月を望む。

 月に何かを望むことなんて、永遠にないと思っていた。

 なぜって?

 だって私は、月なんて散々見てきたんだもの。

 月の民として。――月の、姫として。

 見飽きるほどに、私はそこに、住んでいたんだもの。

 望みもなにもありはしない。

 自分がよく知るモノに対して、そんな幻想を抱けるわけがないのだから。

 でも。

 ――どうやらこの月は。今、見えている月は。

 私の知る、月では、ない。

 それでいて永琳が作ったような、偽物の月でもない。

 本物の月。

 けれど違う、月。

 私の知り得なかった、このもう一つの月は。

 亡者と王が寄り添って、望みの形を成している。



◇◆◇◆



 気が付いたのは不意に夜、月を見上げたときだった。

 頭上の中天に浮かぶ――手が届きそうなくらい大きな、月。
 それでも手が届くはずがないのだけれど、その月は私が見てきたどの月より大きく思えた。
 ……だから私は、そこで不思議に思った。
 いつも変わらぬ同じ月を見ているはずなのに、
 どうして今見た月に対して、「大きい」なんて感想を抱いたのだろう?
 現れ時や消え時ならばそれも分かろうが、今見えている月は、中天の月なのに。

 突き詰めればそれは簡単なことだった。
 私は、永い永い間暮らしていた青い星よりも、月に近い場所に呼び込まれていたのだ。
 内部に仮想空間を再現する方舟も、
 夜空に浮かぶ月だけは、真実の姿を映しているらしい。
 つまり徐々に月へと近づいている方舟は、時間の経過と共により大きな月を空に浮かべることになる。

 段々と大きくなっていく月の姿に触発されるように、
 日常の小さな違和感を見つけることができるかどうか。

 それこそが予選の内容だったということを、「記憶」を取り戻し「ルール」を知ると共に私は理解した。
 もっとも、予選参加者のほとんど――私、蓬莱山輝夜もそうだったのだが――は、
 “月海原学園の生徒”という、この場所に来る前と全く違う生活を送らされるがために、
 月の違和感に気が付く前に自分自身の違和感に気付いて予選を突破することが多かったようだが。

 ともかく他の参加者同様、私もまた、方舟の強いた予選を突破した。
 「ルール」によればこれから私には三画の令呪が与えられ、そしてサーヴァントとの契約に移るという。
 サーヴァント。片仮名言葉でも意味はすっと入ってきたが、あえて言い換えるなら「召使、従者」。
 月に記録された様々な世界の歴史情報から作られるその英霊は、
 聖杯戦争においては、マスター……主人と契約してこの世界に現界し、共にそれぞれの望みを叶えるために戦う。

「召使、従者……ねえ」

 私はその条件に当てはまる存在をすぐに一人思い浮かべる。
 ずっと、ずっとずっと――気の遠くなるような時間、私の世話をしてくれている彼女。
 月の都の歴史に大きくかかわった人物でもあり、そして弓の名手である彼女ならば、
 何の不都合なくアーチャーのクラスによって現界し、私を助けてくれることだろう。

「……永琳を喚べばいいだけの、話ではあるのだけれど」

 それは最良の選択肢であるように思う。
 少なくとも、普段の私であれば。
 しかし……。
 私は月海原学園にてマスターに与えられた一室のベッドに仰向けに寝転んだあと、
 首からぶら下げていた古ぼけた御守りを部屋の照明にかざし、うむむと唸った。

 香霖堂と呼ばれる小さな道具屋に興味本位で立ち寄った時に手に入れた、小さな御守りだ。
 店主曰く、御守りの中には「ゴフェルの木片」という名前の小さな木片が入っており、
 その用途は「方舟へ至る鍵」であるという話だった。
 それがどこの鍵なのか、どうすれば鍵としての役割を果たすのかは店主には分からないようだったが、
 御守りには祈願成就の四文字が書かれていたために、とりあえず私はその御守りに願ってみたのだ。

「荒唐無稽で、それこそ世の、月の理を捻じ曲げないと叶わない願い。
 叶わないつもりで願ったのだけど。まさか、別世界の月を使えば、叶えられるだなんてね。
 全く、面白い異変に巻き込まれたものだわ……月から逃げた私に、月を目指せだなんて」

 ルールを知らされた今ならば、その行為こそが鍵を鍵として機能させるものだったことが分かる。
 私は願ってここへ来た。それは事実。
 ――そしてその願い故に、いま私は、ベッドの上で悩むことになった。
 それはなぜか。簡単だ。私が木片に願った望みは、永琳にだけは知られたくないことだったのだ。

