――― たたかう ―――


  彼の頭の中にはそれだけしか存在しなかった。


      ――― たたかう ―――


  彼の元のマスターはそれしか選ばなかった。
  彼はそれに従い、地を駆け、空を舞い、敵を屠った。


      ――― たたかう ―――


  繰り出した剛腕の一撃が敵の肉を削るたび、マスターは敵に向かって暴言を飛ばした。
  吐き出した紅蓮の火球が敵をの全身を包むたび、マスターは声をあげて笑った。
  それだけ、ただそれだけ。


      ――― たたかう ―――


  弱り、傷付き、勝てないと分かっても、退くことはなかった。
  なぜならマスターが望んでいなかったから。
  例え死にかけても、命令に従い、攻撃の手を止めない。
  それが彼に科せられていた使命だった。


      ――― たたかう ―――


  幼い頃からずっと戦ってきた。
  逃げることがあったのは弱い頃だけ、今となっては相手を全滅に追い込んで勝つか、自身が瀕死の重傷を負って倒れるか。
  それでも、戦う。そうしなければ待っているのは瀕死よりも非道い制裁だから。


      ――― たたかう ―――
      ――― たたかう ―――
      ――― たたかう ―――


  ある日、彼は見てしまった。
  自分そっくりな、幸せそうなものの姿を。
  彼にはその光景が、今まで受けたどんな攻撃よりも深く突き刺さった。

  なぜあそこに立っているのが自分ではないのか。なぜここで血反吐を吐いてのたうちまわっているのが奴じゃないのかと。
  悔しかった。歯痒かった。憎かった。恨めしかった。
  そして誓った。
  『悪』になることを。
  『悪』に徹し、彼らのような『幸せ』をぶち壊してやると。
  そしていつか必ず、自分を『悪』にした『ニンゲン』という生き物を『悪の力』で殺しつくすことを。


      ――― たたかう ―――


  彼の名は『わるいリザードン』と言った。

  *  *  *

「そうか、お前が俺のサーヴァントか」

  スーツを着た男性は、自身が呼びだした怪獣と向き合い、手を差し伸べる。
  いつも彼がそうしてきたように。
  そしてこれからも彼がそうするように。

「俺は如月弦太朗!! 天ノ川学園の教師だ!! この春からの新任だけどな!!」


  わるいリザードンは伸ばされた手を弾き、
  そのまま大きな音を立てて歩いていった ▽


  だが、弦太朗は引き下がらない。
  折角大切な事を思い出したのだから。
  『天ノ川学園』での生活。
  『仮面ライダーフォーゼ』としての戦いの日々。
  『仮面ライダー部の仲間たち』との絆。
  わるいリザードンと出会い、自らを見つめ直すことで取り戻したかけがえのない『青春』。
  それが彼の背中を強く推す。

  そのまま遠ざかるわるいリザードンに走って追いつき、追い抜かし。
  面と向かってこう叩きつける。

「おい、リザードン!! テメェが俺を嫌いなのは構わねえ」

「でも覚えとけ」

「俺は、お前と必ずダチになる!! 例え死ぬことになろうとな!!!」

  そして、この会場の奴らともだ、と付け加え。
  胸を二度叩き、リザードンを指す。
  学生時代からの……いや、もっとずっと前からの、『如月弦太朗』の癖だ。

  そのままバッチリ決まったリーゼントを一撫でし、朗らかに笑う。

「つーわけで、これからよろしくな」

  もう一度差し伸べられる手。
  リザードンは器用にも『もう面倒だ』と取れる表情をしてみせ、そのまま弦太朗を放って歩き出した。
  最初の『幸せ』を破壊するため。



【クラス】バーサーカー
【真名】わるいリザードン@ポケットモンスターシリーズ

【パラメーター】
 筋力C 耐久B- 敏捷A 魔力C++ 幸運E 宝具B

【属性】
 ・ほのお・ひこう

【クラススキル】
 『狂化:EX』
 魔力と幸運を除いたパラメーターをランクアップさせるが、言語能力を失い、複雑な思考が出来なくなる。
 普通はC扱いだが、もともと喋れない上に思考も『たたかう』しかないので狂化の効果がほぼ無くなっている。

【保有スキル】
『サンパワー:A+』
 夢を現実にした者だけが与えられる『蹂躙する力』。
 戦闘時、フィールド内の天候が「はれ」の場合に発動。
 自身の体力を削る代わりに魔力を大幅上昇させる。

『こうかはばつぐんだ!:EX』
 相手が下記の『属性』を持っている場合、自身の攻撃の威力を倍増させる。
 重複の場合は倍倍で威力があがっていく。
 くさ・こおり・むし・はがね
 重複の場合は半々で下がっていく。
 また、下記の『属性』で攻撃された場合、自身の受けるダメージは半減する。
 ほのお・くさ(×4)・こおり・じめん(完全無効化)・むし(×4)・はがね・フェアリー

