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小日向未来&セイバー ◆Vj6e1anjAc


「あ……あの、えっと……」
 小日向未来は困惑したまま、かれこれ3分ほど立ち尽くしていた。
 原因は彼女のサーヴァントだ。自分を一瞥するや否や、一言も言葉を発しようとしない。
 最初のうちこそ、その容姿に息を呑んだものだったが、そんな態度を取られていては、イケメンもへったくれもない。
 むしろ無言のプレッシャーの方が勝り、どう対応していいのか分からず、ひたすらあたふたし続けていた。
「……その……ちゃんと、話してくれませんかッ……!?」
 どうにかこうにか、そう言った。
「………」
 背を向けるサーヴァントは沈黙したままだ。無視されたのかもしれない。
 そう思っていたのだが、次の瞬間、サーヴァントは、突然こちらへと向き直った。
 どうしても、びくっ、としてしまう。
 望んだ結果であるはずなのに、どうしても驚かされてしまう。
「……どうやら貴様に従わぬことには、私もここから出られんらしい」
 見とれるほどの美男子だった。
 膝裏まで届く銀髪は、さらさらと風に揺れながら、淡い光を放っている。
 切れ長の瞳は金に輝き、こちらをじっと見つめていた。見ているとそのまま吸い込まれそうで、直視することができなかった。
 その身に纏った白い和服は、日本の英霊であることの表れだろうか。
 右肩にかかった大きな毛皮が、銀髪と一緒に揺れていて、ひときわ存在感を放っていた。
 クラスはセイバー――剣士のサーヴァント。
 7つ存在するクラスの中でも、最優と謳われるクラスだった。
 もっとも、声をかけるのにも手こずったことを考えると、あまり素直には喜べなかったが。
「えっ、あの……」
「貴様の願いを言ってみせろ。叶える気がないとは言わせん」
 有無をいわさぬ口調だった。
 低く、しかし良く通る声で、セイバーはそう命令してきた。
「わっ、私の願い、ですかッ!? 私は、その……」
 これでは主従があべこべだ。
 とはいっても、黙っているわけにはいかない。
 聖杯戦争を勝ち抜き、叶えたい願いは何なのか。
 考える余裕もなかったことを、未来は必死に考える。
「……友達を、守りたいんです。あの子が戦わなくてもいい世界……そんな世界を作りたい」
 それでも思いつくまでには、それほどの時間はかからなかった。
 願うことなど最初から、たった1つしかなかった。
 小日向未来の願いとは、立花響の身の安全だ。
 彼女は世界を守るため、大勢の人を救うため、幾度となくその身を傷つけてきた。
 命の危機に貧しようとも、その歩みを止めようとすることもなく、この左手をすり抜けていった。
 そんな彼女を、放っておけない。
 これ以上苦しむ姿を見たくない。
 響が戦わなくてもいい世界――いかなる脅威もない世界。あらゆる願いが叶うなら、そんな世界を作りたい。
 それは未来の唯一にして、絶対的な願いだった。
「ならば行くぞ」
「えっ?」
 返すセイバーの言葉は、たったそれだけの言葉だった。
 その6文字だけを口にすると、踵を返して歩き出した。
 それだけ聞けば十分ということか。その願いを叶えるために、倒すべきマスターを探しに行こうということか。
「あ、あのッ! ……セイバーには……叶えたい願いは、ないんですか?」
 それは自分自身が叶えたい願いは、他にないということか。
 それがどうしても気になった。答えを聞きたいと思って、白い背中を呼び止めた。
 聖杯に願いをかける権利は、サーヴァントにもあるはずだ。
 それなのに目の前のセイバーは、未来の願いを聞き入れた。己の願いを口にせず、黙って進むことを選んだ。
 それは聖杯を使う権利を、必要としていないということか。
「……願いなどない」
 返ってきた言葉は、あまりにも短く。
 しかし一点の曇りもない、確信に満ちた言葉だった。
「他人に乞うべき願いなど、この殺生丸は持ち合わせていない」



【マスター】小日向未来
【出典】戦姫絶唱シンフォギアG
【性別】女性

【参加方法】
『ゴフェルの木片』による召喚。炎上するタワーの中で偶然触れた。

【マスターとしての願い】
響が戦わなくてもいい世界が欲しい

【能力・技能】
走力
 元陸上部の経歴を持つ。タイムが伸び悩んだため引退したが、未だに走力とスタミナは高い。

【weapon】
なし

【人物背景】
主人公・立花響の親友。同じ私立リディアン音楽院高等科に通っており。
響が迫害されていた頃を知っており、それ故か響に対して、かなり過保護な部分がある。

