙と言わざるを得ない数値。
外れサーヴァント?————いいや、あたしにとっては当たりだ。
必要なのは敵と戦う方法じゃない。『敵を殺す方法』だ。
それに、太陽の様な栄光を掲げる英雄サマなんかよりこっちのがよっぽど性に合う。
血染めの道を共に往く相棒となれば、やはり自分に馴染める相手じゃなくっちゃあね。
同じ穴の狢である外道こそがあたしの相棒に相応しい。
ま、そういうわけだから、吉良吉影。
最後まであたしと付き合ってもらうよ?

あたしは迷わず左手を伸ばす。
吉良が差し出した手を、しっかりと掴んだ。


「ところでマスター……君………滑らかで奇麗な『手』をしているじゃあないか………」
「…はい?」
「景気付けとして………ちょっと『頬ずり』……させてもらってもいいかな……?」
「え、ちょ、いきなりそんな————————ひィッ!!?」
「大丈夫……切り取ったりはしないから……フフ……ちょっとだけさ………フフフ……」


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


——————女性を刻むことに快楽を見出す殺人狂、武智乙哉。
——————女性の美しい手に執着する連続殺人鬼、吉良吉影。


今宵、己の平穏を求める二人の殺人者が『共犯者』となる。





【マスター】

武智 乙哉(たけち おとや)

【出典】

悪魔のリドル

【参加方法】

ムーンセルによる召還。
どこかでゴフェルの木片を入手している筈なのだが自覚無し。

【マスターの願い】

どれだけ犯罪を犯しても罪に問われず、一生安心して殺人を続けられる権利を得る。
本人曰く「シリアルキラー保険」。

【weapon】

ハサミ(腰のポーチに複数本収納している)

【能力・技能】

快楽殺人者。異能の力は持たないが刃物の扱いに長ける。
身体能力・戦闘センス共に優秀であり戦闘力は暗殺者にも引けを取らない。
ただし肉体的には常人の域を越えていない。
標的を謀略によって拉致する等狡猾な一面も持つ。

【人物背景】

ミョウジョウ学園10年黒組の生徒。出席番号8番。声優は沼倉愛美。
(10年黒組は特別な時期にのみ開講されるクラス。留学生の名目で暗殺者達が集い、標的となる生徒の暗殺に成功した者に望みの報酬が与えられる)
身長は165センチ。生け花が得意でハサミを器用に操る。
一見快活で明るい性格だが、その本性は快楽殺人者であり「21世紀の切り裂きジャック」と称されるシリアルキラー。
刑事に追われて半ば逃げ込むように黒組に参加した経緯があり、希望する暗殺報酬は一生安心して殺人を続けられる「シリアルキラー保険」。
殺人にはハサミを用いており、女性を生きたまま切り刻んで殺害することを好む。
黒組のルールが伝えられた後に一番乗りで暗殺に乗り出し、植物園にて標的である一ノ瀬晴を呼び出し殺害しようと試みる。
しかし暗殺者である東兎角の妨害、晴の機転によって敗北。強制退学となり、黒組最初の脱落者となった。
脱落後は刑務所に収監されていたが、第10話にて晴に対する執着心から脱獄。
金星寮に忍び込んで晴の命を狙おうとしたところで鉢合わせた黒組生徒の英純恋子に拘束され、彼女が主催するお茶会に強制参加させられる。
兎角と純恋子の交戦中に自力で拘束を解いて純恋子の左腕を負傷させるも返り討ちに遭い、
さらに鳰に見つかって再度の退場となり、再び刑務所に収監された。
アニメ最終話では何年か後の仮釈放の日を夢見て、大人しく雑役に勤しむ姿が描かれている。

【方針】

主にアサシンを利用した闇討ちや奇襲、漁父の利狙い。
可能ならば自身が動いてマスターの暗殺を行う。
ただし魔術などの異能に関しては極力警戒。引き際は必ず見極める。
自身の魔力不足を補う為、サーヴァントに魂喰いをさせる。
余裕があったら魂喰いさせる前にNPCで遊ぶ。やるなら女性がいい。
無論、時には休息も取る。状況次第で行動や方針は臨機応変に。