 相手が下記の『属性』を持っている場合、自身の攻撃の威力は半減する。
 重複の場合は半々で下がっていく。
 ほのお・みず・いわ・ドラゴン
 また、下記の『属性』で攻撃された場合、自身の受けるダメージは倍増する。
 重複の場合は倍倍でダメージは増えていく。
 みず・かみなり・こおり・いわ(×4)

 このスキルはリザードンと戦闘を開始した瞬間に発動され、戦闘が終了すると切れる固有結界。
 この属性からなる結果はいかなる宝具でも覆せない。が、一部のアイテムで簡単に覆る。

【宝具】
『限界への挑戦者(けいけんちをもらった)』
ランク:D+ 種別:強化 レンジ:1 最大捕捉:1

 常に発動されている宝具。
 戦いを行い、自身が勝利を収めるか介入してきた他者が勝利した場合に効果を発揮する。
 倒した相手から『けいけんち』を受け取り、レベルアップすることができる。
 レベルアップを重ねることでパラメーターが少しずつではあるがAランクへと近づいていき
 レベル40到達でオールC以上
 レベル60到達でオールB以上
 レベル80到達でオールA以上
 レベル100到達でオールA+となる。
 なお、スキルの付加効果による増減は打ち消されない。
 そして、このリザードンは『もらったポケモン』なので『けいけんち』がおおめにもらえる。

『夜天を往く漆黒の双翼(ナイトリザードX)』
ランク:B 種別:強化 レンジ:1 最大補足:-

  自身を強化する宝具。令呪を1画行使することでのみ使用できる。
  この宝具を使うとリザードンは『リザードンX』に進化する。
  属性がほのお・ドラゴン、固有スキルサンパワーがかたいツメ(筋力+)に。
  そして後述【weapon】がフレアドライブ・ドラゴンダイブ・きあいパンチ・じしんに変化。
  相性も変化する。

【weapon】
 フレアドライブ   ドラゴンダイブ
 つめではじく    連続ファイヤーボール
 基本技以外にもスマブラ出演したリザードンのような立ち回りは可能。

【人物背景】
 とりつかれたように炎の塊を吐き出して、あらゆるものを焼きつくそうとする。(紹介文)
 『われらロケット団』にて登場した、わるいリザードからの進化で呼び出せるわるいポケモン。
 ロケット団によって悪事のために生み出された可哀想なリザードン。
 マスター(トレーナー)以外、出会った生き物はほぼすべて敵という修羅の国出身。

 ちなみにもともとの飼い主は「ロケットだんいん」なので通信交換で貰った扱いになり、指示を無視して眠って回復したりする。
 レベル38なので4つ目までバッヂを持っているということを聞くようになる。
 と言っても、技を指示できるようになる他は特になにもない。

 性格:いじっぱり
 メガ進化を視野に入れたH・Aぶっぱのヤケモン型のため魔力が低め。

【サーヴァントとしての願い】
 特になし
 人間を苦しめる

【基本戦術、方針、運用法】
マスターの指示に従うこともある。 





【マスター】如月弦太朗@仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム

【参加方法】歌星賢吾経由で『ゴフェルの木片』を入手

【マスターとしての願い】わるいリザードンとダチになり、天ノ川学園に帰る

【weapon】なし。
     しいてあげるならゾディアーツと対等に渡り合った格闘センス

【能力・技能】
戦闘員複数名と渡り合える程度の格闘技術。
バイクを乗りこなす技術。
高校教師程度の教養。
そして異常なタフネス。
その他は一般人とそう変わりはない。

【人物背景】
性格は単純で熱血、しかし意外と鋭いところもある。
また、自己犠牲的な部分も見られ、本編中裏切られたり死にかけたりガチで一回死んだりと踏んだり蹴ったりな目に会っている。
行動は分かりやすく『善』に突っ走っていく。
教師になったこともあり、それがより顕著に表れているかもしれない。
ただ、だからといって『悪』を否定するかと言えば一概にもそうとは言えない。
『悪』である部分も受け入れてダチになるという部分もあり、そうやってダチになった敵幹部も居た。

出典は仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム
仮面ライダーフォーゼとしてタイマンをはっていたのも昔の話。
本編から5年の月日が流れ、今は天ノ川学園高校の教師である。
フォーゼドライバーは溶鉱炉に捨ててしまったため使えない。

【方針】
わるいリザードンとダチになり、他の参加者ともダチになる。
そして出来ることなら、『教師・如月弦太朗』としての道を歩いていく(自分ではなく誰かと誰かがダチになる手伝いをする)
最終目標は『犠牲者最少で聖杯戦争終了』
そのためにもまずはやっぱり、サーヴァントであるわるいリザードンとダチになる(三回目)