やや控えめな部分はあるが、しっかり者であり、響の良き女房役。
過去に彼女がどん底にあった頃を見ており、それ故に響を支えなければという想いは強い。

【方針】
優勝狙い。とりあえずちゃんと戦ってもらうためにも、セイバーとコミュニケーションを取りたい。



【クラス】セイバー
【真名】殺生丸
【出典】犬夜叉
【性別】男性
【属性】混沌・中庸

【パラメーター】
筋力:A 耐久:C+ 敏捷:A 魔力:B 幸運:C 宝具:A

【クラススキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師では殺生丸に傷をつけられない。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の動物の他、手懐けた妖怪であれば乗りこなすことができる。
 乗り物は乗りこなすことができない。

【保有スキル】
毒華爪:C
 強力な毒を持った爪。引き裂いた相手を瞬時に溶解させることができる。
 また、その副次効果として、自身の毒より弱い毒を無効化することができる。

変身:B+
 自らのカタチを変えるスキル。
 自分本来の姿である、巨大な山犬の姿に変身することができる。
 ただし、爆砕牙で戦った方が強いため、ほとんど使われる機会はない。

直感:A
 戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
 研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。

怪力:B
 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。

【宝具】
『爆砕牙(ばくさいが)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大補足:1人~50人
 膨大な妖気を帯びた殺生丸の妖刀。自らの体より生じた刀であり、彼自身の資質の表れでもある。
 破壊力の高さもさることながら、その最大の特性は、妖気が斬られた部分に残留することにある。
 このため妖気が消えない限り、斬りつけた対象に、半永久的にダメージを与え続けることができる。

【weapon】
なし

【人物背景】
偉大な犬妖怪を父に持つ大妖怪で、主人公・犬夜叉の腹違いの兄。
自らの血統に絶対的なプライドを抱いており、人間の血を持つ犬夜叉のことを蔑んでいる。
同時に、父の持つ破壊の妖刀「鉄砕牙」が、自分ではなく犬夜叉に遺されたことに対して、強い不満を抱いていた。

当初はあの手この手を使って犬夜叉をつけ狙い、鉄砕牙を奪おうとしたのだが、その度にことごとく失敗。
その最中、気まぐれに人間の童女・りんを救い、傍に置いたことによって、若干の変化が生じるようになる。
やがて鉄砕牙の目的が、犬夜叉の妖怪の血を制御することにあったことを知ると、徐々に鉄砕牙に対する執着も薄れていった。
後に、自分に遺された「天生牙」ですら、鉄砕牙の持つ危険な力・冥道残月破を切り離したおまけに過ぎず、
それも将来犬夜叉に与えるものとして用意されていたと知った時には、真意を見極めるために犬夜叉と対決。
最終的には父への執着と完全に決別し、犬夜叉に冥道残月破を与えた。
後にこのことがきっかけとなり、誰のものでもない己自身の力を求めた殺生丸は、遂に鉄砕牙をも超える刀・爆砕牙を発現。
父は己を超える潜在能力を持った殺生丸に期待し、敢えて父への執着を捨てるよう試練を与えていたのだと、その真意を理解するのだった。

冷酷非情を絵に描いたような男で、敵には一切手加減をしない。
しかしりんと出会って以降は、徐々にその心の中にも、優しさが芽生えていったような節が見られる。
非常にプライドが高いため、自分を貶めようとした者は決して許さない。

優れた血統の下に生まれたこともあり、その戦闘能力は凄まじく高い。
その身は残像を残すほどの速度で飛翔し、その爪は怪力と猛毒により、あらゆる敵を葬り去る。
原作者・高橋留美子によれば、「純粋な妖怪の中では当代最強クラス」とのこと。

ちなみに彼の持つもう一振りの刀・天生牙だが、聖杯戦争の原則を根底から覆しかねない刀であるため、没収されている。

【サーヴァントとしての願い】
この殺生丸に願いなどない。茶番はさっさと終わらせるのみ。

【基本戦術、方針、運用法】
絶大な戦闘能力を持つ殺生丸だが、協調性はどん底レベルに低く、非常に扱いが難しい。
当然同盟を組もうとする気も欠片もないため、他のマスターと協力する時には、大変苦労を強いられることになる。
また、その強すぎる力故か、意外と単純な思考回路の持ち主であり、マスターを直接狙った攻撃には弱い。
犬妖怪であるが故に嗅覚は鋭いが、高位の気配遮断スキルや、嗅覚を伴わない遠距離攻撃には意味がないので、十分に注意しよう。