 むろんムーンセル・オートマトンによって呼び出される八意永琳が、
 自らの従者である八意永琳とは別人であるということは理解している。
 それでも心情的に、私にはこの願いを永琳抜きで叶えたいと言う強い気持ちがあった。
 だから永琳を召喚するのはダメだ。かといって優曇華やてゐでは勝ち抜くには力も逸話も劣る。
 となると、誰だ。

「妹紅……というのもアリかしら」

 次に思い浮かぶのは、藤原妹紅の名だった。
 不死鳥のスペルを使い、殺しても殺しても蘇って挑んでくる私の因縁の相手。
 何度も殺し合う中で実力は把握しているし、彼女もまた不死であるという点で魅力がある。
 なにより因縁の相手を従者として使役できるというのは、それこそ痛快ではなかろうか。
 そう思いかけたが、私は首を横に振った。

「……いえ、ダメだわ。あいつに借りなんて作りたくない」

 使役というのは名目上の話であって、今回私が召喚するのは望みのための協力者である。
 妹紅を召喚しようと無理やり協力させればいいわけだが、個人の心情的には借りを作るも同然だ。
 もちろん永琳と同じく、歴史から再現された別人と割り切ればそれまでだ。
 それでも、歴史から作られた仮初だとしても、私は藤原妹紅に頼みごとをするなど・……。

「――歴、史?」

 歴史。
 思案にふける私の脳裏に、その2文字が、留まった。

「待って。――サーヴァント、は。歴史から、作られるのよね」

 確認するような口調で、私は天井に向かって呟く。
 そう、サーヴァントは歴史をもとに構成される。
 観測者である月が観測した人類史のデータベース、その情報から形作られる。
 とすれば。敵となるサーヴァントの歴史を知ること、
 知る手段を持つことが勝ち抜く上で重要な要素であることは明白だ。

 そして幻想郷には。
 歴史を知るだけではなく、歴史を「喰う」ことができる力を持つものが、居る。
 藤原妹紅の理解者でもあり、幻想郷の歴史の編纂にも協力している、彼女。

「彼女なら。「歴史」が作るサーヴァントを「喰う」ことも、できるんじゃないかしら?」

 がばりとベッドから跳ね起きて、私は数度目を瞬かせる。
 突拍子もない発想だ、と思う。実際にそれができるのかどうかも分からない。
 しかしもし出来るのであればそれはきっと、この戦いを生き抜く上での武器に成り得る。
 なにより。あの妹紅を理解してあげられるその器ならば。
 荒唐無稽極まる、今回の私の望みにも、協力してくれるかもしれない。

 ごくりと唾を飲みこんで、
 私は両手で古ぼけた御守りを包み込んだ。
 決めた。
 私が召喚するのは、彼女。クラスは、キャスター。

「お願い……」

 目を閉じ、祈る。
 そして、願う。

「お願い、上白沢慧音。私の“恩返し”に、協力して欲しいの――!」 



◇◆◇◆



「それで……私を喚び出した、というわけですか。ずいぶんと、遠回りをしたものですね」
「……仕方ないじゃない。私にだって、その……隠したいこととか、
 見せたくないこととか、知られたら恥ずかしいものとか、いろいろ……あるんだもの」
「別に、そのことを責めてはいませんよ。むしろ少し、親しみが湧きました」

 妹紅とのやりとりを見るに、あまり素直ではない子だと思っていましたから。
 と、人間の里で寺子屋の教師もやっているキャスターは私に向かって言った。

「なっ……」
「言い返せないでしょう? もうとっくに、あの子との因縁なんか気にしていないでしょうに。
 とはいえ、それはあの子も同じ……むしろ、吹っ掛けた側のあの子のほうが重症か。
 ……まあその辺りの取り持ちや見守りは、本物の“私”に任せることとして……」
「そっ、そうよ。今はそれは関係ないわ、そんなことより、確かめることがある」

 突然心の深い所に斬り込まれてペースを乱されながらも、私はキャスターに確認を求めた。
 ――場所は変わらず、月海原学園のマスタールーム。
 しかし今そこには私一人ではなく、私が召喚に成功したサーヴァント、キャスターの姿もあった。
 私とキャスターは机を挟んで向かい合うように座り、互いの意志の確認を行っているところだ。

「貴女に私に協力する意思はあるか。それと、貴女はサーヴァントの歴史を喰えるのかどうか」
「その質問については、1つずつ答えていきましょう。まず1つ、サーヴァントを喰えるかですが」

