サモン・サーヴァントの呪文を唱えたら、自分の手にルーンが刻まれていた。
 何が起きてるのか解らない。

「あたし、レジーナ!ランサーよ。マスターの名前は?」

 いや、本当は解っている。
 聖杯戦争の事も、目の前の少女が自らのサーヴァントだという事も、何故か知識にある。

「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ……」
「長い名前~」

 夜空を見上げる。

「月が一つ足りないじゃない」
「あっ、違う世界からきたのね!トランプ王国って知ってる?」
「知らないわよ」
「そう。それで、ルイズの願いは何?」
「え……」
「あるんでしょ?」
「ある、けど……」
「なら、優勝目指して頑張るのよっ!」
 優勝の言葉に、体が震えた。
「だっ、駄目よ!人を殺すなんて!」
「じゃあ、優勝は止めね」
「へ……?」
 何を言ってるんだ、このサーヴァントは。
「だって、ランサーも優勝したいんじゃないの?」
「あたしは別に。美味しいスイーツが食べたかっただけだもの」
「なっ!?ななな、何よそれ!そそっ、そんなふざけた願いで!」
「だから、あたしはいいわよ。ルイズの願いを叶えましょ」
「でも、殺し合いなんて……」
「だから、優勝はしないわよ」
「はっ?」
 さっきから何なんだ、このサーヴァントは。
「あたし、命令するのは好きだけど命令されるのは嫌い。だから、ルイズの槍にはなってあげない。でも、ルイズがやりたい事は、手伝うわ。ルイズは、何がしたい?」
「私は、私はまほ……魔術が使いたい。もう誰にも、ゼロなんて呼ばれたくない!」
「でも、人は殺したくないのね」

 頷く。

「じゃあ、魔術の使い方を探しに行くわよ。もちろん、誰も殺さずに」
「そんな身勝手……」
「やりたい様にやっちゃえばいいのよ。人間はみんなジコチューなんだから。もしも間違えてたら、誰かが止めてくれるわよ。仕方ないとか、しょうがないとか、そんな理由でやりたくもない事やっても、後で悲しくなるだけよ。だから、ね」

 ランサーの指先が、こちらに向けられる。

「あたしがルイズを、素敵なジコチューにしてあげる」


【マスター】ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール@ゼロの使い魔
【参加方法】
ムーンセルによる召喚。
杖にゴフェルの木片が使われていた。
【マスターとしての願い】一人前の貴族になりたいが、そのために人を殺すのは嫌。
【weapon】杖
【能力・技能】
ルイズがどれだけ正確に呪文を唱えようと、それは失敗し、対象を爆発させる。
【人物背景】
トリステイン屈指の名門貴族であるヴァリエール公爵家(始祖は王の庶子)に生まれ、トリステイン魔法学院に進学した。
子どもの頃から一度も魔法に成功した事が無く、「ゼロのルイズ」と蔑称で呼ばれる事に強いコンプレックスを持つ。原因は、虚無系統のメイジである為。
出来のいい姉が二人いる事と自分がゼロである事から、親に期待されてないのではと思っている。
【方針】殺し合いには参加せず、魔術の使い方を探す?


【クラス】ランサー
【真名】レジーナ@ドキドキ!プリキュア
【パラメーター】
筋力E 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具A
【属性】
 混沌・中庸 
【クラススキル】
対魔力:E…魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。【保有スキル】
魔力放出:B…武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって、能力を向上させる。
飛行:C…空を飛ぶスキル。このランクなら、空中戦を行ったり、人一人を抱えての飛行が可能。
仕切り直し:E…戦闘から離脱する能力。逃走に専念する際に有利な補正が与えられる。
【宝具】
『あらゆるものを貫く光の槍(ミラクルドラゴングレイブ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:5人
一万年前から伝わる、プリキュア三種の神器の一つ。愛の力で利己的な心を切り裂く槍。
装備している間、幸運以外のステータスを1ランクアップさせる。
真名開放によって、穂先の光を撃ち出す。
【weapon】無し
【人物背景】
トランプ王国の王女マリー・アンジュの半心「父親への愛」がジコチューの体を得た存在。
わがままに振る舞っていたが、相田マナとの出会いによって、父であるキングジコチューへの愛情とマナへの友情の板挟みに苦しむようになる。
最終的に「どちらも好き」という結論に達し、キングジコチューをトランプ王国国王の姿に戻した。その後はプリキュアに協力して世界を救い、結果として英雄と認知されるに至る。
【サーヴァントの願い】今は、ルイズが魔術を使える方法を探す。誰も殺さずに。
【基本戦術、方針、運用法】
素のステータスは低いが、宝具と魔力放出スキルで接近戦が可能。そのため、燃費が悪い。
勝てそうになかったら、仕切り直しスキルで逃げる。