【令呪】

位置は右手の甲。歪に湾曲した刃が翼の如く縦三つに並んでいる形状。
それらの刃は死神の大鎌、あるいは蜘蛛の牙の様に見える。



【クラス】

アサシン

【真名】

吉良 吉影(きら よしかげ)

【出典】

ジョジョの奇妙な冒険

【パラメーター】

筋力E 耐久E 敏捷E 魔力C 幸運A 宝具B

【属性】

中立・悪

【クラススキル】

気配遮断:C+
サーヴァントとしての気配を絶つ。
完全に気配を絶てばサーヴァントでも発見することは難しい。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

【保有スキル】

保身:C
殺人者として行う自己保身の技能。
逃走や自衛において有利な補正が与えられる。
吉良の身の安全の確保を目的とするスキルである為、魔力供給源であるマスターにもある程度恩恵が与えられる。

シリアルキラー:D
人を殺さずにはいられないサガを背負った殺人鬼。
意思の疎通は可能だが、その腸には『女性の美しい手への執着心』から生じる殺人衝動を抱えている。
Dランクの精神汚染スキルと同等の効果を持つ他、生死に関係なく相手の『手』を切り取って収集・保存することが可能になる。
ただし効果を発揮するのは吉良が『美しい』と感じた手(=収集の対象と成り得る手)のみ。
吉良の精神性、異常性癖を体現した複合スキル。

隠蔽:A
自らの行動を隠蔽するスキル。
生前に自身の犯行を隠蔽し続けた経験がスキルとして昇華された。
サーヴァントとしての活動によって生じる魔力を隠蔽する。
これにより吉良は実体化中でも一般人程度の魔力しか感知されず、魔力の痕跡を残すこともない。

正体秘匿:B
サーヴァントとしての素性を秘匿するスキル。
契約者以外のマスターから吉良のステータス、スキルを視認出来なくする。
「隠蔽」スキルと組み合わせることで非戦闘時にはNPCのように振る舞うことが可能。
ただし『吉良の真名を知った者』及び『吉良と交戦して生き延びた者』には効果を発揮しなくなる。
生前に殺人鬼としての正体を隠し、長年に渡り一般人として生活していた来歴を由来とする。

チャンス:A
土壇場を切り抜ける才能。
危機的状況に陥った際、類い稀なる幸運を優先的に引き寄せることが出来る。
このスキルの発動中、吉良の幸運値にプラス補正が掛かる。

【宝具】

「殺意の女王(キラークイーン)」

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~4(スタンドビジョン) 最大捕捉:1
精神の具現体。傍に立つ守護者『スタンド』。近距離パワー型に分類される。
触れたものを爆弾に変える能力を持つ。
爆弾に変えられるものに制限はないが、爆弾化出来るのは一度に一つまで。
起爆方法は「地雷のように何かが触れることで起爆する接触型の爆弾」か「スタンドの右手のスイッチで起爆する任意型の爆弾」のどちらかを指定可能。
一度爆弾の設定を決めたら爆破させるか一旦爆弾化を解除するまで変更出来ない。
爆弾化した物質に外見や構造面での変化は起きず、「爆弾」の判別は困難。
スタンドビジョンのダメージは本体にフィードバックされ、キラークイーンが破壊されれば吉良は消滅する。

「朽ち果てる心音(シアーハートアタック)」

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~99(移動可能な距離) 最大捕捉:1
キラークイーンの左手から射出される自動操縦型スタンド。
ラジコン大の戦車のような外見をしており重力を無視した走行が可能。
吉良本体や契約したマスター以外の魔力や熱源を探知して自動追跡し、対象に向けて高威力の爆炎を放つ「走る爆弾」。
単純な攻撃に対して非常に頑丈であり、吉良本体へのダメージフィードバックが皆無。
しかし状態異常魔術などへの抵抗は持たない。
宝具ではあるものの魔力の気配が殆ど無く、優れた魔力探知能力や直感スキル等がなければ察知は難しい。
ただし自動操縦であるため「標的を探知し突撃」という単純な動きしか出来ないという欠点も持つ。
この宝具を停止する為には吉良が直接回収しに行く必要がある。