 条件付きだが、イエス。とキャスターは答えた。

「条件?」
「ええ。1つは、喰うサーヴァントの歴史の情報を、データベースたる月から引き揚げること。
 これができなければ、つまり相手の正体を暴かなければ、歴史を喰うことはできない」
「……それは確かにそうね」

 ちなみに、相手サーヴァントの情報を検索する場所として、月海原学園には図書室がある。
 その他、満月の夜の間であればキャスターはハクタク化して月の記憶にアクセスすることが可能だ。
 どちらかの方法をもってしてデータベースを閲覧検索し、敵の情報を手に入れる必要がある。
 これが1つ目の条件。

「そしてもう1つ。ムーンセルから召喚されたサーヴァントである私は、ムーンセルには逆らえない。
 首尾よく月の記憶から敵のデータを入手できても――喰いすぎは、怒られる。限度は、1騎につき1つ」
「1つ……か」

 そして2つ目の条件は、あまり良い条件とは言えなかった。
 曰く――該当サーヴァントの、「クラススキルを除く保有スキルのうち1つ」。「宝具のうち1つ」。
 あるいは、最初から所持している「宝具以外の武器のうち、1つ」。喰えるのはこの中から、1つだけ。

「全部喰いつくせるわけじゃないのね……」
「あるいは令呪を用いて無理やり行使すれば、出来ないこともないかもしれないですが。
 記録が主目的で作られたムーンセルに対してのその行為は、月への反逆。
 聖杯戦争からの脱落、抹消――そのあたりのペナルティを覚悟する必要があるでしょうね」
「反逆。罪」

 かつて月にて禁忌を犯したことのある私は、その言葉に殊更委縮する。
 縮こまった私を心配したのか、キャスターは「ただ」と前向きな捕捉をした。

「……ただ。相手サーヴァントではなくムーンセル自体に干渉する私の能力は、恐らく誰も止め得ない。
 スキル、宝具、武器の内から1項目。敵を知り、上手く選んで消滅させれば。
 立ち回り次第です。マスターが、私を召喚相手に選んだことは、愚策でも失策でもないと、思いますよ」
「キャスター……やっぱり、優しいのね、貴女」
「ふふ、個人的な見解を述べただけですよ、マスター。それに。2つめの返事は」

 協力するかどうかについての答えは。
 心情的には、ノー。と、キャスターは言った。

「え」
「無論、召喚された従者である以上、マスターに従うのがサーヴァントの役目だと理解していますし、
 令呪で無理に従わせなくても、協力しろと言うのならば、協力はする。
 けれど私は、もともと争いを好まない。それに――理を捻じ曲げる行為が「恩返し」になるとは、私は思いません」
「な……っ!」
「先に言っておくならば。願いそのものに、共感できないわけではないですよ。
 自分のせいで罪を犯し、月に帰れなくなった八意永琳を、月に帰れるようにしてあげたい。
 罪は消せずとも、緩和するよう、月に働きかける。立派な望みであることを、否定はしません」
「……じゃあ、なんで? なんで、協力してくれないの」

 私は理由の分からないキャスターの言葉に心をひどく乱された。
 望みを否定せず、むしろ立派だと褒めてさえいるのに、協力はしてくれない?
 私の恩返しが、恩返しになるとは思えない? 一体、なぜ?

 永琳を月に帰れるようにしたいというのは、おぼろげながら私が常日頃思っていたことだ。
 かつて蓬莱の薬という禁忌を犯し、私は月を追放された。
 これは自分で願ってのことで、罰を受けるのも、期限が来れば月に戻されるのも、
 自分では納得の上での行動だった。
 しかし薬を作らせた永琳は、薬を飲んだ私だけが月から追放されたことに罪悪感を覚えていたらしい。
 私を連れ戻しに来た月からの使者を率いるふりをして、
 彼女は月からの使者を全員殺害し――私と共に逃げた。罪を負うために。
 私を、永遠に月から遠ざけるために。自らの償いと、私の理想のために。

 でも、本当に時折。永琳が月を眺めて物思いにふけっているのを、私は知っている。

「永琳は……。私のために、きっと無理をしている。
 もしかしたら、今は月の都よりも幻想郷を心地よいと思ってくれているかもしれないけれど。
 それでも、私より永い間、ずっとずっと永琳は月にいて。思い入れがあるはずなの。
 なのに私のわがままに付き合って、里帰りもできなくなって。罪だってもう、千年は懺悔しているのによ?
 どう考えたっておかしいじゃない。許されるべきだと思うし……私だって、収まりがつかないわ!」
「では。
 その願いのために、貴女もまた、罪を犯すのですか?」
「……!?」

 それは死角外から放たれた矢にも似た言葉だった。
 キャスターは冷静な、諭すような瞳で私を見つめながら、ゆっくりと事実を告げる。

「この聖杯戦争を勝ち抜くということは。敵のマスターを、殺すということです」
「……」
「望みを持ち、自らの意思で参加してきた者もいれば、
 マスターのように自分の意志では無かった者も、偶然参加している者もいるでしょう。
 確かにマスターの願いを叶えるのに一番手っ取り早い方法は、ムーンセルを掌握することです。
 しかしそのために。八意永琳のために貴女が新たな罪を犯すことを――当人はどう思うのでしょうか?」
「うっ……」
「願いはいつだって、本人のエゴでしかない。
 だからこそ、その願いで誰がどんな気持ちになるのかを、考えて行動する必要がある」

 私は、マスターの行動は。
 恩返しではなく、恩の仇返しだと感じます。
 きっぱりと、まるで閻魔の断罪であるかのような強い意志を以って、キャスターは私に告げた。

 私は何も言い返せない。
 だって、図星だったから。

 永琳を喚ばなかったのも、妹紅を喚ばなかったのも、
 もっと言えば慧音を喚んだのだって、 
 心の奥底では――私が今言われた通りのことを、思っていたからだ。
 このやり方で願いを叶えても、きっと永琳は喜ばないって。分かっていたから、だ。

「でも」
「……」
「でも、じゃあ……どうすればいいの……っ?」

 分からされた私は。それでも往生際悪く、キャスターに問う。

「どうやったら。どうすれば……! 私はこの思いを、永琳に返せるの……!?」
「それは、宿題ですね」

 途方のない、難題です。とキャスターは言った。

「不老不死の貴方には永遠に等しい時間がある。急くことなく。ゆっくりと考えればいいのですよ、マスター。
 ただ今回私は、マスターがどんな行動を取ろうと、それを阻害はしません。
 もし今の話を踏まえて、それでもエゴを通したいと思われるならば、それもまた一つの選択。その手伝いをします。
 そして、ここではその望みを叶えず、この場の争いを止めると言うならば――無論それにも、協力いたしますよ」

 突き付けられたのは二択。
 おそらく後者こそがこのサーヴァントの望みなのだろうことを、文脈から私は感じ取る。
 願いのために罪を犯すのは、悲しい結末を生むだけだと。
 平和を願う半妖はそう私に進言しているのだ。……それは、分かる。理屈として、きっとそれが正解。

 でも、それでも。

 望みの形を成す月。
 その魔力が、私を迷わせる。

 絶対に叶わない願いを、叶える力。
 これはチャンス。これを逃せば、永琳は未来永劫、自分の罪を罰し続けるだろう。
 どれだけ私が楽しく生きようと、その裏でずっと、罰し続ける。
 死すら許されない永遠の中でいったいそれがどれだけ辛いことなのか、永遠を共に生きる私でも分からない。
 それを楽にしてあげたいという思いは――そのエゴは。
 正解じゃなくても、間違いじゃないって。そう思う気持ちも、私の中にはあって。