スタンドは本来スタンド使いにしか視認することが出来ない。
しかし方舟においてはマスター、サーヴァントならば問題無く視認が可能。
これはアサシンの行使するスタンド自体があくまで『宝具として再現された神秘』に過ぎず、
最低限の魔力パスを持つ者ならばその存在を知覚できるからである。

【weapon】

宝具「キラークイーン」のスタンドビジョン。
格闘戦を行うことが可能。ステータスは筋力B、耐久C、敏捷C+相当。
ただし敏捷値にプラス補正がかかるのは拳によるラッシュ時のみ。

【人物背景】

1966年1月30日生まれ、S市杜王町出身のサラリーマン。
ゲーム版の声優はFate/zeroで衛宮切嗣を演じた小山力也。
仕事はそつなくこなすが上司からは使いっ走りばかり任せられており、社内でも地味な立ち位置の柔和な平社員。
しかしその正体は女性の美しい『手』に執着する連続殺人鬼でありスタンド使い。
犯行の最中には女性と会話することを好み、名前や趣味などを問いただす(ただし女性が自分勝手なことを言うのは大嫌い)。
殺害した女性の手は切り取って保管し、時に一般人に気付かれない様に『手』とデートをするなどその性癖は常軌を逸している。
スタンドによる証拠隠滅によって15年以上も殺人を犯し続けており、その被害者数は48人にも上る。
ただし争いや面倒事、目立つことを何よりも嫌うため普段は敢えて影の薄い人物として振る舞っている。
目立たず、植物のような心で平穏な人生を送るのが彼の願い。
自らの『性癖』と『平穏』が相反するものであると理解しながらも、それを乗り越えて幸福に生き延びようとしていた。
1999年に東方仗助を始めとするスタンド使いらに正体を知られ、幾度と無い攻防を繰り広げた末に敗北。
最終決戦時に駆け付けた救急車に轢かれて死亡し、かつて殺害した杉本鈴美の地縛霊によって裁かれるという末路を迎えた。
二次二次聖杯では『吉良吉影本人』の姿で参戦。

【サーヴァントの願い】

英霊の座から解放され、平穏を手に入れる。
同じ『殺人鬼』である武智乙哉のサーヴァントとして召還に応じた。

【基本戦術、方針、運用法】

基本的に暗殺者のセオリー通り不意打ちや奇襲で先手を取るのが主な戦術となる。
特に爆弾による先制攻撃は強力。その一撃で仕留められずとも、相手に手傷を負わせれば優位に戦闘を進められるだろう。
また、本体の戦闘力は低いものの宝具『キラークイーン』のビジョンは格闘戦を行うことが可能。
『シアーハートアタック』は遠距離からの自動攻撃、キラークイーンとの同時攻撃など様々な応用が出来る。
しかし自動操縦のため単純かつ大雑把な行動しか行えず、状態異常など特殊な効果を持つ魔術への耐性も持たない為、過信は禁物。

殺傷能力こそ高いが宝具の癖が強く、対人戦で力を発揮するサーヴァント。
ただし個人の武勇に優れている訳でもないので、徒党を組まれたり万全の正面対決に持ち込まれれば一気に叩き潰される危険性が高い。
身の危険が迫ったら高ランクの幸運値と保有スキルによる高い逃走能力と隠密性を活かし、早々に逃げるのが吉。
総じて能力面で扱いが難しいが、前述の通り高威力の宝具や逃亡・保身に適したスキル構成は確かな強みである。
「正体秘匿」「隠蔽」はサーヴァントとしての素性を隠すスキルであり、宝具さえ使わなければ自らをNPCと錯覚させることも可能。
特に隠蔽スキルに関しては気配遮断スキルと組み合わせることでランク以上の隠密性を発揮できる。
長所を最大限に生かし、攻め際と引き際を見極めて焦らず慎重に勝機を見出だそう。

因みに宝具込みの魔力消費に関しては『キラークイーン』のみの運用に限ればそこまで悪くない。
ただし吉良の制御を外れて自律行動を行う『シアーハートアタック』の長時間の発動はマスターに相応の負担を強いるだろう。
サーヴァントとしての燃費は控えめな部類ではあるものの、マスターが常人である為過信は禁物。
万全の状態で戦うことを考慮するのならばやはり魔力を十分に溜めておくべき。



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