「……わ、私は……っ」


 およそ千年と少しぶりに。
 たったひとりきりで放り出された、この別世界の月の方舟にて。

 新難題「月を望む聖杯戦争」に、私が望む、答えは――――――。 





【クラス】
 キャスター
【真名】
 上白沢慧音@東方project
【パラメーター】
 筋力E(D) 耐久D(C) 敏捷C 魔力B 幸運C 宝具D
【属性】
 秩序・中庸
【クラススキル】
陣地秘匿:C
 陣地作成スキルの変形。後述の「歴史を喰う能力」の応用。
 例えばアインツベルン城の歴史を喰えば、城の歴史を詳しく知らない者からは、城の存在を秘匿できる。
 ただし、見えなくなるだけで存在はしている。また歴史を知っている者には効果がない。
道具作成:D
 歴史書の編纂者として、幻想郷に存在する旧文化的な道具や薬などの製造法についての知識を持つ。
【保有スキル】
妖怪変化:C
 ワーハクタクである上白沢慧音は、満月の夜の間のみハクタクの姿に変化できる。
 筋力と耐久のパラメーターが大きく引き上げられる他、この状態のみ後述の「歴史を創る程度の能力」が使用可能。
 また少々性格が好戦的になる。今回はキャスターのクラスで現界したため、補正は1ランクのみ。
【宝具】
『慧音の歴史書』
 ランク:D 種別:対歴宝具 レンジ:なし 最大補足:なし
 上白沢慧音が持っている歴史書。幻想郷の歴史が刻まれている。
 後述の歴史に関わる能力の発動をブーストする存在でもある。
【能力】
『歴史を食べる(隠す)程度の能力』
‐人間時に使用可能。記録されている出来事=データとしての歴史を食べて、無かったことにする。
 無かったことになっても事実が消えるわけではないので、通常なら見えなくなるだけだが、
 歴史のデータから形作られているサーヴァントに対してこの能力を使うことで、本当に無かったことにすることが可能。
‐ただしその行為はムーンセルに対する反逆行為ともとられかねないため、
 1騎につき「クラススキル意外の保有スキル」「宝具」「宝具以外の武器」のうち、1つだけを消すのが限界である。
 また、無かったことになった歴史は、上白沢慧音の消滅とともに復活する。
『歴史を創る程度の能力』
‐ハクタク時に使用可能。
 ムーンセル・オートマトンの記録データにどこからでも直接アクセスできるようになる。
‐また、上記2つの能力に関しては、ムーンセルに直接干渉するのでサーヴァントのスキルの影響を受けない。
【weapon】
『スペルカード』
 彼女のスペルカードの名前は歴史に関わるものが多い。
『角頭』
 ワーハクタクの角は頑丈。人間時にも、上白沢慧音の頭部は頑丈である。
【人物背景】
 満月を見ると白沢(ハクタク)に変身するワーハクタクの少女。
 普段は幻想郷の人間の里で、寺子屋の教師をしつつ歴史の編纂作業をしている。
 今回はその歴史書の執筆者としての功績がムーンセルに認められ、キャスターのクラスでの召喚となった。
 イレギュラー的にムーンセルへのアクセスが許されているのも、同じく歴史を記録するものという特性のためである。
 口調は中性的である場合が多いが、公式では丁寧語の描写の方が多く、
 おそらく心を許している者の前以外や公の場では丁寧語なんだろうということで丁寧語にしてみた。
【サーヴァントとしての願い】
 争いは好まず。聖杯戦争を止めたいと思っている。
【基本戦術、方針、運用法】
 基本的には真面目な半妖なので、マスターの意志に従う。
 ただし間違っていると思ったらその都度説教はする。今回のマスターの願いは、
 間違っているとは思うが理解できるものでもあるので、マスター自身に選択をゆだねた。
 開始時の夜は(おそらくだが)満月。ワーハクタクに変身できると思われるので、上手く能力を使っていきたい。


【マスター】
 蓬莱山輝夜@東方project
【参加方法】
 香霖堂にて手に入れた祈願成就の御守りの中にゴフェルの木片。
【マスターとしての願い】
 別世界の月を掌握し、輝夜の知る月にアクセスすることで、
 自らの従者たる八意永琳が背負う永罪を緩和するように働きかける……?
【宝具】
『蓬莱の玉の枝』
 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1
 蓬莱山輝夜はマスターであるが、宝具の持ち手でもある。
 穢れを吸収して成長する「優曇華」の木の枝。七つの実をつけている。
【weapon】
『スペルカード』
 彼女のスペルカードはかつて彼女が求婚者に与えた難題が元となった物、
 または自身の能力に関連したもの、新難題など多岐にわたる。
【能力・技能】
『永遠と須臾を操る程度の能力』
 「永遠」特定の対象の時間を停止させる、変化を拒絶する能力。
 「須臾」一瞬の間に自分だけの時間を割り込ませて、一瞬の中でいくらでも行動できる能力。
 まとめると時間間隔を操る能力ともいえそうだが、強すぎるので要制限。
 時間帯を大きく飛ばしたり同一時間帯に何度も出てきたりがこの能力のせいになってしまう。
『不老不死』
 永遠を操る能力を使って作られた蓬莱の薬を飲んだため、肉体的に死ぬことはない。
 どれだけダメージを負っても、髪の毛一本残らなくても霊体から肉体が瞬時に再生される。
【人物背景】
 月の都に住んでいた月の姫。
 禁忌を犯して月から追放されたが、それは退屈からの自発的な行動だった。
 追放されて地球にたどり着いてからは「竹取物語」とほぼ同じ流れを取るが、
 ラストシーンで月の使者を永琳が皆殺しにして輝夜と一緒に逃げたので月には帰らなかった。
 好奇心旺盛で、部下思いな一面もある。
【方針】
 優勝狙いか対主催か、はたまた選択から逃げ出すかは、次の書き手にゆだねる。
 慧音の能力を効率よく使用するなら学園の図書館への籠城という手もある。